【優等生】打鍵感も機能性も満足レベルを軽々超える|「Keychron V1M-D1-JIS」日本語配列が魅力|レビュー

最近ガジェットに興味も出てきたしキーボード何か良いのないかな、と考えている人必見です。

上質な打鍵感に過不足のない機能性、このキーボードがステップアップ1台目に最適なキーボードといえるでしょう。

それが今回レビューするKeychronの「V1 Max 日本語配列」。

流行りのロープロファイルではなくフルプロファイルの大きめなキーボードですが、サイズがあるからこそさまざまな面で十分満足のいくクオリティに仕上がっています。

今回はこのV1 Max(JIS)を実際に使ってみて感じたことや気がついたことについてレビューしていきます。

メリット!
デメリット…
  • コトコトとした上品な打鍵感で満足感がある
  • 静音性が高く、周囲に迷惑をかけずにタイピングできる
  • キーマップアプリ・角度調整チルト・2.4GHz接続など、機能性も十分
  • キーキャップの形が独特で、ポジションの正確性が必要
YouTubeはこちら

準備中

提供:Keychron

V1 Max(JIS)の特徴

  • ミドルクラスのV Maxシリーズ
  • ガスケットマウント搭載
  • 有線/ 無線/2.4GHz接続に対応
  • QMK&Launcherウェブアプリでプログラム可能
  • 19360円(公式HP)

Vシリーズとは

Keychronにはハイエンドの「Qシリーズ」やスタンダートな「Kシリーズ」などさまざまなラインナップが準備されています。

最近話題のB1 Proは名前の通り「Bシリーズ」となるわけですね。

そんな数あるラインナップのうちこのV1 MaxはVシリーズのなかでも上位のシリーズである「V Max」シリーズに位置します。

特徴としてはハイエンドのQシリーズとスタンダートのKシリーズの良いとこどりをしているところ。

KシリーズにはなくQシリーズで採用されているガスケットマウントを搭載することで、衝撃をより吸収したり、フレームの響きを低減させたり、ソフトで静かなタイピングができるようになっています。

また、Vシリーズは有線のみの接続にたいし、V Maxシリーズは無線接続にも対応。

これらの特徴から、ハイエンドとスタンダートの特徴を引き継いだミドルクラスと言えるのではないでしょうか。

V1 Max(JIS)の外観・付属品

V1 Max(JIS)の同梱物やデザインについてチェックしていきます。

同梱物

  • キーボード本体
  • USB-C to Cケーブル
  • 変換アダプタ(A to C/C to A)
  • ドライバーなど
  • キーリムーバー
  • 換装用キーキャップ
  • 説明書

