2025年現在最強のARグラスはどれなのか…
これまで数えてみたところ使ったことがあるARグラスは10台以上。
国内で発売されたARグラスは9割使ったと言っても良いでしょう。
ARグラスマニアと化したですが、最近ようやく新発売ARグラスも出揃ったと感じたので、一度おすすめARグラスをまとめてみようと思います!
評価の付け方

評価の基準については「機能性を重視して価格はちょっと比重軽め」みたいな温度感でつけてます。
ただ、市場価格と比べて圧倒的に安いとか著しく高いみたいな機種については価格を特徴とみなして判断しました。
作業で使うなら、コスパ、とかいろいろ用途別に考えるならもっと細かいのも作れるのですが、「ざっくり市場において良さそう」が判断できるように作っています。
また、同ランク帯については左から順におすすめ度が高く、右が低い並びです。
このティア表ですが異論は大いに認めますし、僕自身も迷っています。
基本的には使ったことがあるARグラスのみで構成していますが、一部使用したことがないものも混じっていますのでご了承ください。
※XREALのアンバサダーとして活動しているので評価に偏りがあるように思われるかもしれないですが、できる限りフラットな目線で作ってみました。
Project Aura

- Gemini AI搭載で音声操作
- Snapdragon XRチップ採用
- ハンドトラッキング&空間認識対応
- 詳細は6月AWEで公開予定
まさかGoogleとの提携によって、XRデバイスのさらなる進化の可能性が発表されました!
それがこのProject Aura(オーラ)。
詳細はまだはっきりしていないのですが、イメージとしてはAndroidが搭載したARグラスといった感じなんでしょうか。
これまでARグラスとは言いつつも実際には小型モバイルモニターという表現の方が正確で、接続した端末の映像を映し出すことしかできませんでした。
つまりは、街中にいわゆるAR的な映像を表示させてスカウターのように使って楽しむというのは実はあまり得意ではないガジェットだったんです。(オプション製品とかスマホと連動することでそれっぽいことは限定的に可能)
そんな繋いで見ることがメインだったARグラスが、ついに単体でも様々な機能に対応する可能性が出てきました。
どんなことができるのかは今のところ未知な部分が多いですが、これまでのARグラスとは圧倒的に違う性能になることは間違いないですし、XREAL Oneの進化系なのだとしたら圧倒的市場No1デバイスになることは確実と言っていいでしょう。
これは詳細の発表が非常に気になります。
僕自身XREALのアンバサダーとして活動していますし情報提供も早い(はず)なので、今後も情報が入り次第共有していこうと思います。
XREAL One
- 視野角50度
- 電子調光機能あり
- ブレ防止機能搭載
- 単体3DoF表示可能
- Beam Proと接続でデュアルディスプレイ
- ワイドモード
- XREAL Eye併用で6DoF対応
- 定価69,980円
日本市場での最高モデル。
現状XREAL Oneかそれ以外かで超えられない壁があると感じているほどの性能差。
旧モデルのAir 2 Proから大幅な進化を遂げたハエインド機になります。
進化の特徴としては広い視野角と圧倒的多機能性。
まず視野角がこれまで市場の製品が45度程度だったところ、50度に広がったことでトップの性能に。
そして、これまでARグラス単体ではほとんど実装できていなかった3DoF表示やブレ補正機能といった便利な機能を搭載しました。
さらにはワイドモードやSBSの表示モードなど、多彩な表示方法を完備していて、1台で体験できる機能が他のARグラスと比べて圧倒的です。
価格こそ69,980円と一見すると高いですが、ブレ補正や3DoFとう機能を使おうとする場合ARグラス+オプション製品が必要となるので、オプション製品込みの値段と考えると実はそこまで法外な値段でもないというところ。
最近は追加モジュールのXREAL Eyeも発売が発表され、これを取り付けることによって、装着しながらの撮影や、自分の動きによって映像に近寄れるようになりました。
個人的には自分の動きによって映像に近寄れる空間アンカー機能にかなり感動していて、この閲覧方法の普及で新たなクリエイティブが生まれるかもしれないと感じています。
