REALFORCE RC1を尊師スタイルで最適化させる「キーボードデッキ」レビュー|専用設計の良さと意外な使い道

大好きなRC1を外出先でもっと快適に使いたい、そう考えている人もいるのではないでしょうか。

現在僕の使用頻度断トツ1位のキーボードであるRC1ですが、開発コンセプトとしては「極上の打ち心地を持ち運ぶ」です。

ですが実際は持ち運ぶと言ってもPCの上に直接載せられる仕様ではないため、手前に置いて作業するといった形に。

しかしこの状態では利便性が落ちてしまいます。

そこで登場したのがRC1を外出先でも活躍させるオプション製品「キーボードデッキ」です。

今回はキーボードデッキを実際に使ってみて良かったポイントや気になったポイントについてレビューしていきます。

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REALFORCE

提供:東プレ

キーボードデッキの特徴

  • RC1での使用を考えられたキーボードデッキ
  • RC1を使用した安定した尊師スタイルが実現
  • 丈夫なアルミ製素材を採用
  • 価格5,390円

持ち運び先でのRC1の使用をさらに快適にするためのオプション製品です。

本当の意味でRC1を外出先で快適に使用する場合はノートPCの上にキーボードを置く「尊師スタイル」をする必要があるのですが、RC1は直接置ける仕様になっていないため、持ち運び先での使い方としてはノートPCの手前に配置するといった使い方になっていたでしょう。

しかし、これではノートPCまでの距離が遠くなってしまうので、利便性が落ちてしまいます。

そんな課題を解決するのがこのキーボードデッキ。

これをノートPCの上に設置することで、安定してRC1をキーボード上に置いて作業をすることができます。

RC1をどこでも使えるようになることで、ノートPCではあまりカスタマイズができないキーの設定も自在に使えるようになり、外にいながら自宅と変わらない操作性で作業ができるでしょう。

RC1を外で安定した環境下で使う際には必須のアイテムと言えます。

キーボードデッキのデザイン

カラーについてはブラックのみとなっています。

形状としてはトラックパッドに近い部分がやや湾曲しているものの、全体的には薄型の長方形デザイン。

MacBookに重ねるとピッタリの大きさとなっています。

背面にはゴム足が4点あり、これでキーボードとの接触を防いでいる仕様。

サイズ(D×W×H)は136mm × 300mm × 3.5mmとなっていて、重量は約220g。

厚みも1番厚いゴム足部分で4mmなので、下敷き1枚余分に持っていくような感覚で持ち歩きができます。

公式の注意事項では以下3点が周知されています。

  • ご使用になるノート PC のキーボードの縦幅が 12cm 以下、ノート PC の横幅が 29cm 以上あること。 図で確認
  • ゴム足の設置箇所に横幅 2cm × 縦幅 1cm のスペースがあること。 図で確認
  • ノート PC のキーボードが設置面より飛び出していないこと。 図で確認

自身のPCは規格に合うのかについては事前に確かめましょう。

キーボードデッキの良かったポイント

ここからはキーボードデッキを使って良かったポイントについて紹介します。

薄さが正義

尊師スタイルで使うときに気をつけなくてはならないのはキーボードの高さです。

キーボードの背が高すぎるとディスプレイを隠してしまって、下のあたりの視認性がかなり悪くなってしまいます。

この点に関してはそもそもRC1はフルプロファイルのキーボードなので見えづらいところではあるのですが、この状態であわせて尊師スタイルをサポートをするタイプスティックスを使ってしまうとさらに高さが出てしまい、ディスプレイのメニューバーあたりがかなり見えにくいです。

しかし、キーボードデッキであれば薄型の設計になっているので、余分に高さを増してしまうことはありません。

RC1用キーボードデッキ
タイプスティックス

そのため、直置きしたかのような高さで入力ができるこのメリットは尊師スタイルで使うのであれば非常に魅力的なポイントであると感じました。

薄さに関して言えば別のキーボードでも同様の恩恵が受けられるので、これまでHHKBなどで尊師スタイルをしていた人にとってもメリットがあるのではないかと思います。

自作キーボードとの相性が良い

キーボードデッキの良いと感じたポイントはキーボードすべてを覆う仕様です。

全面を覆えるからこそ、分割キーボードなどの変則的なキーボードすらしっかりおけてしまいます。

もはやこのコンパクトなキーボードをPCの上に置いて作業がしたいと思うほどの人もいると思うのですが、この場合はどうしてもタイプスティックスでは対応できない形状でしょう。

しかし、キーボードデッキであればすべての面を覆うので変則的なキーボードでも対応。

しかもトラックパッドはそのまま使えるのでトラックボールがないタイプの自作キーボードまでもっと活かしていけるのは魅力的だと感じています。

自作キーボードをPCの手前に置くよりキーボードの場所にあった方が個人的には楽だと感じているので、これから自作キーボードがさらに捗りそうです。

別の使い道も模索できる

全面を覆うという形状のため、他の使用法も検討できると思います。

例えば、iPadをおいてサブモニターとして使い、手元にキーボードを置くというような使い方。

これまでキーボード上にiPadを置くことはできるものの、些細な振動で誤動作もありました。

しかし、キーボードデッキのおかげでこの誤動作もなくなり安定して使えるようになったのはありがたいところ。

僕はこの方式でバンドのライブ中にPCの画面を2画面で使うためにiPadをキーボードデッキの上にのせたのですが本当に大活躍でした。

ライブ中2画面必要なバンドマンは必須のアイテムかもしれません。

キーボードデッキの気になるポイント

良いポイントもあるキーボードデッキですが、気になるポイントについても共有していきます。

持ち運びには不自由

そもそもとして大きさがあるので、持ち運ぶときはiPadを持っていくようなサイズ感。

折りたたみできるというわけではないので、それなりの大きさを感じます。

もちろん薄いのでPCを持っていく前提であり、裏にゴム足も付いているので面を合わせて持ち運べば傷なども問題にはならないと思うのですが、ちょっとめんどう。

リュックのPCポケットに余裕がないと1枚入れるのも窮屈になりますし、PCだけ取り出そうとしたときにキーボードデッキが一緒についてきてしまうなんてことも。

使いやすさはもちろん専用というだけあって最高なのですが、持ち運び性能で見るとタイプスティックスが魅力的に映ります。

価格はネック

おそらくこの製品の競合はタイプスティックスになると思うのですが、こちらは価格が2,480円。

正直製品の質という面ではアルミ素材で全面保護というところでキーボードデッキの方がしっかりしています。

とはいえ、価格が5,390円というところで、タイプスティックスの2倍の価格。

持ち運び性能と価格を重視する場合はタイプスティックス、使いやすさを重視するならキーボードデッキという棲み分けになりそうです。

価格のみの勝負はやや分が悪い気がします。

まとめ

大好きなRC1をさらに快適に使ったり、PCの可能性を広げてくれたりする製品のレビューでした。

最近自作キーボードを使う人も多いので、検討ができる製品だと思います。

気になった人はチェックしてみてください。

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