かけるだけで目の前に大画面が見える最新鋭のガジェットであるARグラスですが、実は見え方には不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
そう、メガネ型デバイスだからこそメガネのうえからさらにかける想定ではなく、基本的には裸眼orコンタクトで使用することを想定しているし実際その方が楽です。
ではメガネユーザーは視聴を諦めなくてはいけないのかというとそうではなく、ちゃんと救済措置があります。
それがインサートレンズを使うこと。
これをARグラスの内側に取り付けることで鮮明な映像が見られるようになります。
ですが、インサートレンズってどれがいいのとか、どうやって作ればよいのかがいまいちわからないと思います。
そこで今回はおすすめのメーカーである「VR-ROCK」のXREAL One用のインサートレンズを注文方法や取り付け方なども含めて解説し、そのうえで実際に使ってみてどのように感じたかもレビューしていきます。
提供:VR-ROCK
インサートレンズとは?
インサートレンズはARグラスのなかにつける度付きレンズです。

ARグラスには視力の補正機能がある製品もありますが、XREALの製品には視力の補正機能はありません。

そのため、メガネを外してみることが前提となってしまうので、いつも使っているメガネの代わりに視界を確保する役割を担うのがインサートレンズとなっています。
また、ARグラスのなかには視力補正機能がある製品もありますが、これはユニバーサルなつくりというか、誰もがぴったり解決できる機能ではありません。
一度インサートレンズを製作しているJUN GINZAの店員さんに聞いたことがあるのですが、「乱視や不同視(ガチャ目)が強い場合、補正機能だけで見え方を調整することは難しい場合があります。そのため、しっかりと視力を補正するのであればインサートレンズを作ることをおすすめします」とのこと。
見え方や視力の補正に関してはもはや個性とも呼べるような違いがあるそうなので、正確な視界を確保する場合、インサートレンズの製作が必須となってくるでしょう。
VR-ROCKの特徴
- 海外のインサートレンズメーカー
- 度数に合わせてカスタマイズ可能
- 豊富なコーティングによる高品質設計
- 世界中送料無料・免税での発送
- コスパの良さと顧客からの高評価
VR-ROCKは海外のインサートレンズメーカーです。
国内にもARグラスのインサートレンズを製作できるJUN GINZAというお店があるのですが、そこはレンズを作る場合1番安いレンズで8000円ほど。
度数によってはさらにかかります。
一方で、VR-ROCKはクーポンなどを適用すると30ドルほどになり、日本円でおおよそ4500円ほどです。
そのため、安いインサートレンズを求める場合、国内の店舗よりも3000円は安く手に入ります。
安いから作りも悪いのかというとそんなこともなく、これまで複数の製品を使ってきましたが、不具合などは1度もなく、個人的にもかなり信頼しているメーカーとなっています。
今回はXREALのインサートレンズを紹介していますが、以前にはRokidのARグラスのインサートレンズやMeta Quest 3Sのインサートレンズも作ってもらって使わせてもらいました。
サイトを見てみるとその他主要なAR/VRメーカーのインサートレンズに対応しているので、おおよそ使っている機器に対するインサートレンズを作れるでしょう。
海外メーカーというところでいろいろ不安もあるかと思いますが、決済についてもpaypalが選べたり、送料は負担してくれたりと、お金周りの安心感はけっこうあると思います。
提携店との違い
だいたい国内で販売しているARグラスの提携店にはJUN GINZAというメガネ屋さんが選ばれています。
こちらについては実店舗もあるお店で、インサートレンズの製作については来店かネット注文を選択可能。
VR-ROCKについては海外メーカーでなおかつネットショップというところがあり、実店舗はないのでネット注文のみ。
しかも海外メーカーなので、何かあった際の連絡は英語となります。
何もなければもちろんJUN GINZAよりも安く購入できるというメリットはあるのですが、注文までのやりとりとか、注文後の連絡など、確実性や安心感を優先したい場合には国内業者であるJUN GINZAの方が安心感はあると思います。
取り付け方
今回はXREAL OneのインサートレンズなのでOneを使って取り付けしてみますが、XREAL One Proについても同じような形状だったので付け方は同じになると思います。
レンズの形状が違うので、XREAL One Proで使う場合にはXREAL One Pro用のインサートレンズを注文しましょう。
取り付け位置としてはXREAL Eyeなどのモジュールをつける部分の近くに取り付け場所があります。
ここは最初モジュールをつける部分と同様に、ゴムの留め具が入っているので、まずはこれをはずしておきます。
外した後、ここにインサートレンズの突起を合わせてはめこめば取り付け終了です。
インサートレンズの向きについてはインサートレンズに「One」と書いている方が手前、書いてない方がレンズ側になります。