XREAL One Pro

- 基本は同じ
- 視野角57度
- 100ドル高い
日本ではまだ発売していないのですが、XREAL One Proというさらに上の上位製品もあります。
触ってないのでなんとも言えないのですが、スペック的な違いは視野角。
XREAL Oneが50度のところ、Proは57度。
かなり差があるので、体験としては差がつきそうです。
2024年12月に海外で発売の発表があったものの、日本国内での情報はいまだなし。
情報が止まっているうちにProject Auraがきてしまったので、正直今から国内販売があったところで買うべきなのかと言われるとかなり微妙になってきたのでないかとも思ってしまいます。
こちらについても何か続報があれば共有します。
XREAL Air 2 Ultra

- 視野角52度
- 電子調光機能あり
- 他機器との接続で3DoF表示可能
- 開発者向けデバイス
- ハンドトラッキング可能
- 定価99,800円
XREALから発売されている開発者向けデバイス。
特徴としてはカメラが内蔵しており、ハンドトラッキングに対応してさまざまなアプリとの互換性が期待できるというところ。
スペック的に見ると実は視野角も広く6DoFにも対応しているというところで、Air 2 ProやXREAL Oneよりもポテンシャルや性能が高いARグラスです。
しかし実際にはあまり常用している人はみかけないでしょう。
理由としてはこれが開発者向けデバイスで、価格も高めの設定だから。
スペック的にはハンドトラッキングなどにも対応しているのですが、それを使えるアプリの開発が追いついていないという現状があります。
以前XREAL Air 2 Ultraを体験したとき、実際に空中に映るディスプレイに触り、映像を操作するといったアプリを使いました。
ただ、このアプリは試作用だったようで、特定のスマホからしか使えないとか流通はさせていないとのこと。
他にも学生が作ったAR・VRのアプリを体験するといったイベントにも参加したことがあるのですが、こちらについても同様でAppleのストアやGoogleのストアには無い状態。
そのため、できることの可能性とか視野角や電子調光機能といった基本的な機能性は高いのですが、まだ活かせる場面が限定的といったとこと。
これから開発をしたい人にとっては夢の機材ですが、普段作業とか動画を見たいといった作業・エンタメ用途の人には魅力を引き出しにくい製品となっています。
僕みたいな開発しないで作業やエンタメを楽しむタイプの人間なら、XREAL Oneや他のARグラスの方が価格を抑えつつ楽しめるでしょう。
ポテンシャルはあるけどちょっと毛色が違うというところで、この評価にしています。
ハンドトラッキングとか次世代的な可能性みたいなところを重視するなら市場1位です。
XREAL Air 2 Pro
- 視野角46度
- 電子調光機能あり
- 他機器との接続で3DoF表示可能
- マルチディスプレイ可能
- 定価59,980円
XREAL One発売までは、作業・エンタメ用途としてはNo1の性能をしていたXREAL Air 2 Pro。
僕の初購入ARグラスでもあり、思い入れの深いARグラスです。
初めてXREAL Air 2 Proを装着したとき、「ARグラスってこんなにきれいに見えるの!?」と衝撃を受けたのは今でも忘れられません。
特徴としては電子調光機能を搭載し、遮光カバーなしでも明るく鮮明な映像が見られること。
2025年の今でも電子調光機能を搭載しているARグラスは少なく、ほとんどは遮光カバーとあわせて使わないと明るい場所でプロジェクターのスクリーンを見たときのようなぼんやりとした色味でしかディスプレイを楽しめません。
持ち物を減らせるメリットは大きく、これを僕はXREAL Oneが出るまではずっと愛用しており、遮光カバーなどをつけずに持ち出して電車やカフェなどで身軽に活用していました。
現在定価が約6万となっており、正直この値段まで出すのであれば追加1万円払ってXREAL Oneにした方が良い体験ができるのではないかというのが本音。
ただし、Amazonのセール対象になることが多く、そのときは5万円前半くらいの価格になることもあるので、1.5万円くらいXREAL Oneと差がつくなら価格優先してXREAL Air 2 Proもありかもしれません。
