昨今手書きは嫌われがちですが、それでもメモを取ったり思考整理をしたり、手書きが必要な場面やあえて手書きがしたいと考える場面があると思います。
しかし、そんなときノートを持ち運ぶのはさすがに広さの制約や検索機能のなさから使うのは避けたい。
そこでおすすめしたいのが薄型でどこにでも持ち運べつつ、書くことに特化したタブレット、「TCL Note A1 NXTPAPER」です。
タブレットながら、ロックを解除してメインで現れるホーム画面はノートの書くためにセットアップされた画面。
とにかく書くためにセットアップされた手書き特化のタブレットです。
今回はTCL Note A1 NXTPAPERを実際に使ってみて良かったポイントや気になったポイントについてレビューしていきます。
提供:TCL
TCL Note A1 NXTPAPERの特徴
- 紙のような書き心地を実現するNXTPAPER Pure表示技術
- 映り込みや指紋を防ぐTÜV認証の3Aクリスタルシールドガラス
- 遅延や残像を大幅に軽減する最大120Hzの高リフレッシュレート
- 自然で鮮やかな色を再現する約1,670万色のTrue Tone画面
- 文字起こしや翻訳・要約に対応したAIミーティング機能
- アイデアを整理・拡張できるインスピレーションスペース
- 長時間の作業も安心な8000mAhバッテリーと256GB容量
- 厚さわずか5.5mm・重量約500gのウルトラスリム設計
- Google Play対応でアプリを使える
- 定価92,980円(Amazon)
特徴としては書くことに特化したデバイスであるということ。
ホーム画面を開くとすぐにノートをかける体制が準備されており、浮かんだアイデアを逃すことなく記録できます。
本体も薄型で、ノートを持っていくような手軽さで持ち運び、制限なくかけるような仕様。
書くことが多い人には強い味方となるでしょう。
ディスプレイ自体も紙のような質感を目指して調整された液晶や書き心地など、とにかく書くことに意識を向けて製作されています。
また、シンプルな電子ノートというだけではなく多機能。
ディスプレイはカラー対応の液晶で、Google PlayStoreにもアップデートで対応したことで、様々なアプリを使うことができます。
そのため、書く用途がメインとしつつも普段使いの高性能タブレットしても活用ができるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ディスプレイサイズ | 11.5インチ |
| 解像度 | 2200×1440 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 表示色数 | 約1,670万色(True Tone画面) |
| バッテリー容量 | 8000mAh |
| ストレージ容量 | 256GB |
| 本体サイズ | 260.1×196.6×5.5mm |
| 重量 | 約500g |
| 対応OS/機能 | Google Play対応 |
| 価格 | 92,980円(Amazon・記事公開時点) |
TCL Note A1 NXTPAPERのデザイン
カラー展開は特になく、ダークグレーのような落ち着いたカラーリング。

ディスプレイの大きさは11.5インチ。
ディスプレイ部分だけを見るとiPadと同様の大きさをしています。
しかし、このタブレットは左端にホームボタンを搭載した太めのベゼルがあります。
本の背表紙部分のような、少しデバイス全体の余白を感じさせる部分です。
ディスプレイに関しては手書き特化のタブレットとしつつも従来の電子ノートのように白黒のディスプレイではなくカラーに対応。
解像度は2200 x 1440でフルHD (1920 x 1080)よりも画質が良いと言えるでしょう。
メーカーも高精細さを謳っています。
この表示については「目へのやさしさと紙のように自然な表示体験を重視し、ディスプレイ技術の革新を牽引してきました」とのことで、かなりこだわりのあるディスプレイ仕様のようです。
また、リフレッシュレートは120Hzに対応しているので、なめらかな描画が見られるのも特徴。
さらには3Aクリスタルシールドガラスを採用したことで、反射や指紋防止も対策されていて、より見やすく紙のような見え方をすることにこだわっているようです。
本体サイズは260.1 × 196.6 × 5.5 mmでさっきも見せた通りiPadの11インチサイズより横幅が少し大きいようなサイズ感。
とはいえ、厚みはこちらの方が薄く、これまで使ってきたタブレットのなかでは1番薄く感じました。
重量は約 500 gということで、同様の大きさのものと比べてものすごく軽量というわけではないですが、標準的な重量です。
TCL Note A1 NXTPAPERの機能性
ここからはTCL Note A1 NXTPAPERの機能性について紹介していきます。
ホーム画面
まずこのタブレットはホーム画面を開いた瞬間からノートを使うためのホームが現れます。

