【HUAWEI初】オープンイヤーなのに解像度高めの音が楽しめる「HUAWEI FreeArc」|ながら聞きでも妥協のない音質|おすすめ・レビュー

最近のイヤホンのトレンドとして、耳の穴を塞ぐカナル型やインナーイヤー型ではなく、オープンイヤー型のイヤホンがあります。

周囲の音が聞けるので、生活の中でも職場でも使えるのが魅力的です。

そんな人気のオープンイヤー型のイヤホンの新作をHUAWEIが発表しました。

それが今回レビューしていく「HUAWEI FreeArc」。

イヤーカフ型のFreeClipでお馴染みのHUAWEIですが、今回はHUAWEI初の耳かけ式。

価格もFreeClipと比べると最安値で半額ほどで購入できる手頃さが魅力です。

そんなFreeArcを実際に使ってわかったことや気になってポイントについてレビューしていきます。

  • HUAWEI初の耳かけ式オープンイヤー型イヤホン
2025年3月18日まで予約受付中

提供:華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)

FreeArcの特徴

  • 運動に合う耳掛け型イヤホン
  • HUAWEI初のIP57防水イヤホンで汗や雨に強い
  • 航空宇宙産業で使用されるNi-Ti 形状記憶合金採用
  • 医療カテーテルでも使用される肌に優しい35A液状シリコーン
  • 17×12㎜高感度ドライバーユニット搭載
  • 逆音波で音漏れ防止
  • 約28時間使用できバッテリー
  • 約10分の充電で3時間使用できる充電速度
  • マルチポイント対応
  • 定価18,800円(最安値14,664円)

公式のHPを見る限り、フィットネス用途を想定したイヤホンのようです。

防水仕様に加え、安定した装着感で激しい動きにも耐えうるといった感じ。

肌にも優しく長時間着用でも痛みがでないようにする工夫も施されています。

そんな工夫が詰め込まれたイヤホンがセール価格で最安値14,664円というのが強みといったところでしょうか。

FreeClipとは何が違う?

HUAWEIのオープンイヤーといえばFreeClipを想像する人も多いでしょう。

ものすごく簡単にではありますが違いをまとめます。

  • 形状:イヤーカフ型
  • 価格:27,800円(セールでさらに下がる)
  • 音質:FreeClip>FreeArc

最大の違いは形状。

FreeClipはイヤーカフ型と呼ばれるイヤリングな形をしている一方で、FreeArcは耳かけ型と呼ばれるタイプ。

優劣というのはないと思っていますが、イヤーカフ型は耳の厚みに左右される、耳かけ式は耳裏に違和感を覚えるなどの違いはあると思っています。

また、金額についてはFreeClipが定価は3万円近くとなっていて、ハイエンドな価格といえるでしょう。

最近はセール対象品になることも多く2万円台前半で購入できることも増えてきましたが、セール価格だとしてもFreeArcの方が安いです。

音質はFreeClipの方が上な印象。価格に対する差はしっかりと感じます。

しかし、致命的な差かと言われると難しいポイントで、価格差が倍あるのであれば、FreeArcでも満足できるのではないかと感じました。

音質というよりは形状と価格で納得した方が満足できるような気がしています。

FreeArcのデザイン

カラーはブラック・グレー・グリーンの3色展開。

今回はブラックを使用中です。

まずケースのカラーですが、色味としては少し明るめの黒。

ちょっとポップな印象を受けます。

ケース全体の大きさとしては実測値で縦横どちらも約6.7cm、厚みは2.6cmとなっており、正方形型のケースです。

大きさと厚みがそこそこあるので、ポケットに入れて持ち運ぶとボコっと形がわかるほど膨れてしまうので注意しましょう。

本体についてはシンプルな耳かけ式といった感じ。

スピーカー部分にはHUAWEIのロゴが入っています。

イヤーフックの素材はシリコンで、カラーは周囲の色味に馴染んでいます。

本体裏側には「L」「R」の記載があるので、左右を簡単に確認可能。

収納するとき、左右はあるのですが、イヤーフック部分は左右どちらが上になってもケースをしまえるようになっていました。

これは地味に嬉しい。

FreeArc レビュー

ここからはFreeArcの各項目についてレビューしていきます。

音質

音質評価
低音域
中音域
高音域
音場
解像感

音質に関しては正直文句なしの優等生といった印象です。

周囲の音が聞こえるという前提の話なので、純粋にカナル型やヘッドホンなどと比べることは難しいですが、音に集中したときの聞こえ方は高級オーディオにも負けないレベルだと思います。

