会議の議事録作成や音声情報の文字起こしが簡単にできるAIボイレコを使っている人も多いのではないでしょうか。
そのなかでも特にアプリの完成度やデバイスのクオリティが高く気に入っている製品がNotta Memo。
そんなNotta Memoが新仕様になって登場したのが今回レビューしていく「Notta Memo Pro」。
本体デザインの大幅な刷新もさることながら、機能性にも変化がある新モデルです。
今回はこのNotta Memo Proの新仕様を中心に、どんな魅力があるのかについて紹介していきます。
提供:Notta
Notta Memo Proの特徴
- 話者識別の精度が向上
- 静かな会議室で最大8m、部屋の端の声まで拾える広い収音範囲
- 録音最大約45時間、待機最大30日の大容量600mAhバッテリー
- オフラインでも録音・保存できる64GBの大容量ストレージ
- 録音状態をひと目で確認できる0.95インチAMOLEDカラー画面
- 専用ケーブル不要、手持ちのケーブルで充電できる本体内蔵USB-C
- 登録したWi-FiでNottaへ録音を送る自動クラウド同期
- 対面と通話を自動で判別し、切り替え操作がいらない録音モード
- 月600分の文字起こしプラン付き
- 本体のみ29,700円(税込)
これまでも発売されていたNotta Memoの新モデル。
デザイン性の刷新はもちろん、USB-Cでの充電に対応や切り替え操作不要の録音モードなど、新しい仕様がたくさん盛り込まれています。
そもそもとしてアプリの完成度が高いので、文字起こし精度や使い道というのは優秀。
そこに加えてハードの使いやすさに磨きがかかったといった製品です。
当たり前に録音や文字起こし、そして要約などのデータ自体の整理や活用ができるようになったからこそ、現在多数発売されているAIボイレコの使用の可否を分けるのは本体の使いやすさ。
というところでいろいろと調整を加えて、現在大量に発売されているAIボイレコのなかで差別化を図ろうとしたように感じました。
| 項目 | Notta Memo(前モデル) | Notta Memo Pro | 変化点 |
|---|---|---|---|
| 本体サイズ | 86.1×55.1×3.5mm | 77.2×56×3.9mm | 約9mm短く |
| 画面 | 白黒の小型表示 | 0.95型 カラー有機EL | カラー化 |
| 充電のしかた | 専用マグネットケーブル | USB Type-C | 汎用ケーブルに |
| 保存容量 | 32GB | 64GB | 2倍 |
| Bluetooth | 5.3 | 5.4 | 新規格 |
| カラー展開 | ブラック1色 | シルバーグレー/スペースブラック | 2色に |
| 声が届く距離 | 約3m | 約5〜6m(静かな会議室なら最大8m) | +2〜3m |
| バッテリー容量 | 470mAh | 600mAh | +130mAh |
| 録音できる時間 | 約30時間 | 45時間以上(1回の録音は最長5時間) | 1.5倍 |
| モード切り替え | 本体スイッチで手動 | 対面/通話を自動で判別 | 自動化 |
| クラウドへの転送 | 非対応(アプリで手動) | Wi-Fiで自動アップロード(2.4GHz帯のみ) | NEW |
| 話者識別の精度 | 71.24% | 90.51% | +19.27pt |
| 毎月の文字起こし | 月600分(従来は月300分) | 月600分 | 両モデル共通 |
仕様の出典:Notta公式製品ページ(2026年10月30日確認)。話者識別の数値はメーカー社内テストによる公称値で、実際の精度は録音環境などにより変わります。45時間はBluetooth接続時の満充電からの録音時間の目安で、1回の録音は最長5時間です。
AIボイレコとしてできること