イメージとしてはノートアプリをずっと開いているといったような感じでしょうか。
そのためiPadやその他タブレットのように、自由にアプリを配置するといった使い方ではありません。
このホーム画面で運用していくことになります。
ホーム画面には「インスピレーションスペース」「ToDo」」「ノート」が表示。
「インスピレーションスペース」はノートでマークしたところを一括で管理できるお気に入り機能的な使い方ができる機能。

ToDoはここでカレンダーなどと連携しながら予定の管理が可能。
そしてノートについてはノートを作成して管理したり、フォルダを作成して管理したりできます。
作成できるノートに関しては「手書きメモ」「テキストノート」の2種類があり、手書きメモが無限キャンバス系のノート、テキストノートはWordのようなテキストをキーボードで入力するタイプのノートになっています。

右端の+ボタンからは手書きノートなどしか生成できないですが、USB-Cのポートから外部ストレージを接続したり、Googleドライブなどのアプリを接続したりすることで、そこからPDFの読み込みが可能。

そのため、説明書などをTCL Note A1 NXTPAPERに保存して、そこに手書きをすることなどができます。(この機能については後ほど解説)
描画性能
肝心の描画性能についてですが、まずノートを開くとツールバーが画面上部に広がっているようなレイアウト。
ここでペンの種類や消しゴム、進む戻るなどの基本的な機能を一通り使うことができます。

図形やテキストなども挿入可能。
ペンシルについては専用であるということで、しっかりと描画に対応した作りになっています。
まず普通に使うとペンシルですが、反対側にすると消しゴムになります。
消しゴムを使っているときは微細な振動があり、ちょっとクセになる反応です。
ペンシルの側面にはボタンがあり、これがインスピレーションスペースに登録するためのボタンとなっています。
このボタンを押しながら該当の箇所を囲うことでインスピレーションスペースに描画を登録できます。
これはフォルダやノートという単位で管理するのではなく、テキストレベルで管理をするお気に入り機能のような機能で、これによってアイデアをより細かく、そして逃すことなく管理ができます。
それぞれのノートで出たアイデアを即座にまとめられるので、個人的にはかなりおもしろいと思いました。
PDFの読み込みについて、描画の仕様が少し変わります。
PDFは外部ストレージやGoogleドライブといった別のところから読み込むことができ、それを開くと描画ができるように。
そしてPDFには直接さっきのノートのように書き込むことができますが、これはシンプルな使い方。
PDFには画面を分割してメモを取る機能があり、これがなかなかおもしろいです。
分割のアイコンを押すことで、PDFの隣に専用のノートが現れ、このPDFに対応したノートのなかでメモを取れます。

PDFに直接書き込むのも良いですが、メモはメモとしてノートに書けた方が便利なときもあるので、画面を分割してノートを出現できるのはなかなか便利だと感じました。
これは他のノートアプリではあまりみないならではの良さのように感じています。
アプリ関係
これまでは書くことへ特化した端末だったのですが、アップデートでGoogle Playに対応しました。
これによって、幅広いアプリが使えるように。

Google Playに入ると、数々の便利なアプリをダウンロードできます。
もちろんこのタブレットはカラー対応になっているので、YouTubeなどで動画を見ることができます。
アプリには関係ないですが、Bluetooth機能ももちろん対応しているので、イヤホンやキーボードなどを接続してYouTubeの音声を聞くとか、notionにキーボードで接続して入力を効率化するといったこともできるでしょう。
アプリに関しては7個まで左のメニューバーに登録しておくことができ、すぐに呼び出せます。
通常のタブレットに比べるとアプリの管理は面倒かもしれませんが、コンセプトとしてそもそもこのタブレットは書くことがメインとなっているので、アプリの簡易的な表示数に制限があるというのはむしろちょうど良いのかもしれません。
AI機能
TCL Note A1 NXTPAPERにはAI機能が搭載されています。
主なAI機能としては下記。
- 音声の文字起こし・要約
- 翻訳機能
- チャットAI
- OCR機能でノートの内容を質問
なんと録音機能が搭載されているので、メモなどをしつつ、音声録音が可能です。

しかもその音声録音については文字起こしや翻訳までできてしまいます。
これまで別のアプリやボイスレコーダーなどで録音をしながらメモを取っていた作業が、この1台で完結できるのは嬉しいポイント。
さらにチャット機能もついていて、これがノートの内容について判断してくれるので、ノートの内容の整理などに活用することができるでしょう。

