新しい体験ができるARグラスですが、相性のよいアクセサリーやガジェットについてはまだまだ紹介している人が少ないように感じています。
そこで今回はARグラスを使用してもうすぐ1年であり、ARグラスメーカーの公式アンバサダーにまでなってしまうくらいARグラスが好きになって使い込んでいる僕が、これまで使ってきて相性がよかったと感じたアクセサリーやガジェットについてまとめてみました。
Fusion Keyboard/MOKIBO
ARグラスを買うなら絶対に必須レベルで必要なキーボードです。
現状のARグラスはまだ接続している端末の映像が見えるのが主な機能であり、端的に表すのであれば小型モバイルモニターのようなもの。
そのため、映っている画面を操作するためには接続している端末で操作が必要ですが、スマホやiPadに接続していると、ARグラスをかけた状態では手元が見えにくいです。
そこで活躍するのがこのキーボード。
なんとさわるとタッチパッドになるというめずらしいガジェット。
これのおかげでマウスとキーボードを2つ持ち歩かなくても、ポインター操作と入力作業をこなすことができます。
映像出力対応ケーブル/CIO・UGREEN
メーカー推奨なのは純正のケーブルなのですが、長さや柔らかさを自分好み調整するためには社外製のケーブルを選ぶ必要があります。
僕もしばらくXREAL純正のケーブルを使用していたのですが、断線の可能性を考慮して、別メーカーのケーブルに変えてしまいました。
選んだケーブルは2つあり、CIOとUGREENのケーブルです。
CIOはいつも愛用している柔らかいシリコンケーブルの映像出力対応ケーブルが発売されていたので選び、UGREENはシリコンではないものの、L字になっているケーブルを見つけたのそちらを。
USB-Cであればいろいろなメーカーのケーブルを選べるので選択肢が多くて選びやすかったです。
1点注意はUSB-Cならなんでも良いというわけではないということ。
USB-Cのなかには映像出力やデータ転送には対応しているけれど、映像出力に対応していないケーブルも多々あります。
ARグラスに接続するのであれば、映像出力対応のケーブルであることが必須条件です。
また、映像に関しても4K120FPSまで対応できるなど、画質やリフレッシュレートの制限もあります。
ARグラスは現状フルHD120FPSがスペックの上限値になっているので、最高でもこの数値を超していれば快適に使えるでしょう。
XREAL Beam Pro
これはXREAL限定のオプション製品にはなるのですが、圧倒的に他社を突き放す革新的なガジェットとなったので紹介させてもらいます。
ARグラスはさっきも説明した通り、小型モバイルモニターのような側面が大きく、映像を操作するにはキーボードがやマウスが必要とお伝えしました。
しかし、このBeam Proであればこれをリモコンのように使うことで目の前に出ている映像を操作できます。
しかも、Beam ProにはXREALのARグラスに最適化されたAndroidベースのnebulaOSを搭載していて、自由にアプリをダウンロードできるほか、専用のホーム画面でアプリを操作できます。
他にも空間撮影に対応して、立体感や奥行きを感じられる写真や動画を撮れるなど、ARグラスならではの体験もできるようになりました。
使用できるのはXREALのARグラスのみとはなりますが、現状ARらしい体験を1番させてくれるのはこのガジェットだと考えています。
メーカーのオプション製品
ARグラスでの体験を向上させるのであれば、メーカー純正品のオプション製品はやはり相性が良いです。
例えばXREALのオプション製品「XREAL Beam」であれば、接続をするとブレ補正や3DoFという、視聴を快適にする表示方法が使えるようになるほか、switchを接続すれば寝ながらでもゲームができるようになります。
Rokidのオプション製品である「Rokid Station」は、AndroidTVベースのOSが搭載されることによって、映像視聴関係のアプリを多くダウンロードできるようになりました。
これによって、スマホやPCを接続しなくてもRokid MaxとRokid Stationだけで映像視聴を楽しめるように。
メーカーのオプション製品は製品との親和性がよく作られているので、用途によっては非常に快適なAR体験ができるようになるでしょう。
iPad