今回は製品のアップデートポイントを紹介するので機能についてはざっくりと説明していきます。
前提としてAIボイレコなので、録音ができます。
ボタンを押すとすぐに録音開始状態に。
そしてこの録音データをアプリに転送すると文字起こしや翻訳などが行えます。
アプリの機能も充実しているので、自動話者識別や内容の要約、そしてSlackやnotionへの連携など、音声データの単純な文字起こしや整理だけに止まらず、いろいろなサービスと連携して使っていくことができます。
文字起こしの精度が高いのはもちろん良いことなのですが、データの共有や管理まで考えると他サービスと連携して使うことが前提となる場合もあるので、この辺りがネイティブで導線が考えられているのが非常に好印象。
ハードとしても機能性が高いうえ、ソフト自体も拡張性が高いというサービスです。
使い方はNotta Memo Pro公式取扱説明書・保証書から確認できます(2026年10月30日確認)。文字起こし・AI要約にはNottaクラウドへの転送とインターネット接続が必要です。
Notta Memo Proのできることと進化したポイント
特徴でも少し話しましたが、具体的なアップデート内容や、できることについては下記の通り。
- 待望のUSB-C対応
- 録音モードの自動切り替え
- Wi-Fi自動クラウド同期でさらに手軽に
- ブックマーク機能の搭載
- 薄型専用カバーでMagSafe化
- 月の文字起こし制限の緩和
1つずつ解説していきます。
待望のUSB-C対応

やはり大きいのがUSB-Cへの対応。
これまでNotta Memoでは専用のマグネットケーブルを使っての充電でした。
少し前にUSB-Cで充電できる専用ケースも発売されましたが、本体からの充電というところでは非対応。
これがついに本体から直接充電できるようになりました。
この仕様については人によって好みが分かれるところだと思いつつ、個人的には推奨派。
もちろん、本体の厚みが増すといったデメリットはあるのですが、それ以上に汎用的なケーブルで充電できるメリットが勝ります。
専用端子の場合、Notta Memoを充電するためだけに特別なケーブルを出しておかなければならないので、場所は取りますし気軽に充電もできません。
断線などしても交換対応に困るので、専用ケーブルはデバイスへの最適化は魅力ですが、使い勝手はあまり良くないです。
そんな課題もUSB-Cが直接挿せることで専用のケーブルが不要になり、汎用的なものでいつでも充電できるようになったのは魅力的。
これでいつでもどこでも気軽に充電ができます。
録音モードの自動切り替え

これまでは対面での録音と通話の録音はスイッチで切り替えるタイプでした。
しかし、Notta Memo Proからはこの切り替え操作はなく、本体が自動で対応。
これによってスマホを耳元に当てて使えば自動で通話モード、置いて使っていれば会議モードと、簡単に切り替わります。
録音前にスイッチを切り替える手間がなくなりますし、最適な音で収録できるというところで、より収録がスムーズになったと言えるでしょう。
Wi-Fi自動クラウド同期でさらに手軽に
これも新機能で、あらかじめWi-Fiを登録しておくと自動同期ができます。
Notta Memo Proが登録Wi-Fiと接続されたとき、録音データを自動でNottaのクラウドへアップロードしておいてくれるという機能。
この際に、Nottaアプリを開く必要もスマホと繋ぐ必要もありません。
前モデルではアプリを開いているときしか転送できなかったので、転送に制限がありましたが、この部分についても自動化が可能となりました。
やはり録音だけしておいて、自動でアップロードされてるのは体験としてスムーズで非常に快適。
これが機能としてあるかないかでも使いやすさが変わってくるので、かなり重要な機能なように感じました。
自動同期の条件(2026年10月30日確認):Wi-Fiの事前設定、ネットワーク接続、Nottaアカウントへのログインが必要です。詳細は公式製品ページをご確認ください。
ブックマーク機能の搭載
大量の音声のなかから、特に内容を確認したいポイントもあると思います。
そこで活躍してくれるのがブックマーク機能。
録音中にRECボタンを短く押すと、画面にブックマークのアイコンが表示。
録音自体はそのまま継続するのですが、押した時間に後から見返せるマーカーのようなものがデータでつきます。
これは録音中何回でもマーカーをつけられて、録音終了後のデータを見返すと、このマーカーをつけたところがブックマークとして表示されて、押したところにすぐジャンプできるようになります。
これによって、会議中とか録音中の重要箇所をテキストのなかから闇雲に探すのではなく、そのとき自分が重要だと思ったタイミングの場所から探すことが可能です。
薄型専用カバーでMagSafe化

