iPadを買うと気になってしまうのがトラックパッド付きのキーボード。
やや高額であるものの、使ってみたい欲求に駆られてしまいます。
今回は今現在所有している4つのトラックパッド付きキーボードについて紹介と、どんな人におすすめなのかについて書いていきたいと思います。
Magic Keyboard/Apple
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原点にして頂点とでも言うべきキーボード。
価格がすごいことになっていますが、そこさえ目をつぶれば最高のキーボードと言えるでしょう。
最高の打鍵感
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純正最大の魅力と言えるのが最高の打鍵感。
据え置きのキーボードも好きで、自宅ではHHKB、職場ではNuphy Air75、以前所有していたのはNiZ atom66など、そこそこ触ってきています。
様々なキーボードを使ってきましたが、それらのキーボードと比べても遜色のない出来になっているのがこのMagic Keyboard。
持ち運び用のため、据え置き機と比べてキーの深さはないが、「ストン」と落ちるような打鍵感。
硬さと柔らかさを両立したような感じで、一度タイプしてみると独特の打鍵感が病みつきになること間違いなし。
最高のトラックパッド
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初めてMacBookを使ったときのような感動がありました。
想像の10倍くらいなめらかにポインターが動くし、ズレなくジェスチャーも反応してくれます。
これ本当にiPad?って思うくらいサクサクとトラックパッドが反応するのが最高です。
他のトラックパッド付きキーボードも使ってきましたが、純正が圧倒的1位の挙動の良さ。
トラックパッドに不満を感じることなく使えるのは純正だけな気がします。
ジェスチャ−がしっかり動く
ジェスチャーがしっかり動くというのはかなり難しい機能なようで、他製品だとスムーズに動かない場合がほとんどです。
別の製品の説明で読んだことですが、ピンチインアウトやスクロールはトラックパッド上で何度もショートカットキーを入力している状態とのこと。
だからこそ、正確でなめらかに動かすには正しくショートカットを認識する非常に高い技術が求められるという内容だったので、なんの不満感も出さず動かすことができる純正は実はめちゃくちゃすごい。
完成されたデザイン
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ヒンジが上手く隠れていて凹凸が少なくスタイリッシュにケースとして使えるところや、iPadが浮いて絶妙な角度をつけることができることなど、全体的なデザインが綺麗です。
余計なでっぱりや野暮ったさがなく、アップルらしいスマートなシルエット。
キーボードとトラックパッドが搭載されている関係上、厚みはそこそこあるのですが、それを気にさせないようなつくりになっています。
COMBO TOUCH/Logicool
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純正と対をなすようなキーボード。
ケースとして機能を捨てずにキーボードも使いやすいという、ある意味でキーボード一体型ケースの完成系なのではないかと思うようなガジェット。
唯一無二の分離
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純正との大きな違いとしてはケースとキーボードが分離するということ。
マグネットでくっついているので、すぐに取り外すことができます。
キーボード一体型のケースとしての大きな問題点としてあるのは、iPadらしい使い方ができなくなること。
PCのようにキーボードが使いやすくなることによって、書いて使ったり、手に持って資料を見たりする使い方は難しくなりました。
ですが、ケースとキーボードが分離したことによって、iPadらしい使い方と一体型ケースとしての魅力をどちらも捨てることなく使うことができます。
ケースだけでも使える
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「分離できるのはすごいけど、それだけでしょ。」くらいに僕も思っていました。
実際に使ってみると本当に驚くのですが、分離したケースだけでもかなり使いやすいです。
まずケース自体が軽量なので、取り回しが良いのが気に入っています。
そしてそれだけではんく、ケース自体にキックスタンドがついていて、様々な角度で使うことができます。
キックスタンドの角度調節の幅がかなり広いので、お気に入りの角度を見つけて使うことができるはずです。
純正並みのトラックパッド
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他の製品を使ってみてわかったことですが、純正とほぼ遜色ないレベルの感度と精度をしています。
スクロールもサクサク、ジェスチャーもしっかり対応。
簡単な操作から精密な操作まで行うことができます。
トラックパッドも純正より広く、純正と同じように全面クリックに対応しているので使いやすいです。
ワイヤレススマートキーボード/GOOJODOQ
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Magic Keyboardはもう純正の3分の1で買える時代になりました。
選択肢はもう純正だけではないんです。
性能的にも社外製がなかなかあなどれないクオリティになってきました。
最高のコスパ
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このキーボードの特徴はなんといっても最強のコスパ。
値段が2023年6月現在14800円。
純正定価の約3分の1!
