みなさんは大切なデータを消してしまってひやっとした経験ないですか?
もういらないでしょ、と思っていたデータが必要になってしまって、「削除してしまったからもうどうしようもない…」と諦めたこともあるのではないでしょうか。
僕はYouTubeの撮影データはなんとしてでも削除しないように気をつけていますが、消してしまった日には愕然としてしまうかもしれません。
「削除してしまってどうしようもない」、そんなときに頼れるソフトがあります。
それが今回レビューしていくデータ復旧ソフト「EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Mac」。
HDD・SSD・SDカードなど、幅広いデータの復旧をしてくれるので、これで削除してしまったデータにもう一度出会えるかもしれません。
実際にEaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macは本当に復元ができるのか、そして使ってみて気がついたことについてレビューしてきます。
提供:イーザスソフトウェア
EaseUSとは
データ復旧やバックアップなどのソフトウェアを販売している企業。
今回紹介するのはデータ復旧ソフトですが、他には「PCTrans」というPC移行のソフトや「Partition Master」というパーティションの移動・サイズ変更・結合・分割などを行えるソフトなどがありました。
データ復旧がメインのようですが、動画編集やAIボイスチェンジャーなど、さまざまな種類のソフトを展開しているようです。
レビューを実施しているYouTuber
ソフト系でまず気になるのは「この企業は信頼できるのか?」というところではないでしょうか。
データを預けるソフトだからこそ、安全に使えるかどうかについてはきになりますよね。
一応僕のなかでは「公式のSNSアカウントがある」「有名インフルエンサーがレビューをしている」「調べたら口コミが比較的簡単に出てくる」この辺りを頼りに信頼に足るのかどうかを調べることが多いです。
正直、上記の項目を調べたからといって完全に安心というわけではないですが、少なくともそれなりの規模のYouTuberが、あまりにも粗悪なものをレビューしたら炎上する可能性があるなかでレビューをして動画を出しているというのは、一定の信頼に足るのではないかと考えています。
そして、そのレビューに関しては1人ではなくて複数人が出していることでコメント欄を含めて多くの情報が取れるようになるので、比較的安心できると言っていいかどうかについて判断することに。
今回は僕がザッと調べた限り、かなり有名なYouTuberの方々が過去にレビュー動画を上げている企業だということがわかりました。
また、自社のYouTubeチャンネルも運営しているようで、頻繁ではないものの更新はしているようです。
YouTubeの更新もコンテンツ制作もかなり大変な作業なので、自社のチャンネルがあって更新しているというところで企業としての余力や本気があるのではないかと、個人的には判断しています。
以下僕のリサーチの結果です。
EaseUS Japan公式
YouTuberではないですが、公式がちゃんとあるのが好印象。
動画作り大変なので、本数出しているだけでも偉いという信用してしまいそうになる。(YouTuber視点)
ワタナベカズマサ
メルルーサ丸岡
UZUMAX
ガジェット紹介TAKAチャンネル
lko Allexandroff
THE オトウサンノヒミツキチ / お父さんの秘密基地
これだけサンプルあれば、本当に使えるのかとか、安心なのかについて、コメント欄含めて確認してみればある程度判断の材料になる気がしています。
EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macの特徴
- スキャン、プレビュー、復元といった3つのステップだけでデータを救出
- 直感的なUIデザイン、初心者に対しても特に問題点なし
- ファイルの形式を問わず、何のファイルでも復元可能
- Mac HFS+のFusion Driveを含むほぼ全ての記憶媒体にも対応
- 永久保証の技術サポート
簡単操作でさまざまな保存端末から幅広い形式のデータを復旧できるというのが魅力なようです。
誤って削除してしまったデータやOSエラーなど、ミスやイレギュラーに対応してくれるのがありがたいところ。
EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macの使い方
ここからはEaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macを実際に使い、手順について解説していきます。
今回は複数ある復元方法のうち、SDカードのデータ復元を選択。
インストール手順
まずソフトの準備から。
ソフトのダウンロードは公式HPから行えます。
無料体験版もありますが、無料の場合はできることに制限があるので、無料の範囲以上に復元作業をしたい場合は有料版に移行しましょう。
無料版でも2GBまでのデータ復元は行えるようなので、どのようなデータが復元できるのか、実際に復元してみてどのように感じたかを体験してみるのは良さそうです。
ソフトから復元端末を選択
ソフトを立ち上げるとホーム画面が表示されます。
ソフト立ち上げ時点でHDDやSSDを接続していた場合、すでに選択可能状態になっていました。
この画面から復元したい媒体を選んで次の画面に進みましょう。
復元するデータを選択する
復元する媒体(今回はSDカード)を選んだら読み込みが開始します。
僕のSDカードは64GBでフォーマット済みのデータなしの状態で開始しましたが、5分ほどは読み込みに時間がかかりました。
検証していませんが、SSDなどでデータが大量になった場合さらに読み込みに時間がかかるかもしれません。
データ読み込みが終わると復元データの一覧が現れます。
復元データに関しては動画や写真でグループ分けして見ることができ、必要なデータを探しやすい印象を受けました。
そして、復元したいデータが見つかったらチェックを入れて復元ボタンをおし、復元する場所を決めたら終了です。
復元されたデータを確認する
数分待った後、復元データが保存されます。
最後に正常に復元されているかどうかを確認しましょう。
関連情報
EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macの料金プラン
EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macは無料プラン・有料プランがあります。
無料プランの場合は復元可能ファイルのデータ容量制限があるようなので、たくさんのデータを復元したい人は有料プランを選びましょう。