XREAL Air 2
- 視野角46度
- 電子調光機能なし
- 他機器との接続で3DoF表示可能
- マルチディスプレイ可能
- 定価59,980円
XREAL Air 2 Proと同タイミングで発売された下位モデル。
とはいえ、XREAL Air 2 Proとの差は電子調光機能の差だけなので、遮光カバー前提で使うのであればかなりお得に購入できるARグラスです。
上位モデルのXREAL Air 2 Proとほぼ同じというところで、オプション使ったりPCと繋げればマルチディスプレイも使えるし3DoFも使えるしというところで、機能性については問題なし。
音質も旧モデルAirからかなり改善されているのでそこそこ聞けるレベル。
カラー展開もブラックだけではなくレッドもあるので、ファッション性も高いARグラスです。
発売当時は5万円台中盤くらいの価格だったのですが、2025年5月現在かなり値下げが行われ、最安値時は35000円程度で購入できます。
撮影時点ではXREAL Japan 5周年記念セール開催されており、公式で34,980円で購入可能。
画質についても申し分なく、ソフトウェアもオプション製品多数で強力。
価格と機能性を考えるとXREAL Air 2からARグラスを始めるのが1番バランスが良さそうだと思っています。
RayNeo Air 3s
- RayNeo HueView™️による画像品質の飛躍的な向上
- 幅広い瞳孔間距離に対応
- 3つのカラーモード
- 201インチのスクリーン
- 145%sRGB
- 視野角47度
- 世界初のデュアル対向音響室設計
- Whisper Mode搭載
- 78gの軽量な重量
- 価格39,999円
突如現れた期待のARグラス。
特徴はなんといっても価格。ついに定価4万円切りのARグラスが登場しました。
現状ARグラスの価格はどれも定価4万円は超えていて、だいたいは5万円以上が相場といったところ。
Amaoznのセールなどで安くなる場合もありますが、それでも1番安いARグラスで3万円程度になるXREAL Air。ただしこれは3年前くらいのモデルで、最新とは言えません。
そんななか、ついに価格に変動が起こったと感じるほどのモデルがRayNeo Air 3sというわけです。
3年前のモデルのAirですらまだ定価は4万円超えているのに、新品で4万円は衝撃。
では価格が安いから機能や性能が悪いのかというとそんなこともなく。
画質は非常に綺麗で、スピーカーの品質はVITUREやXREAL Oneと同等。
電子調光機能とかマルチディスプレイみたいなところには対応していないのですが、シンプルなARグラスとして使う分には申し分ない性能をしています。
2025年の4月に発売されたばかりなのですが、すでにセールを何度もAmazonで開催しており、セール価格だと34000円ほどで購入可能です。
手頃な価格でARグラスを楽しんでみたいという人にはおすすめしたいです。
VITURE Pro

- 視野角46度
- 電子調光機能あり
- HARMANとの共同開発による空間オーディオシステム
- アプリ使用で3DoF表示可能
- 視力補正機能あり
- 接続がマグネットタイプ
- 定価74,880円
VITUREの上位モデルにあたるVITURE Pro。
旧モデルのVITURE Oneの課題であった視野角の狭さを克服し、業界標準にまで持ち上げたモデル。
もともとVITURE Oneは色彩表現についてはスペックだけで見るとsRGB128%となっており、その他メーカーがおおよそsRGB108%だったことを考えると、1番きれいに見えていたのではないかと思っています。(僕は違いがわからなかったですが)
しかし、視野角が狭いことで他メーカーに1歩遅れるといった印象でしたが新型になってそこを克服。
VITUREはOneのときから音響が強く、One時点でオープンイヤー型のイヤホンと遜色のないレベルでした。
僕が今回紹介するARグラスのなかで唯一使ったことがないのがこのVITURE Proなので、正確なことは自信がないのですが、おそらく旧モデルに引き続き高精度なのだと思います。
XREAL製品との差異としては視力の補正ダイヤルも搭載しているというところ。
確実に補正がされるというわけではもちろんありませんが、ある程度の補正ができるのでメガネを使っている人との親和性は高いように感じます。
