ついに発表された新型iPhone 16。
今回のiPhoneですが、カメラ周りの性能や機能が熱い進化をしていると感じています。
もはやコンデジとして使えるのではないかという性能です。
iPhone 16の進化した点をまとめつつ、コンデジとして使えるのではないかと考えていることや、けっきょく買いなのかというあたりについてまとめていきます。
Pro並みの優遇を受けている
今年のiPhone 16はもはやProか?というくらいの機能性の高さ。
ちょっとしたマイナーアップデートくらいしかないのでは?と思って構えていたのでけっこう衝撃的でした。
個人的にはカメラ周りの性能が高くて、あえてProを買う必要がないくらいには仕上がっているように感じています。
カメラコントロールは無印にもありますし、空間撮影にも対応している。
できないこととしては特殊な撮影が難しいというだけであって、プロユース・業務で使うなら必要かもしれないですが、日常生活においてProの撮影設定が必要な場面はどの程度あるのでしょうか。
Proとの違い
Proと無印の違いとしては下記。
- 5倍ズームがない
- 4K120FPSの撮影
- マルチトラックレコーディング
- リフレッシュレート120Hz
撮影関係で考えるとズーム倍率と撮影時の設定あたりが大きな差でしょうか。
しかし、近距離の物を撮影する場合はスローモーションの映像を撮影しない限り5倍ズームや4K120FPSの設定は必要ないのでは?とも考えてしまいます。
それこそ家族との外出風景を撮影するとかVlogを撮影したいというニーズには無印モデルでも十分に応えられるスペックになっていると感じました。
カメラ系の機能が充実
最近持ち運びしやすいけど画質も操作性も良いカメラを探していたということもあってかなり無印が良く見えています。
物理ボタンの操作性が向上したという点や空間撮影対応などを考えると、少し前に発売して話題になったXiaomi 14 Ultraと引き合いに出しても一考の価値が出てきたようにも感じるのですがどうでしょうか。
カメラコントロール搭載
まず1番感動している機能。それがカメラコントロールです。
これまでのアクションボタンのように、ボタンを押してすぐに撮影に入れる機能や、ボタンをスライドしてズームのコントロールをするなど、カメラのシャッターのような使い方ができるボタンが搭載されました。
イベント時の内容によると半押しや全押しにも対応しているうえに、触覚フィードバックも対応しているので本当のカメラのような感覚で使えるのではないでしょうか。
これまでスマホの画質は上がってきているものの、いまいちスマホで写真を撮りたくなかった理由として、撮影体験の乏しさを感じていた、というところがあります。
ディスプレイをタップして撮影するのはなんだか寂しく、実際にシャッターをおして撮影する方が楽しさを感じられました。
そんなちょっと贅沢な悩みだったのですが、このカメラコントロールの搭載のおかげで、撮影体験的な満足度を上げつつも操作性まで向上させることができて、これまでの課題を120%の満足で解決できたのかもしれないと感じています。
空間撮影に対応
空間撮影も少し前まで知らなかったのですが、僕がアンバサダーを務めるARグラスメーカー「XREAL」から最近発売されたXREAL Beam Proを使い始めてから空間撮影に興味が出るように。
これはARグラスをサポートするオプション製品なのですが、ほぼスマホのように使うことができ、空間撮影に対応しています。
このスマホで空間撮影をするとARグラスで立体感や奥行きを感じることができる写真や映像を見られるように。
想像以上に立体で映像を見るという体験は斬新で、これから何かできることが増えるのではないかという期待感が高まっています。
これと同様の空間撮影がiPhoneでもできるようになると考えるとかなり画期的で、今後の撮影のスタンダートが変わるかもしれない岐路にいると考えると感慨深いです。
iPhoneで撮影した空間写真や動画を再生するには再生端末としてはVision Proが必要なようなので、気軽に楽しめるようになるにはもう少し先かもしれませんが、技術がそこまできていることに感動しています。
オーディオミックス
撮影した映像ないの聴こえ方を調整できるというオーディオミックス機能を実装。
