- 作業中にイヤホン着けていたいけど長時間着用は耳が痛む…
- 職場で音楽聞きながら仕事したいけど声かけられるかも…
- オープンイヤーが気になるけど音質は妥協したくない…
こんな悩み多かれ少なかれあるのではないでしょうか。
これらの悩みを解消できるイヤホンとして最近注目されているのがオープンイヤー型のイヤホン。
耳にイヤーピースを入れないので疲れづらく、周囲の音も確認できるのが魅力。
そんな話題のオープンイヤー型イヤホンで、音質も非常に良くデザイン性にも優れる製品が登場しました。
それが今回レビューしていくACEFASTの「ACEFIT Pro 」。
旧モデルからの進化した新モデルで、音質強化が顕著なモデルとなっています。
今回はそんなACEFIT Pro を実際に使ってわかった良かったポイントや気になったポイントについてまとめていきます。
提供:ACEFAST
ACEFIT Proの特徴
- iF DESIGN AWARD 2025を受賞
- 旧モデルと比べて低音と音の厚みが増強
- 革新的LEDイルミネーション
- 片耳わずか7.5gの超軽量イヤホン
- クリアなENC通話体験
- 割り込み接続可能なマルチポイント
- 専用アプリによる設定可能
- 定価16,800円(割引で10,714円ほど)
特徴としては抜群の音の解像感に加え、デザイン性にも優れるオープンイヤー型イヤホン。
機能性もマルチポイントに対応しており十分で、専用アプリによる設定もできます。
これだけ音も機能性もデザインも優秀なのにも関わらず価格がセール適用で1万円ほど。
これはかなりすごい。
(メーカーからクーポンコードを発行してもらっているので、気になった人は使ってください)
音質については後でも詳細にふれていきますが、少し前にレビューした2万円弱くらいのHUAWEIの耳かけしきオープンイヤー型イヤホンより良いと感じるほど。
カナル型のイヤホンと比べてもかなり高い解像感があります。
このクオリティでこの価格、音質の良い耳かけ式のオープンイヤー型イヤホンを探している人にはぜひおすすめしたいです。
ACEFIT Proのデザイン
カラーについてはグリーン、グレー、パープル、ピンクの4色展開。
今回僕はグレーを使っています。

グレーの色味については名前ほどグレーな感じはなく、ホワイトに寄った色合い。
ケースですが、前モデルからは大きく変わったスケルトンデザイン。
ケース正面にはデジタルディスプレイがあり、充電残量がわかる仕様です。
さらにライティングも可能で、ケース自体のLEDを楽しむこともできます。

