「多機能なペンシルが欲しいけど純正は高すぎる」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで紹介したいのが「Redbean H1」。
搭載されたボタンをによって16種類の機能が使えるという多機能ペンシル。
しかもGoodnotes専用のボタン機能もあるため、Goodnotesを普段から常用している人には特にチックして欲しいペンシルとなっています。
そんなH1を実際に使ってみて気がついたことや気になったポイントについてまとめていきます。
提供:Redbean
Redbean H1の特徴
- 3つのボタン
- 16種類の機能
- Goodnotes専用機能搭載
- Procreate専用機能搭載
- 有線&無線充電対応
- チルト機能で筆圧調整
- パームリジェクション
- 定価9900円
H1の特徴はなんといってもボタンによる機能性の充実具合。
あとで詳細に解説しますが、Goodnotes専用の機能の使い勝手は素晴らしく、他社製のペンシルとは圧倒的に差をつけるほどの機能性があります。
ペンシルと消しゴムツールを切り替えることはこれまでもできていましたが、投げ縄ツールや蛍光ペンなども切り替えられるのには驚きました。
これだけの機能を備えていて価格が純正よりも安い9900円。
しかもこの価格は定価であり、現在(2025年3月)も開催中のクラウドファンディングの早期購入を狙えばさらにお手頃な価格で購入できます。

このように、特定のアプリや操作を快適にすることができる利便性が魅力です。
Redbean H1のデザイン

カラーについてはホワイト一色なようで、ブラックなどが選べるわけではないようです。
ペンシルの形状については丸みのある四角形といった感じで、見た目的には「ちゃんと持てるのか?」という感じですが、意外とすっきり持つことができました。

質感としてはマットで少し光沢を感じます。落ち着いた雰囲気を感じます。

ペン先は交換可能なタイプ。

純正のApple Pencilと互換性があったので、純正と互換のあるお気に入りのペン先がある場合使用できます。
ボタンは3つ搭載。カラーはグレーです。

本体上部にはUSB-Cのポートがあり、側面での磁気充電もできるのですが有線充電にも対応しています。

LEDのインジケーターでは電源のオンオフや充電を行えているかの確認ができる仕様です。
重量に関しては14g(実測は13.4g)。

Apple Pencil Proが19.15gで第2世代が18.2gであることを考えると、ちょっと軽いペンシルとなっています。
もう少し重みがある方が手に馴染む感じがして個人的には好みですが、軽量な方が好きな人には相性が良いかもしれません。
Redbean H1 レビュー
ここからはRedbean H1の各項目をレビューしていきます。
書き心地
ボタンによる機能も気になるのですが、まずはシンプルなペンの性能から。
まずペンの性能についてですが、これは書いていて特に問題を感じませんでした。
途切れなどが目立つペンシルもあるかとは思いますが、H1は問題なし。ありがたい。
筆圧検知には対応していないとのことですが、傾き検知機能はあり、角度によって線の太さを変えることができました。
また、パームリジェクション機能に対応していることで、画面に手が触れていたとしても手の感知をしなくなり、快適にペンシルで書けます。
ボタンの機能性
3つのボタンが搭載されており、これを押すことによって様々な機能を使えます。
押す方法としては「クリック」「ダブルクリック」「ホールド(0.5秒)」です。
この操作についてですが、汎用的なSafariやホーム画面で使える汎用的な機能とGoodnotesやProcreateといった特定のアプリ起動時のみ使える機能があります。
まず目玉であるGoodnotesから。
これが本当に多機能で素晴らしいです。
ボタンの割り当てについては画像を見てみてください。

今までペンと消しゴムツールの切り替えはサードパーティ製でもありましたが、それだけではなく投げ縄ツールや取り消し、蛍光ペンなど、様々な機能に対応するのは圧巻の機能性です。
Goodnotesを普段多用する人にとっては作業効率が爆上がりすること間違いなし。
個人的には投げ縄ツールの切り替えがすぐにできるのが非常にありがたいところ。
Procreateについては下記。

