Nothing Ear(2)はデザインだけじゃない!|充実の機能性も魅力|マルチポイント・ノイキャン・レビュー

nothing

デザインが最高のブランド、Nothingから新作イヤホンが登場して早数ヶ月、、、

これもけっきょく気になり続けて購入してしまいました、、、

所有して改めて分かりますが、デザイン最高です。

で、意外と機能性もあります!

デザインだけに高額払うのは、、、と少し悩んでいる人はぜひレビュー記事読んでみてほしいと思います。

Youtubeはこちら

特徴

  • 44.5gで驚きの軽さ
  • 快適な装着感
  • パワフルな11.6mmカスタムドライバー
  • 24bitハイレゾオーディオ設定
  • 進化したノイズキャンセリング機能
  • 価格21870円(Amazon)

同梱物

  • イヤホン本体
  • イヤホンチップ
  • ワイヤレス充電対応ケース
  • USB-Cケーブル
  • 説明書

音質

正直言うと、「大変失礼だけど、Nothingはデザイン性が売りであって音質はそこまでではなさそう。」

これが使用前のイメージでした。

でも音を聞いてみるとこのイメージが一転。

かなり解像度の高いハイエンドイヤホンらしい音をしています。

具体的に解説していきます。

中音域が特徴的な設定

デフォルトの音では中音域が目立つ音質でした。

AirPods ProというよりはSONYに近い音。

バンドの音域で考えると、ボーカルの音が1番よく聞こえてきます。

かなりきらびやかな音で、全体的なバランスも良く聞きやすかったです。

低音重視、高音強調などの特徴がある中で、中音域帯が強いというイヤホンを初めて所有したので、中音域を意識したいときにはNothing Ear(2)を使用するという選択肢が生まれました。

アプリでイコライジング

では低音・高音はどうなのかというところなのですが、デフォルトの設定だと、低音は若干足りず、高音はややうるさく感じるときがある、というような感じでした。

ですがこれも「あえて」であると確信しました。

Nothingのイヤホンには専用のアプリがあるのですが、これを使ってイコライジングを調整することによって、上記の不満は綺麗に消えました。

アプリの中でモードが5つあり、

  • バランス:中音域が聞きやすい
  • 低音を強調:低音が増してAirPods Proに近くなる
  • 高音を強調:高音がかなり強調
  • 音声:楽器の音がこもるが、ボーカルが格段に聞きやすくなる
  • カスタム:自分で調整をすることができる

簡単に特徴をまとめてみました。

低音や高音に関しては低音を強調かカスタムをすることによって、デフォルトのバランスで感じていた低音の不足感や高音のうるささはまったくなくなりました。

かなりアプリでの音域の調整の効きがよく、これだけ調整が効くのであれば好きな音域に調整することは容易であると感じました。

装着感

装着感についてはぴったりフィットというよりは、ちょっと大きいな、と感じました。

AirPods Proと比べてみると耳に入る部分が長方形的な形になっています。(AirPods Proは三角錐っぽい形)

見比べるとサイズの違いはあまりないのですが、形状が違うことによって、フィット感が少し足りない感じ。

耳に入ってはいるけど、スポっとすぐに抜けてしまいそうな密着感。

イヤホン自体が軽いので、重さという点は特に問題がないのですが、フィット感、密着感というのは少し足りないように思います。

ただし、装着して耳に不快感がある、サイズが合っていない、というような話ではなく、シンプルに密着感についてだけです。

ノイズキャンセリング

かなり強力。

部屋の中のエアコンの音などはほとんど聞こえなくなります。

AirPods Proに近いレベルで強力だと感じました。

ノイズキャンセリングはついてるけど効き目はイマイチなイヤホンが多い中で、価格に見合ったハイエンドと名乗れるだけの効きがNothing Ear(2)にはあります。

ほとんどの雑音を強力にカットしてくれるので、つけているだけでも集中するための環境作りに一役買ってくれるくらいの力があって驚いてます。

プレスコントロール

Nothing Ear(2)はタッチコントロールではなくプレスコントロール。

持ち手のところを押し込むことで様々な操作を可能にしてくれます。

この反応も良好で、タッチコントロール式と違って誤タッチや反応なしということもなく、自分が行いたい操作を確実にこなすことが可能。

操作については専用アプリで細かく設定をすることができます。

外音取り込み

外音取り込みの精度は普通。

聞こえるけれど、ちょっとこもって聞こえるといった程度。

つけたまま人と話せないこともないけど、若干聞き取りにくいので、外した方が確実かなと感じてしまいます。

とはいえ、さすがに1万円を切るくらいのイヤホンと比べると格段に使いやすいですし、そもそも使えないというレベルではないので、多少の聞きづらさを許容できるのであれば使用、難しければ外すといった感じで、人によって使用が分かれるくらいのクオリティはあると思います。