ケースの背面にUSB-Cのポートがあり、ここから充電が可能です。

イヤホン本体についてもケースとあわせるような感じでスケルトンデザイン。
スピーカー部分は基盤が見えるようになっています。

スピーカー部分には「ACEFAST」のロゴもあり、ここがタッチセンサーとなっています。

耳にあたる部分はシリコン素材となっていて非常に優しい肌触り。
柔軟性も十分で、さまざまな耳の形の人にフィットすると思います。
ACEFIT Pro レビュー
ここからはACEFIT Proの各項目をまとめていきます。
音質
「オープンイヤー型だから音質はある程度かな」とちょっと気を抜いていたら完全に予想の遥か上を行く音質でやられてしまったほどのクオリティ。
2〜3万円台のカナル型イヤホンと比べても劣らないのではないかというほどの音の迫力があります。
旧モデル時代から音に関して良かったのですが、さらにレベルが上がっています。
特に音質の向上とクオリティの高さを感じた点が「低音の増強」と「音のまとまり」です。
低音については旧モデルから比べてはっきりとわかるほど強くなっています。
ただ低音が強くなってボワボワと抜けの悪い音になったのではなく、音の芯を支えるような迫力を出しつつも抜けの良いサウンドとなっていて聞いていて非常に心地が良いです。
音のまとまりについては、オープンイヤー型はカナル型のように耳に密閉されていないという特徴から音が拡散しがちなのですが、そんなデメリットを感じさせないほど音に厚みがありますし、ぎゅっと密度の高い音が聞こえてきました。
これまでHUAWEIのFreeArcがかなり良い音をしていると感じていたのですが、このイヤホンよりも音がしっかり耳元で集まっているような感覚に。
好みの差かとは思いますが、よりカナル型っぽいのがACEFIT Pro、開放感があるオープンイヤー型っぽいサウンドがFreeArcといった感じ。
本当にカナル型に切迫するような音の迫力があり、驚きました。
体験としての違いとしては、耳の中までイヤーピースを入れていないという構造の関係上、耳の中が揺れるような振動は感じにくく、この体感が低音の響きの感じ方に差があるように感じます。
耳の中で揺れるような感覚が苦手な人はむしACEFIT Proの方が良いかもしれません。
装着感
片耳7.5gの超軽量イヤホンと謳っているだけあり、装着感は軽快そのもの。
長時間着用でもまったく問題ありません。
そもそも重さは感じませんし、装着に対しての痛みもなし。
仕事や作業用途で使うとしても、問題なく長時間着用できます。
現在オープンイヤー型は耳かけ式やイヤーカフ型などいろいろな機種が出ていますが、耳の痛みを気にするなら耳かけ式がおすすめ。
ふわっと耳の上に置いているような感じなので、痛む心配がありません。
イヤーカフ型の方がコンパクトかつ外耳道の入口を塞いでいないスタイルなので、外音の聞こえ方はクリアなような気がしているのですが、耳を挟み込む関係上、ある程度締め付け感はあります。
より長時間楽につけたいなら耳かけ式、そしてACEFIT Proは軽量だし本体の形も耳にフィットする形なので問題なく着用できるでしょう。
外音の聞こえ方・音漏れ
外音の聞こえ方はクリアです。
耳がしっかりと出ているので、遮蔽物が少なく、何もつけていない状態と同様くらいに聞こえます。
ただ、スピーカー部分が若干耳を覆うようなデザインとなっているので、周囲の音が少しこもって聞こえるような感覚もありました。
ただ、本当に小さな差くらいなので、僕は無視できる程度でした。
最高にクリアな状態を目指すのであれば、より耳の入口を塞がないイヤーカフ型が良いかもしれません。
音漏れについてですが、著しく大きいとは思いませんが、大きな音量にしていくとそれなりに音漏れします。
迫力ある音楽を楽しむには音を大きくしなくてはならないので、大迫力で演奏の視聴を楽しみたい人は周囲に人がいるか注意しましょう。
マルチポイント
マルチポイントは非常に優秀です。
2台の接続切り替えに対応していて、切り替え速度も抜群。
さらに割り込みの切り替えにも対応しています。
スマホで音楽を再生中にYouTubeの動画をMacで見ようとして再生ボンタンを押すと、1秒くらいで切り替えられます。
使っている機器で停止をしなくても他の機器で再生を始めれば勝手に再生が始まる仕様なので非常に便利です。
複数台の機器を使っている人には非常にシームレスで便利な使い勝手が良いクオリティに感じるでしょう。
バッテリー
- ケース込み:最大30時間
- 単体:6~8時間
バッテリー性能は見るページによって書いてあることがバラバラだったのではっきりとしないのですが、少なくとも単体6時間は持ってくれそうです。
6時間連続での使用に耐えられるというところで、1日仕事で使うとしてもある程度使っていられそうです。
食事中や会議中など、外せるタイミングでケースで充電すれば1日使うことができるでしょう。
また、ライティングさせるかどうかもバッテリーに関わってきそうなので、長時間使いたい人はライティングの設定はオフにしましょう。
操作性・アプリの使用感
アプリではイコライザーの設定とタッチ操作の設定ができます。
イコライザーに関してはモードの変更や帯域の調整ができました。
帯域の調整の効きがかなり良かったので、好みのサウンドを作りたい人も安心でしょう。
タッチの操作についてですが、本体のロゴ部分を触ると認識します。
タッチをした際にはピっと電子音が流れるので、きちんとタッチの操作ができているのかどうか把握が容易です。
タッチ操作の割り当てについてはアプリ側から細かく調整ができるので、好みの操作がある人はアプリで設定してみましょう。
その他気になるところ
個人的にはかなり満足度の高いイヤホンで、これと言って気になるところが見つけられなかったというのが正直な感想。
あえて注意を促すのであれば、ACEFIT Proがという話ではありませんが耳かけタイプという性質上、マスクメガネとは相性が悪いと感じました。
耳にかけなくてはいけないため、同様に耳にかけて使うメガネのツルやマスクの紐には重なってしまい、つけるときや外すときにちょっと面倒です。
そのため、季節柄マスクをいつも使用する人やメガネを常につけている人は注意が必要ではないかと感じました。
これらの人はツルや紐が干渉しないイヤーカフ型の方がストレスなく使えるような気もしています。
ACEFIT Proはこんな人におすすめ
音質には妥協せず、仕事・作業用途で長時間着用できるイヤホンが欲しい人
旧モデルから順当に進化したモデルであると感じています。
特に音質に関して、低音の厚みが増したことによって非常に迫力のあるサウンドに強化。
音響体験にかなりの差が生まれているため、この差があるなら差額の2000円くらいなら払っても良いと感じるほど。
むしろセール時を狙えば旧モデルよりも安く買えてしまうかもしれないくらいなので、セール情報は要チェックです。
本来拡散して音が薄くなってもおかしくないところ、音の厚みが強化されてシンプルに良い音で聴けるイヤホンに仕上がっています。
そのため、仕事や作業中に気分転換のためにしっかり音楽を聴く用途で使っても良いですし、ながら聴きように使っても良いですし、活躍の場面が広いです。
長時間使用に関してもイヤーカフ型より圧倒的に耳の負担は少ないので、長い時間つけながら過ごせる音質の良いイヤホンを探している人におすすめ。
僕が室内にいる時間が長いので室内ベースで話してしまいましたが、頭を振り回しても外れないくらいの固定力はしっかりとあるので、フィットネス用途でも問題なく使用ができるでしょう。
新デザインになって充電残量がわかるようになるという利便性もあり、使用シーンを選ばず音質が上がった非常に好印象なオープンイヤー型イヤホンです。
まとめ
最高の音質を手頃な価格で楽しめるオープンイヤー型イヤホンのレビューでした。
オープンイヤー型イヤホンもここ数年でグッとクオリティが増したので、試したことがない人は一度体験してみると新しい感覚を得られるかもしれません。
想像よりも音が良く、ながら聞き習慣ができるくらいの衝撃があるかもしれないですね。
気になる人はチェックしてみてください。
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