最近流行りのスマートグラス、現在はARグラスやAIグラスなど、使う場面に応じてさまざまな種類が発売されています。
そんななか、アウトドア用途に考えられた製品が登場しました。
それがサイクリングで特に活躍が期待できるスマートグラスである、「BleeqUp Ranger」。
サングラスのような見た目ですが、ここに録画機能や音楽再生機能、そしてアプリを活用したルートの記録などの機能が実装されています。
今回はBleeqUp Rangerを実際に使ってみて良かったポイントや気になったポイントについてまとめていきます。
提供:BleeqUp
BleeqUp Rangerの特徴
- 画質:1080p/30fps
- 臨場感のある一人称視点を残せる120度の超広角レンズ
- 激しいアクティビティでもブレを抑える電子式手ブレ補正機能
- YouTubeやSNS向けに撮影中も切り替えられる縦横のアスペクト比
- 連続録画時間:1時間 連続音楽再生:8時間
- 内部ストレージ32GB
- 周囲の環境音を聞き取りながら安全に使えるオープンイヤー型設計
- 優れた柔軟性と耐久性を誇る超軽量のTR90フレーム素材
- 雨や汗を気にせずアクティブに使えるIP54等級の防塵防水性能
- 定価69,990円(Amazon)
特徴としてはサングラス型の多機能スマートグラス。
サングラスらしく反射を抑えた風景を見られるのはもちろん、中央についているカメラで動画や写真の撮影も可能。
さらにはスピーカーも付いているので、オープンイヤーのイヤホンとしても活用できます。
移動したルートのトラッキングもできるので、かけているだけでサイクリング、ウォーキング周りであると便利な機能が集約されているという感じ。
1点注意はARグラスではないということ。
多機能に使えるものの、ディスプレイに映像が映るといった仕様ではないので、あくまでも撮影や音楽を聞くことができるといった製品になっています。
今までサイクリング中に複数の機器をわけて行っていたことが1つで完結するというのが魅力の製品です。
BleeqUp Rangerのデザイン
デザインはいかにもスポーツをするときにかけるサングラスといった見た目で、カジュアルにかけるタイプのものとは違う印象です。

そのため、デザイン的にもアクティビティを楽しむときほど合っているかなといったところ。
正面はサングラス部分と、中央にカメラが付いています。

ツルの部分にはタッチ操作の感知が可能なスペースと、ボタンが搭載。

このボタンの単押しや長押しによって電源のオンオフ、写真や録画の撮影などを行います。

ツルの端には充電端子があり、専用の充電器から充電をします。
重量は約49gとなっており、かなり軽量。

長時間つけていても違和感のない重さとなっていました。
BleeqUp Rangerでできること
ここからは実際にBleeqUp Rangerをつかってできることについて見ていきます。
サングラスとして使う
まずシンプルにサングラスとして活用可能です。
見た目はかなりギラっとしていて何も見えないんじゃないかと思わされるくらいなのですが、かけてみると思いの外視界の色味などが暗く調整された感じではなく、ナチュラルに見える感じ。
強めの反射を抑えて、日差しが強い日には非常に見やすい視界になるように感じました。
サングラスはどれも視界が暗くなるのが苦手でかけてこなかったのですが、これであれば視界の明るさとか色調は担保したまま、目に眩しすぎる部分だけ取り払ってくれるので、視界に関してはかなり好印象でした。
僕が詳しくなくて申し訳ないのですが、標準レンズは偏光レンズではなく紫外線カットのレンズだそう。
価格を考えると偏光レンズでも良さそうなのに偏光レンズではなくて残念、といった口コミのレビューを見かけました。
僕が普段サングラスをかけないので、このグラス自体の視界でもけっこう感動していたのですが、価格帯を考えるとグレードが低いかもしれない仕様とのことなので、サングラスに詳しい人にとってはちょっと物足りないのかもしれません。
オプションでZEISSのレンズを購入できるみたいなので、見え方をグレードアップしたい方はこちらも検討してみると良いかもしれません。
写真/動画撮影

メガネのツル部分を押すことによって、写真や動画を撮影できます。
画質についてはFHDの画質があり、それなりにきれいです。
本体には32GBのストレージがあるので、動画であれば5時間ほど撮影することができます。
写真についても32GBあるのでそれなりの枚数撮れます。
画質も良く、それでいて目線に合わせて撮影ができるといところで、胸のあたりでつけて撮影するアクションカメラや手持ちして撮影するスマホやジンバルカメラより、より自然な風景撮影ができるような気がしました。
カメラ類をまとめて本当の視線で撮影をしたい場合にはおすすめです。
音楽再生
ツル部分にスピーカーがあるので、メガネをかけているような自然な状態で音楽を聞いて楽しめます。
意外と音質も悪くなく、低音から高音まである程度バランスよくまとまって聞けるので、オープンイヤーとしてラジオ感覚的に楽しむのであれば悪くないかなと思いました。
また、メガネのツルと同一の形状というところで耳をまったく塞いでいないので、周囲の音も確認しやすく自転車乗車時の音楽再生にも向いていると感じました。
耳をまったく塞がないからこそ音楽再生にも向いているとは言いましたが、現在自転車の取り締まりが強化されています。
かけているか、使っているかではなく、警察官の声掛けに反応できるかとか周囲の音が聞こえているかが罰則対象の基準となるので、もしサイクリング時にこの機能を使う場合はくれぐれも周囲の注意は怠らないようにし、安全第一で活用してください。
行動記録

