日々の振り返りや会議の内容のまとめなど、記録に残しておきたいけど、手書きとかテキスト入力はめんどくさい場面は多々あると思います。
そんな音声情報を扱う場合、最近はAIの力を使って精度高く録音をして、自分が頑張らなくても精度の高い記録や整理をしてくれる時代です。
そんな音声情報の整理を便利にしてくれるのが今回レビューしていく「AIKONIC AI NOTE」です。
精度の高い文字起こしや要約はもちろん、多彩なAI機能によって、音声を理解しやすい形で整えてくれます。
今回はAIKONIC AI NOTEのできることや実際に使って良かったポイントや気になったポイントについてまとめていきます。
提供:AIKONIC
AIKONIC AI NOTEの特徴
- 重量わずか28gの超軽量設計
- 64GBの大容量内部ストレージを搭載
- 最大40時間の連続録音に対応
- 録音内容をもとに、プレゼンテーション形式のスライドを生成
- 会議の論理構造を可視化するVisual Note機能
- 100以上の言語に対応する高精度AI文字起こし
- 50以上の言語に対応したリアルタイム翻訳
- 録音内容から復習用AI音声ポッドキャストを生成
- 毎月400分の文字起こしを含む無料プランを付帯
- 定価29,900円
スマホアプリで録音する手間を省けるAIボイスレコーダーです。
これがあればボタンを押すだけですぐに録音が開始できるので、いちいちスマホのロックを解除してアプリ起動→録音開始という作業をする必要がありません。
そのため、会議の進行を止めずにスムーズに録音するとか、急にかかってきた電話の内容でも録音をすぐに開始できるとか、日常の音声情報というのを逃さずキャッチアップすることができます。
録音した音声については高い精度で文字起こしや要約、そして内容のスライド化などを行うことができるので、内容を録音するだけではなく整理や理解についてもスムーズにできる動線が準備されています。
これまで自分でメモをとりながら話を聞いていた会議や電話でも、会話に集中し、まとめや整理はAIに任せることができます。自分の時間を確保しながら、内容を把握しやすくなるでしょう。
AIKONIC AI NOTEのできること
ここからはAIKONIC AI NOTEのできることについてまとめていきます。
録音機能

録音についてはシンプルに本体のボタンを単押しすると録音開始できます。
前提としてもし電源が入っていないのであれば、ボタン長押しで電源をオン、そしてボタンを押せばすぐに録音開始。
停止については再度ボタンを単押しすると止まります。
長押しは電源オフとなっていました。
非常にシンプルな動きになっているので、直感的に使い始められるのではないかと思います。
左のスイッチについては通常録音モードと通話モードを切り替えられます。

使用環境に応じて使い分けると良いでしょう。
録音した音声についてはスマホアプリの「AIKONIC App」を起動すると順次アップロードされていきますし、あとで聞き返すこともできます。

アップロード後の処理については後ほど解説しますが、必要な機能またはテンプレートなどを選択して、整理しやすい形式に整えていきます。
専用のMagSafeケースに入れてスマホ背面に取り付けていつでも持ち運びでき、この状態で使う場合はすぐに録音をするといった使い方もできるでしょう。

デバイス自体に64GBの容量があるというところで、録音についてはかなり長時間保存ができるようになっているので、容量不安はあまり感じずに運用できるでしょう。
文字起こし・要約
文字起こしや要約についてはアプリ側で行います。
ちなみにアプリについてはスマホアプリが説明書などでは案内されますが、ブラウザー版も使うことができるので、音声のアップロードが済んだあとは好きな方から作業を進められます。

今回はアプリ側で進めていきますが、音声をアップロードしたらそれだけでは何もない状態。
ここから要約などのボタンを押すことで、いろいろな作業が展開されていきます。
手順としては下記の通り。
- AIKONIC AI NOTEで録音
- AIKONIC Appへ同期
- 必要な機能またはテンプレートを選択
- Generateをタップ
- AI文字起こし、AI要約およびその他のAIコンテンツを生成
一番の目玉となる機能としてはやはりこの文字起こしと要約。
展開されたデータを見てみると、非常に高い精度で文字起こしされているとともに、要約も行ってくれます。
要約についてですが、30分以上ずっと話し続けているYouTubeの撮影中の音声を録音してみましたが、しっかりとそこで話した内容を要約してくれています。
長時間の会議などだとしても、内容を精査しつつ、要点を絞りながらまとめてくれるでしょう。
要約精度については特殊な固有名詞でもない限りかなり精度高くまとめてくれるので、内容がわかりづらくて困るといったことはないと言えます。
もう要約精度に関してはAIが満足ラインを引き上げてくれています。
文字起こしや要約で生成したデータについてはPDFなどの形式で出力も可能なので、自分の好きなツールに保存したり、誰かと共有したりも可能です。
翻訳

