数年間HHKBのキーボードを使い続け、買い替えるほど心が揺さぶられるようなキーボードに出会えてなかったのですが、ついに見つけてしまったかもしれません。
発売当初からインフルエンサーの方々が話題に取り上げていたキーボードで気になってはいたのがLofree FLOW。
話題にはなっているもののレビューちょっと盛りすぎ?くらいに思っていたのですが、実機をさわって印象が激変しました。
これはHHKBすら超えるキーボードをトレンドを塗り替えるような存在だと感じています。
今回はそんな衝撃を受け、製品が手元に来て以来ずっと使い続けている最高のキーボード「Lofree FLOW」の魅力についてレビューしていきます。
本記事はLofree様から製品をご提供いただき作成しています。
特徴
- 圧倒的な打鍵感のメカニカルキーボード
- 高品質なPBTキーキャップ
- 美しさも兼ね備えたこだわりのデザイン
- RGBサイドライト&ホワイトバックライト
- 長時間使用も安心のバッテリー寿命
接続方法
接続方法は有線とBluetoothに対応。
それぞれの切り替えはボディ上部にあるボタンによって切り替えられます。
Bluetooth接続については最大3台までのペアリングが可能。
ペアリングの方法としてはFn+1~3のどれかを長押しするとペアリングモードに入ります。
キー配列
キー配列はUS配列のみとなっています。
日本語配列には対応していないので、日本語配列のキーボードが欲しい人には向きません。
バッテリー
最大40時間使用可能のバッテリーが搭載されています。
2週間ほど使ってみましたが、今のところ充電をした回数は1~2回程度でしょうか。
ほとんど充電せずに使い続けられた印象です。
頻繁に充電しているような感覚はなく、1週間以上はバッテリーが持っていたように感じています。
キースイッチ
Lofree FLOWはカラーによって採用されているスイッチが違います。
ただ、ホットスワップに対応しているため、キースイッチに関しては購入して付け替えることが可能です。
用意されているキースイッチは3種類あり、下記の通り。
- GHOST:赤軸
- PHANROM:茶軸
- WIZARD:青軸
今回僕が提供でもらったのはホワイトのキーボードでキースイッチはGHOST。
GHOSTのキーの押下圧は50±15gで赤軸が45±15gと言われているので、だいたい似たようなもの。
ただキーを押し込んで底の近くまでくると強めの反発があるため、押し込みは軽く跳ね返りは強いといった不思議な感覚を覚えました。
ロープロファイルの世界初のガスケットマウントデザイン
前提として専門用語を整理。
- ロープロファイル:キーボードの高さ(背)が低いメカニカルキーボード
- ガスケットマウント:PCB(基板)をケースにネジ止めせずシリコンなどで挟んで固定し、キーを叩いたときの全体が沈み込んで底打ち感が薄れるようになる仕組み
ロープロファイルというのは最近のトレンドようなもので、これまでは背が高いキーボードが主流でした。
そこからキーの高さを落として手首の負担を少なくし長時間打鍵しても疲れにくい仕様にしたのがロープロファイル。
デメリットとして通常のキーボードと比べてタイピング時の底付きが目立つとされていました。
そんなデメリットを打ち消すのがガスケットマウントで、このガスケットマウントをロープロファイルキーボードで採用したのはLofree FLOWが世界初とのこと。
Lofree FLOWのよかったところ
現在2週間ほどLofree FLOWを使用したのですが、そのなかで気がついたよかったところについてまとめていきます。
最高の打鍵感
本当に最高すぎて驚いています。
打鍵感がこれまで味わったことのない感覚で衝撃的。
今僕が使っているホワイトのキーボードのスイッチはGHOSTと呼ばれるスイッチで、赤軸のスイッチに近い感触があります。
打鍵感は「コトコト」といった感触が適切で、HHKBなどの静電容量無接点方式のキーボードでよく例えられている「スコスコ」とした感触とは別物で、打鍵に若干の重みがあります。
打鍵感の秘密としては50±15gの押下圧。
ガスケットマウントを搭載しているので押した瞬間の打鍵感は軽いのですが、底打ち付近で反発が強くなり、タイピングした指が自然な力で跳ね返ってくるような感覚を覚えました。
この打鍵した瞬間の軽さと底打ちまで押したときの適度な重さと反発感が独特で病みつきになる打鍵感を生み出しています。
シンプルで丸みのあるデザイン
打鍵感だけではなくデザインも最高なのがLofree FLOWがさらに最高なポイント。
