ゲームが熱い市場となってしばらく経ちますが、そのおかげもあって、コントローラーとして使われるキーボードも日々進化を遂げています。
操作が思い通りにできるかどうかによって、勝利できるかが変わり、1勝の違いで人生が変わるレベルの熱い戦いを繰り広げている環境において、機材の役割が非常に重要です。
そんな高度な戦いのなかでも十分にバリューを出して思い通りの操作の手助けをしてくれるのが、今回レビューしていく「Razer Huntsman V3 Pro 8KHz」。
高いポーリングレートに対応していることはもちろん、細かいところまで徹底的に追い込めるキーカスタマイズにより、高精細なゲームプレイを実現します。
今回はそんなRazer Huntsman V3 Pro 8KHzを実際に使ってみて良かったポイントや気になったポイントについてレビューしていきます。
提供:Razer
Huntsman V3 Pro 8KHzの特徴
- 第2世代Razerアナログオプティカルスイッチ搭載で、0.1mmから4.0mmまでアクチュエーションポイントを調整可能
- Razer HyperPolling技術により、標準的なキーボードの8倍にあたる真の8000Hzポーリングレートを実現
- 隣接する2つのキーのうち、最後に押された入力を優先する「Razer Snap Tap」機能を搭載
- キーボード上のLEDインジケーターで設定状況を確認しながら、ソフトウェアなしで高さや感度を直接調整可能
- 航空機グレードの5052アルミニウム製トッププレートを採用し、反りや歪みに強い高い耐久性を実現
- テクスチャ加工を施した「ダブルショットPBTキーキャップ」により、長期間の使用でも文字が消えず、テカリにくい
- マグネット式のソフトなレザーレット製リストレストが付属し、長時間のゲームプレイでも手首の疲労を軽減
- 設定を最大6つまで保存できるオンボードメモリを搭載(うち4つはカスタマイズ可能)
- マルチファンクションローラーと専用のコントロールボタンを備え、音量や設定の直感的な操作が可能
- 定価:36,980円(税込)〜
キーボード側の設定を最高の設定にして、ゲーム体験を整えるのはゲームで勝つためには今や必須の条件と言えるでしょう。
そんなキーボード自体のスペックやキーマップソフトでのカスタマイズ性を、これでもかというほど性能を高めたのがこのHuntsman V3 Pro 8KHz。
アクチュエーションポイントやラピッドトリガーの基本的な変更などはもちろんなこと、mm単位での詳細な設定もかなり追い込んでできるので、理想のゲームプレイを実現するために必要なカスタマイズを行えるでしょう。
また、Hypershiftと呼ばれる機能が、いわゆるFnレイヤー的な操作割り当てとなっているので、日常の作業用途でもかなり使いやすくカスタマイズができます。
キーマップの高いカスタマイズ性能に目がいきがちですが、しっかりとキーボードの性能も高いので、タイピングが気持ちが良いというキーボード本来の実力もしっかり感じられました。
Huntsman V3 Pro 8KHzのデザイン
カラーについてはブラック・ホワイト・Esports Green Edition・NiKo Editionの4種類。
ブラック・ホワイト以外の特別版のような2種類は追加料金がかかるようなので注意。
今回はブラックのテンキーレスを使用中。

テンキーレスですが、右側の部分が一般的なキーボードとは異なります。
ボリュームの調整ができるノブや曲の再生停止などができるスイッチが付いています。

さらには簡易的なディスプレイが搭載されていて、使用しているキーマップの表示やキーのストロークが判別できます。
どれくらい反応できているのかを見るのがちょっと楽しいです。
キートップと側面のフレームはアルミ素材が使われていて、高級感があります。

背面にはチルトとゴム足とUSB-Cのポートが搭載。

チルトについては2段階の調整が可能となっています。
本体にもゆるい傾斜はついていますが、ここでさらに調整可能です。

USB-Cのポートについては正面からみて左側にあります。

本体とケーブルが一体となっているわけではなく、ここは脱着が可能な仕様となっています。
ケーブルはさせるので実用には問題ないかもしれませんが、デスクの配置によっては中央や右側についていた方が配線がきれいに整えられることもあると思うので、有線だけの仕様のキーボードであるならば、中央と左右の3箇所にポートを設置してくれると親切であると感じました。
キーボード自体はこれでおおよそデザインの解説が終了ですが、Huntsman V3 Pro 8KHzに関しては専用のリストレストも付属してきます。

長時間キーボードを使って作業やゲームをする場合、手首の負担は計り知れないものになるので、手首の痛みが気になる人は合わせて使いましょう。
同梱されているだけあって、サイズや高さの相性は抜群です。
Huntsman V3 Pro 8KHz レビュー
ここからはHuntsman V3 Pro 8KHzの各項目についてレビューしていきます。
キーマップソフト
キーマップソフトについてはあらゆる設定、そして詳細な追い込みができるといった仕様です。

まずレイヤーについては合計 6 つのプロファイルがあります。
そのうち 2 つは変更不可能なプリセットプロファイルですが、他の 4 つのプロファイルは変更可能。
さらにHypershiftのFnレイヤーもあるので、実質2+8レイヤーといったところでしょうか。

