【FLOORPACK ver.2】ARグラス持ち運び用リュックの最適解|2階建て構造と収納ギミックがフィットする|レビュー

ガジェット系YouTuberとしても有名なモノグラフの堀口さんとiPad系YouTuber平岡さんが経営する会社、dripから発売されている人気リュック「FLOORPACK」。

発売自体は数年前で、僕も発売当時(Makuakeでのクラファン)がものすごく盛り上がっていたのを覚えています。

その盛り上がりは冷めることなく、2024年現在も販売が告知されるとすぐ売り切れてしまうほどの人気。

ちょっと気になるな、とか思いつつずっとスルーし続けていたのですが、最近ARグラスの持ち運びで感じてる不満をこのリュックなら解決できるかも?と気がついてしまい、話題からはずいぶん遅れ、このFLOORPACKを購入してみました。

これまでARグラスの持ち運びにどんな不満を抱え、FLOORPACKがどのようなポイントでその不満を解消してくれたのかを解説します。

YouTubeはこちら

外出時・電車内使用で困っていたこと

半年間ARグラスを電車で使ったり、外出時にカフェで使ったり、めずらしい体験をひたすらしていたのですが、その中でARグラスの持ち運びについては困ったことが多々ありました。

カバンの深くにARグラスのケースが埋まる

ARグラスは電車使用が多いのですが、特に通勤中の問題は乗り換えによっては乗車時間が短いこと。

15分ほどで乗り換えとなってしまう場合、素早くセットアップを完了させないと使用時間が短くなってしまいます。

僕の場合はまさにこれに当てはまり、通勤自体は1時間あったもののそれぞれの路線で10〜20分程度しか乗る時間がないため、セットアップは時間との戦い。

ですが、メインで使用しているリュックは(というか持っているどのリュックでも)、物を入れるスペースは1つで、ARグラスのケースはスペース内のわかりにくい場所まで入り込んでしまう場合がありました。

リュック奥の方に埋まってしまっている場合、チャックが上部や側面にあったとしても手を奥まで入れなければならないのがストレスでした。

持ち物を減らしたくても有線は必要

現状で発売されているARグラスの特性上、有線での接続は必須です。

そのためケーブルの持ち歩きが必要なのですが、これが意外とめんどう。

ケーブルを持ち運ぶためだけにポーチに入れて持ち運ぶのも荷物が増えて面倒だし、リュックの小物入れとかに入れるのも、他のしまってある物に干渉してしまって何かと使い勝手が悪い。

あとは小物入れ的なスペースって、メインスペースとは別の場所にあることが多いので、ARグラスを取り出すためチャックを開け、ケーブルを取り出すために小物入れのスペースを開け…と、2回チャック開けるのもなんだかめんどくさいなと感じてしまって億劫になってしまいました。

結局それが面倒くさくて、今はケーブルをメインのスペースに剥き出しで入れて、ガサゴソ探すみたいな方法をとっています。

接続端末の複数台持ちの場合もある

電車内でARグラスとあわせて使いたい端末はiPadですが、カフェでは普通にMacBookで作業したい気分のときもあります。

そうなると、iPadとMacBookを持っていきたい!となるわけですが、基本的にリュックにはPCスペースはあっても1つだけ。

iPadとMacBookを重ねてPCスペースに入れるのに少し抵抗があるんですよね。擦れて傷つかないかとか固い物同士の密着は衝撃に弱い?とか。

せっかくいろいろ持っているからその場にあわせてぴったりな物が使いたくなるわけですが、意外と上手に運べるリュックやショルダーバックはない物です。

ちょっと重たい

AR

普段iPad mini 6とキーボードとARグラスを持ってもそこまで致命的な重さではないと感じています。

しかし、1時間ずっと肩に負担がかかっているとしたらどうでしょうか。

僕はリュックよりはショルダーバックだったり、ポーチだったり、片側の肩で持ち運びが完結するカバンが好きなのですが、ARグラスのセットは1時間くらい片側だけで持ち運ぼうとするとじわじわ重いです。

致命的とか耐えられない!というほどではないのですが、長時間持っていなくてはならないとなると、少し重い。

特に通勤中は座れる時間も限られている場合が多く、ずっと肩にかけていると重さを感じてしまいました。

収納スペースや取り出すまでのアクセスのしやすさのポイントからショルダーバックくらいのコンパクトさが理想なのですが、継続的な重さに耐えられず、容量が大きくなってARグラスを探しにくくはなるけれどリュックを使用していました。

すべてが解決されたギミック

上記のような不満を抱えていた僕に対してすべてを解決できた理想的なバックがFLOORPACK ver.2

ガジェット系YouTuberの堀口さん平岡さんが経営するdripの商品ということもあり、このリュック自体はMakuakeでのクラウドファンディング開始のときから知っていました。