正直先日購入したPowerbeats Pro 2よりも音質良いかもしれないと感じるほど。

まずオープンイヤー型で心配になる音の拡散による低音のスカスカ感がまったくなく、厚みのある音で音楽を楽しめました。

低音に厚みがあるので曲全体の迫力があり、臨場感のあるサウンドです。

そして中音域や高音域に関してもきれいに抜けてくるので聞きやすく、サウンドに馴染みます。

ACEFIT Airと比べてみるとFreeArcの方が低音のクリアさが高く、厚みや迫力はありながらも不快な抜けの悪さがなく、より洗練された低音のように感じました。

音の解像感も高く、ギターの歪みやベースのうねり、ドラムのバスドラが響く感じがリアルに伝わってくるような音で楽しめます。

装着感

装着感についてはフィットネス用途を押し出してることもあり、安定感抜群です。

重心バランスのとれた三角形を意識した設計により、荷重の不安定さもなく、非常に快適。

イヤーフックで耳にかけるタイプなので、ズレも少なく快適に装着ができます。

イヤーフックの素材については、医療カテーテルやチューブ、乳児のおしゃぶりなどでも使用されるシリコン素材を採用しているようで、肌触りも良く長時間の装着も問題ありません。

柔らかくしなやかなので、餃子耳の僕でも問題なくイヤホンを耳にひっかけて使えました。

さらに、イヤホン本体も片耳約8.9gと非常に軽量なので、つけていることも忘れてしまうほどの重さです。

ジムでの運動やランニングなどで激しく頭や体が揺れたとしても安心して使い続けられるでしょう。

外音の聞こえ方・音漏れ

まず外音の聞こえに関しては耳穴とスピーカーの位置も離れているのでほぼ何もつけていない状態と変わらない音で外部の音が聞こえます。

しかし、耳穴の上にイヤホン本体が覆い被さっているような形状のため、若干周囲の音がこもり気味に聞こえてしまうようにも多少感じました。

ものすごく外音の聞こえ方にこだわりたいのであれば、イヤーカフ型の方が耳を覆わずに挟むタイプなのでクリアに聞こえるかもしれません。

音漏れについては指向性音声伝送技術により、音を出すスピーカーとは反対側に逆位相の音波を出すことで音漏れを軽減しています。

とはいえ、オープンイヤー型のイヤホンなので音量を大きく上げていけば上げるほどしっかりと周囲に音が聞こえてしまいました。

ここはFreeArcが悪いというよりはオープンイヤー型の宿命なので、ある程度は許容すべきだと思います。

音漏れはあります。小音量ならわからないくらいの程度の場合もありますが、音圧を感じたいレベルになると音漏れ必至です。

マルチポイント

マルチポイントについては2台の端末で切り替えを行うことができます。

音がなっている最中に別端末の再生を開始すると、別端末でちょっと音が鳴ってから繋がるといったような挙動があったので、安全を考えるなら一度停止ボタンを押してから別端末の再生ボタンを押すと音漏れがなく安全です。

僕の使用環境のなかでiPhoneとMacBookでマルチポイントで試してみたのですが、Mac→iPhoneの接続はシームレスに行えたのですが、iPhone→MacBookではうまくマルチポイントによる切り替えができませんでした。

