最近左右分割無線キーボードの熱が留まるところを知らないほど盛り上がっているように感じます。
というのも、ずっと自作かつ難しいカスタマイズをしないと手に入らなかった左右分割キーボードが、Cornixの登場で簡単に手に取れるようになりました。
そこに加えて今気になるのはKeychronとキズモードが共同開発しているOrca echoではないでしょうか。
無線分割なうえ、トラックボール付き、しかも完成品がKeychronから購入できてしまうということで、業界に激震が走っています。
しかし、こうなってくるときになるのが、「CornixとOrca echoどっちを選べば良いのか」ということではないでしょうか。
そこで今回は個人的な見解が多くなりますが、現在公開されている情報も踏まえながら、どちらのキーボードにどんな魅力があって、これから購入するときにはどのようなポイントに気を付けるべきかについてまとめていきます。
6月19日現在、Cornixは12時から再販開始、Orca echoは20時からクラファン開始となっているため、購入の参考にしてみてください。
それぞれの特徴
さっそくどのような視点でそれぞれのキーボードを考えれば良いかを話したいのですが、その前に一度それぞれのキーボードの特徴について触れておきます。
再販情報や最新情報などもあるので、観測範囲の個別のキーボードの情報も共有です。
Cornix
- 市販品の無線分割キーボード
- アルミ筐体でビルドクオリティが高い
- 6°・12°・18°・24°の角度調整可能
- Vialによる詳細なキーカスタマイズ
- ブラック、シルバー、グリーンのカラー展開
- 29,500円(税込)
- 6月19日(金)再販開始
無線分割キーボードの火付け役とも言うべきキーボード。
これがなければここまで市場が盛り上がってなかったのではないかとも思うほどの製品。
というのも、冒頭でも少し話ましたが、これまで無線分割キーボード自体はあったものの、それを手に入れるためには自分で改造をしていろいろと処理をしなくてはいけませんでした。
そもそもとして自作キーボードはハンダ付けだったり、組み立てだったり、導入ハードルが高いのにも関わらず、そこからさらに無線化の処理、しかもプログラミングとかも関わってくるとかなんとか。
僕も以前から興味があったものの、ここまでやるのはなかなか手が出せず、ずっと見送っていました。
そんななか現れたのがCornix。
なんと無線分割キーボードの完成品をメーカーが発売している製品を3万円以下で購入することができてしまいます。
これまで無線分割キーボードを手に入れようとすると、キット・キースイッチ・キーキャップをそろえて3万円超えもめずらしくない状況で、無線化されていてアルミ筐体で高級感があり、それが3万円に収まっている。
まさに革命とも言うべきキーボードでした。
発売以来大人気なキーボードとなっていて、昨年夏明けくらいから発売されていますが、常に購入できるわけではなく、発売タイミングに合わせて予約をするタイプ。
2026年6月19日現在、昼の12時から再販が開始され、数量上限があるとのことなので、購入希望の方はお早めに。
前回の販売時は1日弱くらいで全モデル数量上限に達していました。
今回の販売では新色のグリーンが選べるようになっています。
今回販売分の発送については7月下旬とのことなので、1ヶ月程度待つと手に入れられそうです。
Keychron Orca echo