TCL Note A1 NXTPAPERの良かったポイント
ここからはTCL Note A1 NXTPAPERの良かったポイントについてまとめていきます。
書くことに集中できる
とにかく良いのが書くことに集中できるデバイスに仕上がっているということ。
昨今書くことというのは同期ができないとか、非効率といったところでなかなか敬遠されがちな行為になりがちだと思っています。
また、タブレットでノートを取る場合、いろいろなことができてしまうがゆえに、誘惑に負けて違う作業をしてしまうということも。
だからこそ書くことに集中するために割り切ったUIやデバイスの設計にしていることが好印象。
本体のロックを解除すればすぐに書くためのホームがデフォルトで設定され、すぐにノートにアクセス。
そして描画性能についても専用のペンシルを活用することでスムーズに書いたり消したりすることができるので、操作で躓かないで書くことができます。
本体も薄型で持ち運びやすいので、とにかく持っていく。そして書く。
といった、目的を定めて使うのにはとても適していると感じました。
余計なことを考えずに選択肢を絞って使えるのが魅力です。
Google Playに対応
書くことに特化しているとはしつつもやはり最低限の機能性は欲しいと思っていたところにこのアップデートが入り化けました。
Google Playに対応したことで、Android対応アプリを自由に使えるように。
これはデバイスのコンセプト的には賛否両論あると思いますが、個人的にはありがたい寄り。
やはり、アプリとして使えた方が便利なものとか、これだけ性能が良いデバイスということで合わせて使うとさらに効率が上がるアプリもなかにはあるでしょう。
そのため、誘惑が多くなってしまうというデメリットはありつつも、Google Play解放によってシンプルなタブレットとしての活用やその機能性をさらに高めることができたと思います。
書くことをメインにしつつも、普通にタブレットとしても活用していきたい人にもおすすめしやすくなりました。
画面の反射が少なく見やすい
アンチグレアのようなフィルムを貼らずに反射が少なく見やすいのは良いところだと感じました。
iPadやそれにつけるガラスフィルムのなかには反射が強く、画面の保護はしてくれるものの、視認性については考える必要がある場合が多かったです。
その点で、書くことに特化しているということもあり、デフォルトで反射が少なく見やすいのはありがたいポイント。
画面の見やすさによってより集中の度合いというものも変わってくると思うので、書く環境からしっかり整えていきたい人と相性が良さそうです。
TCL Note A1 NXTPAPERの気になったポイント
良かったポイントもたくさんあるTCL Note A1 NXTPAPERですが、気になったポイントについても共有していきます。
価格と競合
気になったポイントとしては価格。
そもそもとしてコンセプトも良いし、物も良いです。
薄型軽量かつ書くということに集中できるガジェットであるというのも魅力的。
しかし、このコンテンツ制作時点で定価がAmazonで92,980円。
正直安くない金額ですし、この金額だとiPadが買えてしまうほど。
他にも有名メーカーのタブレットというのも視野に入ってきてしまう金額です。
となったときに、競合も強く感じてしまいます。
もちろん書くことに特化していることに魅力を感じればTCL Note A1 NXTPAPERが良いのですが、同じ価格出すならもっと自由にいろいろなことに使いたいとなったとき、汎用性では他の製品の方が勝るでしょう。
コンセプトの違いなのでしょうがないのですが、多少の不自由さをあえて楽しみたい、だからこそ集中力を活かせるみたいな、自分の用途にしっかり合った人が選ぶべきだと感じました。
TCL Note A1 NXTPAPERがおすすめな人
集中して思考に没入したい人
性能の特化は良くも悪くも思考への特化のしやすさのように感じました。
普通のタブレットのようにホーム画面を操作できないこと、アプリを追加しにくい構造になっていること、これはデメリットとも取れるわけですが、反対に本来の目的である「書く」ということを強烈に強調しています。
それこそ書くことについてはすぐにアクセスできますし、そこに対しての快適な描画や適したUI、そして見やすい画面など、すべて整えられているような状態。
最高の集中環境で書くことに特化させたい場合は選択肢に入ってくるガジェットだと思います。
とはいえ、最近はアップデートによってGoogle Playを導入したことによって、アプリはかなり幅広くダウンロードできるように。
アクセス自体はちょっと手間ですが、それでも動画を見たり、本を読んだりできます。
そのため、書くだけの媒体というよりは、意外と他のこともそつなくこなせる薄型タブレットです。
思考整理はもちろん、日々のちょっとした調べ物や読み物をするのにも最適なガジェットだと感じました。
まとめ
書くことに集中できる高性能なタブレットについてのレビューでした。
気になった人は製品をチェックしてみてください。





