デザイン

カラーについてはカーボンブラックの1色。

他のモデルだとカラー選択の余地がある場合もありますが、今回はなし。

キーキャップについてはこれぞJIS!といったような正統派のデザイン。

英数とひらがながどちらも印字されていて、ごちゃついた感じはありますが、わかりやすさはあります。

キーキャップの色はターコイズブルーとでも言えば良いのでしょうか。

アルファベットとエンターキーで色が違う

基本は淡い色が中心で、ところどころ濃い色で構成されています。

左端のescキーのみ赤色となっています。

勝手なイメージですが、キークロンと言えばこの色、みたいな感じがしているので、比較的王道なカラーなのではないでしょうか。

ボディについてはソリッドABS樹脂となっており、プラスチック製。

カラーについては少し明るめの黒といった感じ。

特段安っぽさは感じませんが、高級感があるとも言えない、普通といったところ。

ボディには手前から奥にかけてゆるやかな傾斜があるので、角度調整をしなくてもある程度は打ちやすいようになっていました。

側面上部にはUSB-Cポート・Win/Macの切り替えボタン・接続切り替えのボタンが左側に、右側にはUSB-AとCのレシーバーが収納されています。

USB-Cのレシーバーをキーボードでは初めて見ましたし、2つ収納も初めて見ました。驚き。

背面にはゴム足と角度調整用のチルトがありました。

チルトに関しては2段階の調整が可能なので、自分の好みに合わせて角度を調整できるでしょう。

重量については770g。

決して軽量とは言えない重量で、持ち運びに適しているとは言えません。

外作業で使うというよりは、自宅や会社でどっしり構えて使うタイプのキーボードでしょう。

V1 Max(JIS) レビュー

ここからはV1 Max(JIS) の各項目についてレビューしていきます。

打鍵感:しっとりとした上品な感触

以前レビューしたアリス配列のQ10 Maxはカラッと乾いたような打鍵感だったのですが、かなりしっとりとした打鍵感。

コトコト系の感触で、体感としては軽めのLofree Flowと表現するのが近い気がしてます。

軸を見ていきますが、Keychron独自の「Gateron Jupiterメカニカルスイッチ」を採用。

赤軸・茶軸・バナナ軸の3種類から選択可能です。

ホットスワップにも対応していて、3ピン及び5ピンMXスタイルのメカニカルスイッチ(Cherry、Gateron、Kailh、Pandaなどを含む)などと互換性があります。

今回僕が使用しているのは赤軸で、押下圧は45g±10g。HHKBやREALFORCE(45gも選択していれば)と同じ押下圧で、一般的なラインといえるでしょう。

打鍵した感触としては重すぎず軽すぎず、しっかり押しているなという感覚を得られます。

スイッチを押した感触についてですが、これはあまり感じることなくストンとフレームまで落ちていく印象。

ものすごくゆっくり押し込んでいくと微かに引っかかりを感じなくもない、といったところですが、素早くタイピングしているなら気が付かないほどでしょう。

しかし、フレームの底まで付くとバネの力でしっかり指を元の位置まで戻すサポートをしてくれるので、余計な指疲れはせず、長時間タイピングできるでしょう。

ボディはプラスチック製で、ガスケットマウント搭載。

金属製の方が高級感があっていいかもしれませんが、高級キーボードと言われるHHKBやREALFORCEだってプラスチック製。決して悪いことはありません。

金属製にはない魅力といては打鍵したの衝撃の柔らかさ。

金属製だとかなりダイレクトに衝撃が指に響く場合があるので、その点プラスチック製の方が衝撃が緩やかな場合が多いです。

V1 Maxについてはさらに衝撃を緩和してくれる効果のあるガスケットマウントを採用しているおかげで、フレーム全体がしなり、打鍵時の衝撃を吸収してくれています。

スイッチの引っかかりはあまり感じないですが、フレームと当たる感触はしっかりと感じられるので、打鍵感はしっかりと得られるでしょう。

フレームに当たりすぎると本来は衝撃が強かったり音がうるさかったりしますが、V1 Maxは先ほども伝えた通り、キーボード内部で衝撃を吸収してくれるので、このあたりの問題は感じませんでした。

