5年前、初めてのiPadを購入しようとするときに1番悩んだのが「容量問題」。
64GBで足りるのか?それとも256GBを買うべき?どちらが正解なのか、、、
いろいろと試行錯誤した結果、初のiPadは64GBを選びました。
悩み抜いて購入したiPadですが、実際に使ってきてどうだったのか、容量について感じたことについてまとめていきます。
この問題は多くの人が抱えているようで、以前書いた記事では20万回ほど読まれる記事になったので、改めて記事に残しておこうと思います。
やっぱり足りない

結論はやはり「足りない」です。
容量は気をつけて使っていてもどうしても増えてしまう要因が待ち構えています。
OSやアプリのアップデート、写真/動画の保存など、簡単に容量を埋めてしまう理由だらけ。
こまめなデータ管理ができるのであれば64GBで運用することもできなくないのですが、気兼ねなく活用するとなると、気がつくと無くなってしまっているくらいの容量が64GB。
微妙なストレスが続く

少ない容量でもやれないことはないのですが、常に容量には気を向けないといけないのと、データ管理にはある程度のルールが必要となりました。
5年間64GBのiPadを使っていて気をつけていたことは下記。
- 写真/動画の保存は必要なものだけ
- Netflixやアマプラの動画の保存は極力しない
- アプリは必要最低限に抑える
- 不必要なファイルは保存しない
基本的には「いらないものは保存しない」ということ。
どうしても容量に限りがあるので、制限なく保存するということは難しいです。
そのため、必要なものだけを保存する、または使い終わったら削除するなどして、できるだけ容量を確保できるように気をつけました。
クラウド活用の道

「本体に空き容量がないならクラウド活用すればいいのでは?」
大正論ではあるのですが、めんどくささとコストの問題が僕は勝ってしまいました。
確かに今はクラウドサービスも充実しているので、それらを活用することで容量問題を解決することもできるとは思います。
ただ、クラウドサービスを利用するということは月額でお金がかかってしまうので、長期的に見るとなかなか踏み出せない現実も。
iCloud

仮にクラウドサービスを使うとして第一候補はやはりiCloud。
Apple製品であれば親和性が高いので、何かと使い勝手が良い。
今のところ無料分の5GBで粘ってますが、動画や写真を保存する目的以外にも、アプリのデータ連携などをがっつりしていくのであればiCloudの活用はけっこうあり。
僕が1番使っているGoodnotes6というノートアプリはiPhoneでもiPadでもMacBookでも作成したノートが見れる仕様なのですが、見るためにはiCloudの容量が必要。
他にも複数デバイスで見ることができるアプリを常用していくのであれば、保存問題と合わせて連携による容量消費問題も同時に解決できるので一石二鳥感があってお得に感じます。
価格も200GB月400円ならまあまあ。
- 50GB:130円
- 200GB:400円
- 2TB;1300円
Amazon Photos

これはかなりお得かもしれないサービス。
なんとプライム会員であれば容量無制限の写真ストレージを利用可能!
今はなきGoogleフォトみたいなサービスがAmazonに誕生していました。
動画ファイルは5GBまでという制約があるものの、プライム会員であるだけで写真ストレージ無制限はなかなか熱い。
プライム会員はAmazon Photos以外にも配送が無料になったりプライムビデオが見れるようになったり、月々約500円とは思えないほどのサービスが受けられるので普通に入り得だと考えています。
入っている方は活用して容量を問題が解決するし、プライム会員になっていない方は加入を検討してみてください。
- 5GB:無料
- 100GB:250円
- 1TB:1300円
GoogleDrive

Googleが提供しているサービス。
こちらも大企業なだけあって安心感がありますね。
100GB250円/月なので、50GB130円/月のiCloudとだいたい同じくらいの値段設定。
だいたい同じであれば親和性の高いiCloudを使いたいところですが、仕事などでGoogleのサービスをよく使う人にとっては容量問題に合わせて、資料の共有などの課題も解決できるかもしれないので、選択肢に入るかもしれません。
- 15GB:無料
- 100GB:250円
- 200GB:380円
- 2TB:1300円
コンテンツ消費ならいける

