2024年3月19日、ついにYouTubeの登録者数が1000人を超えました。
チャンネル開設当初から目標にしてきた数字だったので、達成できたのが感慨深いです。
1000人という節目を迎えられたということもあるので、これまで意図的にまったく話してこなかった自分の経歴やクラフトデイズの成り立ちについてまとめてみたいと思います。
1000人到達するまで
とりあえずまずは1000人に到達するまでにかかった期間とか再生回数なんかについてまとめておきます。
かかった期間
1番最初に投稿した動画が2022年10月25日。
そこから1000人到達が2024年3月19日なので、約1年半ほどの時間がかかったことになります。
最初の3ヶ月くらいは1ヶ月100人ペースくらいで増えたので、「これは案外簡単に到達できるかも?」なんて考えた時期もあったのですが、謎のボーナスタイムはすぐに終わりその後は停滞期間へ。
ほとんど登録者数が増えない期間が半年くらい続きます。
と言いつつ、自分自身も停滞期間の半年は動画を本数多く出せていないので、原因に心当たりはある状況。
1回もバズらなかった
1年半もやっていれば1回くらいいい思いしたんじゃないの?っと思う人もいるかもしれませんが、残念ながらバズるということは一度もありませんでした。
何を基準にバズると呼ぶのかは基準が曖昧ですが、「公開してすぐに」「数十万回の再生がある」というようなことを基準として考えるのであれば、すぐに再生が回った動画なんて1本もありません。
1番見られている動画で4.5万回(2024年3月現在)、この動画も検索からじわじわと数字を伸ばしたのであって、一気に見られているわけではないです。
他にも複数本1万回を超えるような動画はありますが、どれも初速で走り切ったのではなく、検索でじわじわ再生回数を稼ぐような動画ばかりでした。
意外と甘くなく、厳しい現実です。
実は元聾学校教員
そんなコツコツと投稿を続けている僕ですが、実は元特別支援学校の教員です。(現在は転職してガジェット関係の職業)
もっというと、特別支援学校のなかでも数が少ない聾学校という聴覚に障害のある子どもが通う学校で教員をしていました。
たまに動画内で手話が出てしまっているので、手話を知っている人は探してみてくてください。(数字表現とかのときはかなり無意識に出てしまう)
最近ハマっているARグラスで字幕メガネとして使用可能なHELLO!MOVIEの話題をよく出すのは聴覚障害分野に関わっていたからという背景があります。
教員だからもちろん隠してた
いくらYouTubeが誰もが知っているプラットフォームになったからといって、教員やりながらYouTubeやっている人なんてそう多くないですよね。
もちろん僕も生徒や保護者、先生方に見られたら恥ずかしいし、何を言われてどんな扱いになるかもわからないからずっとこっそりやっていました。
顔出ししていなかった理由としては教員だったという要素が大きいです。
「人」で勝負ができないから情報に徹していたつもり
教員ということもあって自分のことをあまり話せない状態での投稿となりました。
一般的に最近のYouTubeでは、差別化をするために専門領域への特化や人軸でのファン化などが良いとされる傾向にありますが、自分を出しすぎてしまうとどこからか何かがつながって身バレしてしまうかもしれません。
別にバレたところで発信活動自体は悪いことでもないのですが、仮に自分が生徒で担任がYouTubeをこっそりやっているのを偶然知ったとしたらめちゃくちゃおもしろい!ってなってイジりますよね。
そうなると仕事への影響は必至なので、バレないで運営するというのは絶対条件でした。
そのため、自分がどんな仕事をしているとか、どんな経験があるとかということは極力話さず、あくまでも動画タイトルに沿った情報の共有に徹してきたつもりです。
自分の動画には自分を見に来てくれるというよりは、タイトルのキーワードに引っかかって、SEO的な流入による閲覧数が多いはずなので。
「自分をだすのはまだまだ、、、」というような気持ちでずっと運営をしていました。
最初はブログから始まった
現在1000人まで育ったYouTubeですが、始まりは今もこの記事を書いているブログがきっかけです。
もともとブログは5年くらい運営していて、それこそ教員になる前から書いていました。
教員になってお金が安定して入ってくるようになったの機にWordPressに移行したので、このブログ「クラフトデイズ」自体は働き始めてからの開設にはなります。