僕がiPadユーザーということもあるのですが、iPadとの親和性は悪くなかったと思います。
主に使っていたのはiPad mini 6とiPad Proです。
使い分けについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
スマホに接続するのが1番コンパクトにはなるのですが、現状iPhoneに接続した場合はデフォルトのホーム画面は縦画面のままで、せっかく横で大画面にできるのに、ショート動画を横画面でみているような表示方法になってしまいます。
iPadであればホーム画面も横画面に対応しているので、映像が見やすく作業がしやすかったです。
デックスモード対応のスマホが最高だと思う
僕はiPadしかもっていないので、横画面で合う最小デバイスや使いやすいコンパクトさのガジェットがiPadになりますが、最小の横画面で相性が良いのはデックスモード対応のアンドロイドスマホだと感じています。
Galaxyに接続させてもらったことがあるのですが、デックスモード対応の機種であれば外部モニターに接続するとスマホの画面が見えるのではなく、PCのホーム画面のような映像に切り替わります。
つまり、スマホだとしてもPCのような横画面とUIで操作できるようになるということです。
おそらくこれが最小で相性のよい組み合わせだと思います。
イヤホン
ARグラスにはスピーカーがついているのですが、剥き出しのスピーカーということもあって音質はイヤホンやヘッドホンの方が上です。
また、音漏れの問題もあるので、個人的にはイヤホン推奨。
イヤホンは正直たくさん出過ぎて何をおすすめすれば良いかわからないところではあるのですが、僕はApple製品の手持ちが多いのでAir Pods Proを使っています。
コスパ重視ならQCYやSOUNDPEATSがおすすめで、デザイン性ならnothingやMarshallがお気に入りです。
ノイキャン強めの機種だとよりARグラスで見た映像に没入できると思うので、予算に合わせてお気に入りのイヤホンを見つけてみてください。
ROG ALLY
おそらくこれが1番画期的で相性の良い使い方だと思っています。
ポータブルゲーミングPCに接続して、どこでも大画面でゲームができるようになる使い方です。
僕が持っているのはROG ALLYというポータブル機で、PSPのような形をしていますが、これがPCとなっています。
中身がPCということで、USB-Cのポートに繋げば映像が目の前に表示され、PC用のゲームを遊べます。
ポータブル機でも組み合わせることで小さい画面を解決して遊べるのが魅力です。
また、ARグラスの多くはリフレッシュレート120Hzまで対応していることがあり、実はゲーム用のモニターとしても優秀な側面があります。
僕が自宅で使っているモニターはリフレッシュレート60Hzまでしか対応していないので、PC側が120Hzを出せるスペックだとしても表示に対応できません。
しかし、ARグラスであれば120Hzまで対応しているものであれば、PC側のスペック次第で非常になめらかな映像を視聴できる可能性があります。
ポータブルゲーミングPC用ドックなど
ポータブルゲーミングPCはポートが少ないというデメリットがあります。
これではARグラスを接続してポートが埋まってしまうのでマウスやキーボードを接続できません。
そこで何を使えば解決できるかというとドックを導入すればいいんです。
switchのようなドックがポータブルゲーミングPC用にも発売されていて、これを使うことでポート数を増やせます。
また、ポータブルゲーミングPC自体のバッテリーが少ないという問題も解決可能です。
これにROG ALLYをのせ、空いているポートにマウスやキーボードを繋げばコンパクトなゲーミング環境が完成します。
USB-Cの接続端子は充電とROG ALLYを繋ぐために使用してしまうので、USB-C to HDMIというちょっと特殊なケーブルが必要になるのは少しめんどくさいですが、これだけ用意すると大きなモニタースペースを準備しなくても自分だけのゲーミングスペースを構築できるので夢がありますね。
まとめ
ARグラスへの知見も溜まってきたので、これまで使ってきたおすすめのガジェットまとめてみました。
まだまだ相性の良いガジェットは探していきたいと思っているので、もし使用しているなかでおすすめのガジェットがあればこの記事のコメントやYouTubeのコメント欄で教えていただければと思います。