隙のないスペックのように感じましたが、現状定価が74,880円。XREAL Oneよりも高い価格となっています。
正直XREAL Oneと比べてしまうとXREAL Oneに軍配が上がってしまうので、2025年の現在このARグラスを選ぶのにはそれなりの理由が必要になってくると感じてしまいました。
ARグラスメーカーとしてはめずらしく、唯一アーティスト・俳優のGACKTさんを起用したプロモーションをしており、GACKTモデルというARグラスも販売しています。
これが欲しいかどうかというところが分かれ目でしょう。
XREAL Air
- 視野角46度
- 電子調光機能なし
- 他機器との接続で3DoF表示可能
- マルチディスプレイ可能
- 定価40,980円
3年ほど前に発売されたARグラスのはしりとでも言うべき機種。現在も現役として発売中です。
「数年前のモデルだからもう時代遅れなんじゃ?」という声も聞こえてきそうですが、意外とそうでもありません。
内部の処理というのは年々進化しているのですが、肝心のディスプレイにそこまで大きな変化がきていないため、数年前のARグラスであるXREAL Airでも十分きれいな映像が見られます。
もちろん最新機種の方が滲みが少ないとか発色が良く見えるみたいな差はありますが、絶望的なまでの差がついているかというとそうでもないです。
しかもXREAL製品ということで、オプション製品であるBeam ProやBeamなんかもあわせて使えます。
少し前に写真のグループ展を行ったのですが、そこで使用したのはXREAL Airで、十分きれいだと来場者の方には言ってもらえました。
初めてARグラスを楽しみたい、みたいな要望であればかなりおすすめできる機種です。
最近はセールの対象にも良くなっていて、セール時は3万円台前半で購入できるのも魅力。
一度だけアウトレットセールで2万円で販売されていたときもあり、このようなお得なキャンペーンの対象製品になりがちなので、気になっている人は公式の情報要チェックです。
Rokid Max
- 視野角50度
- 電子調光機能なし
- 視度調整機能あり
- 定価49,800円
Rokidから発売されているARグラス。
この価格帯では1番広い視野角があるARで、画面全体にかなり迫力が出ます。
また、視度調整機能も搭載しているので、メガネユーザーもある程度の補正が期待できます。
僕自身は視力が0.01程度なのですが、画面の小さい文字も見えるくらい補正してくれました。
しかし、この補正機能はあくまである程度であって、乱視や不同視が強い場合には専用のインサートレンズを購入して視聴するのがおすすめです。
ソフトウェア的なところはあまり拡張性がないので、シンプルに接続して映像を見る用途にはなりますが実用性はあります。
日本での発売1年半前くらいなので、今買うならあえて年数経っているものを買わなくても、という気にはなりますが、デザイン的に気に入っているのであればありかもしれません。
Rokidに関しては海外では絶大な人気があるようで、さらには新型のニュースも出ています。
製品のクオリティは間違いなく高いので、新製品の発表が待ち遠しいメーカーです。
VITURE One

- 視野角43度
- 電子調光機能あり
- 視度調整機能ありHARMANとの共同開発による空間オーディオシステム
- 単体で3DoF表示可能
- 視力補正機能あり
- 接続がマグネットタイプ
- 最安値28,800円
VITUREから発売されているスタンダートモデルのARグラス。
Pro発売以前はこの1機種のみのラインナップで定価は8万ほどのスタート。
当時としてはRokid Maxも同様の価格で、XREAL Air 2 Proも6万円超えだったので、同価格帯くらいでしのぎを削っていた印象。
しかし、同価格帯のラインナップの中では唯一視野角が43度で視野がやや狭かったのが痛いポイント。
全体的に見える映像が若干小さめなのがネックでした。
ただ、色域値は同価格帯で1番高く、音響も圧倒的に良かったうえ、単体で3DoF表示に対応してさらに電子調光機能も搭載。
正直かなり機能性というところでは頑張っているARグラスです。
驚きの事実なのですが、久しぶりに製品ページを調べたらなんとAmazonでの価格が3万切りで28,800円に!
