iPadをSwitchの外部モニター化!|必要なアクセサリーについて|iPadOS17でUVC対応

iPadOS17についてあまり熱心に調べていなかったのですが、ものすごいアップデートが来ていました!

今回のアップデートによって、iPadの外部モニター化が可能になってSwitchの映像を出力することができるように!

これまでSwitchの映像を外出先で出力しようと考えるとモバイルモニターを使用しなくてはいけませんでしたが、このアップデートによってiPadをモニターとして使うことができるようになったということです。

必要な機材(アクセサリー)や接続方法、使用するアプリなどをまとめていきます!

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iPadOS17でUVCに対応!

これまでゲーム配信やPCにゲームの画面を映したいと思ったことがなかったのであまり知らない領域だったのですが、このUVCという規格にiPadOS17が対応したことで今回のiPadの外部モニター化が可能になったとのことです。

UVCとは

USB Video Class。カメラ機器のUSB接続に関する標準規格。同規格に対応した機器の場合、パソコンにドライバーを導入することがなく、デジタルカメラやウェブカメラの操作・制限が可能となる。

https://kotobank.jp/word/UVC-651166

今回はゲームの画面を映そうとしていますが、他の使い方としてはwebカメラなどの映像をiPadに出力して、簡単かつ高画質な映像でビデオ通話をすることなどが想定されているようです。

iPadをSwitchのモニター化するために必要なもの

それではiPadをSwitchのモニターにするために必要なものについて解説します。

USB-Cが搭載されたiPad

今回使う変換アダプタやキャプチャーボードといわれる機材はUSB-C対応のアクセサリー。

そして入力/出力などの機能の関係上、USB-Cのキャプチャーボードが必須なためUSB-CポートがついているiPadである必要があります。

最近のiPadを持っている人であれば問題ありませんが、無印iPadの第9世代やiPad Airの第3世代などを使っている人は注意が必要です。

対応するiPad

現時点で対応するiPadは下記。

  • 無印iPad第10世代
  • iPad Air(第4世代以降)
  • iPad mini 6
  • iPad Pro(2018年モデル以降)

比較的新しいiPadが対象なので、お手持ちのiPadを確認してみてください。

ipad mini

ドック/変換アダプタ/USB-Cハブ?

基本的にはSwitchから出力した映像をiPadに映すので、Switch側の送信用の準備が必要になります。

1番簡単なのは純正ドックのHDMIケーブルをこのあと紹介するキャプチャーボードに接続すること。

ドックを使用したくない人は今回僕が使用しているドックの代わりになる変換アダプタを使用すると、ドックなしでも映像出力をすることができます。

モバイルモニターとして使いたいのであれば基本的には純正ドックは使わないと思うので、ほとんどの場合変換アダプタを買った方が良いと思います。

USB-Cハブは失敗したけど

出力するだけであれば、普通のUSB-Cハブでも使えるのでは?と思ってSwitch側に普段使用しているUSB-Cハブを繋げてみたのですが、僕のものでは映すことができませんでした。

ただ、X(旧Twitter)でiPadをSwitchのモニターにしている人を探してみると中には普通のUSB-Cハブで映像出力をしているように見える人もいたので、機種によるのだと思います。

詳しく調べてないのでなんとも言えませんが、USB-Cハブ自体の入力/出力の仕様や電源に対する仕様などが関係している?

出力や受信についての知識が深くないので曖昧な答えとなってしまい、申し訳ないです。

キャプチャーボード

キャプチャーボードと言われるゲーム機の映像・音声をPCやiPadに出力するためのアクセサリーです。

難しい説明を抜きにすると、これがあるとSwitchの映像をテレビ以外にも映すことができるということ。

ゲーム配信などをする人にとっての必須アクセサリーのようです。

電源(今回紹介する構成は45W以上)

純正ドックの場合は付属のコンセントがあるので問題ありません。

純正ドック以外を使用する場合は、変換アダプタなどを使用するために高出力の電源が必要になると思います。

HDMIケーブル(必要に応じて)

Switchからキャプチャーボードに接続するために必要。

純正ドックを使って今回の接続をする場合には必要。

簡易ドックを使用する場合は、アダプタにHDMIが一体となっているかもしれません。

今回僕が使用している簡易ドックについてはHDMI一体型でした。

OBSアプリ

PCでライブ配信をする際に必要なアプリ。

アプリを起動することによって、アプリ内にSwitchの映像を出力できるという流れ。

純正で出力ができるアプリは特に用意されていないようなので、OBSアプリを自力で見つける必要があります。

使用機材

次に実際に使用した機材を紹介します。

変換アダプタ

Q.NAIVATYというブランドの変換アダプタ

どこかで見たことあると思ったら2年前にモノグラフの堀口さんが紹介していた商品でした。

純正ドックをそのまま使用するのであればこれは必要ありません。

僕は外出先でiPadをモニター化することを想定したため、ドックは持っていきたくないということで、ドックの代わりになる変換アダプタを購入しました。

このアダプタをSwitchに繋げることによって、ドックと同じ機能を使用することができるようになり、映像出力や充電に対応します。

キャプチャーボード

BottHealthというブランドのキャプチャーボードを使用しています。

価格はセールで2000円くらい。

キャプチャーボードを選ぶ場合は対応する画質だったり、フレームレートだったりが関係するようで、今回購入したのは低価格のキャプチャーボードになるので、画質もフレームレートも良くはないと思います。

