最近話題のオープンイヤー型のイヤホンが気になっている人もいるのではないでしょうか。
ですがオープンイヤー型の悩みとして「サイズが大きい」「重くて装着感が悪そう」「音質がいまいち」そんなネガティブな側面があるのも事実です。
しかし、今回レビューしていくオープンイヤー型のイヤホンは「コンパクト」「軽量」「高音質」と、これまで懸念していたことをすべて解決してしまうようなイヤホン。
そんなこれまでの悩みを吹き飛ばすようなイヤホンはACEFASTから発売されている「ACEFIT Air」。
今回は実際に使ってみてわかったことや気がついたことについてレビューしていきます。
提供:ACEFAST
ACEFIT Airの特徴
- 軽量コンパクトなイヤホン
- ポケットサイズの充電ケース
- 独自技術が生む音質体験
- 防水性能IP55
- クーポン適用で12000円以下に
ACEFIT Airの外観・同梱物
ACEFIT Airの同梱物やデザインについて見ていきます。
同梱物
- イヤホン本体
- ケース
- USB-C to C ケーブル
- 説明書
デザイン
カラーについてはブラックとホワイトの2色展開。今回はブラックのレビューになります。
ケースは横に平べったいデザインとなっていて、横幅は約7.8cm、奥行きが6.2cm。
大きさとしてはそこまで小さい印象はありませんが、特徴はなんといっても薄さ。
厚みが2.4cmと非常に薄く、大きさはありますがコンパクトに十分持ち運べるサイズ感だと思います。
同様の耳かけ式のオープンイヤー型イヤホンであるQCYのCrossky GTR2と比べると、こちらは横幅約10.2cm、奥行き約5.3cm、厚み約3cmとサイズ感の違いが一目瞭然。
ACEFIT Airがケースだけ見てもコンパクトなことがわかるでしょう。
薄さのレビューに熱が入ってしまいましたが、こんなに薄くても背面にUSB-Cのポートが搭載。
薄くてもしっかり物理ポートまであるのはさすがです。
ケースを開くとイヤホン本体がきれいに収納されています。
それぞれの向きについてはRとLが記載されているので、どちらを着けたりしまったりするかは一目でわかるでしょう。
イヤホン本体も非常にコンパクトかつ軽量で、重々しさを感じさせないデザイン。
フックの部分を耳にかけ、ACEFASTの刻印のあるスピーカー搭載部分が耳の穴の少し上側あたりにぶらさがるように装着します。
ACEFIT Air レビュー
ここからはACEFIT Airの各項目についてレビューしていきます。
音質|低音の厚みも感じる高音質
イヤホンにとって肝心な音質についてですが、これがかなり高音質で驚き。
しっかりと低音まで鳴っていて厚みのあるサウンドが聞けます。
これまでQCYのCrossky C30やCrossky GTR2、前モデルのACEFIT NEOなどさまざまなオープンイヤー型を使ってきましたが、低音の厚みは1番なのではないかと感じました。
低音に厚みが出ることによって音全体の厚みも増強され、聞き応えのあるサウンドになったような気がします。
そもそも旧モデルのACEFIT NEOときからかなり厚みと立体感のある音だったのですが、同等かそれがより洗練されたような印象です。
音の迫力や厚みに関して音量を上げていけばカナル型のイヤホンで音楽を楽しんでいるような感覚を得られるでしょう。
音量が上がって音圧が上がったときのギターのバッキングの音の立体感や迫力は本当にカナル型と聞き間違えるほどの音の解像度があると思います。
音漏れを気にせず音量上げて聞いたときの迫力がカナル型並みというかこれはこれでオープンイヤー独特の音の広がりがあってむしろACEFIT Air で聞きたくなるというようなレベルで好きかもしれないというレベル。
スピーカーで音上げて聞いたりライブ行ったりしたときみたいな、音が拡散されている感じはもちろん少しあるけど気持ち良い厚みや迫力がある音が聞こえてきてかなり好み。
口コミの評価も良好
かなり音の印象が良かったのでついつい気になってAmazonの口コミを確認してみました。
口コミ件数が36件と母数は少ないのですが、星5の評価をしている人が75%以上。
内容を読んでみると、「イヤーフック型としては欠点と言える欠点がほぼ消し去られていると思います。」というコメントがありました。
