XREAL One ProとVITURE Luma Ultraどちらがおすすめ?|市場最高性能ARグラスの2機種を比較

みなさんは手の平サイズながら目の前で巨大な映像が見えるARグラスというガジェット使ったことがあるでしょうか。

僕は大好きすぎて電車で使うほど日常的に使用しているほどです。

そんなARグラスですが、現在市場トップと呼べるハイエンド機種が2つあります。

それがXREAL One ProとVITURE Luma Ultra。

どちらも非常に高性能なモデルで、最新かつ最高のARグラスを使いたいと考えたときにはどちらの機種にするか悩むと思います。

そこで今回はARグラスにはまり10種類以上のモデルを使い倒してきたマニアの僕が最新2機種を比較していきます。

製品特徴

項目XREAL One ProXREAL OneXREAL 1SVITURE Luma UltraVITURE Luma
価格¥84,980¥62,980¥67,980¥89,880¥67,980
3DOF/6DOFネイティブ 3DOF/6DOF (6DOFはXREAL Eyeが必要)ネイティブ 3DOF/6DOF (6DOFはXREAL Eyeが必要)ネイティブ 3DOF/6DOF (6DOFはXREAL Eyeが必要)3DOF/6DOF (アプリ併用・オプション必須)3DoF (アプリ併用で対応)
FOV (視野角)57°50°52°52°50°
ディスプレイソニー製 次世代0.55″ マイクロOLEDソニー製 0.68″ マイクロOLEDソニー製 0.68″ マイクロOLEDソニー製 マイクロOLEDソニー製 マイクロOLED
解像度1080p1080p1200p1200p1200p
最大リフレッシュレート120 Hz120 Hz120 Hz120 Hz120 Hz
最高輝度700 ニット600 ニット700 ニット1500 ニット1000 ニット

他の有名どころについてもまとめてみました。

比較をざっと見ていくと下記のようになります。

  • 価格についてはXREAL One Proの方が安い
  • VITURE Luma Ultraは単体で3DoFも6DoFも使えない
  • 視野角はXREAL One ProがVITURE Luma Ultraより広い
  • 輝度はVITURE Luma Ultraがうえ

言いたいことはいろいろあるのですが、1つ1つが長くなってしまいそうなので、それぞれの所感については各パートで話していきます。

比較レビュー

ここからは各製品の特徴について比較していきます。

機能性:多機能さはVITURE、実用性はXREAL

できることの多さや新時代的な技術で言うと、現在VITURE Luma Ultraが市場で1番できることが豊富なARグラスだと思います。

特徴はなんといってもVITURE Proネックバンドを活用した圧倒的な多機能さ。

なんと併用をすることでハンドトラッキングや6DoFといった機能に対応できます。

特にハンドトラッキングについては、現状XREALの市場最高性能機であるXREAL One Proですら、デフォルトで対応しているわけではないので、かなり大きなアドバンテージと言えるでしょう。

また、これまでXREAL Oneシリーズの独走状態だった6DoFという頭の回転だけではなく、高さや歩いた距離まで認知できる性能になっています。

これまで圧倒的市場1位といった状態だったXREALにかなり機能性で引けを取らないと言えるくらいに仕上げてきました。

一方で、実用性があるのはXREAL One Proだと思っています。

XREAL One Proは本体のボタン操作のみで3DoFや6DoFの切り替えができるうえ、0DoF時のブレ補正機能もあります。

実際に使うとなると、コンパクトかつ多機能に使えるほうが何かと便利です。

VITURE Luma Ultraはもちろん機能性も高く、精度も高い挙動をするのですが、それらはすべてVITURE Proネックバンドありき。

自宅なら良いかもしれませんが、外出先で使うことを考えると実用性と言う面では劣ってしまいます。

自宅のゲーム体験を向上させるとか、ながら見をリッチにするといった用途であればVITURE Luma Ultraで良いかもしれないのですが、僕のメインの用途は電車内で使うこと。

移動中なのに広い画面で作業ができるところに大きな魅力を感じています。

電車はちょっと極端な例かもしれませんが、やはりこのARグラスというガジェットの魅力というのは「小型なのにすごい!」みたいなところに集約されるのではないでしょうか。