画質がフルHD1080Pのフレームレートが30FPSなので、解像感が重要で動きがシビアなゲームをしたい人にとっては厳しいスペックかもしれません。

ただ4Kの60FPSとかはザッと見た感じ5000円は超えそうだったので、とりあえずどれくらい使うかわからないということで低価格品を選びました。

電源

CIO

今回使用したドックの変換アダプタは45W以上の充電器が必要とのことでした。

ということで、少し前にたまたま購入していた65Wまで対応のCIO/NovaPort DUO 65Wがあったのでこれを使用。

問題なく動作しました。

この充電器であれば65Wまで対応しているので、もう一口スマホ程度であれば同時に充電しても電力的には問題なさそうです。

OBSアプリ

今回はCamo Studioを使用しています。

瀬戸弘司さんの動画で紹介されていたアプリを使用しました。

今回僕はSwitchの画面を映すという使い方しかしていませんが、実際にはゲーム配信用のたくさんの機能が使えるので、iPadだけで簡単にゲーム配信を行うということができるようになりました。

接続方法

  1. Switch
  2. 変換アダプタ&電源
  3. キャプチャーボード
  4. iPad
  5. アプリを起動

上記の順で接続してください。

変換アダプタに電源を挿してないと動かないので要チェック。

全部繋いだ状態でアプリを立ち上げると自動で画面が映し出されました。

プロコンが使える

当たり前と言えば当たり前だけど嬉しかった機能。

Switch自体はこれまでと同様ドックに挿してあるのと同じ状態なので、Switchに接続してあるプロコンはそのまま使用することができました。

今やっているポケモンユナイトというゲームはプロコンで慣れてしまって、他のコントローラーや操作方法だと全く上手くプレイできないのでプロコン対応が本当に嬉しい。

イヤホンはiPadに接続されているものを使用可能

Switchの音声がiPadの中にアプリを通して流れているということでiPadに接続されているイヤホンを使用可能。

普段使用しているイヤホンをシームレスに使用できるのは快適ですね。

遅延はそこまで感じないけど

瀬戸弘司さんの動画を見ると遅延があるように感じたし、実際本人も動画内で遅延があるというように話していました。

確かに若干反応が遅いかな?と感じる場面もありましたが、僕もプロでやっているとか競技シーンで戦っているとかそんなシビアな環境でゲームをしているわけではなく趣味でやっている程度なので、正直そこまで遅延は気になりませんでした。

家のWi-Fiとかの関係なのかドックとモニターのいつもの環境でプレイしていても若干モタつくくらいなので、平常運転といった感じ。

でもさすがに対人ゲームをメインでプレイし続けるのはけっこうストレスかかりそうです。

どうぶつの森とかポケモンとかなら問題なくプレイできそうでした。

僕がよくプレイをするポケモンユナイトは若干遅延感じるのでできないほどではないけど少し不快。

スマブラとかFPSは多分これではやらないレベルかなと感じています。

遅延は高級なキャプチャーボードで解決できるかも

購入して比較検証をしていないのでなんとも言えませんが、おそらく品質の良いキャプチャーボードなどを購入すると遅延に関しては改善があると考えます。

それこそ今回僕が買ったキャプチャーボードは30FPSでそもそも動きがそこまで良くないモデル。

また、データの転送速度もそんなに早くないはずです。

上位機種を見ていると動作の遅延0.1秒以下のようなモデルもあるようなので、シビアな動きを求めたい方は数万円しますが上位機種を検討してみると良いと思います。

キャプチャーボードについて調べてみると遅延や速度についての記事があったので、こちらを参照。

iPad本体の充電問題

充電関係はちょっと問題で、本体については変換アダプタから充電がされるのですが、iPad本体へはUSB-Cポートが埋まっているため充電できません。

普通にiPadをケースのスタンドで立てて使うとなると、iPadの充電が減ってしまいます。

今のところ解決策としては純正のMagic Keyboardを取り付けて、Magic Keyboardの充電ポートから給電するという方法をとるしかないと思います。

長時間使用を検討する場合には純正のMagic Keyboardの導入が必要になるかもしれません。

ただ、モニターに映したからといって30分で電源が切れるというようなことはないので、2時間以上連続してiPadをモニターとして使用してプレイする機会が頻繁にあるという人だけ購入を検討すれば良いと思います。

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これで旅行中に友達と大きい画面でゲームができる!

これまで友達と遊ぶときにスイッチを持って行くと、友達は自宅なので大きいモニター、自分はスイッチの画面、みたいなことがあって普段大きいモニターでやっている分違和感が強かったんですよね。

とはいえモバイルモニターを持ち歩くのもめんどくさいしというところで、普段必ず持ち運んでいるiPadをモニターにできるのは外出時の荷物量を変えないで済むので最高でした。

CIO

まとめ

頻繁に使うわけではないけど、使いたいときに快適になるということで素晴らしいアップデートだと思いました!

iPadの可能性がまた1つ広がったと感じました。

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