実は小型ポータブルゲーミングPCには密かな憧れをずっと持っていました。
当時GPD-Win4が発売されたときはAmazonのカートには入れてずっと迷っていたほど。
気になってはいたものの、手を出してこなかったガジェットではあったのですが、最近話題のPalWorldが発売されたことでついに購入する理由ができてしまいました。
そして購入してしまったのがROG ALLY。
発売当初そこそこ話題になっていたのを覚えています。
そんなROG ALLYを今僕がものすごくハマっているARグラスと組み合わせて遊びつつ、PalWorldはプレイできたのかどうかというところをレビューします。
ROG ALLYを買っていた
話題のパルワールドをプレイしたいと思って実はこっそり購入していました。
もともとPCゲームを少しやってみたいと考えていたものの、メイン機がMacBook Proでゲームができない環境でどうすべきか悩んでいたところだったのでタイミングもよかったです。
据え置きのPCを購入するほどでもないけど、遊んでいみたい、みたいなApple信者でガジェットが好きなゲームライト層の自分にはぴったりでした。
現状ROG ALLYはスペックが2種類発売されているのですが、僕はスペックが高い方のモデルを購入。
ROG ALLYとは
ROG Allyは、AMD社とROGがポータブルゲーム機用に開発を行った、AMD Ryzen™ Z1 シリーズ・プロセッサーを搭載しており、最先端のハイパフォーマンスをどこにでも持ち運べます。8コア16スレッドのAMD Ryzen™ Z1 Extremeプロセッサー搭載モデルなら、AMD Zen 4 アーキテクチャとAMD RDNA™ 3 グラフィックスとの組み合わせにより、最大8.6Tflopsの強力なグラフィクス性能を発揮。従来のモバイルゲーム機では到達できなかったパフォーマンスを実現し、これまでにないほど多くのゲームへの扉を開きます。
https://rog.asus.com/jp/gaming-handhelds/rog-ally/rog-ally-2023/
簡単に表すと、究極のポータブルゲーム機、だそうです。
映像出力に対応している
ディスプレイでのゲームしかできないかというとそうではなく、しっかりモニターへの出力にも対応しています。
感覚としてはSwitchだと思ってもらって差し支えないです。
ケーブルで接続すれば自宅のモニターの大画面で映像を楽しめます。
そのため、基本的には手に持って備え付けの液晶でゲームを楽しみ、時間を取れるのであればモニターで腰を据えてゲームをするというのがよいかもしれません。
XREALのARグラスで楽しみたくなった
モニター接続に対応しているということで何ができるかというと、XREALのARグラスとも組み合わせて使えてしまうわけです。
ARグラスの使い方として、動画を見たり、PC作業をしたりするのが多いのではないかと思うのですが、実はXREAL Air 2 Proリフレッシュレート120Hzに対応してます。
つまり、120Hzの出力ができる機器に接続すればなめらかな映像を楽しめるということ。
YouTubeやNetflixの動画は60Hzまでしか出力できないのでこれまであまり恩恵を感じていなかったのですが、ゲームにこそ親和性が高い製品なのかもしれません。
ARグラスで見るために用意したアクセサリー
XREAL Air 2 Proを繋いでROG ALLYをプレイするにあたって準備したものは下記。
ケーブル
映像出力に対応しているUSB-Cケーブルが1本あれば出力できます。お手軽。
XREAL Air 2 Proにはもともと付属しているので、それを使えば簡単にゲームの画面が目の前に。
何か強いこだわりがなければケーブルだけあればすぐにゲームができます。
XREALユーザーならBEAM
なくてもいいですが、あるとブレが抑制されるので、ものすごく映像が見やすくなります。
意外とブレが気になるので、XREALの商品を使用の場合はBEAMをかますだけでブレがかなり減少するので検討してみるのも一つです。
ドック
ARグラスでシンプルに映像を見るだけならいらないのですが、多機能さを追加したい場合はドックが必須になります。
ROG ALLYとXREAL Air 2 Proを繋ぐと、USB-Cポートが1つしかないため、映像を見ることだけしかできません。
ポートが埋まるので充電もできない状態になります。
ROG ALLYの充電持ちは非常に悪く、長時間のプレイは難しくすぐバッテリーが切れてしまいました。
また、PCゲームをスティックで操作できる手軽が魅力な一方で、本来の使用機器であるキーボードとマウスで操作したいという人もいると思います。
