毎回コスパの高さで驚かせてくれるメーカー、QCYから新型のイヤホンが登場しました。
2024年5月に発売されたばかりの新型のイヤホンの名前は「AilyBuds Pro+」。
インナーイヤー型の軽くて通気性のよい装着感、LDAC対応の高音質、アダプティブノイズキャンセリング搭載など、目玉となる機能が目白押しです。
格安モデルとは思えないほど充実した機能が魅力のイヤホンをレビューしていきます!
- Amazonで使えるクーポンコード発行中!
- クーポンコード:IHOWM5WU (Amazon20%OFFクーポンと併用可能)
- 使用期限:2024/7/3 23:59
- 通常価格:7480円
- 最後価格:5610円
本記事はQCY様から製品をご提供いただき作成しています。
特徴
- LDAC対応
- アダプティブANC
- クリアな音声通話
- AIアダプティブオーディオ
同梱物
- イヤホン本体
- ケース
- 説明書
- USB-A to C
カナル型ではないのでイヤーピースはもちろん付属していません。
デザイン
カラーはホワイトとブラックの2色展開で、今回はホワイトを提供していただきました。
ホワイトのケースにはコーティングされたかのような光沢があり、ツルっと光続けています。
ケースのサイズは非常にコンパクトで高さこそAirPods Proと同じくらいですが、横幅は5.1cmとコンパクト。
イヤホン本体を取り出してみると、AirPodsに似たシンプルで正統派なデザインをしたインナーイヤー型の本体が登場。
ステム部分はシルバーとなっているものの、ギラギラと派手さを感じるような主張があるわけではなく、イヤホンのアクセント程度に留まっています。
形状にもカラーリングにも癖がなく、使う人を選ばないシンプルで使い勝手のよいデザインだと感じました。
音質|爽やかな中高音が特徴的かと思いきや…
このイヤホンは2種類の音質を楽しむことができます。
まず1つ目はシンプルにつけただけの状態。
これは王道のインナーイヤー型のイヤホンの音といった感じで、カラッと乾いたような中高音が特徴的な音質。
周囲の音もある程度聞こえるし、特筆すべきところはそこまで感じませんでした。
驚くべきはアダプティブオーディオとAIノイズキャンセリングをオンにしたときです。
ガラッと音が変わり、これまで明るく爽やかな中高音がよく聞こえる音質から地を這う唸るような低音が聞こえてくるように。
ノイズキャンセリングによって不要な音がカットされる影響からか、音の厚みやまとまりもノイキャンオフ時とは比べ物にならないくらいはっきりと感じとることができました。
もはや音質がカナル型の密閉されたイヤホンで聞いていると錯覚するほど効きがよく、正直驚きです。
LDAC対応&ハイレゾ認定
以前発売されたQCYの「H3」ときもLDACへの対応をしていましたが、このヘッドホンは有線のみでLDACの音質を楽しむことができます。
一方で、今回発売されたAilyBuds Pro+はワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめるようになったのが大きな違いです。
普段から音質にこだわって音楽を楽しんでいる人にとってはワイヤレスでLDAC対応しているという点が1つ選ぶ決め手になるかもしれません。
装着感|インナーイヤー型だからこその軽やかさが正義
普段使用しているイヤホンはAirPods Proですし、他に持っているイヤホンもNothing Ear2とかMarshall MOTIF II A.N.Cなど、ことごとくカナル型。
というか音質とノイキャン重視するのでカナル型を好んで使っています。
そんな普段からカナル型を使っている身からすると、久々に使うインナーイヤー型というは通気性や開放感というのがカナル型とはまったく違うと感じました。
イヤーピースがない分の軽さも感じられますし、耳を密閉しないことによる通気性もはっきりと違いがわかります。
音を少しでも耳に届けるためにカナル型を選択し続けてきましたが、暑い夏場や長時間かけ続けるにはインナーイヤー型が合っているかも感じました。
ノイズキャンセリング|インナーイヤー型なのに搭載しているし強い
もそもインナーイヤー型なのにノイキャンを搭載しているだけでも「すごい!」と感じたのに、さらに上をいかれてしまいました。