個人的にはこのコメントに賛同で、正直オープンイヤー型として見たときの音質は十分に満足ラインを越していますし、他の機能についても大きな不満がないというのが素直な感想です。
このコメントがかなり的確にACEFIT Air を表しているような気がします。
他の口コミを読んでみても概ね満足している様子でした。
特に音質と軽さについての満足度が高いようだったので、オープンイヤー型として気をつけたい音質や装着感の良さといったところをしっかりと超えて、多くの人を満足させているようです。
装着感|軽量でつけているのを忘れるほど
本当にこれ軽量なんですよね。
重さが片側7.6gで500円玉と同じくらいの重さでした。
耳にかけてしまうと本当に重量がわからなくなってしまうほどで、長時間の装着にも向いています。
また、耳にかけるタイプなので安定感や圧迫感のなさが他の形状のオープンイヤー型に比べて抜群です。
フックがしっかりと耳にかかっているので頭を振り回してもまったく落ちる気配がありませんし、ひっかけているだけなので、イヤーカフ型のような挟み込まれているような感覚もないのが魅力だと感じました。
これまでは本体が重くて違和感があるから耳かけタイプのイヤホンを選ばなかった人でも圧倒的に軽いので問題なく使えるはずです。
あとは少数派な課題かとは思いますが、さまざまなサイズ・形の耳に対応できるイヤホンだと思います。
Amazonの口コミには5歳の娘もつけられました、とったレビューもありましたし、餃子耳の僕でのしっかりとひっかけることができましたしちゃんと装着できました。
オープンイヤー型は耳の形がシビアに見られる場合があるのですが、餃子耳の僕ですらちゃんと装着できたし5歳の子でもつけられたことから、かなり幅広くつけられるイヤホンであることは間違いないでしょう。
外音の聞こえ方|遮蔽感はなくクリア
外音の聞こえ方は非常にクリアです。
外耳道の入口付近を塞いでないということで、非常にはっきり周囲の音が聞こえてきます。
音楽の再生を止めてしまえば何もつけていない状態と変わらない感じで聞こえてきました。
外耳道の入口付近を塞いでいないというのが非常に大きく、遮蔽物がないことによってACEFIT NEOよりもはっきりクリアに聞こえてきます。
自転車どうなの?
あまり触れたくはないのですが、正直オープンイヤー型のイヤホンが欲しい人というのは「自転車に乗りながら使えるイヤホンが欲しい」という人も一定数いるのではないでしょうか。(というかむしろメインなくらい)
不要な誤解を生むのも嫌なので個人の考えだとしても触れたくないのですが、触れないのもフェアではない気がするので一応自分が調べた範囲内の話をします。
前提として自転車走行中のイヤホンの使用については推奨しません。事故につながる可能性が高まるので、できるかぎり着用は避けるのが無難だと思います。
ではイヤホン着用が違反なのかというと、これはグレー。
一応令和5年付けで公表されている警察の資料があるので、これを元にすると「運転者が安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態であるかどうかをもって違反の成否を判断する必要がある」、つまり聞こえていれば違反ではない、認めたくないけどね、といったところでしょうか。
しかし、地域によっては条例で禁止にしているところもあるので、絶対にどこでも着用可能というわけでもありません。
これらの前提を踏まえて自転車走行について言及すると、耳かけ式という形状のため装着感は非常に安定していますし、外耳道の入口付近を塞いでいないので、周囲の音も聞き取りやすいうえにデザイン的にも塞いでいないことを主張しやすいです。
そのため自転車走行には問題なく使用できるイヤホンであるとは思います。
ただし、先ほども話した通り、基本的には事故に繋がりやすいため個人的な意見としては着用非推奨。
マルチポイント:超優秀レスポンス
ここ最近のマルチポイント搭載イヤホンの中では1番良いかもしれないレベルで優秀です。
まず何が優秀かというとレスポンス速度。
Macで曲再生中にiPhoneで曲を再生してみたところ1秒足らずで素早く切り替えばできました。レスポンスめちゃくちゃ早くて超優秀です。