発売から1年半経ったとはいえ、かなりの値下げ幅、そして現状ARグラスのなかで最安値なのではないでしょうか。
視野角はやや物足りなさを感じるものの、視度調整機能もあって映像も十分綺麗に見えるので初ARグラスとしてかなりおすすめできる気がしてきました。
有線接続なのですが、USB-C to Cではなく、ARグラスとの接続側がマグネットなのは懸念。
RayNeo Air 2s

- 視野角46度
- 電子調光機能なし
- Whisper Mode搭載
- 定価64,499円
RayNeo Air 3sの旧モデル。
通常旧モデルが発売されたら価格が安くなるような対応があるような気がするのですが、こちらは特に安くなることもなく、旧型の方がむしろ高い状態。
性能としてはRayNeo Air 2s段階でも他のメーカーのARグラスと張り合えるくらいはあると思います。
マルチディスプレイへの対応や視度調整機能はないですが、一般的な視野角に綺麗に見える画質があり、通常使用には何も問題ないでしょう。
ただ現状新型が発売されてしまったので、あえてこっちを買う意味はあまり無いかなと思います。
大型セールで思いっきり安くなるなら検討しても良いかも。
TCL NXTWEAR S

- 視野角45度
- 電子調光機能なし
- 定価47,000円
TCLから発売されているARグラス。
ちなみにRayNeoはTCLのグループなので、名前は違うけどこのARグラスはRayNeoと同系統と考えてもOKだと思ってます。
1年半前時点ではまだRayNeoのARグラスがなかったのでこのARグラスが主力といったイメージ。
最近はRayNeo製品にARグラス事業を任せてるのか、TCLとしては新型が出ていない状況。
このARグラス自体は画質も十分きれいに見えるし、視野角も一般的な広さだし、全体的に平均といった感じ。
特段悪いというわけでは無いのですが、1年半経つうちに別メーカーから新型が発売されたり、旧モデルの値下げがあったりして、相対的に魅力が落ちているなと感じています。
悪く無いけど際立って良くもない、今から買うなら別でもいいかなと。
というかこの価格ならRayNeo Air 3sが完全なる上位互換すぎて、こっちを選ぶ理由が見当たらない。
ASUS AirVision M1
- 視野角38度
- 高透過ビジョンで、快適な視界と安全性を確保
- タッチ操作で輝度やウィンドウモード切り替え可能
- 専用アプリでマルチタスクレイアウトや画面との距離を設定
- GREEN FUNDINGでクラウドファンディング開催
- 最安値99,800円(一般予定販売価格111,420円)
最近ASUSから発売が発表され、クラウドファンディングが開催されたARグラス。
これまでソフトウェアに力を入れたメーカーは少なかったところ、専用アプリによって自由にレイアウトや距離を調整できる専用アプリがあり、機能性の高さはトップクラス。
さらにARグラス自体は物理ボタンがなく、なんとタッチ操作が可能となっています。
これまで価格を下げる競争が多かったなか、機能性を上げて独自路線による勝負を仕掛けてきたのは素晴らしいと感じています。
しかし、現状ハードとしてのスペックは低いと言わざるを得ません。
視野角が38度で市場でも最低なのではないかと思われる狭さ、空洞がない旧タイプのノーズパッド、市場に比べて重いボディ。
機能性に期待が持てるだけに非常に残念なポイントが多いです。
また、価格についても定価が10万超えとなっていて、市場のARグラスとしてみても圧倒的な高価格。
機能性に可能性はあるのですが、残念ながらこの価格でこのハードのスペックなのであれば現状XREAL Oneを買った方が幸せになれるので、あえてASUSを選ぶ理由がありません。
