3年間ガジェットYouTubeを運営してみた結果…|YouTubeってやる意味あるの?発信活動の魅力と実態

このYouTubeなんと2025年10月末をもってなんと3周年を迎えるチャンネルとなりました!

YouTubeというプラットフォームにおいて3年という数字が長いのか短いのかはわからないですが、僕にとって社会人になってから新しく始めたことが3年続くというのはなかなかないことなので、長く続くライフワークになったなというところ。

他のYouTuberさんに比べれば小さなチャンネルですし、歴のわりに伸びてないかもしれないですが、それでも必死にやってきた結果、このYouTube経由で数え切れないほどの経験をさせてもらいましたし、たくさんの視聴者さんと交流するきっかけにもなりました。

今回は節目ということもあるので、少しこのチャンネルを振り返りつつ、「YouTubeって始めるとどんな良いことあるの?」とか「そもそもガジェットYouTuberって稼いでいるの?」とか、実際に友達に会って聞かれるような定番の質問とかここ気になるんじゃないかなといったポイントについてもあわせて話してみようかと思います。

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3年分の登録者の推移について

まずは登録者の推移から。

このYouTubeに初めて動画を投稿したのが2022年の10月25日。

恥ずかしいから消したいくらいですが、一応まだ最初の動画残してます。

最初に投稿したのはAir Pods Pro 2の購入レビュー動画で、せっかく高い買い物したのにブログ記事にしておくだけではもったいない!と思い立って投稿し始めたのをよく覚えています。

ここから年内にかけて出した動画が思いの外調子よく伸びて、初めてすぐながら月100人ペースで増えて年末には300人ほどの登録者になりました。

「意外とYouTube簡単なのか?」と少し調子にのったのを覚えてますが、地獄の始まりはここ。

年末を境にびっくりするほど動画が伸びなくなり、2ヶ月ちょっとで300人になった登録者ですが、400人になったのはなんと8月。

8ヶ月で登録者100人増という地獄みたいな期間を過ごすことになります。

もちろん、動画投稿数が少なかったとかいろいろ事情はありますが、こんなに伸びないものかと悲しい気持ちになったのは覚えています。

とはいえ、コンテンツ制作は伸びないというのがブログ運営で染み付いていたので、そこまで悲観せず淡々と動画は出し続けました。

むしろ制作系の趣味としてYouTubeを初めてやってこの結果だったら辞めていたかもしれません。

地獄の忍耐力をブログによって手に入れていてよかったです。

時は流れ2024年の3月末、ついに登録者1000人に到達し、収益化を果たします!

最初の投稿から数えるとおよそ1年半。非常に長かったですがなんとか到達して飛び跳ねて喜んだのも鮮明な記憶です。

しかし、1000人を超えたところで特段バズるわけでもなく、登録者数が加速するわけでもなく、じわじわと増えていく日々が続きました。

2024年の7月からは会社を退職して専業として活動をしています。

ただし、この専業というのは会社が嫌になってしまって辞めて、急いで働くのも疲れたからちょっとお休み、みたいな状態であって、1200人段階で収入があってかっこよく辞めたわけではありません。

1200人段階のときのYouTube収益は諸々合わせて月3万円くらい。とてもじゃないけど暮らしていけないので貯金切り崩してしばらく生活してました。

個人的に起点となったと感じているのが2024年の10月。

自分のチャンネル史上初めて1日で1万回の再生を叩き出す動画を出せました。

これはAmazonのプライム感謝祭なのですが、この動画をあげた時点では登録者が1600人程度だったものの、短時間で大きな再生回数、最終的には3万回の再生回数となり、今でも自分のチャンネルのなかでは上位の再生回数の動画です。

この記録を出してから全体的に他の動画も伸びていくようになった感じがあり、この月は1ヶ月で1000人、その後も月500人くらい安定して伸び続けるようになりました。

ありがたいことにこの再生回数と登録者の伸びのおかげで年末には登録者が3500人となり、このときになんと収益についてもいろいろ合算して20万は超えるくらいになってきて、なんとか生活できるレベルの稼ぎとなり、今も専業を続けられているという状態に。

その後も何十万回もされるような特大動画はまったく出ていませんが、コツコツ動画をあげていくことでじわじわと再生回数や登録者が増え、ついに2025年10月現在、3年経った今は8000人まで到達しました。

始めて1年半で1000人、去年の今頃が1600人であることを考えると、よく伸びた方だと思います。

3年間ガジェットYouTubeを運営した結果

なんとなく伸び方がわかったところで、YouTubeを運営していて特によかったと感じる出来事について紹介していきたいと思います。

正直な話、僕自身も3年前に始めた段階ではYouTubeの力を信じていなかったというか、10年前時点でYouTubeのブームなんて過ぎ去ってしまったものだと感じていました。

しかし、むしろ今、YouTubeが世の中に浸透したからこその機会というのも増え続けている印象です。

意外と知らないとんでもない出来事が多数あるので、「ちょっとYouTubeに興味ある」とか「YouTubeなんてもう遅いでしょ」と思っている人ほど少し聞いてもらえると参考になったり、視野が広がったりするかもしれません。

企業にスカウトされた

これは自分のなかでもおもしろエピソード筆頭格なのですが、なんとYouTube経由で企業からスカウトされました。

これは求人サイトに登録していてサイト経由でくるのではなく、直接メールでスカウトが来るといった感じ。

本当にまさかという感じで、こんなことがあるのかと本当に驚いたのを覚えています。

しかもこのときYouTubeのチャンネル登録者は450人。

小さくてもやっておくもんだなと感じました。

実際に僕はこの企業に転職してみるのですが、YouTubeを始めてなければ出会うはずのなかった世界を体験できて本当に貴重な経験ができました。

仕事の内容としてはガジェット関係の記事を書いたり、全体なディレクションを担当したり、コンテンツに関わる仕事。

これまで1人でやってきたことを大人数で組織的な規模で行うことができたこととか、出版社とかコンテンツ制作系ってこんな感じの動きなのかなってのを体験できたのは良い経験でした。

