【比較】スマートリングって機種によって何が違うの?|使い込んでわかった本当に大切なポイント|Ring AIR/SOXAI RING

ガジェット好きならちょっと気になっているけど、買う意思を固められるほど調べきれているわけでもないガジェットがスマートリングではいないでしょうか。

最近だんだん話題になってきて、少しずつ身近になってきたような気もしています。

そんなスマートリングですが、実際のところどんなことができるのか、そしてどのスマートリングがおすすめなのかというところで、今回はUltrahumaのRing AIRとSOXAI RINGの2機種を使い比べながら、そもそもスマートリングって何?ってところから、このポイントが特に重要!みたいなところまで解説していこうと思います。

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SOXAI RING

提供:Ultrahuma

スマートリングでできること

そもそもスマートリングって何ができるの?というところが漠然とした疑問ではないでしょうか。

現在販売されているスマートリングをざっくりまとめるのであれば、「健康管理デバイス」です。

睡眠のログや運動量の検知、心拍数などを精緻に記録してくれて、日々の健康改善に役立てることができます。

Apple WatchやHUAWEI WATCHのようなスマートウォッチでも同様の健康記録はできますが、常に腕に着けておかなくてはいけないのはけっこう大変。

外出中ならまだしも、自宅にいるときにも四六時中つけておくのはちょっと面倒だと思います。

その点で、スマートリングであれば非常にコンパクトなサイズながら日々の健康を記録できるのが魅力のポイント。

睡眠時もあまり圧迫感がなくずっとトラッキングができるのはスマートウォッチではなくスマートリングをあえて選ぶべき理由にもなると感じています。

購入方法

現在この2機種のスマートリングはAmazonや楽天でも購入できますし、公式サイトからも購入できます。

購入する場所によっては購入前にサイジングキットを使って自分の指の太さを確認してから購入できるところもあるようなので、正しい測定をして自分にあったリングを選びましょう。

Amazonでの購入の場合、Ring AIRは自分でリングサイズを指定して購入する方法で、長く着けるものだからこそサイズの問題はシビアになると思うので、しっかり確認してから選んでください。

決済機能について

おそらくスマートリングが気になっている人が本当に気になっているのは決済機能ではないでしょうか。

スマートリングのなかにはタッチ決済に対応し、リングで買い物を済ませることができる製品もあります。

しかし、決済機能が搭載されているスマートリングは一握りですし、なかには決済機能を使うために月額費用がかかるモデルも。

さらには使用の有効期限が決められているモデルもあるので、長期的に使いたい場合にはネックになるポイントも多々あります。

そのため、月額の費用なしで長期的に使うのであれば健康管理にフォーカスしたモデルを使う方が選択肢も多いし扱いやすいというのが現状のように感じました。

決済機能については今後さらに使いやすくなっていくとは思いますが、撮影時点ではあまり使い勝手がよくないうえに選択肢も少ないように感じるので、スマートリングを購入する場合は健康管理デバイスとして割り切りのが良いのではないでしょうか。

今回紹介するスマートリング

今回比較していくのはUltrahumaのRing AIRとSOXAI RINGの2機種。まずはそれぞれのおおまかな特徴からまとめていきましょう。

Ring AIR

  • 世界最軽量級2.4g
  • サブスク不要で一生使える
  • 睡眠・回復・活動を計測
  • チタン素材で超高耐久
  • 心拍や体のリズムを測定
  • 価格349💲(約5万円)

フィットネス・健康管理用途にフォーカスした海外メーカーから発売されているスマートリング。

特徴は薄さ。

これまで複数のスマートリングを使ってきましたが、圧倒的に薄型で装着時の圧迫感が少ないです。

長時間着けるものだからこそ、装着感が良いのは非常に嬉しいポイント

SOXAI RING

  • 日本製・健康管理スマートリング
  • 小型・軽量 約3gで目立たない
  • 最長9日間持続バッテリー
  • 傷に強い「DURA TECT」コーティング
  • 睡眠・体調・運動をAIでスコア化
  • 価格35,980円〜

日本製のスマートリング。

連携しているアプリは怪しい日本語などがなく、非常に使い安いのが魅力的。

UIが日本人向けに作られているので、利便性重視で選ぶなら非常に優秀なスマートリング。

Ring AIRに比べるとちょっと厚みがあるのが気になるポイントですが、使いたくないほど厚みがあるわけでもないので許容範囲。

スマートリング レビュー

ここからは各項目ごとに比較しながらスマートリングをレビューしていきます。

デザイン・厚み

スマートリングを使ってみて感じたのが、やっぱりまだまだ厚みがあるということ。

僕は普段から結婚指輪をしているのですが、これは正直つけているのがわからなくなるくらい自然な感じです。

薄くコンパクトなので、結婚指輪はつけたままギター弾けるくらい。

しかし、スマートリングはそうはいきません。

さすがにどのモデルであってもかなり厚みがあり、着けていると握り込んだときに違和感があるくらいの存在感。

見た目こそそこまで厚みがあるようには感じないのですが、さすがにつけてみるとまだまだ厚いなという印象です。

とはいえ、2機種を比べてみると、Ring AIRの方が薄型で装着時の圧迫感は薄め。

見てわかるかは微妙なラインですが、つけてみるとはっきりとわかるくらいRing AIRの方が薄いです。

SOXAI RINGも決してつけていられないほど厚いというわけではないですが、Ring AIRの方が薄いので着け心地は良いと感じました。

外見のデザインはそこまで変わらないように見えますし、カラーのラインナップについてもそれぞれシルバー・ブラック・ゴールドなどは共通してあり、Ring AIRの方が1色展開が多いような仕様です。