そして驚くべきは曲再生中の割り込み切り替えに対応しているところ。
マルチポイントは最近搭載しているイヤホンが多くなってきましたが、曲の再生を止めている状態ではないと切り替えができないモデルが多く、制約を感じてしまいます。
しかし、ACEFIT Air はそんなめんどくさい制約はなく、曲の再生中だろうと別の端末で再生すれば切り替えできます。
この割り込みは格安と高級を分けるラインだと感じているの非常に好印象。
そして最後接続方法。
アプリを使用したり特別な手順をふまなければいけないモデルもありますが、これについても簡単。
1台目が接続できた状態でBluetoothをオフ。接続先がない状態になると勝手にペアリングモードに。そして2台目に接続します。
最後にもう一度1台目端末のBluetoothをオンに戻してACEFIT Air と再接続すれば接続完了です。
アプリなどを使うことなく本体設定のわりとベーシックな方法で設定を済ませられました。
説明書にこの方法が書いてなかったのは分かりにくいですが、できてなかった人はこの方法試して見てください。
総じて非常に優秀なマルチポイント性能で、複数端末に接続したい人にとっては魅力的なポイントだと思います。
旧モデルのACEFIT NEOはマルチポイントに対応していなかったので、マルチポイント搭載の同メーカー製品が欲しい人はACEFIT Air が圧倒的におすすめといえるでしょう。
バッテリー
- 約6時間
- ケース込み25時間
連続再生が6時間保つというところで、日中使い倒したとしてもすぐに充電切れになるということはなかなかないと思います。
フィットネス中や日中仕事中に使用し続けても問題なく使い続けられるでしょう。
操作性・アプリの使用感
タッチコントロールに対応していて、ACEFASTのロゴがあるあたりをタッチすると反応します。
タッチごとにどんな機能にするかというのはアプリで設定が可能です。
アプリでは他にもイコライジングも可能で、自分好みの音に調整することができます。
けっこう設定の幅が広いので、自分好みの設定を見つけるということもできるでしょう。
その他気になるところ
個人的にはかなり満足度の高いイヤホンで、これといって気になるところを見つけることができなかったというのが正直な感想です。
あえて注意をするのであれば、これはACEFIT Air が悪いという話ではないのですが、耳かけタイプという性質上、マスクメガネとは相性が悪いと感じました。
耳にかけなくてはいけないため、同様に耳にかけて使うメガネのツルやマスクの紐には重なってしまい、つけるときや外すときにちょっと面倒です。
そのため、季節柄マスクをいつも使用する人やメガネを常につけている人は注意が必要ではないかと感じました。
これらの人はツルや紐が干渉しないイヤーカフ型の方がストレスなく使えるような気もしています。
ACEFIT Airはこんな人におすすめ
持ち運びやすい耳かけ式のオープンイヤー型イヤホンを探している人
このイヤホンで感動したのはとにかくケースを含めてコンパクトだということ。
特にケースの薄さが抜群で、厚みが気にならないうえに軽い。
もちろん大きさはある程度あるのですが、耳かけ式はイヤホン本体が大きめなので、それを考慮すればしょうがないといったところ。
最近はフィットネス需要だけではなく、職場でも周囲の音を聞きながら使うイヤホンとして使いたい人もいることから、普段から持ち運んでいろいろな場面で使いたい人が多いのではないでしょうか。
ACEFIT Airであれば薄型軽量なので、日頃から持ち運ぶとしても気軽に持っていけます。
また、イヤホンとして音質が高音質で音楽もしっかり楽しめるだけではなく、耳かけ式で安定して耳にかけていられる点も魅力。
最近はイヤーカフ型が人気ですが、耳に挟むのが苦手な人はこちらの方が付け心地が良いと感じるでしょう。
そして、そんな耳かけ式のなかでも軽量でコンパクトなので、付けていることを忘れるくらいの感覚で使用できると感じました。
まとめ
非常にクオリティが高く持ち運びも容易なイヤホンと出会えて嬉しい限りです。
話題のオープンイヤーの進歩を感じました。
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