- AI要約:100以上の言語に対応
- ライブ翻訳:50以上の言語に対応
言語については100以上の言語に対応して録音や文字起こしができる仕様になっています。
そこに加えて、ライブ翻訳機能があり、これについては50言語以上に対応しているとのこと。
ライブ翻訳についてはAIKONIC App内で独立して使用する機能となっているので、アプリ側から使用しましょう。
プランによって時間の制限がありますが、翻訳用途でAIボイレコを導入したい人にとっても強い味方となる機能だと言えます。
AI機能
AI機能はかなり多岐に渡ります。
それこそ広義的なところでは文字起こしや要約がそもそもAIによる機能と言えるでしょう。
しかし、昨今製品の高性能化によって文字起こし・要約・翻訳などができるのは平常運転。
別のところでどのような機能が使えるのかが製品ごとの特徴と言えます。
そんななかAIKONIC AI NOTEはかなりAI機能が豊富です。
- ビジュアルノート
- スライドデッキ
- タスクリスト
- マインドマップ
- ポッドキャスト作成
それぞれ面白く、特に気に入ったのが「ビジュアルノート」「スライドデッキ」「ポッドキャスト作成」。
「ビジュアルノート」「スライドデッキ」は名前からもなんとなく想像できますが、制作の指示を出すとスライド化してくれます。
機能の棲み分けについては以下の通り。
- ビジュアルノート:録音内容の重要なポイントや論理構造を、視覚的に整理して表示する機能
- スライドデッキ:録音内容を、編集可能なプレゼンテーション形式のスライドに整理する機能


最近は内容を読み取ってスライド化するAIボイレコの機能も見ますが有料という場合も多いので、無料プランの範囲でもある程度使えるのは嬉しいポイント。
かなり多くのテンプレートがあり、そこから選択するとそのテイストにあったスライドが生成されます。
要約をテキストで出して読むのも良いですが、視覚的にわかりやすいと内容の理解が捗るので、スライド化してくれるのは嬉しい機能。
そしてユニークなのがポッドキャスト生成。
ポッドキャスト生成のボタンを押して生成を開始すると内容を読み取って、会議内容などを会話形式で話すような音声コンテンツを生成してくれます。

それこそ僕のYouTubeの撮影内容は本来自分1人しか話していないわけですが、その内容を2人のナレーターが掛け合いを入れながら自然な会話調で解説してくれます。
どのように進行するか、解説する際の言語をどうするかなどは詳細に設定できるので、ここから自分で聞きやすい形式に整えていくのがおすすめです。
何かの作業中にその会議内容や音声の内容を流しっぱなしにしながら内容把握できるのは使える場面がありそうですし、おもしろい試みだと感じました。
AIKONIC AI NOTEの料金形態

