発売即品切れした爆売れイヤーカフ型イヤホンが進化|「QCY Crossky C30S」の特徴や旧モデルとの差を解説|レビュー・おすすめ

最近話題のイヤーカフ型イヤホンですが、昨年10月にQCYも新型イヤホンとして発売をしました。

それがCrossky C30というモデルなのですが、こちら発売と同時に即完売の超人気モデルです。

これまでイヤーカフ型というとHUAWEIのFree Cripのイメージが強かったものの価格がネック。

そこに現れた実売5000円程度のコスパイヤホンということで予想を上回る売れ方をしたという過去があります。

そんな大人気モデルの発売から半年経ちなんと新モデルになって登場しました。

それが今回レビューしていくQCYの「Crossky C30S」。

今回は実際にCrossky C30Sを使ってわかったよかったポイントや旧モデルとの違いなどについてまとめていきます。

YouTubeはこちら

提供:QCY

Crossky C30Sの特徴

  • 10.8mm大口径ドライバー搭載
  • Hi-Res AudioおよびLDACにも対応
  • 片耳5g未満
  • 最大40時間の長時間再生
  • Bluetooth 6.0
  • マルチポイント対応
  • アプリ連携対応
  • 定価7,880円(セール時6000円程度)

何と言っても特徴はコスパの高さ。

最近はイヤーカフ型のイヤホンが増えてきましたが、少し前まではコスパモデルというのは少なく、定価3万円ほどするものの、音質と機能性に優れるFreeCripの独壇場といった感じ。

そんな市場のなか、実売5000円程度なのにも関わらず音質も機能性も必要十分なモデルを発売したというところで非常に話題となりました。

音質は低価格帯のイヤホンとは思えないほどしっかりしていますし、マルチポイントに対応しているので複数台との接続もシームレス。

アプリで細かな設定まで可能なので、正直この価格でこの音質と機能性があるのであれば、僕としては満足ラインを余裕で超えてくれました。

結論、イヤーカフ型気になっている人、これ選べばまず間違いはないです。さらに上はもちろんありますけど、そこまでコストかけずに十分良いレベルが体験したいならCrossky C30Sで問題なし。

旧モデルとは何が違う?

表があったのでこちらを参照。

大きく変更があったのは音質でしょうか。

Hi-Res AudioおよびLDACにも対応し、高音質化が期待できます。

とはいえ、僕は使用端末がApple製品なので音質の恩恵は受けられず、そもそもとしてオープンイヤーなのでどこまで音質をこのイヤホンでも求めるかは考えところですが、音質向上の進化が行われていくのは素晴らしいポイント。