ブログを始めた理由
ブログを始めたきっかけはたまたま観音クリエイションさんが運営するmozlogの「稼いだお金を全部使う」という記事を見つけたことから始まります。
記事の内容が非常に興味深くて面白く、初めて個人ブログというものに興味を持って読み込みました。
観音クリエイションさんの記事を読んでいると、その日あったことや最近ハマっていること、買って満足したものの紹介など、あらゆるジャンルの記事がたくさん載っていて、文章で生活を記録している様子に憧れを持つように。
生活を記録しながら生活するのがいいかもしれない、これが原点だったような気がします。
興味を持ったものの文章で何かを表現する活動なんてこれまでまったくなく、日記すら書いた経験がなかったので、まずは無料ブログで始めてみることに。
生活で生活をしたい
観音クリエイションさんのもう一つ素敵だと感じたところは、ブログで生計を立てていたというところ。
日々のことを中心に書いている記事ですが、PV数と商品リンクなどが噛み合えば怪しい商材やコンサルなんかがなくてもある程度収入が期待できます。
この生活の様子とか感情が動いた体験を言語化して、それが自分の活動資金になり、さらに新しい体験や物の購入に繋がるという、生活で生活をしている循環に気がついたとき、ブログというメディアの可能性と面白さに強く惹かれました。
同時に、自分もせっかくだったら自分の生活全部をなるべく還元していきたい、みたいな気持ちを持つように。
YouTubeを始めた理由
5年前からブログを運営しているのに対し、YouTubeはまだ1年ちょっと。
正直YouTubeにもかなり興味はあったものの、ずっとやらずに避けていました。
純粋に自分が教員という立場だったため、声出しや体が映ることからの身バレリスクを考えて躊躇していたのですが、そうもいってられない時代に。
文字検索を自分がしなくなった
YouTubeを始めようと考えるようになったきっかけとしては自分が文字検索をする頻度が落ちたから、というのが体感として大きいです。
もちろん今でもブログを書いているくらいなのでブログも好きなのですが、新しいガジェットの情報を調べるときにGoogleで検索することはかなり減ったような気がしています。
どちらかというとXで新情報を見て、YouTubeで詳細の動画を探す、みたいな流れが最近は多いです。
収益を出しているブログではなかったですが(副業になってしまうので)、それでも誰にも見られないよりは見てもらえる方がモチベーションにも繋がります。
どうせやるなら自分のブログを育ててしまいたいと思ってしまうし、少し欲を言うならば、ブログで仕事ができるくらい大きくなったらそれはそれで嬉しいな、とも少なからず考えていました。
意外とバレないと思った瞬間
とはいえそんな動画というのはさすがに気が引けてYouTubeに挑戦しない日々が2年ほど続いたのですが、そんななかでとあるニュースを目にします。
2022年の夏頃に「スパイダーメーン」というチャンネルが世界最速で1000万人の登録者を達成したとニュースになりました。
僕は当時このチャンネルのことはまったく知らず、LINEニュースで流れてきた通知で知る程度。
軽く見て流してしまったのですが、後々このニュースを改め見て考えました。
「1000万人達成のチャンネルですら名前も知らないのに、無名の自分がYouTubeを始めたところでバレる確率なんて0に等しいのでは?」
思い返してみると東海オンエアとかコムドットとか名前くらいは知っているけどメンバーの顔は一切わからないとか、ガジェットYouTuberだって数十万人の登録者がいる有名な人は知っているけど、数千人くらいの人のチャンネルはまったく知らない。
リスクは確かにあるかもしれないけど、怯えるほどのリスクではなく、挑戦したいならやってみてもいいのではないかと考えるようになりました。
結果やっぱり退職まで誰にもバレなかったので、自分でYouTubeをやっていることを伝えてしまうとか何か気が付かれるミスをしてしまうとかがない限り、身バレしない気がします。
運営的には身バレするくらいバズった方がよかったのかもしれないですが、、、
YouTubeを始めてから変化
YouTubeもブログと同じような調子だろう、と特に大きな期待はなく続けていたのですが、ブログとは段違いの新しい体験や機会に恵まれました。
企業案件がめちゃくちゃ増えた
まず1番驚いたのが企業案件の依頼がめちゃくちゃくるということ。