- 左右分割トラックボール付きキーボード
- Keychronとギズモードの共同開発製品
- 2段階のテンティングスタンドを内蔵
- 持ち運びやすくする、マグネット設計
- Keychron Launcherで、設定をキーボード本体に保存
- 「Ninja」「Samurai」の2つのキースイッチを選択可能
- 将来的に通常プロファイルにも対応予定
- クラファン最安22,908円
- クラファン開始6月19日20時〜
現在話題沸騰中のキーボード。
最近Nape Proの発売でも業界を震わせたKeychronとギズモードの共同開発ですが、さらにとんでもない爆弾を投下してきました。
それがこのOrca echo。
Cornixと同様の無線分割キーボードでありつつ、こちらはなんとトラックボール付き。
ついに無線分割トラックボール付きキーボードが市販品で買えてしまう時代がきてしまいました。
しかも驚きなのが価格がクラファンの単体最安値が22,908円。
これは分割キーボード市場を焼き尽くしてしまうかもしれません。
2万円のキーボードなんて高い!と思われるかもしれませんが、そもそもこれまで分割キーボードを手に入れようとしたら自作が基本であり、自作となるとキット、キースイッチ、キーキャップを自分で購入しなければなりません。
そうなると全部込みで5万円ほどになってしまうこともめずらしくないような実態があります。
そんななか、「メーカー品で」「完成された状態で」「2万円台前半で買える」ということは革命です。
しかも明らかになってきた仕様を確認すると見れば見るほど豪華で、持ち運びを意識して張り付く仕様やCornixと同様のテンティングするためのテンティングスタンドを内蔵、そしてキースイッチもリニアとタクタイルのスイッチが選択可能なようです。
キーカスタマイズに関してもKeychron Launcherを使えるので、簡単なうえに多機能だと思われるので、操作の難易度に関しても問題ありません。
ここまででももう十分なくらい盛りだくさんなのですが、最新の動画のなかで、Nape Proとの連携についても触れられていました。
Nape Proを〇〇のように使うとき、Orca echoが連動して〇〇の操作をできるみたいな連動機能。
これは搭載されるかはわかりませんが、技術的には可能とのことで、ここも加わったらさらにすごいことになりそう。
そんな機能性も話題性もとんでもないOrca echoですが、6月19日20時からクラファンが開始するとのことなので、気になる人は要チェック。
個数についてはおそらく制限をかけてないと思うので、焦らず購入できる気がします。
とはいえ、購入タイミングによって発送時期が変わると思うので、早めの購入はできるならした方が良いと思います。
そもそもKeychronとは?
今回はKeychronとギズモードのコラボ製品となっていますが、Keychronはキーボードのメーカー、ギズモードがテックメディアとなっています。
特にKeychronについては品質の良いキーボードを多数販売していて、僕も何種類もお世話になっている信頼のできるメーカーです。
お気に入りはアリス配列のQ10 Maxや打鍵感の良いK2 MAX。
多種多様な製品があるので、一度チェックしてみてください。
何と合わせてどこで使うのか
一見スペックだけ見るとOrca echoの方が無線分割なうえ、トラックボールもついているので性能が良いように見えます。
事実としてできることの多さとしてはトラックボールがついているというところでOrca echoが上でしょう。
しかし、重要なのは自分がどの端末と接続し、どこで使うのかが重要だと思っています。
想定される場合分けをします。
- 自宅×PC
- 外出先×PC
- 外出先×iPad/スマホ
細かく想定すればもっとあるかもしれませんが、ざっくり使用場面はこのようになるのではないでしょうか。
そしてこれらの場面を考えたときに、どのキーボードが最適なのかを考えるべきです。
自宅×PC
まず自宅×PCの環境から考えるのですが、この環境下にいる場合はどんな機材も自由に置けます。
つまり、キーボードだろうとマウスだろうとトラックパッドだろうと、なんでも自由に使える状態。
となったとき、これらの専用デバイスと比べて快適に動くキーボードやポインティングデバイスの役割をCornixやOrca echoが担えるのかというところ。
左右分割にして肩の負担を減らすというところではどちらのキーボードも優位性があります。
さらに多機能なキーカスタマイズによっていつも使っているキーボードよりも機能性高く使えるかもしれません。
しかし、トラックボールに関しては、手を動かさないで操作ができるというところはメリットかもしれませんが、本当に精緻な作業をするとなったときにはトラックパッドやマウスに敵わないのではないかと思っています。