結果としてこの企業は死ぬほど会社の雰囲気も上司や先輩とも合わなくて辞めてしまうのですが、働けたことに対しても、いろんな人に出会えたのも後悔してません。

現状1社なのですが、このまま影響力が増えてくればまた違った機会に恵まれるのではないかとも予想しています。

専業になれた

やはり驚き、なんと今専業ガジェットYouTuberしてます。

本当に別に仕事をしているわけでもないので、今みなさんが見ているこのチャンネル1本です。

去年の7月に仕事が嫌になって辞めてしまって、転職活動前に少し休憩を兼ねてYouTubeやるだけの期間を楽しむか!と思って楽しんでいたらギリギリ生活費ラインに手が届く生活を繰り返せてしまっています。

収入についてはYouTubeの収益+Amazonのアフィリエイト+案件でなんとか生活費を賄っているという感じです。

YouTube収益だけだと到底暮らしていけないのですが、メーカーからの依頼がこんなチャンネルでも意外とたくさんきていて、今もなんだかんだ30件くらいの案件並行が数ヶ月続いている状態。

必死に営業周りをしているわけでもなく、もともと調べていて気になっていた企業とかから依頼が定期的にくるといったところ。

僕は気質的にたくさんのガジェットを触りたい性分だったので、「自分も欲しい」と「レビューして欲しい」という双方の思いがマッチしやすく、制作に対して特に苦しむことも嘘をつくこともなく、作りたい動画を作りながら生活もしているという素晴らしい状態になっています。

本当にたくさんのガジェットを使うこととか毎日レベルで動画を投稿することに対して適正があるメンタルと体でよかったなとつくづく感じました。

イベントに参加できる

おそらくYouTubeというと収益的な面にフォーカスする人が多いと思うのですが、個人的にはこっちのメリットも大きいように感じています。

最近登録者が増えてきてから製品発表会とかメーカーのイベントに呼ばれることが増えました。

製品発表会に関しては本来出版社とかネット記事を扱っている企業などしか招待されない場所ですが、だんだんとインフルエンサーとして招待されるように。

さらには自分が分野の代表として登壇をするといった経験もさせてもらえることもあり、本当にYouTubeを始める前には想像もつかない機会に出会うことが増えました。

他には最近だとAmazonのインフルエンサー向けイベントに招待いただき、他のインフルエンサーの方々と交流するといった機会にも恵まれました。

これらのイベントについて、行きたいと思っても自分が関係者の立ち場ではないといけないことがほとんどなので、クローズドなイベントに参加できるとか、そのイベントで登壇の立場になれるとかはYouTubeをやっていたからこそのメリットのように感じています。

発信する力の大きさ

YouTubeで発信したところで…と思っている人も多いとは思うのですが、思ったよりも見てくれる人も企業もいるというのが体感あります。

もちろん僕がわかるのはガジェットだけなので、美容系YouTuberやエンタメ系YouTuberが同じようにいろんな依頼とか機会に恵まれているかは知りません。

しかし、昔から同じ熱量で好きだったガジェットが、発信するかしないかでこんなにも機会に差があるのであれば、発信してみて良かったなと感じています。

もちろんこれは誰に対しても当てはまることではないと思います。

例えば僕はギターが好きですが別に発信活動をしているわけでもないですし、映画を見るのも好きですが感想のレビューサイトに投稿したことはありません。

分野や熱量によって適正はあると思いますが、もしさらにいろんな機会を体験してみたいと感じているのであれば発信活動は良い選択になるかもしれないと感じています。

個人的には3年前にYouTubeを始める決断をして良かったと思っていますし、今日まで続けて来れたことも本当に良かったと思っています。

今後どうするの?

一応今のところは専業のまま頑張る予定、というかやりたいこともこれ以外見つかってないのでしばらく頑張るつもりといったところです。

もちろんフリーランスとしてめちゃくちゃ不安定な状況で先も見えない不安もあるので、どこかのタイミングでもう少し安定した選択肢も取りたいとは思いつつも、今はもう少しこの不安定さを楽しもうかなという感じ。

どうなるかわからないですが、去年時点から比べても驚くくらいの経験に恵まれてますし、これからこの状況がスケールしたらどんな景色が見えるのかかなり楽しみです。

そこそこ伸びたのは間違いないので、この活動を副業としつつ何か別のことに挑戦する選択肢ももちろんなくはないですが、ひとまずはまだYouTubeにしっかり向き合っていこうと考えています。

ひとまず桁が変わる登録者1万人。そしてずっと口に出してきた3万人。

もっと言ってしまえば夢物語すぎてまったく現実味がなかった10万人も1万人までいくのであれば射程圏内のようにも感じています。

まだまだ小規模だからこそ、必死に制作に向き合っていきたいと思っています。

まとめ

このYouTubeを続けられているのは視聴者の皆さんのおかげでもあります。

再生数があまりにもなければモチベーションがなくなりますし、コメントがなければ孤独を感じすぎてしまいます。

そのため、普段からちょっとずつでも応援していただけることでこのYouTubeは運営できていると言っても過言ではありません。

4年目のクラフトデイズも視聴者のみなさんに生活が楽しくなるようなガジェットの情報が届けられるよう、たくさん発信していきたいと思います!