ES-8をフットコントローラーとしてDD-500とKEMPERを2つ同時に制御する

ES-8をただのプログラムスイッチャーとして活用するだけではもったいない!ということでMIDIについてもようやく勉強しはじめたのが最近のこと。

以前にDD-500のバンクをES-8で切り替えることと、KEMPERのリグをES-8をフットコントローラーとして使って切り替えることをやってきたので、今日はこの2つの合わせ技です。

何をするのか

今回行うことは「ES-8でMIDI制御をし、DD-500のバンクを操作しつつKEMPERのリグを切り替える」です。

接続方法

今回はES-8から出した指示をDD-500とKEMPERが受け取る形になるので


  • ES-8:MIDI OUT
  • DD-500:MIDI IN
  • KEMPER:MIDI IN


となります。

MIDIケーブルの接続は自由でいいと思うのですが、僕はボードの配線の関係で

  • ES-8→DD-500→KEMPER

の順でつないでいます。

MIDIの設定

設定しておかなくてはならないのは


  • MIDIチャンネル
  • CC(コントロールナンバー)
  • PC(プログラムナンバー)


これらは事前に設定しておかなくてはなりません。

CCやPCの言葉の意味について説明した記事があるので、わからない方は確認してみてください。

DD-500での準備

詳細な設定は下記の記事と内容が同じなので、詳しくは過去記事を見ながら設定してみてください。

今回はCh1と設定し、PCは1、CCは80とします。

KEMPERでの準備

KEMPERについても詳細な説明は過去記事にありますので、こちらを参考にしながら設定してみてください。

ChはDD-500と被ってはいけないので2。PCは1、CCは73で設定します。

ES-8での設定

今回はMIDI制御によって2つの機器を同時に動かすことになります。

よって設定はDD-500のMIDI設定とKEMPERのMIDI設定と2回行う必要があります。

まずはDD-500を動かす設定をやっていきます。

DD-500を動かす設定

保存したいバンクとプリセットを表示


  • EDIT→Patch

  • Patch MIDI1

  • Chの設定
  • LSB/MSBの設定
  • PCの設定

それぞれChを1、LSB/MSBをOFF、PCを1と設定しましょう。


  • CCの設定
  • Valを設定

DD-500のオンオフに関してが80なので、80に設定。

Valは127に設定。


WRITEを押して保存画面へ

KEMPERを動かす設定

DD-500を動かす設定と手順はほとんど同じです。

違う点としては「Patch MIDI2」で設定を行うことです。

Patch MIDIに入ると1~8の設定ができると思うのですが、これは1つのプリセットに対して8つの設定ができるということです。

つまり今回の設定でいくと「3ー4というプリセットに8つの指示を含ませることができる」ということです。

今回は8つ指令がだせるうち、DD-500とKEMPERの指示しか出さないので2つだけですが、もっといろんなエフェクターをつなげたりパソコンを繋げたりしても指示が8つまでなら通るということですね。

では手順のほうをやっていきます。


  • 保存したいバンクとプリセットを表示

  • EDIT→Patch

  • Patch MIDI2

  • Chの設定
  • LSB/MSBの設定
  • PCの設定

それぞれChを2、LSB/MSBをOFF、PCを1と設定しましょう。


  • CCの設定
  • Valの設定

KEMPERのボリュームに関してが73なので、73に設定しておきます。

ValはCCの値を指示する数字です。0がオフ、127がオンであることがおおいので127としておきましょう。


  • WRITEを押して保存画面へ


手順は以上になります。

これで設定したプリセットを踏むと、DD-500が1ーAになり、KEMPERがPC1に設定したリグに切り替わっているのではないでしょうか?

まとめ

最初Patch MIDIが1~8まであってなんのことなんだ?って思っていたのですが、指示できる機器の数だとわかったときにMIDIのすごさに圧倒されましたね。

家にMIDIを使える機器が2台しかないのでこれ以上は試しようがないですが、この機能を知るとMIDIがあるかないかも購入検討の要項に入ってきますね、、、

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