レイヤーに関してはお気に入りの設定を自由にカスタマイズするだけの余地があるように感じました。
アクチュエーションポイントの設定については0.1~4.0 mm と幅広い範囲で調整できるため、お気に入りのポイントを決めてプレイができます。
1mm程度でもかなり繊細に反応をしてくれるので、少し指がふれた程度でも反応するような感覚です。
ゲーム時も作業も、身軽なタッチで操作をしたい人はこの調整を詰めてみると良いと思います。
一方で、反応が機敏な設定にすると、少し指がキーに触れただけでもすぐに動作するので、誤動作の原因になることもあるので、ここは注意が必要です。
ラピットトリガーについても距離の設定を細かく行えます。
ここについては最近はラピトリ搭載のメーカーであればカスタマイズは標準的に搭載している機能がしっかり実装されているというところでしょうか。
Razer Snap Tapの調整も可能で、これは「選択した 2 つのキーの間で、前のキーを離す必要なく最新の入力を優先します。」とのこと。
この設定を行えることによって、ストッピングのような技術がさらに細かく調整できるようになるようです。
これらの動作安定性の裏には第 2 世代 Razer アナログオプティカルスイッチも深く関係しているようで、レーザー式の感知仕様を搭載していることによって、これまでよりも正確に押下などを感知できるようになりました。
ラピットトリガーのような押した・戻した距離によっての感知というのは磁気式もメジャーだと思うのですが、磁気式の場合は金属や磁気の干渉の可能性があるということで、それらの干渉も許さない精密な仕様を採用しているようです。
その他、基本的なキーカスタマイズにももちろん対応していて、任意のキーを割り当てることやHypershift(Fnレイヤー)の設定をすることもできます。
しかし、これらの設定方法はキーを選んでプルダウンで探していくような形式なので、UI的にはちょっと見にくいです。

基本的なキーカスタマイズの仕様はVIAの方が見やすいと感じました。
機能は十分ですが、UIはもう少しユーザーフレンドリーになるよう、改善できるでしょう。
打鍵感
採用されているスイッチは「第2世代 Razer アナログオプティカルスイッチ」。
押下圧は40g、途中に引っ掛かりのない仕様となっているので、感覚としてはなめらかにタイピングができるリニアスイッチのような感触です。
もう少し具体的な機種名を出すのであれば、Keychron Q1 HEのようなちょっともったりとした打鍵感でした。
スイッチ自体は40gの押下圧ということですが、押し込むときはちょっと強めの反発を感じるので、体感メカニカルスイッチの45g程度の押下圧のように感じました。
軽快に打ち続けられるというよりは確かな感触を得たままタイピングしていくという感じ。
底打ちしたときの衝撃は感じにくく、スイッチ側が底にいくに連れて反発が強いので、意図的か強めに打たない限り、反発の衝撃を感じすぎるほど指に返ってくる感じはないです。
意外と底打ちまでに相殺されているような感じもしますし、底まで打ったとしても背面の筐体がプラスチックというところもあって、あまり強い衝撃は指に返ってくる感じがしません。
なめらかな押下と適度な反発によってスムーズなタイピングができるので、長時間のタイピングでも問題なくこなせると思います。
ゲーム性能が高いのはもちろんですが、タイピング自体も非常に心地が良いので、作業用キーボードとしても十分活躍してくれそうです。
打鍵音・静音性
打鍵音に関してはそれなりに小さめなように感じています。
カタカタと音はなっていますが、常識の範囲内のような印象。
若干カタカタと高音の響きも感じられますが、基本の成分は低音寄りなので、遠くまで響いて拡散するような音ではありません。
自宅にいてキーボードの音がうるさすぎて使うのが躊躇われるといったことはないでしょう。
レイアウト・配列
レイアウトについてはフルサイズとテンキーレスの2種類が展開されています。
少しコンパクトに収めたいならテンキーレス、日常使用も考えてテンキー付きが欲しい人はフルサイズが良いでしょう。
レイアウトについてですが、かなり高精度な機能を出しているのでUS配列だけかと思いきや日本語配列も発売されています。
キーボードはどうしても需要を考えると日本国内だけの展開ではなく、世界市場を考えられるUS配列に収束しがちで、凝ってくるとUS配列だらけな印象がありますが、高性能なのに日本語配列が発売されているのは嬉しいですね。
日本語配列使用者で高性能なゲーミングキーボードが欲しい場合には選択肢に入るかもしれません。
Huntsman V3 Pro 8KHzがおすすめな人
最高のゲーム体験の実現に高いスペックを求める人
ゲームプレイ初心者とか作業兼用のキーボードも欲しい人に向かないというわけではないのですが、メインのターゲットとしてはゲームプレイを最大限効率化させるために熱意をかける人向けのように感じました。
というのも、キーマップで設定できる機能や、コンマ何秒の誤差まで許さないキースイッチの作り込みなど、とにかく0.01秒の無駄さえも取り除くといった気合いが随所に感じられます。
正直普段ゲームプレイをあまりしない僕や、FPSやレーシングゲームをやりこんでいないプレイヤーは性能を持て余しがちにならざるを得ないほどの高性能。
ここまでスペックが盛られているというところで、ここから数年はゲーミングキーボードに困らないラインまで急に到達できてしまったように感じます。
普段からゴリゴリにゲームをしている人であれば、かなり細かいところまで設定が行き届くので、普段のゲームプレイがよりリッチなものになるはずですし、ライトなゲームプレイヤーにとっても数年は使い続けられる高性能機と言えるのではないでしょうか。
カスタマイズ性能が高く、なぜかMacにもキーマップソフトが対応してくれているので、MacとWindows機を切り替えて使う人にとっても作業用キーボードという側面でも一応選択肢に入ります。
基本は高スペックを求めるゲームプレイヤー向きですが、ライトユーザーなら自身のステップアップを考えた長期間の相棒、Macユーザーにとっても日常使いとゲームプレイを任せられる対応力の高いキーボードとして選べるので、性能の高さや対応ユーザーの幅広さにも満足できる一台に仕上がりました。
まとめ
ハイエンドなゲーミングキーボードの紹介でした。
最高のゲーム体験を実現したい人はチェックしてみてください。






















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