キーボードとマウスを使いたい場合もポートの数の拡張の観点からドックが必要です。
- 充電問題を抱えている
- キーボードとマウスを使いたい
この2つに当てはまる人はドックの購入推奨。
使ってみて感じた・わかったこと
ROG ALLYを使ってみて感じたことをレビューします。
映像はもちろんきれい
ディスプレイの画質もかなりきれいでゲームの映像も十分に楽しめました。
解像度はフルHDのようですが、色鮮やかで特に不満を感じるような画質には感じません。
画質に不満を感じるようであればモニターに出力したりARグラスに出力したり、改善する方法はいくつかあるのでそこまで困らないポイントではあるかもしれまん。
とはいえ、どこにでも持ち運べるサイズ感で、いつでもきれいな映像でゲームが楽しめるのは魅力的。
「持ち運びようだからどうせしょぼいんでしょ、、、」みたいに思っている人は最低の品質というわけでもないので実機に1回触れて見てほしいです。
PalWorld重すぎて120Hzは出ない
もともと僕はPalWorldをプレイしたくてゲーミングPCの購入を決意したものの、なぜかROG ALLYにたどり着いてしまったのですが、プレイ前からわかっていたことですがPalWorldは重すぎて120Hzの動作なんて夢のまた夢でした。
なめらかかつきれいなグラフィックでPalWorldを楽しみたい人は絶対に買ってはいけません。
デフォルトのグラフィック設定でなんとリフレッシュレートは脅威の15FPS、画質を最低まで落としてようやく30FPSというレベルです。
僕は色味やなめらかさにこだわるというよりは、
- ガジェット的に楽しめつつ
- ゲームができて
- さらにXREALのARグラスともあわせて使える
という点で期待して購入したので許せましたが、ゲームのなめらかさや映像のきれいさに期待して購入を検討している場合はかなり厳しいです。
ポータブルゲーミングPCを選んでいる時点で期待は薄いのかもしれませんが、その想像の上をいくリフレッシュレートの低さを叩き出します。
現状PalWorldくらいしかやれてないのですが、他のゲームもプレイしてみたらレビューします。
XREAL Air 2 Proと組み合わせればモニターどこでも大迫力
もちろんXREAL Air 2 Proとの接続も問題なく、家のなかでどこでも大迫力でゲームができます。
僕が持っているのがXREAL Air 2 ProなのでXREAL Air 2 Pro中心の話になってしまうのですが、他のARグラスも接続可能です。
もし気になっている別ベーカーのARがあるのであれば、それを選んでも問題なし。
ARグラスとの相性のよさはかなり感じていて、どこでもゲームができるうえに、大画面でプレイしたくなったらメガネをかければいいだけというお手軽さが魅力でした。
家の中でも気軽にゲームできるのはいい
めちゃくちゃネガティブな内容になってしまったのですが、僕としてはかなり気に入って使っています。
というのも、据え置きのゲーム機だと、時間を作って席に座って電源を入れてコントローラーとかを準備して、、、、みたいな感じでゲームを始めるまでの工数がちょっとかかるとはずです。
ですが、ROG ALLYならどんな場所でも電源を押せばゲームを始められる気軽さがあります。
備え付けのディスプレイが小くて嫌だな、、、と感じたらARグラスをかければモニターのサイズ問題も解決できるので完璧です。
このように心理的になハードルと物理的なハードル両方を下げながらゲームで遊ばせてくれるという素晴らしいガジェット。
普段からゲームをしている人であれば、ゲームが常にセッティングされていて、起動も始めるのもそこまで時間がかからないと思うのですが、ゲームが日常のなかに自然に溶け込んでいるほどではないので、始めるまでに少しハードルがあります。
その点でやはり小さくてすぐに始められる手軽さのよさというものを感じています。
性能はまだまだ改善の余地あり
とはいえ性能は本当にまだまだ改善の余地ありです。
正直小型サイズでゲームができるだけでも大躍進なんですけど、どうせだったら多少重いゲームでサクサク遊びたいもの。
現状ROG ALLYの性能を最強にする手段は純正の外付けのGPU(約40万)に接続するしか方法がないので、これはちょっといくらなんでもハードルが高すぎる。
10万円程度の今の価格くらいでなんとかPalWorldがサクサク動くくらいの性能になったら最高です。
まとめ
ARグラスに続いて、またもやおもしろガジェットに手を出してしまいました。
仕事が忙しくなかなかさわれてないのですが、時間をみつけて開拓していきます。