それこそ、感動する映像体験がしたいのであれば、Meta QuestやVision ProのようなVRデバイスを使えば良いだけなので、そのような大掛かりなデバイスを使わなくても似たような体験ができるところに製品としての魅力が詰まっていると思っています。

となると、ネックバンドを使えばできることが増える!というのはもはや当たり前というか、本末転倒な気もしてしまいました。

とはいえ、ARグラスなのにネックバンドくらいのオプション製品を使うことで実現できる技術というところでは関心するところも多いので、技術進化と言う点では非常に感動しています。

一方で、2026年3月時点の今、日常的に使いやすいのはどちらかと言われると、オプション製品なし、もしくは小型のオプションで6DoFでの映像体験やブレ補正ができるXREAL One Proであると感じました。

個人的な好みによるところでもありますが、僕は基本0DoF(追従モード)の画面ミラーリングで使うことがほとんどなので、iPhoneやPCに写っている映像がそのまま視点と合わせて動く見え方に設定しています。

この場合、首をふれば映像がついてくるような挙動をするので、瞬きや呼吸といった非常に小さな動きだとしてもグラスが動くので映像も揺れます。

そのため、かなり画面酔いがキツく、初めて使用したときは3分ほどで大きく酔ってしまうほどでした。

イメージは歩きながら撮影したスマホ映像を見ているような感じです。(めっちゃブレます)

当時は慣れるまでかなりしんどかったのですが、今ではOneシリーズであればブレ補正機能がついています。

酔いやすい自分にとってはこの機能の有無がかなり大きく、6DoFやハンドトラッキングという機能も嬉しくはあるのですが、まずはおそらく1番多く使うことになるであろう基本の機能がしっかりしているかという視点が非常に重要だと思うので、XREAL One Proが好みです。

また、ブレ防止機能が付いていなくても、3DoFに対応していれば映像が空間に固定されるのでブレるという概念からは解放されるのですが、VITURE Luma Ultraは3DoFですらネックバンドが必要なので、ここはかなり扱いにくいポイントだと思っています。

最新の機能として、リアルタイム3D化という機能があります。

これは機能をオンにすると3DSの3D機能のように、映像に奥行きや立体感のある迫力を感じられるモードです。

これはどちらのARグラスでも見られます。

VITURE Luma Ultraの場合はアプリ接続時のみ使用可能なので注意。

画質・見え方

画質については正直変わりがないと思っています。

そもそもとして、ARグラスの画質は僕が使い出した3年前くらいからどの機種もかなりきれいです。

「そんなに画質良くないんでしょ…」と思っている人はもれなく驚くほど意外とちゃんとしてます。

ARグラス好きが興じてこれまでたくさんの人にARグラスを体験してもらったのですが、映像を見るのに疲れると言われることはありますが、見られないほど画質が悪いと言う人には出会ったことがありません。