音響の環境を調整できる人は試してみてください。

また、最大使用時間についても大幅に強化。

ケース込み最大40時間の使用が可能になったとのことで、バッテリー充電の不安を感じたくない人は新モデルの方が合っているでしょう。

Crossky C30Sのデザイン

カラーについてはシルバーのみ。

アプリを見るともう1色あるような表示があるのですが、現在Amazonで選べるのは1色のみになっています。

ケースは旧モデルと形が変わるわけではなく、同様の形状。

コンパクトで丸みの帯びたデザインで、握って持ちやすい形。

横幅が実測6.5cm、高さ4.8cm、厚み2.5cmとなっています。

すべてのサイズ感についてそこまで大きさを感じなかったので、持ち運びやすいでしょう。

正面にはQCYのロゴがあり、背面にはUSB-Cの充電ポートがあります。

ケースを開くとわかりやすく左右の目印があり。

イヤホン本体は片耳5g未満と非常に軽量で、装着してみると重さをほとんど感じないほどです。

QCY製品の特徴な気もしますが、側面にメタリックな加工があります。

内側やフックの部分はマットなグレーのカラーです。

フックの部分はシリコン素材となっていて、肌触りが優しめ。

さらに柔軟性もあるので、耳の形問わず装着できるでしょう。

Crossky C30S レビュー

ここからCrossky C30Sの各項目についてレビューしていきます。

音質

旧モデルからですが、不満のない満足レベルの音が聞こえてきます。

音質については低音が足りないと高音が刺さるということもなく、非常にバランス良く聞こえてきました。

耳自体はオープンイヤーということで塞がっていないのですが、音はかなりまとまりと厚みがあるように聞こえてきます。

旧モデルとの差としては、音の厚みが増し、マイルドな味付けになったような感じがしました。

前提としてそもそも低音や高音が聞けないほどひどいということはないのですが、一定のレベルを越した上で、低音の厚みが増していて、高音の若干痛さを感じるような嫌な刺さりが抑えられているような印象。

公式に「低音を徹底的に強化する「ダイナミックEQ」により、磁力は従来比で約52%向上、低音の深みも33%強化されています。」とあるので、低音が増強されたことによる効果なのでしょう。

これだけ低音を強調されると「モサモサした抜けの悪い音になっているのではないか?」と思われるかもしれないのですが、決してそこまでではなく、クリアさはありつつも厚みを感じるという絶妙な調整のように感じています。

僕は使用環境がiPhoneやMacBookだったので、通常音質までしか試せていませんが、Hi-Res AudioおよびLDACにも対応とのことなので、さらに上の音質を楽しめる余地があると考えるとポテンシャルはまだまだ引き出せるでしょう。

空間オーディオは相変わらずよくわからない

アプリ上から空間オーディオを設定できます。

音にすると音の広がりが若干増したように聞こえますが、劇的に変わるほどではない感じ。

味付け的には良いかもしれませんが、そこまで優位な機能でもないような気がしました。

装着感

このイヤホンはオープンイヤー型の中のイヤーカフ型と呼ばれるイヤリングタイプのイヤホン。

耳にかけるタイプのイヤホンもありますがそうではなく、挟み込んで固定をします。

耳にはさんで使用するというところで、耳にかけるタイプやイヤーフックで固定するタイプと違い、不安定さがありません。

締め付けるほどの強さではないものの、耳をしっかりと固定してくれるので、ランニングも快適にこなせてしまうほどのホールド力があります。

シリコンのようなバンドのため、伸縮性も十分で、さまざまな耳のタイプの人でも装着することができるでしょう。

僕の耳は中高柔道をやっていたということもあり、実は耳が潰れているのですが、そんなぎょうざ耳の僕でもCrossky C30Sはしっかりとはめることができるので非常に嬉しいイヤホンとなっています。

