AppleのEarpodsやAirPodsに代表される、インナーイヤー型イヤホン。
耳を塞ぐカナル型と違い、開放的で長時間使いやすいのが魅力で、ファンも多いですよね。
そして先日HUAWEIが、インナーイヤー型”FreeBuds”シリーズの新作「HUAWEI FreeBuds 6」を発売しました。
話題を呼んだ前モデル・FreeBuds 5の魅力を受け継ぎ、見た目はほとんど変わらず曲線美が際立つデザインになっています。
機能面は初のデュアルドライバーが搭載され、新作としての音質向上に期待が高まりますね。
そんなFreeBuds 6を実際に使ってみたので、よかったことや気になったポイントについてレビューしていきます。
提供:華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)
FreeBuds 6 の特徴
- 前モデルよりサイズ・重量ともに小さく、より耳にフィットする形状に
- デュアルドライバー搭載で、よりダイナミックなサウンドに
- インナーイヤー型ながら、ノイズキャンセリング性能〇
- 最大36時間のバッテリー持ちで、急速充電にも対応
- タッチ操作に加え、”うなずく”などの首振りジェスチャーで操作
- イヤホン本体のみIP54に対応し、防塵・防滴性能をカバー
- 価格21,780円
特徴としてはインナーイヤー型とは思えないほどの高音質とノイズキャンセリング性能。
どうしても音質や音の遮蔽に関してはカナル型圧倒というイメージがあるところですが、最近はそんなイメージも払拭できてしまうのではないかというクオリティになってきています。
音質については本当にインナーイヤー型なのかどうかを疑ってしまうほどの厚みや迫力を感じますし、ノイズキャンリングの効きはかなり優秀。
価格も2万程度となっており、おそらく競合として考えられるAir Podds 4のノイキャンありモデルと比べると1万円ほどの安いながら勝負ができるクオリティとなっていると言えるでしょう。
FreeBuds 5 とは何が違う?
前モデルからの進化を簡単にまとめます。
まずはステム部分が約12%小さくなり、本体重量も約9%軽くなりました。
小さくなっただけではなく、音質向上・通話性能向上・ノイキャン性能向上など目白押し。
さらにAIを活用した機能が追加されており、ヘッドトラッキング(ジェスチャー操作)が可能になりました。
翻訳やナビゲーションにもAIが活用されており、まさに今っぽい、最先端のイヤホンへと進化しています。
FreeBuds 6 のデザイン
カラーはブラック・ホワイト・パープルの3色展開。

今回使用したのはブラックで、グレーがかったラグジュアリーなカラーリングです。
ケースを閉めるとこタマゴ型となり、かわいらしくも、なんだか近未来を感じさせるデザインですね。

スベスベで手にすっぽりと入る大きさなので、ずっと持っていたくなるような質感です。
ケースはこのようにパックリと開き、慣れるまで片手では開けにくいかもしれません。

イヤホン本体は水玉のようなデザインで、丸みがかわいらしくもなんだか不思議な印象を受けます。

シリコンカバーが2セット付属しており、装着感を高められますが、ケースに入るときのジャストフィット感が失われてしまいました。
美しいデザインだからこそ、そのまま楽しむのが一番かもしれませんね!
FreeBuds 6 レビュー
ここからはFreeBuds 6の各項目についてレビューしていきます。
音質
全体的に好印象で、小型のインナーイヤーながら十分な表現がされていると思います。
デュアルドライバーが採用され、低音域はかなり力強く表現されている印象です。
音場も広いので臨場感があり、ダイナミックなサウンドを楽しめると思います。
中音域はまずまずで、細かい音もしっかり表現できますが、高音域はやや弱いかも、、
ドラムやベースなどは迫力があり、ボーカルも綺麗に聞こえるのですが、ピアノやトランペットといった高音に若干物足りなさを感じると思います。
ボーカルも、高く抜けるようなパートはこもったような感覚がありました。
少し高音についての記載が多くなってしまいましたが決してネガティブすぎる音質ではなく、低音に厚みがあるからこそ、高音の音域のバランス的に少しこもっている程度という印象です。
クリアさというよりは迫力を推してきているような、そんなイヤホンだと感じました。
まとめると「こだわるなら物足りない面も見えてくるが全体的に優秀で、ダイナミックで解像感の高い音」だといえます。
装着感
カナル型でイヤーピースMを普段使っているのですが、個人的にはちょっと小さく感じました。

全力で頭を振っても落ちることはなかったのですが、小さくズレている感覚があります。
気にしなければいいじゃんという話でもなく、フィット感が変わるとそのぶんノイキャンにムラが発生してしまうんです(こちらは後述します)。
またノイキャンONの場合は、ノイキャンのムラのぶん音質にも変化が生じていました。

なので僕の場合は、付属していたシリコンカバーをつけて装着感を高めていたというわけです。
爪を立てたら破れそうなくらい薄いのですが、シリコンカバーをつけるだけでフィット感が格段に向上します。
美しいデザインなので、何もつけずに使えるのがベストなのですが、、、どうしても気になる人にとっての選択肢が用意されているのはいいことですね!
ノイキャン性能
ノイキャン性能は高めで、インナーイヤー型なのにここまで静かになるかと驚かされました。
ただ、インナーイヤー型という特性上、完全に耳を塞げません(PNCとしてのノイキャン性能が低め)。
インナーイヤーにノイキャン性能を求める人は少ないと思いますが、すこし耳からズレると隙間から外音が入ってきてしまう点は念のため記しておきます。
ANCとしてのノイキャン性能に関しては、風も人の声もカットしてくれて、街中・電車内・カフェ等で使いやすいと感じました。
ただ、工事現場の響くような低音はカットしきれず、一緒に震えるような感じがします。
インナーイヤーとして必要十分な性能は余裕でクリアしているといえます。
操作性
FreeBuds 6はタッチ操作を採用しており、音量調整・ノイキャンモード変更・メディアコントロールをおこなえます。

ただこの形状が厄介で、本体を触る=押すことで装着部には逆の力がかかるので、耳から浮いてしまうんです。
タッチ操作のたびに、装着感を微調整する手間が発生するのはちょっと残念ポイントでした(個人差はあると思います)。
この商品に限らずですが、タッチ操作じゃないほうがいい場合もあるな~と思う今日この頃です。
FreeBuds 6 はこんな人におすすめ
小型で高音質なインナーイヤーを求めている人
FreeBuds 6の最大の魅力は「小ささ」であり、同時に人を選ぶポイントでもあります。
イヤーピースがSの人や、カナル型の圧迫感が苦手だという人は、かなり好みの形状なんじゃないかなと思います!
そこに加えて、インナーイヤー型の開放感は残しつつもシーンによってはノイズキャンセリングによってしっかりとした静寂環境で音楽を楽しめるも非常に嬉しいポイント。
肝心の音質に関しても低音の迫力が強く、パワフルなバンドサウンドを楽しめるイヤホンに仕上がっています。
長時間着用していても耳に痛みを感じず、さらに音質や機能性にも妥協がない優秀な1台であると感じました。
音質・ノイキャン性能も申し分なく、サイズさえ合えば満足感は高いはずです。
まとめ
デザイン性も高く、インナーイヤー型が好みなら選択肢にいれてほしい商品です。
定価21,780円と性能に見合うだけの値段はしますが、HUAWEIはセールにも積極的なので、ぜひこまめにチェックしてみてください!
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