内側についてはRing AIRの方が平らでなめらかとなっていて、SOXAI RINGは一部ぼこっと浮き上がっているところがあります。

Ring AIR
SOXAI RING

この凹凸を感じるほど指に食い込む感じはないですが、若干抜けにくいような感じはあります。

2機種とも樹脂で内側がコーティングされているようで、手洗いくらいの防水性能はありました。

僕は皿洗いまでしてしまいましたし特に問題なく動きはしているのですが、洗剤との相性がどの程度なのかがわからないのと、シンプルに厚みがあって洗い物が持ちにくかったので、皿洗いするときはリングを外しています。

アプリの使用感

健康管理デバイスとしての使用がメインだからこそ、アプリの使用感は非常に重要であると感じました。

けっきょく普段着けているスマートリング自体で何かできる機能はなく、日々のトラッキングをアプリで見て自己管理に役立てるのが本質。

ということで、集めたデータが見やすいかどうかが非常に重要なポイントとなります。

アプリの画面を見てみると、どちらのリングの専用アプリも確認できることは同じで、「睡眠のログ」「運動のログ」「心拍などのヘルスデータ」「本体の充電残量」などが確認可能。

Ring AIRについては海外メーカーが制作をしているということもあり、正直日本語に優しいかと言われると若干怪しい表記です。

翻訳して載せているな感がある表記がところどころあります。

また、睡眠や運動についても一目ではどこにあるか分かりにくく、アプリ内をちょっと探す必要があるのでやや手間に感じる場面も。

一方SOXAI RINGについてはしっかりと日本語に対応していて、UIも見やすい。

睡眠・運動・心拍などの情報にもすぐアクセスできるのが魅力です。

データの活用を効率的に行いたい場合はSOXAI RINGのアプリの方が確認がしやすいので活用が容易なように感じました。

バッテリー持ち

気になってくるのはどの程度の頻度で充電しなくてはいけないかというところでしょうか。

これについてはどちらもしばらく着用してみましたが、公式が発表しているバッテリー持ちとそこまで乖離がないように感じています。

どちらの製品も概ね5日程度は持つような表記がありますが、(SOXAI RINGの最大サイズのリングの場合は理論値最大9日間)実際に使ったところどちらも5日は使える印象です。

通知を基本オフにしている僕が悪いのですが、リング自体での充電残量検知はないので、気がついたときにちょこちょこ充電するのが良いと思います。

そこまで頻繁な充電はいらないので、お風呂に入るときや皿洗いをするときなど、ちょっと外さなきゃいけない・外すタイミングで充電しておけばまとまった充電をしなくてもほぼフル稼働で使い続けられるのではないでしょうか。

充電スタンドについて

地味に違いあるのが充電スタンド。

Ring AIRとSOXAI RINGを比べると、SOXAI RINGの方が大きな作りに。

おそらくデスクや充電をまとめている場所に置くことになると思うのですが、常に置かなくてはいけないものだからこそ、サイズ感の違いも事前にチェックしておきたいポイントですね。

価格

  • Ring AIR:349💲=約5万円
  • SOXAI RING:39,980円

どちらのスマートリングを選んだとしてもかなり高級なことには変わりありません。

この値段が出せるのであればスマートウォッチも余裕で買えてしまいます。

スマートウォッチにはない手軽さがあるとはいえ、健康管理目的のみに出す価格としてはなかなか挑戦的かもしれません。

とはいえ、これは他のスマートリングと違い月額の課金はなし。

つまり購入してしまえばそれ以降の課金はありません。

一度きりの支払いで自分の健康を24時間レベルでトラッキングできるのであれば、健康投資としては良いのかもしれないですね。

おすすめのスマートリング

ここからは場合分けをしながらどんな条件ならどちらがおすすめかについてまとめていきます。

装着感を重視:Ring AIR

着けるというところにフォーカスをするのであればRing AIRがおすすめです。

SOXAI RINGと比べて薄く、装着時の圧迫感が少ないのが魅力。

僕がこれまで使ってきたスマートリングのなかでは1番薄く、付け心地が良いです。

Ring AIRだとしても通常のリングと比べると装着している感じは強いですが、それでもスマートリングとしてはかなり薄型で装着感が良好な方なのではないでしょうか。

リングの内側部分もSOXAI RINGに比べて平なので、着脱についてもしやすいように感じており、総じて日常的につけ続けるのであれば確実にRing AIRの方が使い勝手が良いです。

利便性を重視:SOXAI RING

装着感については厚みの関係でRing AIRの方が着けやすいのですが、アプリの利便性はSOXAI RINGの方が圧倒的に使いやすいです。

Ring AIRについても連携するアプリはあるのですが、これが英語表記ですしUIもごちゃごちゃしていて、正直見やすいかと言われると微妙なライン。

一方でSOXAI RINGは日本語にしっかりと対応しているうえ、見やすいUIとなっていて直感的な操作が可能です。

睡眠時間や運動の記録など、確認したい項目にすぐにアクセスすることができます。

メインの目的は体調管理なわけですから、その目的をしっかりと果たせるUIだと体調管理も捗るでしょう。

装着感も著しく悪いわけではないので、機能性を重視してより簡単に健康管理を行うのであればSOXAI RINGがおすすめです。

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SOXAI RING

まとめ

あると意外と便利なスマートリングです。

どれも同じように見えて実は機能やデザインに違いがあるので、自分が何を重視するのかを見極めてから購入してみてください!