ホワイトとシルバーの相性と統一感が素晴らしく、デザインだけでもずっと見ていられるほど。
キーキャップやボディが角ばっているわけではなく、随所に丸み帯びている感じも雰囲気が柔らかくなっていて好みです。
柔らかい雰囲気とは裏腹にアルミの筐体が高級感を演出しているのも気に入っています。
キーボード背面の足の部分についても金属で作られた足が取り付けられていて、細かいところまでこだわりが感じられました。
キーキャップからボディまで、隙なくデザイン性が追求されていて感動のポイントが多いキーボードです。
Lofree FLOWの気になるところ
正直打鍵感が良すぎて満点をあげてレビューを終わりたいところなのですが、少し気になった点があったのでまとめておきます。
エンターキーの隣のPgupとPgdnが絶妙に邪魔
75%キーボードということで、ファンクションキーだけではなく右端に見慣れないキーがずらっとならんでいます。
このキーですが、エンターキー付近にあるPgupとPgdnが絶妙にやっかいで、タイプミスしてさわってしまうとページが動いてしまいます。
エンターキーの付近ということで、PgupとPgdnによく誤タッチしてしまい画面が動くのが地味にストレスを感じました。
正直この右端の列はいつも使わないタイプのキーなので、この列を追加するくらいなら削除して本体をもっとコンパクトにしてもいいかもしれないと感じました。
誤タッチについては最初こそ回数が多かったですが、慣れてきた今となってはそこまで高頻度にさわるほどでもないので、あえてデメリットを挙げるとすれば程度の温度感です。
角度調整ができない
これも地味に困った点。
キーボード本体に角度調整のためのチルト機能などはありません。
もともと少し斜めになっているので、角度調整をどこまでする必要があるのかという話はありますが、せめて数段階自分で選べる程度には調整できると気持ちが良い角度が探せたのかもしれません。
現状角度を調整しようとすると、キーボードの裏に自分で調節用の何かを挟まなければいけないので手間です。
Lofree FLOWには日本語配列がない
個人的にはあまり気にならないのですが、Lofree FLOWには日本語配列がありません。
US配列のみの展開となっているのでいつも日本語配列を使っている人は注意が必要です。
僕はもともとShiftとかoptionを多用する方ではないし、アルファベットが打てれば十分くらいなキーボードの使い方しかしていなかったので問題はないですが、キー配置をシビアに見ている人にとっては重大な問題になるのではないでしょうか。
HHKBから乗り換えてもいいと感じた
これまで数年感HHKBのProfessional HYBRID Type-Sを使ってきて、途中NiZのAtom66やNuphy Air75を使ってきたのですが、メインを変えたいと思うほどまでは感じませんでした。
しかし、Lofree FLOWは違いました。
HHKBとのメイン置き換えをかなり本気で検討するほど魅力のあるキーボードです。
HHKBの軽いタッチで打鍵ができる「スコスコ」と表現される打鍵感も好きなのですが、Lofree FLOWの「コトコト」と表現される反発感と底打ちした時のタイピング感覚も唯一無二で決めかねてしまいます。
どちらの打鍵感も捨てきれず、家ではHHKB、職場ではLofree FLOWにすることにしました。
メイン機として使っていきたいと思うほどには最高の打鍵感でした。
使用者の評価も高い気がする
これは完全に肌感の話ですが、一度Lofree FLOWを触ってみた人の反応は軒並み好評なように感じています。
ブロガーやYouTuberも、マイナスイメージを感じるレビューをしている人がいないのではないでしょうか。
会社でも実際にLofree FLOWを購入して使っている人がいるのですが、買った人みんな満足していて、自分の周りでも絶賛の声ばかりでした。
PRが多くて少し胡散臭く感じてしまう人もいるとは思うのですが(と言いつつこの記事も提供なのですが)、これ本当に案件抜きで素晴らしいキーボードです。
HHKBよりも価格が安く、Amazonで割引する場合があることを考えると、価格に優れつつ最高のクオリティのキーボードであると感じています。
まとめ
本当に久しぶりに最高のキーボードに出会ったような気がします。
あまりの気持ちよさにLofree FLOWで打つのが楽しすぎてデスクに向かう時間が増えたのではないかと思うほどです。
噂に違わず最高だったので、ぜひ皆さんにも手に取ってただきたいおすすめのキーボードになりました。