このアプリについては僕が普段イラストを描くわけではないので正直どこまで便利なのかが分かりかねるのですが、シンプルに9つの機能を手元で管理できるのは便利なのではないでしょうか。
最後に汎用的なボタン機能。
GoodnotesやProcreateだけではなく、Safari・Chrome・ホーム画面といった状態でも使える機能があります。
機能については画像を参照。

アプリの切り替えやページのスクロールなどを行えます。


再生や一時停止などの簡単な操作であれば対応しているアプリも多く、その数30種類を超えるそうです。
活躍頻度はGoodnotesなどの機能に比べると低くなるかもしれませんが、便利使える場面が多いペンシルであると言えます。
バッテリー

バッテリーに関しては連続使用10時間まで対応とのこと。
充電に関してはワイヤレスと有線どちらも対応しています。
短時間での充電にも対応しており、有線であれば20分程度、ワイヤレスの場合は40分程度で充電が終了するようです。
ワイヤレスの充電に関しては対応機種があるので確認しましょう。
基本的には2024年以降に発売された現行の最新型iPadには対応せず、2024年以前に発売されたiPadが対応となっています。
その他気になるところ
非常に機能性が高く使い勝手の良いH1ですが、1点不満を挙げるとすればマグネットの貼り付きについて。
2024年以降に発売されたiPad Pro(M4)・iPad Air(M3)・iPad mini(A17 Pro)などの機種は側面のマグネット位置が変更となってしまい、これまで使えていたサードパーティ製のペンシルが張り付かなくなってしまいました。
H1も該当していて、マグネットで多少貼り付きはするものの、がっちり貼り付いている感覚はありません。
また、貼り付きがないということもあって、ワイヤレスでの充電も新型iPadではできないです。
新型のiPadにも完全対応してくれていたら非常に嬉しいところでした。
しかし、現状新型iPadに対応しているペンシルというのは少なく、しっかり貼り付くペンシルは僕が知るなかだとMixooのペンシルくらいしかありません。
Redbean H1がおすすめな人
Goodnotesを多用している人
純正よりも安い多機能なペンシルを探している人
特徴はなんといってもボタンによる快適な操作性。
特にGoodnotesとの親和性は素晴らしく、これは純正を超えているのではないかと感じました。
Apple Pencil 第2世代段階でもペンシルと消しゴムツールの切り替えはありましたが、H1はそれだけに留まらず、投げ縄ツールや蛍光ペンのツールにも対応。
Apple Pencil Proでも似たような切り替え機能はあるとは思いますが、ペンシルの物理ボタンによる切り替えはより確実性が高くスムーズなのではないでしょうか。
普段からGoodnotesを多用している人にとってこの親和性の高さは魅力であると感じました。
また、僕がアプリを使い慣れていなくて詳細な検証ができていないのですが、Procreatetの専用キー設定も充実しているので、Procreateを使い込んでいる人にとっても使いやすいペンシルになっていると思います。
これだけ機能が充実しているサードパーティ製のペンシルはなかなかないので、多機能なペンシルが欲しいと考えている人にとってはかなり有望な選択肢となるでしょう。
一方でペンシルが新型のiPadには貼り付かないし磁気充電もできないのは痛いポイント。
とはいえ、現状新しいiPadに対応しているメーカーの方が少ないくらいなので、ここはこれからの進化に期待したいところ。
もしくは普段からペンシルホルダー付きのケースを常用している人にとっては関係ない話になるかもしれないので、貼り付きがないというデメリットはなんとか解消できるかもしれません。
まとめ
GoodnotesやProcreateを使っている人には革命が起こるかもしれないペンシルのレビューでした。
Goodnotesで投げ縄ツールが即座に切り替えられるのが革命的すぎてめちゃくちゃ気に入ってます。
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OneNoteや純正ノートアプリで各ボタンを押した時に何が反応するかを教えてほしいです。
取り消し以外は無反応ですか?それとも何か動作しますか?
GoodnotesやProcreate以外での挙動については記事内にある対応アプリと操作の画像を見てください!
アプリにもよりますが、再生停止・下にスクロールのような簡単な挙動のみ対応しているような感じですね。