発売から数年経ち、ずっとスルーしてきたわけですが、今この時期に購入してARグラスとの掛け合わせで大満足しているポイントについて解説します。

2階建て構造によってARグラスにすぐアクセス

メインの使用環境であった電車でARグラスを使用している際、毎回考えたのが「もっと素早くARグラスを取り出したい」ということ。

これまで使っていたリュックではARグラスがリュックの底のあたりにあり、取り出すためには腕を奥まで入れなければならないので手間でした。それに奥にあってARグラス自体が見えない・見える位置で取り出せないというのも気になるポイント。

しかし、この2階建てであれば、上部のチャックを開くとすぐ手前にARグラスが見えます。

開けてすぐに取り出せるこの導線のスムーズさが快適そのものです。

また、僕は電車に座るときはリュックを足と足の間においてしまうタイプなのですが、この置き方をしたとき、体を大きく屈めなくてもチャックを開いて手前にあるケースを取り出せばいいだけなのは本当に便利でした。

メッシュ型の小物入れがケーブルをしまうのに最適

小物入れ用のチャックスペースは別途あるのはもちろんですが、ガジェットポーチによくあるメッシュ型のポケットがメインスペースに採用されているのが使い勝手が良く素晴らしいです。

開き口が少しゴムの反発で中の物が飛び出しにくいようになっているのも最高。

これによって、ケーブルをガジェットポーチを使うことなくメインのスペースにしまえるうえ、どこかに飛び出してしまうということもありません。

ARグラスを取り出したそのついでに、同じ導線でケーブルを取り出せます

また、このポケットは2つあるので、片方をBeamやドッキングステーションなどのオプション製品を入れ、もう1つをケーブル用に使うなど、さらに多用途に使えるのも気に入っているポイントです。

iPad用の収納スペースがある

このリュックPCを入れるための収納スペースの他に、iPadを入れるための背面ポケットまで完備。これにはかなり感動してしまいました。

もはや最近のリュックにとってPCの収納スペースはないモデルを探す方が難しいくらい必須のスペースですが、iPad用のスペースというのは逆にあるのを探すのが難しいほどめずらしいと思います。

そもそもタブレット端末を持っている人が少ないというのが実情ではあると思うのですが、僕のようにMacBookとiPadを持っていて、どちらも持ち出したいけど両方運ぶにはリュックの設計が合っていない、という人は少なからずいたはずです。

でもそんな少ない人にとっての最適解を準備してくれたことに非常に感謝

このスペースのおかげでMacBookとiPadの両方を持ち出し、電車やカフェなど、環境にあわせてあった端末の方でARグラスを使えました。

コンパクトさが逆にフィット

購入するまで気がつかなかったのですが、このリュック容量が13Lとかなり少なめ。

同じくらいのサイズのリュックであれば25Lくらい入りそうなところ、13Lしか入らないので大容量とまでいかなくてもほどほどに入るリュックを求めている人にもあまり向かないような気がします。

ですが、ARグラス持ち運び用としてはこれ以上ないくらいフィットしていると感じています。

そもそもARグラスを持ち運びたいという人は、軽量な持ち物だけど作業・視聴環境には妥協したくないという、ミニマルとマキシマムの対極を共存させたい人なのではないでしょうか。

そう考えると、必要な荷物はARグラスとPCと外出が長いならモバイルバッテリーや飲み物くらいで、25Lはいらないくらいの荷物量で出かけられる人が多い気がしています。

一方で、荷物量が少ないと言いつつ、上記でも挙げた片側の肩に負担がかかりすぎるのはきついので、「荷物量はそこまで大きくないけど両肩で負担を軽減できる。しかもリュック自体が小さめだから無駄にスペースが空きすぎている感じもない」というわがままかつ抱えているニーズにぴったりなリュックなのではないでしょうか。

容量が少ないけどガジェットを入れるのに実用的で、かつデザイン性も高いとなったらこのリュック以外見えなくなってきました。

ARグラス用にはちょうどいいけど…

普段からARグラスを使う身としてはまったく申し分のないリュックでしたが、普段使いという点では少し難ありだと感じています

というのも、13Lという容量はさすがに普段使いに少なめな容量

しかもスクエア型でデザイン性も高いリュックとなっているため、詰め込みすぎると形が崩れてしまってせっかくのリュックが台無しに。

PCやノートなど、薄型の物を入れるのが主な用途であり、着替えとか厚みのあるもの入れたいと考えている人には注意が必要だと感じました。

まとめ

外出でこそ真価を発揮するARグラスだからこそ、持ち運び用のリュックやカバンは何か最適解がないのか?と考え続けていたので、ようやく出会えてかなり嬉しいです。

リュック自体も前々から気になっていたモデルではあるので、長く大事に使っていこうと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です