フレームの外にいる人の話声は抑えて、画角にいる人の声を持ち上げたり、被写体が少し離れた場所にいても近くにいるようの音量に整えたり、映像に重要な音声関係にアップデートが入りました。
これはかなりありがたいアップデートだと考えていて、iPhoneで手軽に撮影するとなると「Vlogとかを撮ってみたいな」みたいな気持ちにもなる気がもするのですが、撮影において音声もけっこう重要なんです。
映像が綺麗でも音声が悪いと意外とみていられないもので、だからこそYouTuberはピンマイクを使っていることが多いのですが、手軽に撮影したいならピンマイクもなしにサッと取り始められる方がいいですよね。
そう考えると、画質関係だけではなく、音質関係についてもしっかりアップデートが入っているのにかなり好感を持ちました。これは地味だけど優秀な仕様だと感じています。
バッテリー持ちも強化
公式HPを見てみるとバッテリー持ちについても大幅に強化されたと書いてあります。
iPhone16の場合、最大22時間のビデオ再生が可能とのこと。
これくらい再生時間が確保できているのであれば、映像の撮影に関しても耐えてくれるのではないかと期待できます。
撮影メインで考えるとどうしてもバッテリー持ちが気になるところなので、ロングバッテリーを本当にありがたいアップデート。
その他の機能
カメラ系の機能ばかり話をしてしまいましたが、他にも大きなアップデートがあります。
Apple Intelligenceに対応
イベントを見る限りカメラ関係よりも力を入れていそうなのがApple IntelligenceによるAI活用。
そもそもチップもApple Intelligenceのために作られたと言っているほどで、AIとの連携をメインに作られているといったも過言ではないほど。
イベントのなかでも日常のさまざまなシーンでApple Intelligenceを活用するデモが流れていました。
日本語対応がまだ先なのですぐに試せる機能ではないのですが、今後の進化に期待です。
アクションボタンも使える
15Proに搭載されていたアクションボタンが早くも無印に落ちてきました。
カスタマイズが可能なボタンがあることで、撮影以外の日常使用場面においても操作の最適化を計れそうです。
コンデジとしても差し支えないのでは?
暗所での撮影性能がいまいちわかっていないのですが、物理ボタンとかソフトウェア的な部分だけを見てみるともはやコンデジと呼んでもいいような気がしてきました。
そもそもiPhoneの画質は13 mini時点でもけっこうよくなったと満足していて、シネマティックのモードで映像を撮ればボケもあっていい感じに撮影できています。
しかし、それでもiPhoneをメイン機として撮影をしてこなかったのは、撮影体験の希薄さみたいなものが自分のなかで優ってしまったからです。
どうしてもシャッターを切るとか、ボケを調整するとか、カメラらしい操作がないとカメラと認識できなくてテンションが上がらないというか、撮影体験もカメラとして自分は楽しんでいるところがあったのが課題でした。
そんなわがままで贅沢な悩みというか文句をずっと言っていたのですが、今回のカメラコントロールやその他カメラ周りのアップデートによって、僕の撮影体験が希薄である、みたいなしょうもない悩みは吹き飛ぶことになりそうです。
そうなると市場のコンデジよりも軽くて、映像もサッと再生可能で、どこでも取り出せていつでも撮れる最強のコンパクトカメラとして成立するのではないかと感じています。
コンデジ欲しいならiPhoneと兼ねちゃえば?がアリな選択になってきていないでしょうか。
miniはでなかったけど16が揺らぐ性能してる
正直miniにしか買い替えたくない気持ちでいるんですけど、16がだいぶいい進化をしてきて、かなり魅力的に映っています。
マイナーアップデートでしょ、とたかを括っていただけにかなり衝撃的ですね。
常にコンデジ欲しい病にかかっているので、iPhoneがこれだけカメラとして成立できるようになってきたと考えると本当にいい感じのアップデートで買わない・欲しくないという気持ちがグラグラしてきます。
まとめ
個人的にはけっこう良アップデートだったのではないかと思っています。
あんまり変わんねー、みたいなことを言っている人も見かけましたが、自分のなかでは去年の発表よりも購買意欲を刺激されるアップデートでした。