【JIS対応】待望のLofree Flow Lite JISがついに発売|分割スペースや静音リニアを採用した意欲作|おすすめ・レビュー

最高の打鍵感と機能性を持ち合わせつつ、素晴らしいコスパで人気のあるLofree Flow Lite。

この人気機種についにJIS版(日本語配列)が登場しました!

それが今回レビューしていく「Lofree Flow Lite JIS」。

5月には発売が発表されていて、僕自身もこの製品についてはLofreeのイベントで詳細を聞かせてもらっていました。

イベントでも日本市場でのJIS配列の重要性について話していたので、やはり日本で人気を獲得するなら大切な仕様ですよね。

今回はそんなLofree Flow Lite JISを実際に使ってみて良かったポイントや気になるポイントについてレビューしていきます。

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  • Lofree Flow Lite JIS
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提供:三陽合同会社

Lofree Flow Lite JISの特徴

  • Flow Liteシリーズ待望の日本語配列
  • Kailh × Lofreeの新世代静音リニアスイッチ:Void
  • ホットスワップ対応
  • ガスケットマウント構造
  • 本体ボディは肌なじみが良いABS素材
  • PBT double shotシャインスルーキーキャップ
  • ローラー ボリュームコントローラー
  • キーマップ、マクロカスタマイズ可能
  • 価格19,800 円(税込)
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特徴はなんといってもJIS配列(日本語配列)に対応したというところ。

元々はUS配列のみのラインナップだったので、かなり話題になったキーボードですし、機能的にもデザイン的にも非常に魅力的なものの、手に取れなかった人も多いのではないでしょうか。

キーボード全体の市場の関係でUS配列のキーボードが多いのですが、国内需要だけを切り取るとJISの希望は圧倒的らしく、価格コムのデータを参照するとキーボード単品の購入時9割がJIS配列を選んでいるそうです。(Lofree調べ)

日本での普及を考えていくのであれば、JIS配列対応は切っても切り離せないというところで、そこをついに対応してくれました。

さらに、シンプルにJISに対応しただけではなく、今回は分割スペースバーの採用やキーマップソフトへの対応もされました。

初心者にも馴染みやすいキーボードとして使えるだけではなく、キーボード好きも快適に使えるようなギミックが搭載されています。

どの層も満足できる、そんなキーボードに仕上がった印象です。

Lofree Flow Lite JISのデザイン

カラーはホワイトとグレーの2色展開。

今回はホワイトを選びました。

Flow Liteと比べるとピンクの選択肢がなくなっています。

全体的なデザインはFlow Liteと変わらず、キーキャップやボディも同様の仕様です。

肌触りの良いキーキャップにプラスチックのボディといったところで、特に変化はありません。

Flowと比べるとボディにちょっと余白があるといった感じですが、この辺りの差はハイエンドか廉価版かの差だと思っています。

側面上部には接続の切り替えスイッチが搭載。

背面にはゴム足・チルト・レシーバーの収納口があります。

Lofree Flow Lite JISの レビュー

ここからはLofree Flow Lite JISの各項目をレビューします。

打鍵感

Flow Lite JISで大きく変化したところは、Flow 2にも新たに採用された静音リニアのVoidが標準装備されていること。

押下圧は40gで、スムーズな押下、打鍵音の少なさが特徴のスイッチです。

Screenshot

Flow Liteのときは標準装備のスイッチがFlowのGhostを軽快にしたような感触のSpecterが採用されていました。

こちらはFlowのようなコトコトとした感触がありつつも軽快打てるので、指疲れが少ないモデルとなっています。

非常に人気な軸だったのですが、今回Flow Lite JISで採用されているのはVoid。

Specterは選べないので注意が必要です。

Voidについてですが、リニアというところで引っ掛かりがなくスムーズに底まで押下できます。

適度な反発はありつつ、フニフニと優しい感覚でタイピングができます。

柔らかめの打鍵感

GhostやSpecterに比べると刺激が弱いようにも感じますが、この弱さもこれはこれでクセになっていきます。

静電容量無接点方式を採用しているスイッチとも感触は違うのですが、系統的に何に似ているかと言われるとHHKBとかREALFORCE寄りではあるように感じました。

個人的にはGhostやSpecterが好きなのですが、市場的には柔らかなタイピングができるVoidのような打鍵感が人気なのではないかという体感です。

以前行った自作キーボードの即売会のキーケットでは、出展してる方々が自分のキーボードに採用しているスイッチが静音リニアのHadesで、これは非常にVoidに似たタイピング感。

HadesのスイッチはLofreeのブースでも人気で、Ghostはイベント後半まで在庫がありましたが、Hadesは売り切れていました。

ネット上でもかなり好評なようなので、市場の傾向的を加味して人気の感触を取り入れてきたとも取れるなと感じています。

打鍵音・静音性

静音リニアということもあり非常に静かです。

カチャカチャとした音はなく、ポコポコと低い音だけが聞こえてきます。

この音域とか音量であれば職場で使っても問題なく使用ができるでしょう。

この静かさというところもあり、自宅というよりは外出先で人がいる環境でも使えるようなキーボードを想定しているように感じました。

GhostやSpecterはけっこう音が鳴ってしまうので、あまり響くスイッチが使いたくないという人はVoidが非常に相性が良いと思います。

Ghostの場合、以前務めていたコンテンツ制作職の同僚がFlowを使っていたのですが、5席くらい離れていましたが仕事を始めると必ず分かりましたし、僕の妻が今Flow Liteをメインのキーボードで使っていますが、動画撮影中にもカタカタ聞こえてきてしまうくらいの音量をしています。