専用アプリから行動のルートを記録することができます。
かなり正確にトラッキングを自動でしてくれるので、アプリさえつけておけば、その日自分がどこを通ったのかを記録しておいてくれます。
このアプリ自体は動画のダウンロードとか、設定などで何かと使うので、このガジェットを使ううえで必要なアプリ上で便利な機能をまとめておけるのが便利です。
アクティビティデータについてはどれくらいの距離をどれくらいの時間で移動したかや平均ペースや獲得標高なんてデータも取得できていました。
BleeqUp Rangerの良かったポイント
ここからはBleeqUp Rangerの良かったポイントについてまとめます。
サングラスとして使いやすい
個人的にはサングラスとしての使い心地の良さが気に入りました。
見え方のところでも少し話しましたが、本当に自然に見ることができます。
かなり見た目はカラフルというか、反射も強くて何も見えないのではないかと思わされるほどなのですが、かけてみるとスッキリとした視界。
視界が著しく暗く悪くなるといわけではないので、サイクリングやドライブでかけても良いかもしれません。
本質的な見るというところについて、シンプルに視認性が良いというのが、大前提素敵なポイントだと思いました。
それなりの画質がある
小さいカメラでそこまで画質には期待できないのかと思いきや、思ったよりもきれいといったポイントも好印象。
FHDの画質があるというところで、思いの外色味もきれいで解像感もあり、まるで使えないといった画質ではないのは嬉しいです。
カメラが小さく、おまけみたいな機能なのかと思いきや、意外としっかりしてます。
色味も初期段階でもかなりきれいに見えるので、ここから編集すれば動画でも使えるレベルの動画になるのではないかと思いました。
オーディオグラスとして活用が期待できる
カメラが使えるだけではなく、音がしっかりしているというところでオーディオグラス的な活用も期待できるのが良いところだと感じました。
ディスプレイなしのスマートグラスとして使うのであれば、撮影や音周りの充実具合を重視したいわけですが、そこがしっかりしているという印象。
音質がそれなりであれば、それだけでも使用する可能性が生まれるので、機能性が無駄にならないように感じました。
場合によっては撮影しない日とかアプリでのトラッカーを使わないこともあるかもしれませんが、それでもシンプルに音楽を聞くイヤホンのように日常使いできるのであれば、活躍の幅が広がるかもしれません。
BleeqUp Rangerの気になるポイント
素晴らしい点も多数あるBleeqUp Rangerですが、気になるポイントについても共有します。
ARグラスではない
価格が高いので一見話題のARグラスとか、音声認識やテキスト表示でサポートしてくれるAIグラスのように思ってしまう人もいるかもしれませんが、BleeqUp Rangerはディスプレイ表示はなにもできない製品となっています。
完全にサングラスとなっているので、ガジェット的な要素は録画やオーディオです。
未来的なところを意識するならディスプレイにGoogleMapの表示があるといったようなところかもしれませんが、それは機能の範囲外。
ここは混同しないように、しっかり棲み分けて考えましょう。
バッテリー持ちには注意
カメラが付いているというところで、ロングツーリングで活用したいところですが、本体のバッテリー性能的に長回しはちょっと厳しめ。
動画を回すとなると、おおよそ1時間くらいのバッテリー持ちといったところでしょうか。
本体のストレージ自体は32GBなうえ、画質もFHDというところで、5時間くらい撮れるのですが、本体のバッテリーが追いついていない状態。
充電に関しても専用の充電器となってしまうので、気軽に充電できるというわけでもないのが難点。
他にも機能を使おうと考えると、どこで何の機能を使うのかは考えないといけません。
価格に対するバランス感
革新的な技術ではあると思いつつ少し気になってしまうが価格。
本体全体で約7万円です。
いろいろ機能がついているうえ、新時代の設計というところで高くなってしまうのには理解ができます。
とした一方で、例えばカメラ機能だけは諦めて高精度サングラス+オープンイヤー型イヤホンで楽しむとか、アプリは別途専用のツーリング用アプリを使うなど、個別分割するとかなり精度の高い業界最高峰の製品やツールが使えてしまうのではないかとも思ってしまいます。
オールインワンにしていることで、1つ1つの機能の精度自体は最高峰というわけではなく、それなりに使えるものが全部まとまっているといった印象。
技術の感動やオールインワンの魅力を取るのか、個別最適化された品質の良いものを使い勝手や機能性とトレードオフで選ぶのかを考える必要があると思いました。
まとめ
魅力的なスマートグラスのレビューでした。
新時代の製品、気になった方はチェックしてみてください。