そこまで力を入れなくてもぱちっとはめることができました。
意外とスムーズですし簡単です。
ゴムの留め具が小さくてなくしやすそうなので、紛失には注意してください。

購入方法
公式のHPからの購入となります。
HPの上部に購入したい機器の選択があるので選びます。今回はXREAL Oneを選択。
ページでは自分の視力の数値を記入していきます。
コンタクトがある人はコンタクトの箱に書いてある数値などを参考に記入していきましょう。
ない人は眼科やメガネ屋さんで視力検査を受けて自分の度数の数値を知るところからになります。
数値を記入したら購入へ進みます。
購入のページでは決済を選んで終了。(海外メーカーというところでpaypalが楽だし安心だと思います。)
クーポンコードのところに「999」と入れてもらうと10%オフになるので、よければ使ってください。
使ってみてよかったポイント
ここからは実際に使ってみてよかったポイントについてまとめていきます。
はっきりとした視界で見える
インサートレンズを使ううえでの1番の魅力はやはり鮮明に見えること。
視力の補正機能ではなく、しっかりと自分の視力に合わせて制作ができているというところで非常に見やすい視界が広がります。
乱視もあるのですが、映像が滲むこともなくしっかりと焦点のあった映像が見られて快適です。
今回の度数についてはいつも使っているコンタクトの度数と合わせて製作してもらったのですが、しっかりといつものコンタクトと同じような視界が目の前に見えました。
取り付けが簡単になった
個人的に嬉しいポイントは取り付けについて。
これまで使っていたXREAL Air 2 Proのインサートレンズは鼻あて部分に正確に向きを合わせながらちょっとパズルみたいな形で組み合わせをして装着する必要がありました。
そのため、前後とか上下が重要になるのですが、製品がスリムなので目印となるものが装着できず、使う度にどう着ければ良いのかがわからず困りがちな実態も。
しかし、今回のインサートレンズは取り付け部分がカチッとはめるだけというのもそもそもの構造としてわかりやすいし、インサートレンズ自体にも「ONE」と印字があり、上下が一目でわかるようになっています。
かなり改善があって、ありがたいポイントでした。
気になるポイント
魅力的な製品である一方で気になるポイントもあったので共有しておきます。
まつげが少しあたる
これは以前のインサートレンズからも同様な課題でしたが、まつげが少しあたります。

どうしてもインサートレンズを入れる分、目からレンズまでの距離が小さくなってしまうことに。
なしであれば目とディスプレイに十分な距離があるのですが、その中間にインサートレンズを挟むので、どうしてもスペースが狭くなり、まつげが当たるほどの距離感になってしまいます。
位置を調整すれば当たらないところもあるのですが、かなり細かな調整が必要ですし、ズレるとすぐあたります。
ただ、これは仕様として割り切るのが良いかもしれません。
一応ものすごく不快でつけていられないとか、痛みが出てしまうとかそんなことはないので、上手く付き合っていくのが正解な気はしています。
海外サイトから購入しなくてはいけない
製品のクオリティ自体とは関係ないですが、購入までの体験を評価する場合、海外サイトから購入するのは心理的な不安があるのは事実だと思います。
使い慣れないサイトから製品注文するの抵抗ありますよね。
VR-ROCKはこれまで何度もお世話になっていて信頼はしていますが、決済周りは何があるかわからないので用心するに越したことはないでしょう。
普段であればクレジットカードを登録してパパッと決済しているかもしれないですが、海外サイトということで可能であればpaypalでの決済がおすすめです。
クレジットを登録する必要もなく決済ができるのである程度安心できるのではないでしょうか。
VR-ROCKがおすすめな人
価格は抑えつつクオリティの高いインサートレンズが欲しい人
VR-ROCKの魅力は価格が安いからといって精度が悪いとかそんなことはなく、しっかり製品に互換するし鮮明な視界を確保できます。
都内近郊に住んでいる人であればJUN GINZAに行って実際に対面でいろいろセッティングしてもらうというのが1番確実でフィットするインサートレンズを作れる方法でしょう。
しかし、都内の店舗から離れている場合は提携店だとしてもネットで注文。
となるとあまり差がないとも言えます。
もちろん決済や何かあった場合のサポートが英語になるので、不安な人は日本語が使えるJUN GINZAの方が安心感があるでしょう。。
日本語対応の安心感はありますが、その分3〜5000円ほどの価格差が出てしまうので、このあたりをどう考えるかによって選ぶかどうかが決まると思います。
送料もかからず注文できそうなので、視力の度数さえわかっているなら意外とスムーズな気がしているので、手間を取れる方はVR-ROCKも選択肢に入れてみてください。
まとめ
人気のARグラスのインサートレンズについてでした。
ARグラスの体験をさらに向上させられるアクセサリーなので、気になった人はチェックしてみてください!