9月はアクションカメラの新製品発表が相次いでいて、9月下旬になる現在すでにGoProからもDJIからも新作が発表されました。
しかし、そんな新作が発売されている中でも僕はInsta360から発売されているAce・Ace Proの2機種をおすすめしたい!
もちろんGoProやDJIと比べるとアクションカメラとしての知名度が劣るのかもしれないですが、他メーカーにはない強みを持っているアクションカメラで、僕は1番気に入っています。
新作ラッシュの現在、アクションカメラの購入を検討している人も多いと思いますが、Insta360のアクションカメラを知ってから購入検討してみてください!
新作ラッシュだけどAce・Ace Proを推したい
様々な場面で撮影が可能になるアクションカメラ。使用用途としてはバイクでのツーリング風景の撮影からVlog的に使用するなど、多岐にわたると思います。
そんなアクションカメラを購入するにあたって気になる要素は何があるでしょうか。個人的にアクションカメラとして気になるポイントをまとめてみました。
- 画質
- 手ブレ補正
- 機能性
- 価格
ざっくりこの辺りなのかなと思っています。
GoProやDJIはこの辺りを高い水準でクリアしているからこそ人気があるのだとは思うのですが、実はInsta360も負けていません。
むしろ同レベルまでクオリティが高いならInsta360を選んだ方がいいのでは?とまで思うところもあれば、圧倒的に勝っているからこの機能が欲しいなら選ばなくてはいけない、と感じるところもあるくらい。
ここから特にどのような点でおすすめしたいと感じているのかまとめます。
Ace・Ace Proの違い
Insta360からはいろいろとアクションカメラは発売されていますが、そのなかでもおすすめしたいカメラはAceとAce Proの2機種。
Ace Proが上位機種となるですが違いは下記。
- ライカと共同開発のレンズが搭載
- ライカカラーというカラープロファイルを使える
- 暗所・水中の撮影にAceより強い
違いはざっくりこのような感じ。
ライカとの共同開発由来のレンズによって暗所耐性が強めになっているのが特徴。
明るい場所や手ブレ補正についてはそこまで顕著な差がないので、暗所や水中で撮影をしなかったり、ライカとの共同開発レンズに興味がない人はAceでも十分きれいな映像が撮影できるでしょう。
Ace・Ace Proのメリット
ここからは僕がおすすめするAceとAce Proを使うメリットについて紹介します。
手ブレ補正・画質は十分高い
前提として画質はGoProやDJIに負けていないほどきれいです。
正直明るい昼間の動画ではそれぞれ見分けがつかないほどだと思います。
最新作は使ったことがありませんが、GoPro HERO 12とDJI Osmo Action 4とで明所の映像を見比べたときは違いを感じませんでした。
手ブレ補正も十分強く、バイク本体に取り付けて撮影をしてみましたが振動をまったく感じることのない補正がかかり、平坦な道を走っているかのような揺れの少なさで撮影ができます。
バイクへの取り付けと自転車での撮影をしてみましたが、十分満足できるほどの手ブレ補正を発揮してくれたので、アクションカメラとしては問題なく使用ができるはずです。
フリップ式モニターが便利すぎる
とにかくおすすめしたいのはこのフリップ式モニターです。
なんと背面のディスプレイが180度動くことで、自撮りをしたとき背面モニターを見ながら撮影できる仕様。
90度の開きあれば自転車の走行中でも撮影している映像を少し確認する、なんてこともできます。
ミラーレスカメラでいうところのチルト式のようなモニターの動きができるわけですが、GoProやDJIにはない機能です。
撮影中に映像を確認できるというのは想像以上に撮影のしやすさが変わる性能であり、自撮りをする人であれば特に必要な機能だと思います。
GoProやDJIはフロントディスプレイがあり、そこで映像を確認できますが、正直フロントの小窓のようなディスプレイでは大きさが足りず視認性が非常に悪いです。
フロントディスプレイで見るより断然背面のモニターで見る方が映像の確認がはかどります。
アクションカメラはバイクやスキーなどの撮影で使う印象を持っている人も多いかもしれませんが、最近ではテレビでも使われていることが多く、Vlogのような日常風景を撮る撮影にも適しています。
そう考えると、自撮りや様々な角度で撮影をするときに映像を確認しやすいフリップ式ディスプレイがあるというのは非常にありがたいポイントではないでしょうか。
磁気マウントが使いやすい
かなり感動したのですが、磁気マウントがめちゃくちゃ使いやすいです。
アクションカメラのアクセサリーは使用場面によって使い分けるのが基本なのですが、これの付け替えが本当に手間で。
いちいちネジを緩めるのも面倒で、かなりやっかいなシステムでした。
しかし、磁気マウントであればワンタッチで外すことができ、付け替えも簡単。
磁気マウントを別で購入しなければならない手間とお金がかかるのは確かですが、頻繁につけかけをしていた人にとっては革命的なマウントだと思います。
GoProについても最近発売された13からこの磁気マウントが採用されたので、使いやすさが他メーカーを動かしたとも取れるでしょう。
ライカカラーできれいに撮影できる
Ace・Ace Proには様々なカラープロファイルが用意されていて、場面に応じて使用ができます。
なかでもAce Proであれば最近のアップデートによってライカカラーというカラープロファイルを使用できるようになりました。
これはライカとの共同開発によって生まれたカラーリングで、ライカナチュラルやライカビビッドといった、鮮やかさやクリアさが目立つカラーリングを手軽に使えます。
