先日友達と飲みにったところ、「無印第9世代iPadを持っているけど、今後発売される新型に乗り換える必要はある?」と質問されました。
まだ発表自体も確定してなくて、スペックなどについても不確かな状態ですが、これまでのAppleの傾向や個人的にこのようなアップデートがあるのであれば検討しても良いかもというところで相談に乗りました。
別日にも新型iPadについて別の人から質問されることがあったので、現時点での見解をまとめておこうと思います。
乗り換えたい理由
友達が新型が気になると思ったポイントは下記。
- フルディスプレイが気になる
- USB-Cになっている
- 第9世代を購入してから2年経つし新型がちょうど出るなら考えてもいいかも?
今後ダウングレードしていくことはないはずなので、基本的には10世代のスペックは全て搭載されている前提で考えています。
エンタメ消費用なら乗り換えなくてOK
乗り換えたい目的がディスプレイサイズなどが気になるということであれば買い替え検討ですが、性能についてであればあまり買い替える必要はないと思っています。
特に基本の使用環境がエンタメ消費(動画視聴・電子書籍を読むなど)の人にとっては2年経ったとはいえ、劇的な変化はないように感じます。
第9世代はまだiPadOSのサポート対象内ですし、重たい作業がないのであれば特に買い替える必要がないくらいバランスの取れた性能です。
Apple Pencil第2世代に対応してれば検討できる
現状フルディスプレイが使用したい、USB-Cポートが気になるといった理由の場合でも第10世代への乗り換えはお勧めしていません。
それはなぜかというとApple Pencil第2世代に対応していないから。
現状10世代はUSB-Cに対応したものの、使えるペンシルはApple Pencil第1世代。
これだとApple Pencilを充電する際、これまでできていたポートから直挿しで充電する方法が取れず、外出先でペンシルの充電が切れてしまった場合、モバイルバッテリーなどをもっていない限り充電することができません。
ペンシル関係が不便すぎる
Apple Pencil第2世代が使えないこと自体はそこまで大きい問題ではないと考えています。
今はサードパーティ製の質の高いペンシルもあるので、わざわざ高いApple Pencil第2世代を購入する必要はなくなりました。
なのでApple Pencil第2世代が使えるかどうかはどっちでもよいのですが、Apple Pencil第2世代に対応していないことでiPad本体に重大な課題を抱えてしまいました。
それはペンシルの壁面充電ができないということ。
壁面充電さえすることができれば、サードパーティ製のペンシルを購入して快適にペンシルを使うことができるのですが、壁面充電ができないので結局ケーブルを挿して充電するしかありません。
ケーブルで充電するタイプだと、充電できない場所でバッテリー切れになってしまう可能性があるので、使用への安心感というところで不安が大きいです。
9世代から11世代に乗り換える魅力
では9世代から11世代に乗り換える魅力はどこにあるのか?というところで考えていることをまとめてみたいと思います。
フルディスプレイ化
やはり9世代から11世代に買い換えるにあたって1番大きな変化はフルディスプレイ化。
ホームボタンがなくなるという変化は想像以上に大きなものです。
画面サイズが10.2インチから10.9インチになることによって、体感としてはかなりのサイズアップを感じると思います。
大きさにするとたった数mm画面が全体的に広がったくらいかもしれないのですが、視界にボタンがなくなることで、画面への没入感があがります。
また、ペンシルで何かを書くときにも作業領域が増えるのでより快適に書くという行為を楽しむことができるのも魅力です。
USB-Cの可能性
ポートがUSB-Cになることで様々なアクセサリーを使うことができるようになります。
最近は各種メーカーからたくさんのUSB-C専用アクセサリーも発売されているので、そのラインナップから必要な物を選ぶことができるというのはメリットです。
データの転送速度はLightning端子時と変わらずなのであまり恩恵はありませんが、充電については最大20Wから30Wの高速充電対応となったので、USB-C関係のバッテリーとの親和性が高まりました。
モニター化
iPadOS17によってiPadにSwitchやPCの映像出力をすることが可能になりました。
この機能によってiPadをモバイルモニター化することができます。
そいてこの機能を使うためにはUSB-Cポートが搭載されていることが条件なので、外出先でSwitchのモバイルモニターとしてiPadを使いたい人にとっては第9世代から第11世代に乗り換えるということに大きなメリットがあります。
価格は高いけど一応最安値
フルディスプレイのiPadがどうしても欲しい!となると一応最安値となります。
第10世代の定価が68800円なのですが、1つ上のグレードのAirは最低価格が92800円。
約2万円ほど高いモデルとなってしまいます。
そうなると一応現状で1番安いフルディスプレイiPadは無印となるわけです。
最安とはいえ7万は非常に高い価格となるので、なんとも言えない気持ち。
第11世代を購入する場合の注意点
最後にもし第11世代を購入するのであれば気をつけなければいけないことについてまとめます。
使えないアクセサリーがあることは注意
最安値でありフルディスプレイである(だろう)無印iPad第11世代ですが、注意点が1つ。
それは使えないアクセサリーがあるということ。
現状発売されている中ではAirとProは筐体のサイズが同じなので、共用で使えるアクセサリーが多いです。
例を挙げると僕が使用しているMOFTのSnapフロートフォリオというiPad用ケースがあるのですが、これはAirとProは使用することができますが、無印iPadは使用ができません。
ハイエンドモデルであるProなどのモデルとは差別化をするために一部併用できないアクセサリーもあるということは注意しておきましょう。
たぶんマイナーアップデート
おそらく大幅で革新的なアップデートというのはないような気がしています。
もちろんApple Pencil第2世代に対応などのアップデートはあるととても嬉しいのですが、去年のアップデートがとても大きいものだっとので、第11世代はあるとしても細かなマイナーアップデート止まりだと考えています。
これまでのAppleの傾向を見ると大幅なアップデート後は数年マイナーアップデートをする傾向があるので、今回もし発売された場合は画面サイズが変わることや機能が増えるというよりは、処理性能が向上するなどのアップデート内容になるのではないでしょうか。
そうなると第10世代とあまり差がないかもしれません。
まとめ
やはりそろそろ新製品発表が気になるのだなということを実感しました。
発売が確定したらその情報を元にまた記事書きます!