ブラウジングや動画視聴、電子書籍を読むなどの、コンテンツ消費であれば64GBでも余裕です。
基本的にネットに繋いで見るだけであれば本体容量を圧迫しないので、無理なく楽しむことができます。
本体に動画を何十本もダウンロードしておきたい!となると話は変わってきますが、ストリーミングで再生する分にはコンテンツ消費は余裕です。
僕の使い方だと基本的に本体にダウンロードする必要はないので、ストリーミングで問題なく生活できてます。
たまに電波が届かない場所に行く予定がある・絶対に再生を止めたくないということが事前にわかっている場合はダウンロードしていきますが、多くて2本程度なので、64GBでも多少空き容量があればそれくらいであれば保存して出かけることができます。
もちろん見終わったら削除は必須。
コスパは良い

最近iPadの値段が爆上がりしてますよね。
少し前は新型無印iPad64GBも5万円で買えていたのに、今では最新型無印は約7万円。
おそらく今後発売されるモデルについても値上げの波が止まらないことでしょう。
そんな中でやはり64GBは現行最小容量ということもあって、ラインナップの中では比較的求めやすい値段になっているかなと思います。
64GBの上は128GBがあればいいですが、ない場合は256GBとなってしまいます。
256Bともなると価格が一気に2万円くらい引き上がります。
メインで使うにはやや不安

iPadを1台メインで使っていくとなると、やはり64GBというのは若干心許ない容量といえます。
使えなくはないけれど、アップデートなどで使用できる容量はどんどん減っていくので、自由に好き勝手使うというのは難しくなってきます。
メインで使うということは写真や動画やアプリをどんどん入れたくなるかもしれませんし、好きなときに雑誌や映画を見るために保存してきたくなるかもしれない。
仕事の資料や授業のノートが思ったよりたまってしまって容量が圧迫されていく、、、
1台で全てこなすにはどこかで容量との問題に向き合う必要が出てきそうです。
サブ機には適した容量

個人的な最適解としては、iPadを2台持ちする人やサブ機的な使い方をする人にとっては最適な容量であると思っています。
- iPadに頼りすぎない
- 容量の感覚がある
- 用途が決まっている
これらの人にとっては、コスパよく買える選択肢のiPadとして64GBはかなりおすすめです。
実際に僕もiPad mini 6をサブ機として購入したのですが、これは64GBを選びました。
ですが、しっかりと用途を決めていたこともあってかなり快適に使用することができています。
サブ機としての運用法や見解については以下の記事や動画を参考にしてみてください。
悩んだときの考え方

どうしても容量に困ったときは今自分が使っているスマートフォンの容量と比較してみてください。
スマホのストレージがどの程度溜まっているかによって、自分がだいたいどれくらいの容量を普段の生活の中で使っているかを知ることができるわけです。
今使用しているスマホよりもたくさんのデータやアプリを入れる予定があるのであればスマホよりも大きい容量を。
スマホと同程度で済むというのであればスマホより容量が少ないiPadを。
基準が見えるとかなり考えやすくなるので、参考にして考えてみてください。
64GBがおすすめな人
- コンテンツ消費が主な使い道
- データの整理整頓をこまめに行うことができる
- 容量よりも値段を優先したい
ブラウジングや動画視聴が主な使い道の場合は64GBでも足りると思います。
また、必要なアプリだけを使う予定の人やデータをこまめに整理できる人は64GBでも無理なく使用し続けることができるはずです。
64GBを買うと後悔する人
- 大量の写真や動画を読み込む予定がある
- こまめなデータ管理はしたくない
ずっと保存しておくわけでなくても、一時的にでも保存する予定がある人にとっては64GBは考えものです。
例えば、写真や動画の編集をするときにSDカードからそのまま編集するのであれば問題ないかもしれませんが、一度iPadに移してから作業をする場合には一時的にでも容量が必要になってきます。
そのため、動画や写真を大量に扱う予定がある人にとっては64GBは使いにくい容量となると思います。
また、こまめなデータの整理を行いたくない人にとっても、その都度整理していかないと容量が埋まってしまう64GBを使用していくのは微妙なストレスがずっとつきまとうと思います。
まとめ
ストレージを使いできるわけでもないので、容量選びはかなり悩みますよね。
自分の用途をしっかりと把握して、最適な容量を選んでください。