2021年にソニーからフルサイズ対応Eマウントレンズとして3本のコンパクトレンズが発売されました。
今回はその中でも24mmの広角のレンズである「SEL24F28G」を購入して2ヶ月ほどたったので、レビューしていこうと思います。
特徴
- 圧倒的な小型・軽量設計
- Gレンズならではの高画質と美しいボケ味
- 高品位な質感
- 直感的な操作性を兼備した広角単焦点レンズ
- 「撮影する楽しさ」「所有する満足感」「レンズ交換する喜びを」をすべてのαユーザーに届ける単焦点Gレンズ
- 美しく自然なぼけ描写と撮影の幅を広げる近接撮影能力
- 静止画・動画を問わずに活躍するAF性能
- 動画撮影にも適した設計
購入の理由
フルサイズのカメラを初めて購入して半年以上。
無視できなくなってきた悩みとして、機材が重すぎる、、、
わかってはいたことだけど、フルサイズのカメラと24-105mmの圧倒的な重量にカメラを持ち運ぶことに嫌気が差してしまいました。
しかし、α7Ⅳは最高のカメラ。
何とかして活用したいと考えた結果辿り着いたのが「軽量化」。
軽くて小さいレンズを選べば重量も周りの視線も気にせずに撮影できるのでは?というところからレンズ探しをしました。
そして考えついた条件は5つ。
- 軽い
- 短い
- 広角
- 予算10万以内
- できれば最近出たレンズ
軽い
上にも書いてますが、フルサイズの重さに辟易としてしまったので、軽さは絶対条件。
ガジェットとしてカメラはかっこいいのですが、金属の塊なので持ち運ぶにはかなり重い。
それこそ僕が最初に購入した24-105mmのズームレンズをつけながら首にかけると5分程度でかなり嫌になってきます。
重さも理解の上で買いましたがが、気軽な外出に重さは悪で、持ち運びが億劫になって使用頻度が減ってしまいました。
短い
ズームレンズを使っていて気になったのが、大きさによる周りからの視線。
大きめのボディに長いズームレンズはあまりにも目立ち、持っているだけで目立つ。
コソッと撮影するということは難しく、完全に周囲の視線を奪ってしまいます。
購入前はあまり考えてなかったのですが、ひっそりと撮影を楽しみたかったので大きすぎるズームレンズは日常使いにはあまりにも失敗。
反省を生かして短くて目立ちにくいレンズを強く希望するようになりました。
広角
せっかく良いカメラを持っているのに、撮れる画角がiPhoneよりも著しく狭いと「これiPhoneで十分じゃない?」となってしまう場面が。
焦点距離はレンズごとの良さなので、一概に良い悪いというわけではありませんが、撮りたいと思う場面で画角狭いと撮り始めるまでに時間がかかることがこれまで多かったのでサクッと撮りたいときは広角が好きです。
あとはVlogなんかもやってみたいな、なんて考えていたので最低でも24mmは欲しいところでした。
予算10万以内
予算は無限ではないので、できれば抑えていきたい。
とはいえ、探してみると広角は意外と高いものが多い。
入門用にもおすすめされるような35~50mmあたりはコスパが良いのもちらほらあったのですが、24mmともなるとあまり見当たらない。
また、小ささや短さも条件に入れていたので、そこも踏まえると自然と数は絞られました。
できれば最近出たレンズ
これはわがままですが、できれば最近出たレンズを購入したいと考えていました。
レンズは古くても味があって値がつくものもあるみたいですが、基本的にガジェット関係は1年違えば性能が倍違うこともあるような世界です。
レンズも例外ではないと考えているので、古いモデルを高値で買うくらいなら、多少値が張ったとしても最新に近い方が使い勝手や出来上がりが良いのではないか、というのが持論です。
条件に合ったのがSEL24F28G
この条件に合ったのがSEL24F28G。
ここまでぴったりなレンズに出会えて感動でした。
- コンパクトで軽量設計
- 24mm
- F2.8
- 値段は中古で5万
- 発売は2021年
条件に全て当てはまりました。
圧倒的コンパクトさ
とにかく素晴らしいのがサイズ感。
フルサイズ対応のレンズとは思えないほど軽量でコンパクト。
撮影に関してモチベーションを下げてしまう要因の重量を完全に克服しているのが最高です。
ズームレンズと比べるとよくわかると思いますが、サイズ感があまりにも違う。
そもそもレンズの長さが45mmで、かなり薄型のレンズに分類されます。
重さも162gと非常に軽量。
5cmもない短さと軽量さのおかげで、カメラに取り付けても威圧感が少なく、気軽に撮る気にさせてくれます。
コンパクトさだけが売りかと言うとそうではなく、しっかりと性能も持ち合わせているところがさらに良い点です。
繊細な描写力
広角レンズのイメージは風景画を綺麗に撮る、くらいのイメージだったのですが、かなりしっかりボケも出せることを知ってイメージが変わりました。
これはAFで撮った写真ですが、かなり近くまで寄ってボケを出すことができました。
MFにしたり、35mmのクロップ機能を使ったりすることでさらに寄って写真を撮ることもできるそうです。
日常の様子を広角で写すだけの気持ちでいたので、ボケ感までしっかりと出せるのはかなり嬉しいポイントでした。
また、色乗りやコントラストも良好で、綺麗な描写によって撮影が楽しくなります。
AFも十分
AFも十分に速く対応するので、撮影をしていて不満に感じることはありませんでした。
SONY純正機ということもあって、カメラ側との連携はスムーズだと感じます。
気軽にカメラを持ち歩ける
意を決して購入したフルサイズ機だけれども、重さには勝てず自宅で使用することがメインになってしまっていた状況を変えることができました。
外出する際には気軽に持ち運んで、風景から物撮りまでサッと荷物から取り出してこなす。
コンパクトさからくる機動力の高さによって、日常の中にフルサイズのカメラを落とし込むことができました。
扱いはまだまだ練習が必要
AFで撮るときにフォーカスがいまいちよく決まらず、わずかな距離でもピントがあっていないことがあります。
AFは楽でいいんですけど、被写体によってはかなりシビア。
撮るものによってAFとMFを切り替えるのがこれからの課題。
レンズの強みを出せるようにこれからも勉強必須。
まとめ
レンズを1台で済ませられるようにと思って24-105mmのズームレンズを買ったのですが、結局2本目買ってしまいました。
とはいえ、外出先の重量問題を解決してくれたので、生活を変えて質を高めてくれたという点では買ってよかったと思っています。
今後も上手く活用していきたいと思います。