ノイキャンの性能かなり高いです。
オンとオフの差は確実にわかるほど、ノイキャン効きが強い。
ノイズキャンセリングについてはアプリとイヤホンを接続したあとに、アダプティブノイズキャンセリングを有効にすると使えるようになります。
このアダプティブノイズキャンセルが本当にすごくて、イヤホンのフィット感や音など、装着状況をリアルタイムで認識して最適な効果を発揮してくれました。
最適な状態だとアプリ上に「装着効果が優秀」「装着効果が良好」などのポップが出て教えてくれます。
これが優秀でない場合と優秀の場合で効きが違うので、ノイズキャンセリングを使用するときは装着効果が優秀になるまで調整をするのがおすすめです。
マルチポイント|もはや標準装備の安心感
もはや定番の機能になってきていますが、AilyBuds Pro+についてもマルチポイントに対応しています。
設定の方法はアプリを起動し、機器を登録するという流れ。
アプリ設定は必要なものの、1度設定してしまえばその後は特に設定の必要はないので、最初にパッと済ましてしまいましょう。
接続切り替えについてですが、流れている曲を止めてからではないと切り替えできません。
また、切り替えまでに5秒ほどかかるので、機敏に曲が切り替わるというほどではなかったので、サクサク切り替わるマルチポイントを期待している人は注意が必要です。
タッチコントロール|軽いタッチでも正確に動作
タッチコントロールは1、2、3回のタップと長押しで操作可能。
タップに関してはアプリから好きな操作を割り当てすることができます。
長押しに関しては1.5秒押すと、右がノイズキャンセリングのオンオフ、左がゲームモードのオンオフになっていました。
精度もかなり良く、数十回操作してみたなかでは数回反応が鈍かったときがあったものの、概ね思い通りの操作が可能です。
AirPods Proのように押し込むタイプか物理ボタンなら操作ミスがほぼ起きませんが、タッチはどうしても反応が鈍いことがあるのは性質上しょうがないですね。
外音取り込み
最近のイヤホンには標準装備の外音取り込みですが、AilyBuds Pro+にはついていません。
というかノイズキャンセリングをしない状態であれば、かなり周囲の音が耳に入ってきます。
もちろん大音量で音楽を聞いていたら周囲の音は聞こえませんが、ほどほどの大きさであればそこそこ聞こえます。
ただ、外音取り込みという機能がない分、さすがに耳にイヤホン入れている分聞き取り辛さはぬぐえません。
クリアに聞き取りたいなら潔くイヤホンを外すのが最適解。
アプリでの操作
お馴染みのQCY公式のアプリからさまざまな設定が可能。
感動したアダプティブオーディオやノイズキャンセリングをはじめ、ゲームモード・タッチコントロールの設定など、幅広いい設定ができます。
ノイズキャンセリングやマルチポイントを使用したい場合はアプリとの連携が必須なので、イヤホン買ったらアプリもセットでダウンロードしてすぐに連携させましょう。
AilyBuds Pro+はアプリ連携で性能が化ける機能を楽しめます。
バッテリー
- 最大28時間の再生が可能
- 連続再生時間:約4時間(ANC.ON)・約5時間(ANC.OFF)
再生可能時間はケース込みで最大28時間ということで、極端に短いというわけでもないバッテリー性能。
イヤホン単体(ノイキャンON)でも4時間の再生が可能なため、長時間のゲームプレイや通話をしなければ気になる場面は少ないでしょう。
バッテリーに関してはもっと長時間持つ商品もあるとはいえ、本体重量などを考えればそこまで不満に感じることはないのではないでしょうか。
また、ワイヤレス充電には対応していなかったので、充電する際には有線で充電する必要がありました。
ワイヤレス充電対応ならさらに完璧だったのでちょっと惜しい。
価格
定価は7480円。
普通に定価で購入したとしてもかなり満足できるクオリティですが、そこはさすがのQCY。もちろんさらに安くなります。
今回もクーポンコードが発行されているので、こちらを使用していただくと25%オフの5610円で購入可能に。
最近は5000円付近でもバカにできないほどクオリティが高いので毎回驚かされます。
- Amazonで使えるクーポンコード発行中!
