良い性能は欲しいけどイヤホンに高額はかけられないという人におすすめのイヤホンを見つけました。
それが「HUAWEI FreeBuds 7i」。
価格はセール時1万円ちょっとにも関わらず、ノイキャンは強力で解像感のある音質。
価格に対しての機能性に優れていると感じました。
今回はそんなHUAWEI FreeBuds 7iを実際に使ってみて気がついた良かったポイント気になったポイントについてレビューしていきます。
提供:華為技術日本株式会社
FreeBuds 7iの特徴
- インテリジェント・ダイナミックAN4.0に進化
- 骨伝導マイク+3マイクで通話もクリア
- 11 mmクアッドマグネットドライバー搭載
- 空間オーディオ+ヘッドトラッキング対応
- スワイプ・ダブルタップなど直感ジェスチャー操作
- 2台同時接続(マルチポイント)対応
- ケース+イヤホンで最大35時間の長時間再生
- IP54防塵・防滴でスポーツ利用も安心
- 外音取り込みの精度が価格に対して強い
- 価格12,980円(セールで11,800円)
特徴としては価格に対して性能が良いというところ。
ノイキャンについては1万円台後半の機種と比べても見劣りのしない性能になっていて、いろいろな場所の口コミで絶賛の声が上がっています。
実際に自分も使ってみましたが、強力なノイキャンで静寂を手に入れられる性能をしていました。
音質が良いのはもはや当然レベルで、アプリで対応できる空間オーディオもなかなか面白かったです。
外音取り込みも価格に対し非常に優秀で、驚きました。
発売間もない製品ですが、すでにAmazonのセールなどで対象製品となっており、価格が12,000円を切っています。
この価格でこの機能であれば、1万円台後半から2万円台前半のイヤホンの購入を考えていた人は1回FreeBuds 7iとの比較検討をしても良いと思うレベル。
非常に完成度の高いイヤホンのように感じています。
FreeBuds 7iのデザイン
カラーはピンク・ブラック・ホワイトの3色展開。
今回はブラックを選んでいます。

ブラックとは言いつつ、少しメタリックなカラーなので、グレーに色味が近いような気もしています。
黒ではあるものの、ダークグレーみたいなテイストを感じました。
本体は丸型のフォルムになっており、右側に接続用のボタン、底面にUSB-Cのポートがあります。


ワイヤレス充電はできませんでした。
フタを開けるとイヤホン本体が出てきます。

イヤホン本体が少し滑りやすいうえ掴みにくいので、取り出しやすさはあまり感じませんでした。
また、イヤホンの収納位置がイヤーピースが外側を向いているので、取り出してから耳に取り付けるために180度回転させなくてはいけないのがやや面倒。