さらに有料プランのなかには「1ヶ月」「1年間」「永久ライセンス」の3つの種類があり、自分に合ったプランに加入ができます。
データを一度復元したいだけであれば、無料プランで復元可能か確認しつつ、可能であれば有料プランに1ヶ月加入するだけ、みたいな使い方が良いのではないでしょうか。
30日の返金保証やカスタマーサービスも対応できるようなので、料金に関して何か問題が起こってしまったときも比較的安心だといえるでしょう。
EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macの気に入ったポイント
ここからはEaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macの気に入ったポイントについてまとめていきます。
しっかりと復元が行える
正直なめてましたというほかないほどしっかり復元されました。
今回僕が試したのはSDカードなのですが、このSDカードはフォーマットして保管していましたし、フォーマットしたときのデータは半年以上前。
もはや何もデータが出てこないのではないかとも思っていたのですが、何もないはずのSDカードから復元可能なデータが表示されることに。
データを選択して復元してみると、しっかり当時僕が撮ったJPEGやRAWのデータが復元できました。
以前復元系のソフトだとUltData for iOSというTenorshareというソフトを使ったのですが、このソフトについてはiOSデバイス限定でしたがこれも復元はできたのですが、そもそも本体に保存した覚えのないデータが復元でき、本体から削除したはずのデータが復元できないという結果に。
その経験と比べるとEaseUS Data Recovery Wizard Proは今回個人的にはかなり復元してくれたら嬉しいデータをしっかりと復元できたように感じています。
操作が簡単
馴染みのないソフトを使うとなるとどうしても身構えてしまうのが「使いやすさ」がどうなのかというところ。
データ復元という言葉だけでもなんか難しそうですし、どうしても身構えてしまいますよね。
しかし、このソフトはそのあたりも十分に考えられているためか、非常に簡単な操作だけで復元ができました。
正直ガイドなどを見なくてもわかるほど。
- データ復元したいHDD・SSD・SDカードをPCに接続
- 復元したい媒体を選択
- 復元可能データ一覧から対象データを選択
以上3ステップで復元が完了します。
UIもわかりづらさなどはなく、見ればわかるレベルで操作ができました。
難しそうだからこそ、UIや操作がシンプルで簡単に作業ができるのはいいですね。
口コミなどの情報が豊富
大事なデータを任せるソフトだからこそ、本当に信用できるのか気になるところですよね。
安心に直結するわけではないですが、冒頭でも紹介しましたが、有名なインフルエンサーの方を含めてかなり多くの方がソフトを使い、レビューをしています。
また、Googleで検索してみてもそこそこ情報が出てきました。
数が多くなるということはそれだけ情報のごまかしが効きにくくなるということですが、どの動画やコメント欄でも大きく問題となるようなことはありませんでしたし、見ている限り視聴者の方も実際に購入して復元を行えたという報告まであるほど。
懸念材料としては「本当に安全なソフトなのか」「情報は十分にあるのか」というあたりだと思うのですが、サッと調べただけでもそこそこの情報が集まりましたし、コントロールが絶対にできなさそうなところでも大きな不満や問題が出ていないということは、一定安心できるし、わからないことがあったときも解決しやすいように感じました。
EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macの気になったポイント
気に入ったポイントも多いEaseUS Data Recovery Wizard Pro for Macだったのですが、実際に使ってみて気になったポイントもあったので共有していきます。
復元できないデータもある
今回復元できたというのは事実なのですが、すべてが復元できたかというとそうではありません。
実際に行ったなかでは今回動画ファイルの復元に失敗しています。
プレビュー画面ではサムネイルは表示されていないものの、選択は可能だったのでMacBookに復元してみたのですが反応せず。
公式では動画ファイルも再生可能ということだったので、この復元ができなかった事象については質問をしてみました。
返答としては「動画復元について、消えた原因により、完全に復元できない場合があります。通常、プレビューで確認できましたら、復元後に再生できる可能性が高いです。そうではないと、ファイルが壊れた恐れがあります。」とのこと。
つまりはプレビュー画面時点でサムネイルが表示されるような状態ではないと復元ができない可能性が高いということ。
今回の僕の場合は画像についてはサムネイル表示までプレビューで確認できましたが、その他データは確認できませんでした。
画像についても特定の画像のみで、すべてではありません。
つまり、「復元はできつつもプレビュー表示されたもののみが復元可能対象」であるということは注意が必要です。
プレビューについては無料の範囲内で確認ができるようなので、課金をするかどうかの分かれ目はプレビュー段階で必要なデータがサムネイルに表示されるかどうか、ということになるでしょうか。
他サービスに比べて割高?
個人的にはそこまで気になるほどではなかったのですが、このソフトを調べていると必ずと言っていいほど気になるポイントとして挙げられるのが価格。
書いてある内容としては「競合のサービスと比較すると少し高い」とのこと。
僕が相場感がわかってないからそこまで違和感を持っていないのですが、以前使ったUltData for iOSも1ヶ月7000円ほどで、このソフトの1ヶ月約1万円と比較して著しく高いとはそこまで思っていないのですがどうでしょうか?
Amazonでの販売(厳密には for Macではないので別製品)の口コミレビューを確認してみたのですが、「復元が上手くいかなかった!」のような口コミは散見されるものの、「高すぎる!」「価格に見合ってなさすぎる!」のような口コミは全体のなかでは少数なように感じました。
以前PDFアプリのレビューをしたWondershareからもデータ復旧のサービスがあったので調べてみたところ、こちらも1ヶ月約8000円。
相場よりはやや高いのは事実かもしれないですが、1万円くらいがボリュームゾーンな業界なようです。
まとめ
何もないのが1番ですけど何かあったときに頼れるソフトがあるのは安心ですよね。
本当に復元ができるのか不安な人はまずは無料版から試してると良いと思います。
何かあったときには思い出してみてください。
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