iPad miniを少しでも快適に使おうと考えると重要視するのはケースではないでしょうか。
僕も少しでもiPad miniを快適に使うために、使用するケースは日々吟味している日々です。
そのなかでも折り紙式のケースは多機能に使える場合が多いのでお気に入りなのですが、今回はPITAKAでもMOFTでもない折り紙式のケースを見つけてきたので紹介します。
それが今回レビューしていくSwitchEasyから発売している「Origami Nude」。
たくさんの折れ目があることからわかる通り、なんと5種類の設置に対応した多機能折り紙式ケースです。
今回はOrigami Nudeを実際に使ってみてわかったことや気がついたことについてレビューをしていきます。
Origami Nudeの特徴
- 縦置き・横置きができる5WAYスタンド
- ペンシルホルダー搭載
- マットな半透明仕様のハードケース
Origami Nudeのデザイン
カラーはアラスカンブルー・スターライトホワイト・ブラックの3色展開。
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サイズはiPad mini用ですが、11インチのiPad Pro(2024)に対応したものや第10世代の無印iPadに対応したモデルなど、サイズ展開も多岐に渡ります。
正面の折り目についてですが、基本は3つおりタイプのカバーと同様な縦に2本の折り目が付いていました。
ここからがOrigami Nudeの特徴で、縦の折り目だけではなく斜めにも折り目がついていますし、もっと言えばペンシルホルダーにも折り目が付いており、スタンドとして使うときには活躍します。
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基本の折り目+多数入った折り目によって5WAYのスタンド機能が使えるようになっているようです。
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カバーは多数の折り目を適切に使用できるように、柔らかめな素材となっていて、PITAKAがレザー調なのにたいして、Origami Nudeは純正Magic Keyboardのカバーのようなポリウレタンのような感触。
右下部分にロゴがあります。本体カラーと同化しているので、あまり目立っていません。
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ペンシルホルダーは正面カバー側に繋がっている仕様で、多くの製品は背面カバーに繋がっているので、ここは少し違和感を覚えるかもしれないポイントです。
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カバーのインナー部分はマイクロファイバー生地のような柔らかな手触りで、ディスプレイを優しく保護できました。
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背面についてはマグネットで張り付くタイプのカバーではなく、MOFTの新型ケース&カバーのようなハードケースになっています。
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PITAKAやMOFTの旧型フロートフォリオはマグネットで張り付くタイプの製品になっていますが、Origami Nudeはハードケースにはめこんで使うタイプのケースとなっている点は要確認です。
背面のハードケースにはペンシルホルダーを貼り付けるためのマグネットが見えています。
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クリアケースになっているのでしょうがないかもしれないですが、マグネットがあまりにも露骨に見えているので、個人的にはちょっとデザイン性が下がるように感じました。
カメラはしっかりと保護されるだけの深みがあり、レンズは傷つかないでしょう。
5種類のアングル
折りたたみ方を変えることで5つの置き方に対応しています。
呼称については公式準拠です。
- Typing
- Portrait
- Landscape①
- Landscape②
- Landscape③
Typing
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1つ目は書くとき用の角度。だいたい20度くらい。
シンプルな3つ折りタイプと同じくらいの高さです。
折り方も3つ折りのケースと同じくシンプルにたたむだけ。
Portrait
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縦置きの場合がこのスタイル。
カバーの外側同士を重ね合わせて縦置きします。
角度は実測45度。
ちょっと倒れすぎ感も否めない角度。
Landscape①
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横置きタイプの置き方1種類目。
カバーの内側通しを重ね負わせた置き方。
角度は実測70度。
ちょっと傾斜キツめな気がしなくもないですが、普通に見られる程度。
Landscape②
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Portraitの折り方で横置きしたモード。
こちらも角度は実測70度。
正直Landscape①とLandscape②に違いは見られません。
しかし、Landscape②の場合はPortraitから向きを変えるだけで良いので、実質的によく使う置き方はこちらになりそう。