本体自体はMagSafeに対応しているわけではないのですが、薄型の専用カバーがあり、これを装着するとMagSafeアクセサリーとして使うことができます。
もともとは専用のケースなどに入れて運用することが多いAIボイレコでしたし、前作もこのタイプ。

でも直接貼り付けできるような形になるとクリアな集音も期待できるし、取り外しも便利で使い勝手が上がったように感じます。
よりスムーズに日常に溶け込みながら使える感じが好印象です。
月の文字起こし制限の緩和
これまで無料の文字起こしプランでは月に300分の文字起こしまでだったのですが、この無料プランの文字起こし制限が600分に緩和されました。
これについてはNotta Memo Proや既存のNotta Memoのようなハードウェアを購入した人全員が対象となっており、新規購入者も既存の購入者も対象です。
300分は心もとない感じがしましたが、600分あれば無料範囲でもけっこう楽しんで使っていけるのではないでしょうか。
1時間の会議をしても10回は記録しておける長さなので、自分のジャーナリング用とかで使うのであればさらに活用の幅が広がるのではないかと思います。
プランの適用条件(2026年10月30日確認):月600分は、一般のフリープランではなく、対象デバイスを連携した対象ユーザーに付与されるハードウェアプランの枠です。自分のワークスペースを持たず会社・チーム管理のワークスペースのみに所属する場合などは付与対象外です。
料金形態

Nottaの機能についてはしっかり使う場合は有料のプランに加入する必要があります。
前提、本体を購入しただけでハードウェアというプランは付帯します。
そのため、月に600分の文字起こしに加えて、その他の機能についてもある程度使用可能。
そこから、プレミアム、ビジネスとプランが派生していき、文字起こしの時間数に応じて好きなプランを選択してみてください。
| ハードウェア | プレミアム(1年) | ビジネス(1年) | |
|---|---|---|---|
| 文字起こし | 月600分 | 月1,800分 | 無制限 |
| AI要約 | 月100回 | 月100回 | 月200回/人 |
| ファイル取り込み | 月100件 | 月100件 | 月200件/人 |
| Notta Brain | 1,000クレジット/月 | 1,000クレジット/月 | 1,000クレジット/月/人 |
| 話者識別・同期・検索・共有 | ○ | ○ | ○ |
| 会議録画・チーム管理・CRM/Zapier連携 | — | — | ○ |
| 価格 | 本体代のみ | 12,100円 | 26,400円 |
料金の補足(2026年10月30日確認):表の12,100円/26,400円は、公式ストアの本体+1年プランセットと本体のみの税込価格の差額です。セット総額はプレミアム41,800円、ビジネス56,100円(税込)で、各1年プランの単体販売価格ではありません。
Notta Memo Proがおすすめな人
USB-Cでの充電と機能性を重視したAIボイレコが欲しい人
個人的にはそもそもAIボイレコとしては1番好きなメーカーのNottaがさらに使いやすい製品を出してきたというところでひたすら好印象。
というのも、デバイスが開発されてアプリがおまけにあるというわけではなく、アプリを最適化させるためにデバイスがあるといった流れなので、他社に比べてもアプリが非常に使いやすいと思っています。
文字起こしの精度が高いのはもちろんですが、外部サービスへの連携が豊富で、仕事でもプライベートでも活用しやすくなっています。
notionやGoogleカレンダーへアプリ自体の機能として連携できているのが非常に便利です。
もちろん、AIボイレコらしい文字起こし精度やAI要約、豊富なテンプレートの準備など、シンプルに使いやすいならではの機能や精度というのも十分に準備されています。
そんなアプリ自体が優秀なNottaがさらに物理的にも使いやすくなったというのがNotta Memo Proの強み。
日常的に使っていく物だからこそ、充電の問題をクリアして使いやすくなったのは非常に好印象。
これで毎日高性能な文字起こしアプリと製品をバッテリーの問題やより柔軟に使える機能性で使っていけます。
まとめ
さらに使いやすく進化したAIボイレコのレビューでした。
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