- クーポンコード:IHOWM5WU (Amazon20%OFFクーポンと併用可能)
- 使用期限:2024/7/3 23:59
- 通常価格:7480円
- 最後価格:5610円
気に入ったポイント
価格5000円ほどのイヤホンなうえにインナーイヤー型のイヤホンなので正直期待値はあまり高くなかったのですが、実際に使用してみて感動が大きかったので気に入ったポイントについてまとめていきます。
インナーイヤー型なのに圧倒的な低音
上の音質評価のところでも褒めちぎったのですが、やはり特筆すべきは音。
それも低音が想像以上に出るので驚いてしまいました。
勝手に「QCYは中高音が煌びやかな傾向があるから、インナーイヤー型なんてなおさらきれいでしょ。」みたいに決めつけて聞き始めたので余計ギャップがすごい。
たしかに、アダプティブオーディオやノイキャンオフ時は当初想像していた想定通りの音なんです。
ですが、一度切り替えてしまえば音質が豹変し、うなるような低音がガンガン聞こえてきます。
サンズアンプを踏んだ歪みマシマシのベースのようなブリブリの音が大迫力で聞こえてきたときはかなりの衝撃でした。
一方で、よくよく聞くと低音がですぎて少し音が潰れ気味になってしまって、繊細な音とまでは呼べない点はちょっと気になります。
とはいえ、中高音がきれいに聞こえる優等生みたいな音からゴリゴリの低音が聞こえてく変化には感動と驚きがありました。
音のまとまりが今まで以上
これまでのQCYのイヤホン・ヘッドホンはよくも悪くも中高音はきれいに聞こえるものの、音の厚みとか迫力が非常に高いとまでは言えず、どちらかというと拡散しているような聞こえでした。
もちろんAilyBuds Pro+もハイエンドの価格帯であるわけではないので、ハイエンドの機種と比べれば音の厚みやまとまりは負けてしまいますが、それでもアダプティブオーディオやアダプティブノイズキャンセリングをオンにしたときのまとまり方はこれまで僕が使ってきた格安イヤホンの中では1番精度がよかったです。
カナル型でないと厚みとかまとまりとなかなか出せないものだと思っていたので、カナル型のような迫力とか厚みとかが聞けてしまって困惑してます。
圧倒的なノイキャン性能
音楽聞かなくても音を消すためだけにイヤホンやヘッドホンをすることが多いほどノイキャンを普段から多用しているのですが、AilyBuds Pro+をノイキャンだけを使うという用途でもありなくらいノイキャンの精度が高いです。
もちろんこれまでの格安イヤホンのノイズキャンセングもオンオフで差があるのは感じ取れていました。
しかし、今回アダプティブノイズキャンセリングで周囲の環境にマッチさせて機能させるノイズキャンセリングを採用しているからか、これまでの格安イヤホンとは1段階違うレベルのノイキャン性能となっていました。
通気性がよく、装着感も優しい
普段つけないからこそよさがより際立ったのかもしれないのですが、イヤーピースなしで耳を圧迫しないイヤホンは装着感が軽やかで長時間つけていやすかったです。
イヤーピースありのカナル型は、音質こそ良いですが、長時間着用してると耳の内側から圧迫されているような感覚になってしまうイヤホンも中にはあり、数十分~1時間くらいに1度は外して耳を休ませることもありました。
ですが、AilyBuds Pro+は耳を圧迫する感覚は薄く、重みも感じにくいので、長時間着用しても気になりません。
インナーイヤー型を好んで使う人の気持ちを知ることができたような気がします。
気になった・気を付けるべきポイント
インナーイヤー型のイヤホンとしてかなり気に入ったイヤホンではあるものの、気になった部分もあったのでレビューします。
取り出しにくい
ワイヤレスイヤホンで地味に重要なポイントだと考えているのがイヤホンの取り出しやすさです。
毎日使うし気軽に扱うものだからこそ、使いたいときにサッと使えるかどうかはかなり重要。
ですがこのイヤホンかなり取り出しにくい、、、!