Landscape③
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3つ折りタイプのカバーのように、カバーを三角形にまとめた置き方。
角度は実測54度で、横向きのスタンド方法としては1番角度がちょうど良く見やすいです。
横置きするならこの角度がおすすめ。
使ってみて良かったポイント
実際に使ってみて気に入ったポイントについて紹介していきます。
折り紙式だけど書く角度がある
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折り紙式のケースの欠点はこの書く角度に対応していないことでしょう。
縦置きと横置きがスムーズなのは素晴らしいのですが、書きやすい20度程度の角度というのは、シンプルな3つ折りタイプのケースの方がスムーズです。
一応30度くらいで対応していないこともないのですが、まだまだ角度が高く、実用的とは言えません。
しかし、Origami Nudeは3つ折りのケースと変わらない幅で折り目がついていることで求めていた20度程度の角度を実現しています。
また、強度についても申し分なく、上から力を加えても外れてしまうような感じもなく、3つ折りタイプのような感覚で使用ができました。
縦・横・書く角度すべてに対応しているのは優位性を感じます。
ペンシルホルダー搭載
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折り紙式のケースはペンシルホルダーがないタイプのあるのですが、Origami Nudeは採用しています。
これまでであればない方がスタイリッシュかも、くらいに考えていたのですが、新型iPad miniになってからは状況が一変。
マグネットの位置が変更になってしまった関係で、これまで使えていたサードパーティ製ペンシルが使えなくなってしまいました。
一部張り付くペンシルも発売されていますが、現状極小数。(詳細は別記事書いてます)
純正のApple Pencil Proを購入した人には関係ない話ですが、サードパーティ製を使い続けている勢にとって、少し前よりペンシルホルダーの需要というのは高まったように感じています。
使わないときはしまう、といったPITAKAのような機構ではないですが、使えるだけありがたいです。
クリア素材で本体カラーが楽しめる
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Origami Nudeですが、PITAKAのMagEZ Folio 2のようなマグネットで貼り付くタイプのケースではなく、ハードケースにはめこむような、MOFTの新型フロートフォリオのような形態となっています。
そしてそのハードケースはクリアな素材となっていて、背面のカラーが見える仕様です。
新型のiPad miniはカラーの変更もあるので、背面までデザインとして楽しみたい人にとっては相性の良いケースだと感じました。
使ってみて気になったポイント
魅力的なポイントもたくさんありましたが、ここからは気になったポイントについて共有していきます。
縦置きの角度はあと一息
縦置きの角度は正直見やすいとは言いづらい角度です。
「縦置きができる」は嘘ではないですが、使えるほど便利か、は別の問題。
やはり快適に視聴するには60度程度の角度が必要であり、45度程度ではさすがに足りないと感じました。
縦置きを重視したいのであればPITAKAのMagEZ Folio 2の方が快適に視聴できると思います。
一応表示はしておけるので、縦向きでひとまず置いてあれば良い、程度の需要は満たせそうです。
折り方は直感的ではない
折り目がたくさんあるというところで、簡単にどう折れば正しい形に置けるのかは最初戸惑うと思います。
慣れてしまえばたいした手間でもないですが、パッと見たときはわかりにくいかなと感じました。
カバーを重ね合わせる折り方のとき、裏側と表面どちらを重ね合わせるかで縦置きに対応するかどうか(Portraitは向きを変えても縦置きできない)も決まるので、ちょっと慣れが必要でしょう。
Origami Nudeがおすすめな人
手書きの機会が多めだけど縦置きで資料表示もたまにしたい人
Origami Nudeの特徴はなんといっても折り紙式のケースなのに書く角度に対応していて、手書きがスムーズに行えるというところ。
これまで発売されたPITAKAやMOFTの折り紙式のケースというのは、そもそも書く角度には対応していなかったり、角度がちょっと高くて使いにくかったり、どこかしらに不満や不備があるような状態でした。
ですが、Origami Nudeは折り紙式であるものの書きやすい角度である20度程度の角度を実現していて、いつもの三つ折りタイプのような書きやすさを実現しています。
横置きも見やすい角度で使えるので、映像を視聴するエンタメ消費の時間にも役立ってくれそうです。
少し不満を挙げるとすれば、縦置きの角度はやや物足りなく、あと少し立ってくれたらさらに嬉しいといったところでしょうか。
しかし、まったく使えないというほどでもなく、縦画面で映しておきたい資料をチラ見するくらいであれば問題なく使用できると感じています。
完全とは言いませんが、縦・横・書く角度の3種類にきっちり対応している折り紙式のケースというところで、マルチに活躍してくれるケースと言えるのではないでしょうか。
まとめ
大好きな折り紙式ケースがまた1つ増えました。
縦横書くをすべてバランスよくこなしたい人は選んで見ると良いと思います。
またケースについては引き続き購入商品をレビューしていきます。