値段が安いから機能がしょぼいのかというとそういうわけでもなく、トラックパッドもそこそこ動くし、キーボードも間隔広めで打ちやすい。
若干安っぽさは感じるものの、値段を考えたら十分に満足できるレベル。
まずまずのトラックパッド
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気になるトラックパッドの挙動ですが、まずまずです。
けっこう快適に使うことができます。
スクロールはなめらかで、文字や図形の選択などの細かい作業もこなすことができます。
細密さを求められると、若干かくつきがあるので厳しいかもしれませんが、おおむね問題なく使用可能です。
7色のバックライト
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純正と大きく違うのは7色に光るバックライトがついているということ。
ゲーミングキーボードっぽくて雰囲気がガラッと変わります。
色の変更や明るさの調整は専用のボタンで操作ができるので、気分に合わせてサクッと買えることができます。
Fusion Keyboard/MOKIBO
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もうトラックパッドがなくてもトラックパッドが使えるという時代に到達しました。
なんとキーボードをなぞるとトラックパッド(タッチパッド)として使えるという最先端のキーボード!
新感覚の体験で病みつきになります。
なぞるとタッチパッドへ
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なんといっても目玉はキーボードをなぞるとタッチパッドになるという機能。
めちゃくちゃ不思議な感覚になるのですが、押し込むとキーボードとして使えますし、キーの表面をなぞるように触るとタッチパッドへシームレスに変化します。
タッチパッドなので、当然ジェスチャーも使用可能。
1本指のときのマウスカーソルはかなり快適で、サクサク動かすことができます。
2本指以上は若干挙動が怪しいのですが、機能としてかなりおもしろいので満足。
静電容量無接点方式採用
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持ち運び用のキーボードとしては破格の静電容量無接点方式採用。
少しの押し込みでも反応して、楽にタイピングができるという仕様なのですが、静電容量無接点方式が採用されているのはHHKBやNIZのキーボードなど、価格が高く、据え置きの機種がほとんど。
そんな中で持ち運び用のキーボードに静電容量無接点方式を採用しているということでかなり驚きました。
静音性も高く、静かな環境でも問題なくしようできますし、スコンと落ちるような打鍵感が最高です。
好きなケースが使える
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ここまで紹介してきたキーボードはどれもケース一体型なので、好きなケースを使うということはできなかったのですが、これはケースではないので、好きなものを使うことができます。
キーボードのカバーがスタンドになるのですが、カバーをつけたままでもスタンドに乗せることができるくらいのスペースがあるので、日常使いしているケースをそのまま使い、キーボードを使うときはスタンドに乗せるだけ、というような使い方ができます。
おすすめの機種はどれか
以上4機種のおすすめはどれかということで、タイプ別に考えてみました。
少しの妥協も許さない:純正
トラックパッドもキーボードの打鍵感も全ての機能で妥協が許せない、気になるという人は純正一択です。
他のキーボードも良いのですが、トラックパッドの動きがどうしても少し気なることや打鍵感が物足りないなどの問題があります。
純正というだけあって、全ての機種の中でも動作の安定感が圧倒的。
コスパと機能性:COMBO TOUCH
定価約25000円で純正と比べると2万円ほど安い上に、分離するという唯一無二の機能を持つことによって、コスパと機能性で唯一無二の立ち位置を獲得しています。
2万円安いから2万円分悪いかというとそんなこともなく、トラックパッドの動作は非常に安定していて、打鍵感も流石のLogicoolといった感じで問題はまったくありません。
ある意味キーボード一体型ケースとしては完成系であると感じています。
とにかくコスパ:GOOJODOQ
とにかく金額重視の方はGOOJODOQのワイヤレスキーボードをおすすめします。
基本的な機能は全てこなすことができます。
トラックパッドの挙動も使えるレベルで安定していますし、バックライトというオリジナルの強みもあります。
キーボードがちょっと浮いた感じの作りになっていることと、若干の安っぽさなどがありますが、価格相応ということで十分に満足できます。
未知の体験:Fusion Keyboard
トラックパッドの挙動を考えると今回紹介した4機種の中では1番精度が低いです。
ですが、そんなデメリットを超えるほどにはキーボードがタッチパッドになるという機能はおもしろさがあります。
純正はもちろんLogicoolも製品化していない機能で、このFusion Keyboard唯一無二の機能となっています。
また、キーボード自体の質は高く、静電容量無接点方式を採用していることもあって打鍵感は純正と遜色ないレベルで心地良いのも大きな魅力です。
ガジェットが好き、人とは違うものを使いたい、未知の体験をしてみたいという人におすすめです。
まとめ
4機種試すことができたからこそ気がつくことができる良さを再確認できました。
どの機種もクオリティが高く、十分に実用可能なレベルです。
性能や価格を検討して、自分に合った機種を選んでください。