ディスプレイがあまり進歩していないというところもあり、今のところ画質の差で購入の決めてになるほど差が生まれている製品はないと思っています。

一方で、画質というスペック準拠の話ではなく、見え方という感覚的な話になってくるとちょっと変わってきます。

この見え方というところでは視野角というスペックが重要になるのですが、この数値の変化は視聴体験を大きく左右します。

基本的には視野角が広ければ広いほど良いです。

視野角が広ければ、一目で見られる映像の幅が広いので、より実際の視界に近いような感覚で見ることができます。

広さと狭さの違いでどうなるのかというと、狭い場合は映像を近づける機能があったとしても、映像が見切れます。

自分の視界では収まっていたとしても、ARグラスの性能的にモニターの端が拡張できないような感じで切れてしまう状態。

視野角が広い場合は、近づけても見切れず、自然な状態で映像が見られます。

視度調整機能

ARグラスはメガネ型のデバイスというところで、をかけたうえからメガネをかけるようには設計されておらず、基本的には裸眼かコンタクト推奨です。

メガネをかけている人からすると、「外さないといけないなら使えない…」とかなりネックになるポイントでしょう。

この問題を解決する機能が視度調整機能と呼ばれる機能で、ARグラス側で視力を調整できるモデルがあります。

XREALはどのモデルも対応していないのですが、VITUREは視度調整機能に対応。

グラスに調整ダイヤルがついていて、これをぐりぐりと操作して調整すると、ぼやけた視界も調整された視度で見られます。

僕は視力が0.01ほどなのですが、それでも補正されて見えました。

グラス側で見え方が完結されると使うまでのハードルがグッと下がる印象があります。

そのため、視力の補正を手軽に行いたいのであればVITUREが使いやすいというのは事実としてあります。

ではXREALは視力を補正できないのかというとそうではなく、XREALの場合はインサートレンズを使用して視力を補正。

これはARグラスのなかにさらに装着するレンズで、度付きのメガネといって差し支えないような仕様です。

製作を依頼するときには眼科でもらう視力検査の結果やコンタクトに記載されている数値を入力して発注をするので、自分の目にあった視界を確保できます。

提携しているメガネショップへの来店や、レンズを取り扱うメーカーへオンラインでの注文をしないといけないというところで、製作コスト+発注の手間というのがネックです。

しかし、度付きのレンズを製作するというところで、乱視が強いといった問題や、調整範囲外の視度の場合、ARグラス側の補正ではカバーできない場合もあるので、最適な視界を確保する場合にはインサートレンズの方が優れていると言えます。

手軽さや確かな視界など、どちらの方式にも良さがあるので、自分の目の状態や優先したい要素で考えてみると良いでしょう。

オプション製品

オプションは各メーカーいろいろな製品を発売しています。

傾向としては、XREALは堅実、VITUREは挑戦的といった印象があります。

まずXREALには現状注目すべきはスマホ型オプション製品のBeam Proとカメラや6DoF機能を追加できるXREAL Eye。

このオプション製品を併用することで、これまでにないARグラス体験を可能にするので、あるなしで大きく体験が変わるといっても良いでしょう。

まずBeam Proに関しては、専用スマホ型デバイスというだけあり、充電口と映像出力ポートが2つあり、長時間の使用ができる設計となっています。

それに加え、接続するだけで専用のホーム画面が表示され、複数画面の表示や画面の拡大縮小など、かなり使い勝手の良い使用感に変化。

カメラもついていて、撮影をすると立体的で奥行きのある画像や映像を撮影できます。

実際にこのカメラで撮った写真を元に展示会を昨年行いましたし、今年も行う予定なので、興味があれば来てください。

自作アプリを使用するときもBeam Proで扱える機能というものもあるようなので、開発をしたい人にもおすすめできます。

XREAL Eyeに関しては、カメラを取り付けることによって、単純に写真や動画の撮影が可能になりました。

それに加え、センサー的な役割も持つようになったので、立ったり座ったりしたときの高さや見えている映像までの距離を認知できるので、実際に見えている映像に近づいたり遠ざかったりする体験ができます。

これによって、単純に見るだけではなく、能動的な体験もできるようになったので、体験のステージが1つ上がったと言えるでしょう。

現在僕もこの仕様を活かして、4月に行う展示会では、空間に配置した写真に実際に近づいて楽しめる展示を計画中です。

新たな技術により、新たな体験が生まれていると言えるでしょう。

VITUREに関しては先ほどからもずっと出ているVITURE Proネックバンドが特徴的。

これを併用することで、ハンドトラッキングや6DoFを体験することができます。

ハンドトラッキングを気軽に、そしてかなりの精度で行えるのは現状VITUREだけの強みになっています。

VITUREは他にはゲーム関連に面白い製品を発売中。

それが2人同時視聴可能にするモバイルドック。

これを接続すると、単純にSwitchを大きなドック不要でプレイできるようになるという製品なのですが、そこに加えて2つのARグラスを接続すると、2人で同じ映像を見られるように。