もはや音が大きいのが特徴では?と思うほど音量とか音には特徴があるので、この辺りが気になる人にとっても非常に魅力的な製品でしょう。

キー配列・レイアウト

キー配列はJIS配列で、レイアウトは75%となっています。

テンキー付きは販売がないようです。

US配列のFlow Liteと比べると左右1キーずつ多く配置されています。

Zの行について、0.25ずれた配置となっています。

基本は0.5uのズレ幅ですが若干左寄りというところで違和感を覚える人がいるかもしれません。

HHKBやRC1がこの仕様ですし、僕はそもそも言われるまで気が付かなかったタイプなのですが、気にならない人はそこまで大きな問題にはなりませんが、視聴者さんのなかにはこのズレが許容できないという声も多数寄せられるので、自分がどの程度この部分が重要なのか一度確認してみてください。

接続方法

Bluetooth・レシーバー・有線の3つのタイプを選択可能

Bluetoothの接続は最大3台まで繋げます。

接続方法はFn+1〜3です。

レシーバーについてはハイエンドのFlowには対応していない機能なので、廉価版ながら優れたポイントとなっています。

キーマップ

Flow Liteはキーマップソフトに対応しています。

アプリ版はWindowsが使えて、それとは別にブラウザ版も使用できるようです。

ブラウザ版であればMacユーザーも使えるので、実質的にWin/Macそれぞれのユーザーが使えるようになっています。

しかし、撮影時点の7月29日現在、ウェブ版の方には不具合が発生しているようです。

このアプリを使用するとFlow Liteが使用できなくなるとのこと。

現在は復旧用の手順が公式から公開されたので、Flow Liteで一足先に試してしまった方は公式の手順を参照してください。

現在WEB版は使用できないようなので、Macユーザー視点、1日でも早く復旧すると良いですね。

肝心のキーマップソフトについてですが、基本的な操作は概ね行えるそうです。

キーの割り当ては問題なく行えるようなので、分割スペースにBSなどを割り当てて使うと便利そうですね。

AnyキーやModタップに対応しているわけではないようなので、さらに細かな設定についてはアップデートでの対応を期待するといったところ。

気になったポイント

ここからは気になったポイントについてまとめていきます。

個人的に気になっているのはスイッチが選べないというところ。

Voidのスイッチはもちろん素晴らしいのですが、これまでの標準であったSpecterくらいは選べると嬉しかったです。

やはり軽快なコトコト感で打ちたい人もいると思いますし、僕自身静音リニアのVoidよりは音はなったとしてもSpecterの方が好み。

最新のFlow 2に採用された新スイッチまで対応しろ、とまでは思わないですが既存のスイッチは選べても良かったのかなと思ってしまいました。

メーカー的に職場のような人がいるところで使う想定で、戦略的に静音モデルを売り出すというのであれば理解はできますが、自宅で使う想定なら音が出てても良いのでSpecterが使いたいなと思ってしまいます。

Lofreeは全体的にスイッチがどれも素敵なので、自由に選べるとさらに嬉しいですね。

Lofree Flow Lite JISがおすすめな人

職場用のコスパに優れる高性能JIS配列キーボードが欲しい人

やはり特徴としては静音ながら高性能で、さらにはJIS配列であるというところ。

Flow LiteはもともとわかりやすくノートPCとは違う良さを持っているので、デスク環境とか職場の環境を向上させたい人に相性が良いです。

さらには価格が定価時点で2万円切り、セールで15,000円くらい、もっと言えば最安値1万円くらいだったので、3万円してもおかしくない性能や打鍵感が低価格で手に入るというところで、初心者にもおすすめしたいキーボードでした。

とはいえUS配列というところがネックでなかなか手を出せなかった人も多いかったと思うのですが、そこを解決した意欲作。

なんだかんだ日本市場ではJIS配列が愛されてますし、気軽に手に取れる人を増やすのであればJISが正義。

僕のチャンネルアンケートでもJISとUSどちらを使っているかアンケートをとったときに結果は半々でした。

ガジェットやキーボード好きに寄ったチャンネルの視聴者に向けてとったアンケートでこの結果ということはおそらく一般的な感覚で言えばLofreeの資料のように新規購入者が9割JISを選ぶというのもおおげさな話ではないでしょう。

というところで、JIS配列に対応したことでLofreeの良さがさらに広がっていくといいなと感じています。

また、静音スイッチを採用しているというところで、職場のような人が多い環境下でも音で恥ずかしさを感じながら作業をしなくても良いところが魅力。

どうしてもちゃんとしたキーボードは打鍵音が大きくなりがちなので、しっかりしたキーボードを使いたいけど音で目立ちたくはないという希望はしっかりと叶えてくれるでしょう。

ちょっと良いキーボードを使ってみたい初心者の方にはもちろんおすすめですし、分割スペースやキーマップで好みのキーボードに育てていきたい玄人にもおすすめできる良いキーボードだと思います。

まとめ

待望のJIS販売といところで、Lofreeの日本での販売意欲の高さに嬉しくなります。

本当に好きなメーカーなので、これからもたくさん新製品が発売されることに期待しています。

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