非常に可能性は感じているので次世代機に期待しています。
MiRZA
- 視野角45度
- 無線接続
- 透明なグラス
- ハンドトラッキング対応
- 6DoF対応
- 定価248,800円(税込)
ドコモから株式会社NTTドコモから発売される最新のARグラス。企画や開発については株式会社NTTコノキューデバイスが手掛けています。
クリアなレンズと軽量なメガネ型デザインが特徴で、外出時のコミュニケーションシーンでも活躍するとのことです。
ケーブルレスであることが市場に出ているARグラスとは大きく異なる唯一無二の魅力となっています。
僕は発売直後に秋葉原で試す機会があったので使ってみたのですが、最近だと二子玉川の蔦屋書店で体験ができました。
なんといっても魅力はケーブルレスで透明なグラス。
現在日本市場にあるのは有線接続のARグラスだけなので、ワイヤレスというのは唯一無二の特徴。
さらにはグラスが透明で、実際の視界に映像を映し出すことを想定した作りとなっています。
ハンドトラッキングや6DoFにも対応しているので、できることの多さについては優秀です。
課題としてはワイヤレスにしたことによる本体の大きさと価格。
バッテリーが積まれたことによって、かなり大きめな作りとなっています。
また価格も非常に高額。なんとお値段定価248,800円(税込)。
一応個人購入にも対応しているのですが、想定は法人だそうです。
さすがにこの価格と大きさは日常使用としては現実的ではなく、機能性は素晴らしいが実使用には程遠いというのが率直な感想。
次世代機についても予定があり、それは個人販売向けのモデルとのこと。
ワイヤレス化には夢があるので、個人向けモデルではもう少し優しい価格になることを期待。
XREAL Light

- 視野角52度
- ハンドトラッキング対応
- 6DoF対応
- ケーブル本体一体型
- 定価29,980円
XREALが初期に発売したARグラスです。もう発売から3年は経っているはず。
これはXREAL Air 2 Ultra同様の開発者向けデバイスで、6DoFに対応し、ハンドトラッキングによる制御も可能です。
しかし、XREAL Air 2 Ultraと同じく、これで何かができるというよりは、あわせてアプリもあれば起動するといった仕様。
今でこそ定価が安くなっていますが、元は開発者向けというところとかなり年数が経っているというところで、日常使用目的での購入は注意。
ケーブルが本体と一体になっているタイプなので、断線したら使えなくなります。
少し安めのARグラスで6DoFなどを使ったアプリの開発をしたいという人には良いかもしれません。
au Smart Glasses

- 視野角41度
- 電子調光機能なし
- ケーブル本体一体型
- 定価69,080 円(税込)
auから発売されている謎のARグラス。
発売当初なんで?という気持ちが止まりませんでした。
スペックについてですが、画質自体は暗い場所なら特に問題なく見られるので良いのですが、その他のポイントがかなり低め。
視野角は41度と狭く、ケーブルは一体型のタイプ。
それでいて価格が安いわけでもなく現在も定価が69,080 円(税込)。
圧倒的な上位互換がゴロゴロいるので、これを買う理由が何も見当たりません。
まとめ
実際に使ったことがあるARグラスベースですべてをまとめました。
僕が追いきれてないARグラスや知らない情報もあると思うので、補足とかおすすめがある方はぜひコメント欄で教えてください!
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