- 職場で使える静かなキーボードが欲しい…
- でも打鍵感良いのは音が大きいんだよな…
こんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
ちょっと良いキーボードを職場でも使いたいと考え始めたものの、カチャカチャ音が鳴りすぎると周囲に迷惑がかかってしまう、とはいえ打鍵感にも妥協したくない。
さらに言えば、使い慣れたJIS配列のキーボードが欲しいんだ!のようなニッチなニーズ。
この課題を解決できる静音性と打鍵感最高なJIS配列のキーボード見つけました。
それがレビューしていく、Mistelの「MD750 Delight JIS (The Rock)」。
今回はMD750 Delight JIS (The Rock)を実際に使ってわかった良かったポイントや気になったポイントについてまとめていきます。
提供:Mistel
MD750 Delight JIS (The Rock)の特徴
- 1.2インチLCDスクリーン搭載
- 75%レイアウト
- 日本語配列
- 4種類の軸選択
- ガスケットマウント搭載
- 有線・無線・レシーバー接続対応
- ホットスワップ対応
- 価格18,980円〜
JIS配列の凝ったキーボードというのが第一印象です。
勝手なイメージですが、多くの人が使っているJIS配列のキーボードはもはやメーカー名もわからないものを使っている人が多数というか、キーボードにこだわりたいとも考えたことがない人が使っているからこそ、機能性とか打鍵感を高めても買う人がいないという不遇な立ち位置であるように感じています。
だからこそ、デジタルディスプレイが搭載されていたり、静音性が高いのに打鍵感が素晴らしかったり、「US配列で勝負するような製品では?」と感じてしまうほどの完成度。
捉え方としては「US配列には乗り換えたくないけど、妥協したJIS配列は使いたくない」というこだわり強めの人には良い選択肢が出てきたかもしれません。
MD750 Delight JIS (The Rock)のデザイン
カラーは1種類で、別モデルがあるわけではないようです。

キーキャップがブラウン、ボディがブラックの組み合わせ。

キーキャップについてはちょっと明るめな印象です。
右上には1.2インチのディスプレイが搭載されており、ここで接続やモードについての操作ができます。

ディスプレイの隣にはアルミニウムノブがありました。
側面については上部の右上に接続の切り替えボタンと、USB-Cのポートがあります。

背面にはゴム足・チルト・レシーバーの収納があります。

チルトに関しては2段階の調整が可能で、手首の疲れを軽減できるでしょう。
レシーバーはマグネットで貼り付いています。

MD750 Delight JIS (The Rock) レビュー
ここからはMD750 Delight JIS (The Rock)の各項目についてレビューしていきます。
打鍵感
キースイッチを4種類のなかから選ぶことができます。
選べるスイッチは赤軸(リニア)・茶軸(タクタイル)・青軸(クリッキー)・クリームイエロー サイレント軸(タクタイル)。
今回僕が使用しているのはクリームイエロー サイレント軸(タクタイル)。
静音性についてはあとでしっかり触れていきますが、めちゃくちゃ静香です。
押下圧は50gとなっています。
正直めちゃくちゃ好みの打鍵感。
イメージとしては静音性をさらに高めたHHKBみたいな感じ。
これまで静音性の高いキーボードというのは押下圧が軽いものや底打ちからの反発が弱く、打鍵感を犠牲にして静音性を高めているというイメージでした。
ですが、MD750 Delight JIS (The Rock)は静音性を高めながら打鍵感も犠牲にしていないめずらしいキーボード。
スッとキーが落ちていくものの、底打ち付近で引っかかりがあり、強力な反発もあるので指が自然に元の位置まで戻ります。。
押下圧は50gなので軽い!となる感触ではないですが、指に負担を感じる重みも感じません。
負担についてもう少し言及すると、MD750 Delight JIS (The Rock)はガスケットマウントを採用しています。
そのため、フレームがたわむような構造になっています。
衝撃吸収の力が強く、強めに押下したとしてもしっかりと受け止めてくれるので指に衝撃が跳ね返らず、長時間のタイピングでも問題なくこなせました。
打鍵音・静音性
静音性がめちゃくちゃ高いキーボードです。
これまで静音性が高いと言われるHHKBやRC1といった静電容量無接点方式のキーボードもたくさん使ってきましたが、それ以上の静音性。
カチャカチャとした高音はまったくなく、トントンと底に当たる低音しか鳴らないほどです。
この音量であれば周囲への音の影響をまったく気にせず使えるので、職場で使うには最適なキーボードだと思います。
打鍵音に関しては静音性が高いというところで心地が良い音というのは大きな音量では鳴りませんが、ここはトレードオフというところでしょう。
キー配列・レイアウト