取り出しにくいと思ったポイントとしては3つあり
- ケースの開きが甘い
- イヤホンをしまう向き
- 微妙に強いマグネット
まずケースの開きが浅く、イヤホンを取り出そうとするとき指が引っかかってしまいます。
あと数mm大きく開けばかなり使用感が変わったような気がするだけに惜しい、、、
イヤホンをしまう向きについては、耳へ装着するまでの動線が絶妙に悪く、ケースから取り出して毎回1/4回転させないと着けられないのが地味にストレス。
最後に微妙に強いマグネットに関しては、取り出そうとしても微妙にひっかかって取り出しにくい。
こんな感じで絶妙に取り出しにくさがあり、スムーズに着用までたどりつけないのが個人的にはマイナスのポイント。
ノイズキャンセリングが毎回切れる
アダプティブノイズキャンセリングの効きが素晴らしいので常に効かせておきたかったのですが、これはできませんでした。
ケースにしまう度、電源がオフになる度にノイズキャンセリングが切れてしまいます。
アダプティブノイズキャンセリングということで、周囲の音や耳へのフィット感などを感知してノイズキャンセリング機能を発揮しているようなので、使うには毎回オンにする必要がありました。
切り替えとしては右イヤホンを2秒ほど長押ししたのち、5秒ほどかけて調整してノイズキャンセルが機能するようになります。
時間にしてみれば10秒ほどの作業なのですが、毎回の装着時にこの作業が発生するのは個人的にはちょっとめんどくさかったです。
音質比較したらさすがにカナル型の方が音がいい
これは当たり前のことですが、音質だけを求めるのであればインナーイヤー型は選択肢に入らないのではないかと考えています。
もちろんAilyBuds Pro+はアダプティブオーディオなしなら高音がクリアに聞こえて、ありなら音の厚みも感じられるよいイヤホンだと感じました。
ですが、それはあくまでもインナーイヤー型としての評価。
圧倒的な低音や臨場感・解像感などはどうしても耳が密閉されているカナル型のイヤホンの方が圧や繊細な表現まで感じ取れました。
AilyBuds Pro+の強みは通気性と軽さに優れつつもかなり満足できる音質があるというところであり、音質だけで勝負をしているわけではない印象です。
そのため、音質だけを重視している人にはおすすめと言いづらく、耳が圧迫されない軽い付け心地が好きだけど音質もそこそこ気にしたい、みたいな人にはぴったりな商品だといえます。
アプリと連動させると化ける
総じて今回よさを感じた点はアダプティブオーディオとアダプティブノイズキャンセルです。
どちらの機能ともにイヤホン単体で機能するわけではなく、アプリと併用して最高の状態を作りだせます。
ここ最近のイヤホンであればアプリに対応していること自体はそこまでめずらしいことではないのですが、アプリによって音質やノイズキャンセリングの質が格段に上がるほど連携されている機種はそこまで使ったことがありませんでした。
実売5000円とちょっとで、ここまで性能が上がってきているとなると驚きを隠せません。
まとめ
今回は数度目になるQCYのイヤホンレビューでしたが、使うたびしっかりと製品の質が上がってきています。
個人的には高いけどちゃんとした製品を購入しがちなのですが、最近の格安ガジェットは価格と見合わないくらい高性能な場合もあるので、必ずしも価格の高さが正義とは言えない時代になってきました。
今後の製品にも期待です。
- Amazonで使えるクーポンコード発行中!
- クーポンコード:IHOWM5WU (Amazon20%OFFクーポンと併用可能)
- 使用期限:2024/7/3 23:59
- 通常価格:7480円
- 最後価格:5610円
参考サイト
USEFUL TIME:QCY AilyBuds Pro+(HT10)をレビュー|インナーイヤーでもメリハリのある高音質のLDAC対応ワイヤレスイヤホン
ガジェログ(かじがじ):AirPodsより2万円安くてノイズキャンセリングやLDACも搭載したインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン【QCY / AilyBuds Pro+】
ららまろ ちゃんねる:【AirPods 超えた】5,000円とコスパ最強なのに耳を塞がず○○できる? 誰でも高音質を楽しめるワイヤレスイヤホン「QCY AilyBuds Pro+ 」レビュー