バッテリー

バッテリースペックは下記。

  • ANCをオフにして再生:最大36時間/イヤホン単体6,3時間
  • ANCをオンにして再生:最大22.5時間/イヤホンのみ4時間
  • 充電:USB-C/ワイヤレス充電対応

基本はノイキャンを使用することを考えると、イヤホンの使用時間は4時間として考えた方が良さそうです。

これも使用によってバッテリーが劣化していくことを考えるとさらに短くなっていくので、バッテリーに関しては他のイヤホンの方が使い勝手が良いといえます。

ただ個人的には連続再生4時間をすることはまれなので、特に問題に感じていません。

ケース込み36時間使えるということは連続再生さえ気をつければ十分長く使用することができます。

防水規格

素材

防水規格はIP54。

フィットネスなどで汗をかいた状態で使用しても大丈夫なくらいの防水性能があります。

大雨やシャワーで使用するのは故障しそうです。

マルチポイント

購入するまで知らなかったのです、なんとマルチポイントに対応しています。

最大接続台数は2台。

アプリで接続する機器の登録をすることで、任意の機器をマルチポイントで使うことができます。

これはかなり性能としてはありがたくて、マルチポイントがあるかないかによって、使用感が大きく変わるので個人的に最も嬉しかった機能です。

気に入ったポイント

ここまでですでに長くなってしまったのですが、ここからは特に気に入ったポイントをまとめていきます。

デザインだけではない実力

やはり1番に驚いたのがかなり高性能なイヤホンであるという事実。

正直スマホの方が酷評されていることもあって、デザイン性とNothingの製品を使うという世界観が強みのメーカーだと感じていました。

しかし、このイヤホンは価格に見合うだけの性能がありました。

個人的な評価点としては

  • 音質がかなりしっかりしている
  • アプリでのイコライジングが優秀
  • ノイズキャンセリングがなかなか強い
  • マルチポイントに対応している

上記の点が特に気に入っている点です。

アプリとマルチポイントについては下記の項目へ。

音質はやノイキャンについては本当に驚いていて、それこそAirPods ProやSONY製品と比べても価格差を考えれば十分納得できるくらいの差にはおさまっていると重ます。

上位モデルと比べても全然選択肢に入るレベルがあります。

下位モデルのイヤホンと比べても、音質やノイキャンは差を感じるだけの性能をしているので、価格に対しての不満は使用してみるとかなり消えるのではないかと感じました。

アプリのカスタマイズ性

専用アプリのカスタム性に驚かされました。

このアプリを通して、ゲーム用の低遅延の設定やマルチポイント、もちろんイコライジングも設定することができます。

特にイコライジングに関しては、自分で5つのモードを選択することができ、この選択よって音質を大きく変えることができます。

1タップでガラッと音質を変えることができるUIの使いやすさと、それに応えるイヤホンの性能、どちらも感激です。

専用アプリをダウンロードすれば自分好みのイヤホンにカスタマイズできる点が素晴らしい。

マルチポイントが搭載されている

本当に驚いたのですが、マルチポイントが搭載されています。

少し前にAnkerから1.5万円くらいでマルチポイント対応のイヤホンが発売されましたが、マルチポイントはまだまだハイエンドの特権のようなイメージでした。

だからこそ2万円のイヤホンでこの機能が使えることに関してはお得感を感じました。

マルチポイントの接続精度に関しては、機器の切り替えに5~10秒程度かかってしまうので、素早く切り替えるということはできないのですが、でもいちいち機器の繋ぎ直しの設定をしなくていいだけでもだいぶ使用が楽で良いです。

気になった・気を付けるべきポイント

思いがけず高評価のイヤホンですが、気になった点・気を付けるポイントを2つ。

装着感はイマイチ

装着時の密着感については他のイヤホンの方が優れているように感じます。

決して装着感が総じて悪いわけではないのですが、すぐ取れてしまうような不安感があります。

イヤホンの形が少しイマイチで、長方形型だと耳に完全にフィットしたとは言えず、少し密着感にゆとりがあるような感じ。

満員電車などで、人とぶつかったときポロッと落ちてしまわないかが心配です。

コスパを求めるイヤホンではない

デザイン性や世界観が特徴なメーカー。

ということで、同じようなスペック、音質だけを見れば低価格帯のイヤホンも選択肢になるのかと思います。

例えば、ノイキャンとマルチポイントだけを考えればAnkerからSoundcore Liberty 4が1.5万円で発売されたので、同様の機能は5000円は安く買えることになります。

しかし、圧倒的なデザイン性や、同メーカー他製品との互換性、それらをまとめたNothingの製品の世界観を楽しむ、という点まで含めてNothing Ear(2)であると考えています。

デザイン性は無視で機能性や音質だけを求める場合は違うイヤホンを購入した方が満足度が高いと思います。

まとめ

思いがけず製品の質が良く、普通にこれから使い込むのが楽しみな良いイヤホンに出会うことができました。

デザインがとにかく秀逸なので、いろいろと持ち出してみたいと思います。

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