動画編集時にカラーの調整をするのもいいですが、元からカラーリングが決められると編集の手間が少なくなるので楽です。
価格も落ちてきた
機種 | 価格 |
Insta360 Ace | 36300円 |
Insta360 Ace Pro | 52800円 |
GoPro HERO 13 | 68800円 |
GoPro HERO | 34800円 |
DJI Osmo Action 5 Pro | 55000円 |
DJI Osmo Action 4 | 44000円 |
DJI Osmo Action 3 | 29700円 |
Ace・Ace Proともに発売から1年経つというところで、セールも頻繁に行われて購入の価格が落ちてきました。
2024年9月現在、Aceであればセール価格で36300円、Ace Proが52800円で販売されています。
今はシルバーウィークセールなども終わってしまったのにもかかわらず、なぜかセール価格がそのまま続いていて、15000円以上の割引が続いています。
価格だけ見ると約36000円で購入できるAceがかなり魅力的。
GoProから新しく「HERO」という廉価版のラインナップが追加されました。
コンパクトさがとにかく強みのようですが、フロントディスプレイは不採用になり、磁気マウントも採用されていません。
価格は定価34800円となっており、Aceの方がやや高くはありますが、差額2000円でフリップ式のディスプレイとGoProやDJIに引けを取らない画質と手ブレ補正が手に入るのであればかなり「あり」だと思っています。
2000円の差額についてですが、Insta360からもらっているこのリンクから購入してもらうと定価1750円のディスプレイ保護シールがらえるのでより価格差がなくなるでしょう。
Ace・Ace Proのデメリット
おすすめのポイントをたくさん紹介したのですが、他メーカーの方が優れるポイントについても紹介します。
他メーカーよりも重い
非常に気に入っているアクションカメラなのですが、他メーカーよりも完全に負けているポイントとしては「重い」ということ。
比較するとこんな感じ。
機種 | 重量 |
Insta360 Ace | 176.8g |
Insta360 Ace Pro | 179.8g |
GoPro HERO 13 | 154g |
GoPro HERO | 86g |
DJI Osmo Action 5 Pro | 146g |
DJI Osmo Action 4 | 145g |
DJI Osmo Action 3 | 145g |
手で持って撮影する分にはまったく気にならないのですが、これがマウントに装着するとなるとやや懸念点に。
バイクや自転車に取り付けるときに課題になるのが固定。かなりしっかり取り付けないとだんだん緩まってしまい、元の場所からかなりズレてしまいます。
AceやAce Proは他メーカーの製品より思い分、固定時により強く取り付ける・そもそも取り付けてもズレてしまう可能性を考えなくてはいけません。
バイクや自転車など、振動の多い撮影を予定している人は注意が必要です。
手ブレ補正や画質はGoProの方が優れている
前職でアクションカメラを使うことがあり、いろいろなメーカーを比較したなかでわかったのですが、GoProの暗所と水中のきれいさと手ブレ補正の強さは他メーカーを頭一つ突き放している印象です。
Insta360やDJIのアクションカメラも手ブレの補正力は強く、不自然で見ていられないという映像にはなっていません。むしろほとんどの振動は補正して平坦を走っているように見えました。
道路や小さい段差くらいの補正であればどのメーカーも大差ないのですが、15cmほどの大きな段差を下ったときの補正がGoProが1番強く、なめらかに補正されていました。
画質に関しても明所であれば特に変わりはないのですが、暗所や水中などのくらい場所になるとGoProは他メーカーより明るく映るので映像が見やすかったです。
GoPro HERO 13の進化も見てみると、GoProはアクションカメラでありながら動きの激しい映像だけではなく、小型で持ち運べてきれいに撮影できるプロ仕様のカメラになりつつある印象を持ちました。
GoProはカメラネジがある
これは是非ともInsta360どころかすべてのメーカーにマネしてもらいたいところなのですが、GoProにはカメラアクセサリーを取り付けられる1.4インチネジ穴があります。
普通アクションカメラはアクションカメラ用のアクセサリーしか取り付けられず、一般的なカメラ用のアクセサリーを取り付けようと思うと別途アクセサリーの準備が必要でした。
しかし、このネジ穴があることによって、GoPro本体にカメラ用のアクセサリーも取り付け可能に。
アルカスイス互換のプレートなどをつけておけばカメラ用のアクセサリーへの取り付けが簡単になるので、よりカメラとして使用しやすくなります。
このような点で、Insta360の磁気マウントも素晴らしいのですが、カメラ用のアクセサリーにまで対応できるとより使いやすいです。
DJIは価格が安い
DJIは現在セール価格適用でDJI Osmo Action 3の価格が29700円。3万円を切る価格となっています。
Aceの価格が36300円であることを考えるとさらに安い価格。
最新はDJI Osmo Action 5 Proですが、3の時点でもかなり強い手ブレ補正ときれいな映像が撮影できます。
映像の撮影のみを考えるのであれば実は新品で購入できてクオリティも高い最安値のアクションカメラかもしれません。
まとめ
最近は僕も製品の体験会とか行く時はいつも持ち歩いているアクションカメラで、バイクにも使えるしVlog的にも使えるしなにかと重宝しています。
機能性が高くて使い勝手も良いので、他メーカーの新作ラッシュではありますが個人的に最推しのアクションカメラです!