ブログを運営していたときは、よくわからないデータ復元ソフトみたいなもののレビュー依頼くらいしかこないうえに、そんなソフトの依頼ですら半年に一度ほど。
あまり案件というのはありませんでした。
ですが、YouTubeを始めてからはチャンネル登録者数が少ないうちから案件の打診をされる機会が多く、ブログではなくYouTubeにメーカーは注目しているということを肌で感じることに。
最近では週に1回は依頼のメールがくるような生活が続いていて、すべてを受けていると本業にも支障がでてしまうので、自分のブログやYouTubeに合わない案件についてはお断りしているような状態です。
転職が決まった
企業案件だけではなく、企業から転職のスカウトがきました。
YouTubeのチャンネル登録者数が増えてくると企業への就職へも有利になるとは聞いたことがあったのですが、転職に繋がるとはまったく思っていなかったので本当に驚きました。
当時スカウトされたときのチャンネル登録者数は500人弱ほどで、正直まだまだ小規模なチャンネル。
いつかもしかしたらスカウトもあるかもしれないな、とは少し思っていましたが、まさかこんな小規模な状態で声がかかるとは思っていませんでした。
今は声をかけてくれた企業に転職をし、ガジェット関係の仕事をしています。
仕事の規模が大きくなってきた
商品の提供をいただけるだけでもちょっと前の自分からしたら大事なのですが、もう少しスケールの大きい話も最近はいただけるようになりました。
発表会への招待とか未発売品の先行体験など、これまでは単純に販売されているものの案件ですが、そこから一歩先の依頼をいただける機会が増えています。
まだ自分が知らないだけでチャンネルが大きくなればまだまだいろいろな依頼が来そうなので、今から楽しみです。
YouTubeの注目度は圧倒的
これまでの経験で感じるのはYouTubeの注目度はいまだに圧倒的だということ。
正直YouTubeを始める前はもうすでにYouTubeも終わって始めていると思っていました。
YouTuberが小中学生の将来なりたい職業ランキングに入ってきたのが今から5年ほど前で、ちょうど僕がブログを始めた時期にYouTuberが話題になっていた気がします。
そのときですらもう「YouTubeは終わりかな」「もう稼げないでしょ」みたいに言われていました。
確かに稼げるかどうかの視点だと、YouTubeからお金をもらえているわけではないです。
しかし、YouTubeからはお金はもらえなくても、転職につながったり、企業案件をいただけたり、さまざな機会にいまだに恵まれるだけのポテンシャルがあるのは事実。
YouTubeを始めたからこそ体験できたことは数多く、これからもまだまだ広がっていく気がします。
YouTubeに代わるようなプラットフォームがまだないことを考えると、もうしばらくはYouTubeの力が衰えることなく続いていくのではないでしょうか。
自分だからこそできることを頑張りたい
偶然が重なる形でちょっとおもしろいキャリアが形成されている自分ですが、このキャリアにはブログとYouTubeが大きく関わり始めてきました。
それこそYouTubeの影響は特に大きく、登録者1000人で満足することなくこれからも動画を投稿していきます。
今後については、こうしても自分のバックボーンも公開しきったというところで、自分だからこそできる領域についてもっと深く知って活動していきたいと考えています。
最近興味がある分野がARグラス。
本当に最近使い出したガジェットではあるのですが、このガジェットは自分の人生と方向性に相性がよいと感じています。
ガジェット好きで聴覚障害分野にもある程度知見がある人となると、ほとんどいないのではないでしょうか。
現在ブログやYouTubeだけではなく本業もガジェット一色で、教育や福祉にはまったく関係のない生活なのですが、やっぱりそれはもったいないと思っていて。
教育や障害分野が嫌いになったから離れたわけでは決してないので、何かしらの形でこれからも繋がっていたいとは考えています。
ただ、普通に関わるのではなく、どうせだったら自分の強みを活かして関わりが持てたらそれが1番なので、ガジェットと教育がよい形で関わり合える道を探して今後はより一層頑張りたいです。
まとめ
今回は自分の話を長々と書いてしまいました。
こんなに自分語りしてしまう記事は今後あまり書くつもりがないので、今回だけ許してください。
これからも変わらずガジェットへの発信を続けます。
次の目標は1万人!