QCY HT05 Melobuds ANCレビュー|フラットで明るい音質とコスパが強み

安価で機能性が高い機種を販売しているオーディオメーカー「QCY」

2022年12月2日に発売されたばかりの新機種、HT05 Melobuds ANCをレビューしていきます。

特徴

  • ノイズキャンセリング
  • 風切り音低減
  • 10mmのドライバー
  • ゲームモード
  • 外音取り込みモード
  • 30時間再生6つのマイク
  • アプリ対応
  • クーポン適用で価格が5000円を切る(定価7980円)

同梱物

  • イヤホン
  • ケース
  • USB-A to Cケーブル
  • イヤーピース
  • 説明書

デザイン

音質

同価格帯のイヤホンの中では1番好きかもしれない、と思わせてくれるくらいには高音質。

具体的にこのイヤホンの特徴・強みとしては

  • フラットでクリアな音質
  • 明るい中音域

とにかく全体的な音のバランスが抜群です。

中音域を中心に全体的に明るい音作りになっているので、音全てがはっきりと聞こえてきます。

低音のモコモコとした抜けの悪さを感じることもないので、スッキリとした音が特徴です。

中音域の解像度が高いおかげで、全体的な音の解像度も底上げされているような印象で、バランスの良さからくる音圧も感じられます。

フラットでバランスの良さが際立つので、人を選ばず万人受けするタイプのイヤホンだと感じました。

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリングの効きは普通より上くらいです。

エアコンの音などの生活音はかなりしっかり消してくれます。

系統としてはSONY系のノイズの消し方で、周りの音を自然に消すような感じ。

AirPods Proのようにゴリゴリに消すような感じではないので、ノイズキャンセリング目的であれば他機種の方が優秀なものがあると思います。

ただ、価格に対しての性能は十分で、5000円で購入できるイヤホンとしてこのノイズキャンセリングがあるのであれば、個人的にはかなり満足です。

装着感

カナル型のイヤホンで、動いても落ちることはない安定感があります。

イヤホン自体がかなり軽いので、長時間つけていても気になりません。

全体的にツルツルとしたなめらかな素材感なので、耳に当たる部分も擦れて痛いということもなく快適です。

アプリに対応

専用アプリがあります。

ノイズキャンセリングの強さや音の調整、タッチコントロールの設定などができます。

アプリを通してかなり細かくいろいろな設定ができるので、拡張性は抜群です。

日本語にも対応しているので、アプリを開けば操作がわかるところも好印象。

外音取り込み

ちょっと低音増しというか、モコモコとした聞こえになりますが、周囲の音は原音に近い音で聞くことができます。

コンビニの会計くらいはつけっぱなしで余裕そうです。

タッチコントロール

アプリを通してかなり細かく設定することができます。

1回、2回、3回タップの操作で、左右に3つずつ、計6種類の機能を割り当てることができます。

本体のみで再生/停止、音量の増減、ノイズキャンセリングの切り替えなどを行えるのは便利で快適。

ただ、タッチの精度は微妙で、2、3回押して1回反応するかな?くらいの精度です。

バッテリー

バッテリーは最大30時間、イヤホン本体だけで最大6時間再生可能。

急速充電に対応していて、5分の充電で最大1時間の再生が可能とのこと。

バッテリーの最大稼働時間だけを見ると、同価格帯の平均か少し下くらいの印象。

とはいえ、単体6時間、本体と合わせて30時間も再生できれば基本的には困ることがないので、他製品との差は無視できると思います。

充電に関してはUSB-Cで、残念ながら無線充電には非対応。

防水規格

素材

IPX5相当の防水規格。

IPX5:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない

イヤホンはIPX4が多い中で5まで対応しているのはちょっとすごい。

けっこう強めの防水性能をしているので、防水規格を信じるのであればシャワーくらいであれば余裕で、激しめの雨の中でもたぶん耐えることができます。

フィットネス目的であれば他製品よりも信用できる防水性能を持っています。

マルチペアリングはなし

価格的にしょうがないのですが、マルチペアリングはありません。

1台のみとの接続で、もし別の機器と接続したい場合には登録削除をする必要があります。

各種比較

同価格帯とハイエンドのイヤホンと比べていきます。

同価格帯のイヤホンと比較

同価格帯の比較は、SOUNDPEATSのCapsule3 Pro、AnkerのSoundcore P3と比べます。

音質の比較としてはHT05 Melobuds ANCのフラットで明るい音質の性質上、価格以上に綺麗な聞こえを実現していて、この3種中では1番音質が良いように感じます。

低音の物足りなさは感じますが、低音が強すぎないおかげで、各音域帯がはっきり聞こえ、バランスの良い音質を実現しています。

低音が強いイヤホンが好きな方はAirPods ProやSOUNDPEATSのCapsule3 Proの方がおすすめです。

SONY系の音質が好きな人はQCY HT05 Melobuds ANCがおすすめです。

Soundcore Life P3

ハイエンドのイヤホンと比較

ハイエンドのイヤホンと比べると、全体的な音の厚みが足りないように感じてしまいます。

これはこのイヤホンの弱みである低音の薄さが関係していて、他音域の支えになるような圧を感じることができません。

聞き比べてしまうとどうしても低音~中音の音の軽さが気になってしまうので、ハイエンドとの差はしっかりとあります。

コスパに優れている

クーポン適用価格とはいえ、5000円で購入できるイヤホンの完成度としてはとても高いと思いました。

  • 音質はフラットで聞きやすい
  • ノイズキャンセリングもそこそこ効く
  • 価格が5000円

これは定価の価格帯、8000円台のイヤホンを軒並み倒してしまうのではないかというポテンシャルがあるように感じます。

特に価格に対する音質はかなり優秀で、音質重視であれば間違いなくこのイヤホンを勧めてしまうと思います。

マルチポイントや無線充電に対応していないところは気になりますが、価格と音質で我慢できるポイントでもあります。

まとめ

音質がかなり良く、満足度の高いイヤホンでした。

セールなどが適応のときを狙って購入をおすすめします。

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