となったとき、自宅で使う想定で、なおかつマウスは別途用意するならCornixでもOrca echoでも変わりがありません。
であればトラックボールがないCornixの方が余計なものがない分タイピングが快適になる可能性が高いです。
自宅×iPad/スマホという選択肢もあるとは思いますが、これもPCと同様で、自宅にいるなら快適な選択肢をいつでも取れるので、どうやって使いたいかによるのではないでしょうか。
外出先×PC
ここが使い方としては多くなりそうな気はしています。
最近よく見る使い方としてはmonographの堀口さんを筆頭に、ノートPCの左右にキーボードを置いて作業をするスタイル。
このセッティングについてはPCから手を離してキーボードだけで操作をしているので、トラックボールがついているOrca echoである必要があるので、Cornixでは対応できないセッティングと言えるでしょう。
PCの側面に置いて使いたい人はCornixかOrca echoどちらか選ぶのであればOrca echoになると思います。
一方で、尊師スタイルのように使うのであればCornixが優勢だと感じました。
キーボードの上において使うといったスタイルで、これによって設定してある多機能なカスタマイズをそのままに作業が行えます

この場合はすぐ下にあるトラックパッドを使うことになるので、トラックボールが不要。
そのためシンプルなキーボードであるCornixで十分でしょう。
とはいえ、尊師スタイルにしてしまうとあまり分割の意義がなくなってしまうので、らしさを引き出すには側面置きの方が良いかもしれません。
使う場面を想定したうえで個人的な体感の話をするのですが、このタイプのセッティングを見ていて思うのは、ノートPCに対して追加でキーボードを使う意義やトラックパッドを使わない理由は存在するのかというところ。

キーボードについては純正のままだとキーカスタマイズに制限があるので専用のキーボードを使いたいという気持ちはわかります。
しかし、トラックパッドについてはMacBookやそれなりのノートPCを使っているのであれば基本的には快適な動きであり、あえてキーボード備え付けのトラックボールを使う必要があるのでしょうか。
愛着のあるもので作業をすることで効率を図るというのであれば問題ないのですが、操作の正確さとか準備のスムーズさだけを考えるのであれば、そもそもあわせて使う必要がないのかな、と思ってしまいます。
そもそも論になりますが、外出先でPCと接続して使うことを想定している人はそもそもの使用から考える必要すらあるでしょう。
外出先×iPad/スマホ
個人的に1番検討できてどうするかを考えがいがあるのがここ。
これは使用者のスタイルとか感覚によって、CornixとOrca echoどちらも良さがあると思っています。
まずトラックボールがあってわかりやすいOrca echoから考えます。
iPadやスマホにはキーボードがないので、作業をするならキーボードが必要です。
そこでこれまでは折りたたみのタッチパッド付きキーボードなどを使っていたわけですが、その必要がなくなり、これ1つ持っていけばよくなります。
しかも多機能でスタイリッシュで愛着も持てるというところで、かなり理想的な持ち物になるでしょう。
トラックボールの快適度具合によっては理想のアクセサリーが完成するかもしれません。
一方で考え甲斐があるのがCornix。
Cornixはマウスは付いていないのでより快適に作業するのであればポインティングデバイスが必要です。
そこで相性が良いのがNape Pro。
個人的にはこれを中央に置くのが好きな置き方であり、この組み合わせらしさがあると思っています。

これによって分割の良さと縦長トラックボールの良さを引き出しながら、多機能な作業環境を構築できています。
しかもCornixにはクリック機能がついているので、本来Nape Pro側でクリックの操作をしなくてはいけなかった操作を一部代替可能。
この点でもかなり相性が良いと思っています。
とはいえ、Nape Proとの相性についてはOrca echoもクリックの操作はおそらく割り当てられるでしょうし、そもそもネイティブで特性機能に対応する可能性があるので、この辺りの互換性は圧倒的にOrca echoが上回る可能性があります。
iPadに接続する時限定にはなりますが、スマホをトラックパッド化することによる分割キーボードの可能性も今見出しています。
最近AIが本当に賢く発達してくれたおかげで、世に配布されているアプリを「これを実装して」というだけで使えるようになりました。
その実例の1つがこれで、iPhoneのトラックパッド化アプリなんてものが無料で公開されています。