メーカーにも聞いてみましたが、このような挙動は確認できていないとのことなので、僕の環境下だけかもしれないですが注意してみてください。

iPhoneとiPad miniで試したところ相互に問題なく切り替えができたので、機器間の相性によるところもあるのかもしれません。

バッテリー

  • ケース込み最大:28時間
  • 本体のみ:7時間
  • 10分の充電で約3時間

バッテリーに関しても十分な性能であると言えるでしょう。

フィットネスがメインだとしても7時間連続使用ができればイレギュラーさえなければ十分ですし、職場で使うにしても隙間の時間でケースへ収納する時間があれば1日使えます。

操作性・アプリの使用感

本体の操作はファーウェイのロゴがある位置をタップすることで再生停止などの動作を使えます。

この挙動については専用アプリで設定が可能です。

タッチコントロールもちゃんと反応してくれるので、日常生活の操作では困らないでしょう。

ただ、運動中に体が揺れている状態で正確な操作ができるかは微妙なので、フィットネス目的だとするならば物理ボタンが付いているPowerbeats Pro 2のような形状の方が良かったかもしれません。

専用アプリについてはイコライジングも行えるので、好きな設定で音楽を楽しめます。

基本的な操作は本体とアプリともに問題ないといえるでしょう。

1点注意はAndroidの場合ストアからアプリをダウンロードできないというところ。

HUAWEIの公式からアプリをダウンロードする必要があるそうです。

Appleの場合は問題なくAppstoreからダウンロードできます。

その他気になるところ

素晴らしいポイントが多いFreeArcですが、気になるところもあったので共有しておきます。

僕が感じた気になるポイントはケースが大きいところ。

頻繁につけ外しをすることやメインイヤホンの想定はないとは思いますが、ポケットに入れるにしてはケースが大きい。

持ち運びには不便します。

基本的には一度つけたらしばらくつけっぱなしにしたり、会社などでデスクの上にケースを置いておけたりする想定なのでしょうか。

もしケースのコンパクト化を優先するのであれば、音質はちょっと落ちますがACEFIT Airがおすすめです。

こちらであれば薄型のケースで持ち運びもしやすくなっています。

このあたりのデメリットをどう捉えるか、どう対応しておくかだけは考えておいた方が良いと思いました。

FreeArcはこんな人におすすめ

手頃な価格で高音質な耳かけ型オープンイヤーイヤホンを探してる人

オープンイヤー型のイヤホンを探している人であれば、おそらくHUAWEIのFreeClipが気になっている人も多いのではないでしょうか。

正直FreeClipは間違いなく現在のオープンイヤー型イヤホンの中でトップの性能があるイヤホンです。

しかし、価格が定価約3万円とお高め。この価格が原因で購入しなかった人も多いでしょう。

そんな、「高音質だけど価格がネック…」と諦めていた人を救済するイヤホンのような気がしています。

定価は18,800円ですが、割引が間に合えば最安値14,664円。

定価のFreeClipと比べると半額近い値段です。

そして気になる音質や機能性についてですが、こちらは十分音を楽しめるし感動できるクオリティ。

他のレビュー動画もいろいろ見てみましたが、概ねどの人「音質が良い」とレビューをしている通り、納得の音質があると僕も思います。

特に音の解像度には感動していて、ギターの歪みのりとかバスドラの空気感とかまで聞こえてくるくらい音質は良いように感じました。

オープンイヤーだと音が拡散されがちで厚みのある音を感じにくい傾向にありますが、FreeArcはそんなこともなく厚みのある音で音楽を楽しめます。

そんな高音質な仕様ながらも根本的な作りとしてはオープンイヤー。

周囲の音もバッチリ聞き取れます。

装着感も安定しているので、普段使いはもちろんフィットネス用途でも十分に活用できるでしょう。

価格がネックでHUAWEIのオープンイヤーイヤホンが気になっていたけど手に取れなかった人はぜひチェックしてみてください。

まとめ

高いクオリティでもともと有名だったHUAWEIのオープンイヤー型イヤホンがさらに厚いラインナップとなりました。

GREENFUNDINGで3月18日まで早割で予約ができるようなので、気になった方は早めにチェックしてみてください。

  • HUAWEI初の耳かけ式オープンイヤー型イヤホン
2025年3月18日まで予約受付中

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