料金形態については詳しくは画像を参照。
無料プランに加え、有料プランが2段階用意されているような形態。
このプラン設定は一般的なところだと思います。
無料段階でも文字起こしや要約が400分使えるというところで、他社は300分であることが多いので優位なポイントのように感じました。
また、AI機能についてもまったく使えないというよりは無料プラン段階でもある程度使える設定になっているので、無料プランで試して感触が良かったら有料に移行できる動線が整っているように感じています。
まずは無料プランで試し、必要に応じて有料プランも検討してみてください。
AIKONIC AI NOTEの気に入ったポイント
ここからはAIKONIC AI NOTEの気に入ったポイントについてまとめていきます。
要約精度は当たり前に良い
当たり前ですが要約精度がしっかりしています。
この後もいろいろ気に入った機能を紹介していますが、そもそもとしてこれはAIボイレコであり、メインの機能は録音と文字起こし。
だからこそその文字起こし精度とか、それに付随する要約精度が重要になると思うのですが、この辺りはまったく不安を感じないほどしっかりとした精度で要約をしてくれます。
具体的には自分のYouTubeの撮影中の録音をしたのですが、何度も言い間違えて同じことを話している場面もあるのに、そこは不用意に強調するわけでもまとめのときに繰り返してしまうのでもなく、1つのトピックとして修正してまとめられています。
また、日本語としての文章の破綻なども見られず、長い内容を適正な長さでまとめ、元の録音音声が30分以上だとしても5分程度で流し読みできるようなボリュームにおさまりました。
すべての音声を確実な形で文字起こしや要約できるわけではないという前提はありつつも、今回自分が試した録音音声においてはどれも内容が破綻することなくしっかりと内容理解が行えるレベルの文章を生成してくれています。
自分が試した日常使用の範囲では特に困ることがありませんでした。
このように、ベースの機能がしっかりしているというところで、日常的な使用にもしっかり耐えてくれるところが好印象です。
AI機能が意外と充実している
最近は各社AI機能についてはかなり力を入れているのですが、そのなかでも最前線を張っていけるのではと思うほど、AI機能が豊富だしクオリティが高いと思いました。
例えば翻訳言語は充実していてもライブ翻訳言語は少ない製品もあるなかで、ライブ翻訳についても50言語以上に対応していたり、さまざまなテンプレートから選べるスライド生成やマインドマップの作成など、かなりいろいろな機能が使えます。
音声の情報だからこそ、それをどのように整理していくだとか、どのように自分が理解していくのかというところが重要になっていくと思うのですが、その部分がテキストの要約だけではなく多様な選択肢のなかから整えていけるのが魅力的でした。
自分に最適な方法を選ぶこともできますし、共有したい人がわかりやすい形に変えることもできます。
要約と翻訳くらいが通常で、スライド作成とかその他機能は有料プラン限定、もしくはないという製品もあるなかで、この多機能さは優秀だと思います。
ポッドキャスト機能がユニーク
これは他社の製品やサービスでもあまり見ない機能でありつつ、精度もそれなりに高くて面白かったです。
押すだけでAIの進行役が内容を要約しながら勝手に話してくれます。
意外と内容もまとまっていて流し聞きするのにちょうど良いですし、時間も元尺が30分くらいあるところをしっかりまとめて5分程度にしてくれてました。
この尺は内容によって変わるようなので、必ずしも5分程度にまとまるというわけではないようです。
内容は把握したいけど、テキストで読むのは疲れるみたいなものに関してラジオ感覚で流しながら要点を掴めるのは楽ですし、AIKONIC AI NOTEを使いたくなる優位なポイントにすらなると思います。
意外とありそうで体験したことがなかった機能なので楽しく使えました。
AIKONIC AI NOTEの気になるポイント
素晴らしいポイントもたくさんあるAIKONIC AI NOTEですが、気になるポイントについても共有していきます。
外部サービスへの連携は弱め
外部サービスとの連携は今回探した限りでは見つけられませんでした。
作成した要約やスライドの使い道としては、このAIKONICのサービス内で管理するというよりは、議事録であれば見せる相手がいるし、自分用だとしてもまとめは別のメインアプリがあるのではないでしょうか。
会社であれば連絡用のSlackや自分であればNotionなどが想定できます。
自分自身も自分の悩みとか打ち合わせ内容とかタスクについてはNotionで管理しているので、基本的に何か活用したい録音音声のまとめをしたテキスト情報はNotionに集約したいところ。
しかし、AIKONIC AI NOTEについてはPDFやテキストで出力ができてもアプリにそのまま出力することはできないので、一度別形式で出力したあと、自分で貼り付けなどの作業を行う必要があります。
ここがもし出力先にアプリなどが指定できる作りになっていると、余計に自分で操作をする手間がなくなるのでよりスムーズにデータ活用ができると感じました。
データのクオリティ自体は問題がないので、そのデータの活用動線の拡充は今後期待したいところ。
有料プランは若干割高
料金形態について、先ほども一通りまとめたのですが、有料課金となると他社と比べて若干割高感があります。
無料枠では月間の文字起こし時間が少し多いくらいなのですが、有料枠になると、他社には、探せばさらに価格が安いプランもあるでしょう。
単純な文字起こし性能だけを取り上げてみてしまうと、価格が高めな印象を受ける人もいるかもしれません。
もちろんAI機能のクオリティがかなり高いことや一概にサービスを比較できないということは理解していますが、AIボイレコ関連は有料プランの価格がおおよそ同程度になっているので、価格のみを見てしまう場合競合との差を少し感じます。
とはいえ、スライド作成機能やポッドキャスト生成機能など、魅力的な機能も多数あるので、この辺りの機能を使っていく人にとっては契約していくだけの価値があるとも感じました。
AIKONIC AI NOTEがおすすめな人
豊富なAI機能を使いながら音声情報を整理したい人
競合製品とも比べて優位であると感じたポイントはAI機能のクオリティの高さ。
これについては単純に要約精度が良いというのはもはや当然の話で、+αの付加価値の部分がポイント。
AIによる豊富な翻訳言語をはじめ、要約内容のAIチャット機能、多様なテンプレートから生成できるスライド作成機能やユニークなポッドキャスト機能も魅力。
音声情報を自分が理解しやすい形式でまとめたり、他の人が理解しやすい形式で整えられたりするのは強みだと感じました。
音声という大量な情報だからこそ、どのように整理してわかりやすい形式に整えるかが重要になってくるなか、言語による要約だけではない活用という切り口で勝負しているところに良い印象を受けました。
要約が良いのは前提としつつ、多様な形式で音声情報をまとめて活用したい人は相性が良さそうです。
まとめ
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