レイアウトは75%で、日本語配列。
勝手なイメージですが、ディスプレイが搭載されているとかノブが搭載している、レシーバーの接続まで行えるといった、多機能さに溢れるキーボードはUS配列の印象が強いです。
というか、日本語配列のキーボードを使う人は、キーボードにJISとUSがあることすら知らないとか、キーボードにお金をかける意味を見出せてない、そんな感覚の人が多数派だと思います。
日本語配列で高性能なキーボードを選ぶ人が少ない→需要が少ない→日本語配列で凝ったキーボードが少ない、の図式が成り立ってしまうのではなないかという仮説が僕の中にはあります。
そのため、日本語配列なのに機能が充実していてかなりめずらしいな、というのが率直な感想で、打鍵感とかガスケットマウントみたいなところまで求めようとすると、Keychronくらいしかこれまでは選択肢がなかったのではないでしょう。
JISもいろいろ選べた方が絶対楽しいので、選択肢を増やしてくれたMD750 Delight JIS (The Rock)は偉大だと思います。
JISでちょっと良い感じのキーボード探していた人にはうってつけ。
その他気になるところ
魅力の多いMD750 Delight JIS (The Rock)ですが、気になるところもあたので共有します。
気になるポイントとしてはキーマップソフトに対応していないというところ。
ディスプレイ搭載やガスケットマウント採用など、かなり機能性に富むキーボードなのですが、キーマップソフトにはなにも対応していません。
JIS配列というところも加味して、キーマップでのカスタマイズをするニッチなユーザーというよりライトな層にフォーカスしているのではないかと思いますが、個人的にはちょっと残念。
別に僕はごりごりカスタマイズするタイプではないですが、VIAは使えるとちょっと嬉しいタイプ。
価格的にも2万円に近い価格をしているので、この価格を出すのであればVIAには対応していてもよかったかなというのが強いて言えばの要望です。
MD750 Delight JIS (The Rock)がおすすめな人
職場で使うちょっと良いJISキーボードが欲しい人
個人的にものすごく気に入っているのが打鍵感。
これまでただ打鍵感がよいキーボードというのは多数あるのですが、静音性が高く打鍵感が良いキーボードはなかなかなく、現時点静音モデルの中で1番好きなキーボードです。
静音性が高いキーボードはこれまでただ荷重が軽く、ライトなタイピングができるから音が少ないとか、反発が少ないから音も小さいというような、感触に欠けるキーボードが多い印象があります。
しかし、MD750 Delight は静音性が高いながら底打ち付近でタクタイルのキースイッチ独特の心地の良い引っ掛かりは感じる仕様。
これまで静音の定番といえばLofreeのhadesだったように感じますが、hadesの静音の打鍵感よりも僕はクリームイエロー サイレント軸の打鍵感の方が好きです。
しかも静音性が高いというところでありがたいのは職場みたいな人が多くいる場所で使っても安心感があるというところ!
キーボードの課題として打鍵音が響きすぎてしまうとどうしても音に気を使って気持ちよく使えないということがあるでしょう。
しかし、MD750 Delight のクリームイエロー サイレント軸であれば静音性が高く周囲を気にせずタイピング可能です。
人が多い場所での使用に最適と言えるでしょう。
打鍵感もよく静音性が高いうえに、ディスプレイも搭載して機能性も申し分なく、それでいてJIS。
刺さる人にはとことん刺さる性能をしているように感じました。
まとめ
JISの嬉しい選択肢が登場したといったところでしょうか。
あまり選べないからこそ、高機能なキーボードがあるというのは嬉しいですね。
打鍵感と静音性が本当に抜群なので試してみてください!
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