イヤホン本体はカナル型のイヤホンとなっており、フォルムはAirPods Pro 3のような形状です。
ステム部分にはRLの表記があります。

ステムは外側がタッチコントロールとなっています。

スピーカー部分は斜めかつコンパクトにまとまっているので、そこまでの飛び出しは感じません。

実際に耳に着けてみると耳の形にフィットしたような収まりを感じました。
FreeBuds 7i レビュー
ここからはFreeBuds 7iの各項目についてレビューしていきます。
音質
音質の傾向としてはやや低音に寄った音色で、迫力と解像感のバランスが良いイヤホンです。
低音がしっかり鳴ることで音全体をしっかり支え、厚みのあるサウンドを生み出してくれます。
中音域や高音域に関してもしっかり抜けてくれるので煌びやかさを感じました。
各音域についてバランス良く調整されているので、音の厚みは感じつつサウンドを楽しめると思います。
ハイエンドなイヤホンやヘッドホンに比べるともちろん響きの奥行きのような残響感や低音の量感などで届かないところはもちろんありますが、1万円と少しのイヤホンであるということを考えたら完成度の高い音のように感じています。
このクオリティは15,000円していてもおかしくないほどなので、Ankerあたりのイヤホンを買おうとしている人は比較検討してみても良いような気がしました。
空間オーディオで印象が変わる
アプリ側での制御によって空間オーディオを使うことができます。
この機能をオンにすることにより、頭の周囲で音が拡散されながら聞こえるような聞こえに変化します。
イメージとしてはライブハウスで聞こえてくるような感覚です。
空間オーディオには4つの種類があり、「デフォルト」「シアター」「映画館」「コンサートホール」となります。
すべて試してみましたが、実用性を感じたのはデフォルト。
デフォルトの場合は聞こえてくる音の距離が変化したように感じつつも音質の劣化はあまり感じず、音に包まれるような感覚になってかなり心地良かったです。
空間オーディオなしの状態でも音場の広さはある程度感じていましたが、空間オーディオになると明らかな差を感じるので、よりライブ感を得ながら聞く場合には設定オンがおすすめ。
その他のシアターやコンサートホールなども聞いてみましたが、これらの設定にするとより音が広がったような感覚で聞くことができました。
しかし、音の広がりによって楽器や歌声が全体的に輪郭が甘くなったような聞こえになってしまい、ちょっとノイジーです。
せっかくの音質の良さを潰してしまっているので、個人的には非推奨。
各モード特性があるので、試してみてください。
装着感
耳にしっかり沿うようにはめることができるので、フィット感があります。
感覚としてはAirPods Pro 2に似たような感じ。
最近購入したAirPods Pro 3は耳から飛び出すような形状になってしまい、ちょっとポロッと落ちてしまいそうで心配なときもあるのですが、FreeBuds 7iはしっかり沿って装着ができるので、安心感があります。
着脱検知もあるので、外せば音楽の再生が止まるのも便利で良いです。
ノイズキャンセリング
ノイキャンの効きは非常に良いです。
ここは製品的にも強みのポイントのようで、インテリジェント・ダイナミックAN4.0に進化とありました。
低音のノイズキャンセリングが特に優秀だと感じていて、自宅のなかのエアコンの音とか外からの物音みたいなところは大部分消してくれています。
車の走行音のタイヤの音やエアコンの送風時の音など、高音部分のカットは若干甘さがあって抜けて聞こえてきやすいですが、もちろん大幅なカットは感じました。
AirPods Pro 3と比べるとこの高音部分に特に差を感じますが、低音部分は一緒と考えると1万円で4万円のイヤホンのノイキャンにかなり詰め寄っているのは驚異的。
ノイキャン性能は期待して良いと思います。
外音取り込み
この価格帯では1番きれいに聞こえると感じました。
正直これまで1万円前後のイヤホンで外音取り込みが使えるレベルで聞こえがきれいなモデルに出会ったことがなく、「機能があるだけ」といった印象。
しかし、FreeBuds 7iはやや低音寄りに聞こえるとはいえ、コンビニのレジ対応くらいであれば十分こなせるのではないかというレベルの外音取り込みを実現。
日常会話を不満なく聞くには少し耳のつまり具合が気になりますが、レジの会計のような会話の文脈がある程度わかって短時間のやりとりであれば十分実用的であると感じました。
操作性
タッチコントロールはかなり精度が良いです。
ダブルタップ、トリプルタップ、長押しにしっかりと反応してくれます。
特に間違いを起こすことも、タップ後に遅延を感じることもありません。
個人的にさらにすごいと感じたポイントはスワイプ操作に対応していること。
音量の調整がタップではなく、ステム部分のスワイプ操作で調整が可能です。
格安イヤホンといえば操作はすべてタップだったので、スワイプでの調整というのは初めて出会いました。
タップは再生停止や曲送り、スワイプは音量と、操作を棲み分けられるので間違いがなくて快適です。
マルチポイント
マルチポイントは2台まで登録しておくことができます。
アプリ側で登録端末を設定できました。
マルチポイントの仕様としては音楽再生を止めている状態で切り替えが可能。
流しっぱなしの状態で別端末の音を再生しても切り替わりませんでした。
ここはちょっと使いずらいポイントですが、切り替え自体は素早く切り替わるので、精度は十分です。
バッテリー
- イヤホン単体での音楽再生(ANCオフ時):約8時間
- イヤホン単体での音楽再生(ANCオン時):約5時間
- 充電ケース併用での音楽再生(ANCオフ時):約35時間
- 充電ケース併用での音楽再生(ANCオン時):約20時間
バッテリーについてはケース併用で最大35時間。
一般的な容量だとは思います。
ノイキャンオン時が5時間の電池持ちとなっているので、耳栓のように1日中つけている場合バッテリーが足りなくなる時間があるかもしれないですが、作業の合間にケースに戻せば問題なく1日使えると思います。
また、ケース自体にワイヤレス充電の機能はなかったので、有線充電のみの仕様です。
アプリの使用感
HUAWEIのオーディオアプリが使用できます。
このアプリは音質のところで解説した空間オーディオやマルチポイントの接続設定、ジェスチャー操作の変更などが可能です。
ノイズキャンセリングの強さの設定やサウンドの調整までできるので、かなり細かいところまでイヤホンの聞こえや操作をカスタマイズして使うことができます。
FreeBuds 7iがおすすめな人
ノイキャンが強力なコスパに優れるイヤホンが欲しい人
やはり価格に対して機能が充実していると感じました。
特にノイキャンは非常に強力で、AirPods Pro 3に近い性能をしているほど。
音質についても解像感のある音質であるのはもちろん、空間オーディオやカスタムEQなどで自分好みに調整ができるので、多くの人が満足するレベルで音を聞けるでしょう。
すべての機能のレベルがかなり高いのにも関わらず価格は最安11,800円となっており、1万円程度で高性能なイヤホンを探していた人にはうってつけだと感じました。
確実に1万円以下のイヤホンとは差のある性能でありながら、高価格帯に匹敵するクオリティで、非常にバランスの良い性能をしていると思います。
ところどころハイエンドには届かない部分もありますが、それも価格を考えれば許容できるポイントであると感じました。
まとめ
HUAWEIらしい完成度が高いながら価格を抑えた良いイヤホンでした。
気になった人はリンクから製品をチェックしてみてください。






















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