重量についても片耳5g未満と非常に軽量で、つけていることを忘れられるほどの重さ。

耳かけ式は比較的大きなサイズのものが多いなかで非常にコンパクトにまとまっているので軽快に使いたいならイヤーカフ型は相性が良いように感じています。

外音の聞こえ方・音漏れ

外音の聞こえ方ですが、何もつけていない状態と同様な感じで聞こえてきます。

オープンイヤーはその名の通り耳を塞がない製品なのでどの製品も一定クリアに聞こえるのですが、そのなかでもイヤーカフ型は特に聞こえやすい印象。

外耳道の入口あたりを塞ぐものがないので、外の音がクリアに聞こえてきます。

そのため、何もつけていないようなクリアさを求めるのであれば、イヤーカフ型が良いでしょう。

音漏れに関してはさすがに避けきれないというところではありますが、少量の音量であればそこまで気にせず使用できました。

しかし、迫力を求めて音量を大きくしていくとはっきりと音漏れするといった感じ。

電車内など、近距離に人がいる場合には使用は気をつけた場合が良いと思います。

オフィスのような多少席が離れる距離があるのであれば、小さい音量であれば問題なく使えると感じました。

マルチポイント

こちらは非常に優秀。

接続方法については1台目を接続後、1台目のBluetooth接続をオフにし、その状態で2台目とペアリング。

アプリでの設定などは必要なく、順番にペアリングすれば設定可能でした。

マルチポイントの性能については「音楽再生中の割り込み切り替えに対応」「2秒くらいで切り替わる」「精度もかなり高い」といったところ。

マルチポイントに対応していたとしても音楽や動画を停止させてからではないと切り替えられないイヤホンもあるので、割り込みで切り替えられるのは非常に優秀。

このシームレスさは非常に使いやすいでしょう。

しかし、旧モデルから特に精度が良くなったとか早くなった、のような改善は特にないので、性能的には維持といった印象。

改善はあまりわからなかったですが、機能自体には非常に満足しています。

バッテリー

  • ケース込み:約40時間
  • 単体:6時間

ここは旧モデルから圧倒的に進化しているポイント。

旧モデルはケース込みの時間が25時間、単体再生は5.5時間となっていました。

元々の時間でも十分に使えるレベルではありますが、新型になったことでより使いやすく。

40時間も再生ができれば頻繁に充電をする必要もないので、一度の充電でしばらく快適に使えるでしょう。

操作性・アプリの使用感

Crossky C30Sはタッチで操作が可能です。

タッチの精度に関しては旧モデルよりも正確になったような印象。

しかし、タッチ操作に関して触感フィードバックなどがあるわけではないので、操作が実際に行われたのかどうなのかはいまいちはっきりしません。

精度はある程度できるとはいえ、わかりやすい反応があるとより良いのではないかという印象。

アプリについてはイコライジングの設定やタッチ操作の割り当て、ゲームモードの起動など様々なモードの設定が可能となっています。

格安イヤホンであることを考えると、これほど広い設定に対応しているのはありがたいところ。

初期の設定で少し使いづらかったとしても、自分好みのイヤホンに設定できるでしょう。

その他気になるところ

非常に好感触なCrossky C30Sですが、気になったポイントについても共有します。

気になったポイントとしては、旧モデルと劇的な差異はないというところ。

これはCrossky C30Sが悪い製品だというわけではなく、Crossky C30時点でかなり品質が良く、製品としては十分な性能をしているが新製品として見た時あえて新モデルを買う必要があるのかということ。

音質や機能性に関してはCrossky C30時点でもかなり良く、特に問題なく使えると思います。

今回感じた大きな差異としては「Hi-Res AudioおよびLDACにも対応」「バッテリー性能」くらいですが、このあたりを重く受け止めない人にとっては特に新モデルを購入する必要がないようにも感じました。

むしろCrossky C30Sが発売されたことによってCrossky C30が5000円を切る価格となっていて非常にお買い得。

カラーが気に入っているとか少しでも高音質に聞きたい、バッテリーを重視したいという場合には新型、それ以外では旧モデルでも良いのかなと思ってしまいました。

音質もちょっと違いはありますが、正直価格差考えるなら無視できるくらいかと。

というか旧モデルと言いつつ、まだ発売から半年くらいしか経ってないので十分新しい製品。

どちらのモデルも問題なく購入してOKです。

Crossky C30Sはこんな人におすすめ

コスパに優れたイヤーカフ型イヤホンが欲しい人
バッテリー性能や音質を意識した格安オープンイヤー型イヤホンが欲しい人

やはり優れた特徴はこの価格でこの音質や機能性があるコスパの高さ。

この価格で音質が十分でマルチポイントまで快適なのは文句のつけようがないほど優秀。

オフィスで同僚から声かけられたときには対応したいけどちょっと音楽は聴きながら作業したい、でもそれだけの要望のためにそんなに高いイヤホン買うのもな、みたいな人にはぜひともおすすめした。

耳は空いているので周囲の音は聞こえるし、でもちゃんと音質も捨てずに音声や音楽も楽しめる。

非常に優秀なイヤホンだと思います。

懸念としてはそこまで旧モデルと変わらないというところなので、バッテリー持ちとかコーデックとかあまり気にしないなら最安値を狙って旧モデルでも良いかもしれません。

まとめ

人気モデルの新型のレビューでした。

新モデルもちゃんと性能が良く、人気が出るのではないかなという印象。

気になっている人はチェックして見てください。

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