これを使うとなんとトラックパッドとして使えるので、もはやNape Proすらもなくして、分割キーボードの間に置いて操作が可能に。
今はNape Proなのかスマホトラックパッドなのか、それともOrca echoのようなトラックボール付きなのかというところで、キーボードのない端末との接続時のキーボードとポインティングデバイスの最適解は模索中です。
けっきょくどっち?
場合分けをいろいろ考えてみましたがいかがだったでしょうか。
ちょっとまとめをしてみますが、個人的にはどう使うのかによって、CornixとOrca echoのどちらにも有利不利があると思っています。
単純にトラックボードがついていないからCornixは終わりというわけではなく、むしろトラックボールを使わないならCornixも十分に選択肢になり続けるでしょう。
それこそノートPCとの併用を考えていた人や自宅での使用を想定していた人にとって、「本当に備え付けのトラックボールでなんとかするつもりなのか?」「実はCornixで十分?」みたいなところは多いに検討すべきだと思います。
余計にトラックボールがついていることで、タイピングに影響があるかもしれないですしね。
あとは機能には関係ないですが、入手しやすさも少し考えておくべきポイントだと思っています。
Cornixの場合は最近再販機会も多く、だいたい月1くらいでの再販、そして1ヶ月程度での配送となっています。
一方でOrca echoは現時点11月配送となっていて、少なくとも数ヶ月は待ちが確定。
しかも、Nape Proの際には注文多数によって配送の時期が遅れていました。
あとは早期に購入したとしても1番早く届くかもおそらく未定。
現在僕はNape Proをコンプリートセットで購入したのですが、いまだ届かず…
購入に関してもクラファン開始直後にしっかり購入していますが、それでも最速配送とはならなかったようで、現在もう配送されている人に比べると1ヶ月ほど遅れているような状態。
ここからさらに遅れるかもしれませんし、どうなるか検討もつきません。
このような状態を考えると、欲しいから待つという姿勢に徹していると、下手すると年明けになっても手に入らないみたいなことも十分に考えられます。
となったとき、無線分割を少しでも早く触れられるCornixを今からでも使うというのも多いにありではないでしょうか。
Orca echoが楽しみにだというのはわかりつつも、そもそも使えない時間が長すぎるのも損失な気がするので、ひとまずCornixで慣らしておいてOrca echoに移行も計画するとかも良さそうな気がしています。
使い方が無限大
最後にちょっとだけそもそも分割キーボードってどんな良さがあるのかというところですが、やはり多機能性に尽きると思います。
今使用環境を考えただけでも数多くのアイデアが出てきました。
もちろん肩を開いて打てるから楽とか、機能的に優れているとかいろいろな理由はあるのですが、それも踏まえて可能性が多数あるのが楽しいというところも魅力ではないでしょう。
それこそ分割して打つだけではなく、片手側だけ使ってマクロパッド的に使うなんて方法もあると思います。

実際に今開発しているノートアプリがあるのですが、これは分割キーボードとの活用も想定していて、分割キーボードの片側を合わせて使うことでツールの切り替えやピンチインアウトを行って、かつてないほどスムーズに使えるノートアプリにしようと思っています。
僕はノートアプリですが、クリエイティブ系のアプリなんかにも相性良いでしょう。
このように、テキスト入力だけではない使い方すら模索できてしまうわけです。
配置のセッティングや使うガジェットの組み合わせ、はたまたアプリとの連携など、自分らしさを追求して、相性の良いキーボードを選んでみてください。
まとめ
話題の分割キーボード2機種についてでした。
どちらも販売タイミングがあるので、気になる方をチェックしてみてください。
