打鍵音・静音性:低音ベースの静かな打鍵音

キーはフレームまで届きやすいのですが、低音ベースの非常に静かな音だと感じています。

ストンと落ちるようにキーが沈み込み、毎回フレームに当たるのですが、その衝撃を柔らかく受け止めているような印象です。

これはやはりガスケットマウントが関係しているようで、公式にもよりソフトで静かなタイピング体験と柔軟性を実現しました、と書いてありました。

音もコトコトとして気持ちが良く、タイピングしている時間が非常に心地が良いです。

これくらいの音であれば職場などの人がいる場所でも使えるレベルではないでしょうか。

キー配列・レイアウト

キー配列はこちらはJIS配列。

しっかり日本語に対応してくれているのはありがたいところ。

Keychronのラインナップは確認してみると、けっこう幅広くJIS配列に対応しているので驚きです。

実は以前レビューしたアリス配列のキーボードもJISに対応しています。すごい。

レイアウトについては75%。

最小かといういうと、ボディには余裕があるので圧倒的にスリムというわけではありません。

ファンクションキーも4つごとに少し感覚があるタイプの並びで、ゆとりがあります。

1番右端はなぜか1つ分キーが空いた状態になっていて、本来であれば「end」があるはずですが、V1 Maxにはありません。

僕は右端のキーをまったく使わないのであまり関係ありませんが、気になる人は注意してください。

バッテリー

バッテリーは4000mAhで、バックライト消灯時であれば最大225時間使用可能。

225時間ということはざっくり9日間。

ずっと打鍵しているわけでもないので、実際には2週間ぐらいもつのではないでしょうか。

ライトをつけた状態でも100時間保つということなので、長期間保つバッテリーのように感じています。

ライトについてはFn+ノブの押し込みでオンオフを調整できました。

2〜3日程度ではバッテリーがなくならないので、そこまで頻繁に充電をしなくてはいけないということがなく、快適に使えるでしょう。

キーマップ

キーマップについては2つの方法に対応しています。

1つ目はKeychronランチャー

Keychron公式のキーマップソフトで、アプリをダウンロードするわけではなくブラウザーから直接利用できます。

使い方は簡単で、変更したいキーを選択して、そのあと割り当てをしたいキーを操作するだけ。

基本的な変更はあっという間にこなせるようになるでしょう。

2つ目の方法はVIAです。

こちらもWEB上のアプリケーションとなっていて、ダウンロード不要で利用できます。

自作キーボードなどで使われる汎用的なキーマップソフトで、普段からこちらを利用している人はあえて公式のキーマップソフトを使うよりもVIAを使った方が楽かもしれません。

その他気になるところ

魅力的なポイントが多いV1 Max(JIS)ですが、気になるポイントについても共有します。

V1 Max(JIS)だけというわけではないのですが、Q10 Maxとかも含めてキーキャップの形がちょっと独特。

なんというか山の形をしているとでも言えば良いのでしょうか。

てっぺん部分にかけてすぼんでいるような形になっており、さらに深めの窪みもあるので簡易的に描く富士山のような形状。

極端にすぼんだり窪んだりしているわけではないのですが、体感少し打鍵するスペースが狭いように感じてしまいます。

毎回スイートスポットに当て続けないといけないというか、正確なタイピングを求められるというか。

けっこう適当なタイピングをしているので、打鍵のスペースがシビアだとちょっと窮屈に感じてしまいました。

V1 Max(JIS)はこんな人におすすめ

JIS配列のちょっと良いフルプロファイルキーボードが欲しい人

定価が2万円弱(セール時1.5万くらい)のキーボードということもあり、購入検討の人は最近ちょっとガジェットに興味が出てきて、せっかくだから少し良いキーボードが欲しいな、と考えている人でしょうか。

そうなるとこれまで使っていたキーボードとはしっかりと機能性や打鍵感で差を感じたいところ。

そんなミドルクラスに求めたいクオリティはしっかり詰め込まれているキーボードのように感じます。

打鍵感は「コトコト」と表現できるようなしっとりとした打ち心地で、これまでノートPCのキーボードや薄型のキーボードを使っていた人からするとはっきりと差を感じられる打鍵感でしょう。

機能性に関してはUSB-AとCどちらのレシーバーもあり、どんな環境でも2.4GHz接続ができるほか、もちろんBluetoothでも接続ができます。

Vシリーズだと有線接続のみとなってしまうので、無線で接続できるのはV Maxシリーズの大きな強みともいえますね。

また、この手のちゃんとしたキーボードはUS配列であることが多いですが、このキーボードはJIS配列。

多くの人が慣れ親しんできたであろう日本語配列でタイピングができるので、最初のステップアップとしては安心なのではないでしょうか。

まとめ

使用感に隙のない、非常に優秀なキーボードでした。

今のキーボードからステップアップを考えている人におすすめです。

Keychronは超充実のラインナップとなっているので、気になる製品があれば公式HPAmazonのページをチェックしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です