ちょうどヨルシカを知って1年半くらいになります。
何曲か好きな曲があるというアーティストは多いのですが、全部の曲が好きだったり圧倒的熱量で好きでい続けられるアーティストはなかなかいません。
ヨルシカはその条件を全部満たすどころか超える勢いで好きになってしまいました。
今日はヨルシカの中でも特に好きな曲を5曲紹介したいと思います。
1位.言って
ヨルシカの曲で初めて聞いた曲になります。
あの時の衝撃は忘れられません。
まず最初の息継ぎと拍手で変わった雰囲気の曲だな、という印象を持って引き込まれる。
曲を聴いていくとキャッチーなギターリフに始まり、盛り上がりのあるサビ。
気付けば何回もリピートで再生し、泣いていました。
この曲の中に特に好きな歌詞があります。
- 【きっと、人生最後の日も愛をうたうのだろう】
この歌詞を聴いたときなんて綺麗な歌詞なんだろうと思いました。
人生最後の日にこんな言葉が出るような日々を送れてるのか?と自分に自問自答しました。
この言葉は人生やりきって、誰かを愛しきって、全力で駆け抜けたからこそ出てくる言葉なのではないかなと感じました。
この歌詞に出会ってから自分の人生最後の日に何を思うのだろう?ということを考えるようになり、もっと言えば「これをやりきったからこそ言える言葉」を見つけていきたいなと感じてます。
言っては僕にとって人生の考え方を変えてくれた曲です。
2位.藍二乗
この曲はヨルシカを知ってから初めて出た新曲だったと思います。
新曲解禁の情報を待ちわびていたことを今でも覚えています。
この曲の好きなポイントは何と言ってもキレのあるギターリフです。
曲が始まってからすぐに鳴るギターリフのかっこよさにやられた人は多いのではないでしょうか?笑
当時弾いてみた界隈では藍二乗の弾いてみたで溢れかえっていた印象があります。
ギターリフにだけ気を取られている場合ではありません。サビも最高です。
ギターリフのキレをそのままに感情を高ぶらせてくれるようなサビに突入します。
ヨルシカの曲全部に言えることだと思うのですが、サビに全能感のような高揚させてくれる曲が多いと思います。
この曲で他に印象的だったことは歌詞の中の
- 「この詩はあと80字」
という部分です。
この歌詞を歌ってから、本当で80字で終わっているのです。
こんなギミックを使って書かれている曲は初めて出会ったので衝撃的でした。
この80字のギミックとPVを見てようやく気づいたのですが、この曲は「エルマ」という女の子にあてた手紙のような内容になっていますね。
実際この藍二乗の入っているアルバムは物語調で曲が進んでいくので納得内容です。
このような仕掛けがたくさんあることと、単純にギターリフが大好きすぎてずっと聴いてます。
その他の好きなポイントとしては刺さる歌詞が多いというのがあります。
- 「人生は妥協の連続なんだ」
- 「人生の価値は終わり方だろうから」
- 「君だけが僕の音楽なんだ」
この曲の歌詞では人生という大きなテーマがありそうだなと。
そして人生の真意を歌詞で表現しているのでは?と感じました。
「人生は妥協の連続なんだ」なんて特に胸に刺さる言葉。
何事も本音と建て前で過ごしている現代、人生少しずつ妥協して生きている。そんな社会風刺な一面とそれに対する気持ちを感じる描写でした。
3位.8月、某、月明かり
とにかく夏らしい、という言葉に尽きる曲。
最初から最後まで駆け抜けていく疾走感のある構成が好きです。
ギターのバッキングの音もよく聞こえて最高にいい音なってます。
このちょうどよく歪なが歯切れのいいサウンドは流石としかいいようがありません。
印象に残っている歌詞としては
- 「気の人生君のものだ」
- 「どうせ死ぬんだから」
お互いの人生、どう使ったって勝手じゃないかといいたような投げやりさ悲壮感、でもまだやりきりたいことがあるような感じが曲調に出ている感じがします。
4位.凖透明少年
力強さを感じる曲調のパワーゴリ押しロックといった曲です。
バスドラから始まり、だんだんと期待感を上げていくイントロ。
心臓が止まりそうなくらい迫力のあるブレイク。
ロックに必要な要素を盛りきった一曲。
力強さにしびれます。
歌詞の中で
- 「体の中で誰かが叫んでいる」
これは体(心の中)の中の本当の自分の声ではないのかと思います。
叫びたくても叫べていない、そんな葛藤を表現しているのではないのでしょうか。
そんな漏れ出したパワーを感じる大好きな曲です。
5位.ヒッチコック
人生の意義や価値なんかを考えさせられる曲です。
曲の設定としては悩み多き10代の生徒と先生とのやりとりといった感じでしょうか。
歌詞の中の
- 「ドラマッチックに人が死ぬストーリーは売れるじゃないですか」
- 「先生の夢はなんだったんですか」
- 「大人になると忘れちゃうものなんですか?」
この歌詞が特に印象的でした。
10代の中で悩んでしまうこと、この世の不条理、大人のずるさ、そういうものがこの歌詞に詰まっているとかんじました。
特に自分が大人の立場でこの歌詞を読むと大人になって忘れてしまった大事な夢とか希望とか、それを棚の上に上げて年下の子に現実を見せるような理不尽な言葉を投げかける。
そんな活力のない大人にはなりたくない、そう思いました。
別の話にはなりますが、この曲の中に「ニーチェ」「フロイト」といった、教育分野の中での有名人の名前が歌詞に入っています。
作詞作曲者のn-bunaさんは教育に関わりのある人なのでしょうか?
とか少し思いました。
まとめ
ヨルシカの曲には感情を揺さぶる力があると思います。
その手段は音、歌詞、PVいろんな方法でリスナーまで届けてくれます。
作者の温度がそのまま伝わるような曲の数々に感動してしまいます。
そして僕はずっとヨルシカが好きなんだろうと思いました。
ぜひ温度のあるヨルシカの曲を聴いてみてください。
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