一緒にゲームをするなら一緒に映像を見たいので、この発想の製品はユーザーフレンドリーなように感じました。

また、コントローラーも自社の製品を発売していて、ゲームプレイにはかなり力を入れているように感じます。

やはりゲームというのはどちらのメーカーも強く見ている指標のようなので、ゲーム関連のオプション製品については、手厚めのラインナップのように感じました。

価格

  • XREAL One Pro:84,980円
  • VITURE Luma Ultra;89,880円

どちらも価格は高いのですが、スペックなどを総合してどちらがコスパが良いかで考えると僕はXREAL One Proだと思います。

単純に価格が安いのもそうですが、基本的な単体スペックがXREAL One Proの方が上です。

まず視野角がXREAL One Proが57度に対して、VITURE Luma Ultraは52度。

さらに見え方について、XREAL One Proは単体で3DoFとブレ補正機能に対応、13,980円のXREAL Eyeの併用で6DoFにも対応。

一方で、VITURE Luma Ultraは単体では3DoF非対応、59,980円のVITURE Proネックバンドとの併用で3DoFや6DoFに対応。

このように、見え方に関する基本スペックにおいて、XREAL One Proの方が高いです。

オプション製品を含めた最終的な精度であればVITURE Luma Ultraもすごいのですが、合わせて大きなVITURE Proネックバンドの使用、そして購入まで考えるとかなりの出費となってしまうので、取り回しの良さとコストを考えるとXREAL One Proの方が良いのではないかと感じてしまいます。

最近AmazonのセールでXREAL One Proはセール対象になることもあるので、気になる人はチェックしてみてください。

XREAL One Proがおすすめな人

市場最高精度のARグラスが欲しい人

現状実用性No1はXREAL One Proなのではないかと思っています。

やはりブレ補正や3DoFといった機能が単体で使えるメリットが非常に大きいです。

また、これらの機能についてはOneシリーズ共通の機能なのでXREAL One Proではなくても対応しているのですが、視野角57度から見える視界が非常に快適で、この見え方は唯一無二です。

オプション製品も充実しているので、間違いない選択をしたいのであれば、XREAL One Proは手堅いデバイスと言えるでしょう。

VITURE Luma Ultraがおすすめな人

最先端のARグラスを体験したい人

すべてをカスタマイズした場合の総合力についてはXREAL One Proを上回ります。

特にハンドトラッキングは、まだXREALのモデルではほとんど対応していないVITURE Luma Ultraならではの強みです。

また6DoFの精度も十分で、これまでのARグラスの概念を払拭するような体験ができると思います。

一方で、オプション製品との併用が必須なので、一式そろえることと常に併用することが条件となるので、身軽さとかコスパを考えるのであれば別の選択肢がありそうです。

各メーカーのこれからの予定

最新機種はこれら2機種ですが、これからのモデルの情報などについても共有しておきます。

XREAL

XREALについては確定している事項として、市場最高性能を大幅に更新するであろう、Googleとの共同開発ARグラス「Project Aura」の発売が控えています。

これはARグラス自体にAndroidOSを搭載しているうえ、視野角は70度、カメラも装着されているというところで、これまでのARグラスとは一線を画す性能であることは間違いないです。

発売時期については昨年時点で2026年とされていて、今か今かと常にワクワクしているわけですが、詳細はまだ明らかになっていません。

名前とある程度のスペックくらいしか今は公開されていませんが、発売されたときの価格は間違いなく今あるデバイスよりも高くなると思っています。

それこそVITURE Luma UltraがVITURE Proネックバンドとあわせて15万ほどであることを考えると、似たようなことができるようになるのであれば、15万はするのではないかなと、個人的には予想しています。

スペックも価格も何も詳細は出ていませんが、ARグラスの常識を破壊するような最新機種が発売すること自体は決まっているので、気になっている人は続報を待ち、予算を確保しておきましょう。

VITURE

VITURE Luma Ultraの別モデルという立ち位置になるVITURE Beastというモデルが発売予定です。

動画制作段階で、4月以降発送とのこと。

これは視野角が58度となっているモデルで、XREAL One Proよりも高い数値となっています。

6DoFやハンドトラッキングには対応していないようですが、シンプルな見え方に関しては優秀なモデルと言えるでしょう。

視野角を重視したい人におすすめです。

まとめ

ARグラス有名メーカーの最上位機種2つの比較動画でした。

使っていて楽しいデバイスなので、興味ある方は製品をチェックしてみてください。

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