折り紙式のケースがとにかく好きなんですが、課題としては価格が高いところが挙げられます。
どのケースも5000円を超えていて、ケースにしては少し高いかも…と尻込みしてしまうこともあるでしょう。
しかし、そんな価格問題についてもついに3000円程度購入できる折り紙式のケースがでてきました。
それが今回レビューしていくNIMASOのiPad用ケース。
たくさんの折り目がある折り紙式で、さまざまな角度に対応可能なのが特徴です。
今回はNIMASOのiPad用ケースを実際に使ってみてわかったことや気がついたことについてレビューをしていきます。
提供:NIMASO
NIMASO iPadケースの特徴
- 様々な角度で置ける自由自在なスタンド
- ペンシルホルダー付き
- レンズ保護フレーム
- 取り外し可能なマグネット式カバー
特徴としては縦・横・書く角度を自由自在に切り替えられる折り紙式のスタイル。
これによってさまざまな角度で使用することができ、シュチュエーションに合わせて使い分けられます。
NIMASO iPadケースのデザイン
カラー展開はグレーとブラックの2種類。
ブルーやグリーンなどの鮮やかな色のラインナップはないようです。
カラー展開は少ないもののサイズ展開は幅広く、2024年発売のiPad Proの11インチと13インチ、そしてiPad Airの11インチと13インチに対応。
新型を幅広くカバーしてくれるのはありがたいところですね。
正面にはOrigami Nudeのようなシンプルな3つ折りタイプの折り目とななめの折り目が入っています。
Origami Nudeと違う点としてはペンシルホルダーには折り目がついていないところ。
NIMASOのケースは折り目は正面のカバーのみで完結しています。
背面には特に折り目などはなく、シンプルに無地です。
カメラには専用のレンズカバーを取り付けることで保護ができます。
このNIMASOのケースですが、インナーケース型となっており、中に取り外し可能なケースとあわせて使う仕様です。
インナーケースは透明な素材となっており、iPad背面のカラーを楽しむことができます。
中央にMagSafeのようなリングがありますが、MagSafeリングより大きな作りとなっているため互換性はありません。
しかし、ケース内にあるマグネットとはこのリングが対応するようになっているので、ケース自体はマグネットで着脱できるようになっています。
インナーケースなしで取り付けられるか試してみましたが、なしでは取り付けはできませんでした。
インナーケースとあわせて使いましょう。
4種類+αのアングル
折りたたみ方を変えることで4種類の置き方に対応しています。
あわせて公式は推奨していないですし、若干不安定ではあるものの置ける方法についても紹介します。
70度(横置き)
ビデオ通話向きとされる70度。
折り方はケースの内側と内側を貼り合わせます。
11インチサイズのケースの70度は急な角度のイメージがあったのですが、13インチの場合はサイズの違いもあるためか思ったほど急に感じませんでした。
実用的な角度な気がしています。
60度(横置き)
視聴向きとされる60度。
折り方はケースの外側と外側を貼り合わせます。
こちらについても11インチサイズのときは適正くらいな角度なのですが、13インチになると少し倒れ過ぎ感があるように感じました。
どちらか選ぶのであれば個人的には70度のタイプの方が視聴しやすく感じます。
50度(縦置き)
縦置きができる唯一の角度。
設置方法は60度の角度の向きを縦に変えればOK。
正直50度は倒れ込み過ぎて、実用的かと言われると微妙なライン。
一応縦に置けてはいるので、資料を提示しておく「だけ」であればできなくもないといったところ。
残念ながら見やすくはないです。
30度(書く)
シンプルにカバーを折りたたんで使うタイプ。
スタンダートな3つ折りタイプのケースと同様の使い方ができました。
手書きの頻度が高い人には嬉しい角度だと思います。
+α
ここからは公式には載っていなかったのですが、自分で試して確認できる置き方を紹介しておきます。
まず1つめが30度の角度の向き違い。
向きを変えれば60度程度の角度として使用することができました。
通常の3つ折りタイプのケースだと、このように置くのがベーシックではないでしょうか。
2つ目はこの30度の向き違いの状態で縦置きにする方法。
ケースがマグネットで貼り付いているので、インナーケースを外して向きを変えれば縦置きできます。
これは角度がちょうど良く、実用的な縦置きの角度であると感じます。
中央部分に設置するとマグネットがそれなりにくっつくので、そこまで無理をさせている感じもありません。
ただ、後ろへかかる重さの負担は大きめなので、急に倒れないかが心配です。
最後3つ目が60・70度の置き方で縦置きをする方法。
これに関してもインナーケースを外側のカバーから取り外して向きを変えて貼り付けます。
中央部分に設置すれば同様にマグネットがそれなりに貼り付くのでほどほどに安定した状態に。
先ほどの30度の向き違いよりは後ろの安定感があるので、使ってみた感じとしてはこっちの方が安心感があります。
懸念としては貼り付いているマグネットの力がほどほどなので、衝撃によって突然ずり落ちてこないかどうかといったところ。
公式の解説では4つなのですが、このように使用すると縦もかなり満足な角度で設置できるので、角度調整に関しては死角なし、と言える気がしています。
気に入ったポイント
実際に使ってみて気に入ったポイントについて紹介していきます。
角度調整が豊富だし安定感もある
まず特筆すべきは角度調整の豊富さ。
Origami Nudeも同様ですが、この3つ折りタイプのような折り目に+斜めの折り目がついているスタイルは縦・横・書く角度に対応できりバランスの良い折り目だと感じました。
書く角度と縦置きが共存しているケースがなかなかないので、資料を縦置きしつつ書きたいという人にはうってつけだと思います。
また、公式が推奨している訳でないですが、インナーケースの向きと置き方を調整することで縦置きが実用的な角度で使えるのもありがたいポイント。
これまで縦置きができるとしつつも倒れすぎでいまいち使いにくい角度だったところ、NIMASOのiPadケースは非常に見やすい角度の縦置きを可能にしています。
さらに、13インチで重たい筐体となりますが、斜めの折り目の構造によってしっかりと後ろを支えているので設置したときの安定感が3つ折タイプよりも高いです。
11インチサイズでは後方に倒れてしまう心配というのをあまり感じませんでしたが、13インチは後に倒れ込む可能性を感じる場面があったので、この安定感はありがたいポイントではないでしょうか。
手頃な価格
価格面でかなり優秀であると感じています。
定価自体は3499円なのですが、ここからクーポンやセールが重なると最安値2974円となっているようなので、3000円を切るケースとなるわけです。
シンプルなケースでも最近は2000円くらいしますし、同様の折り目がついたOrigami Nudeのケースは13インチサイズが8000円することを考えると、かなりお手頃な感じがします。
折り紙式のケースはMOFTやPITAKAからも発売されていますが、どのメーカーも5000円は超えてきている印象なので、3000円程度で購入できてしまうのはかなりお買い得なのではないでしょうか。
ペンシルを収納できる
地味に気に入っているのがペンシルの収納スペースがしっかりあるというところ。
ペンシルホルダー付きはもちろんたくさん見るのですが、ペンシルの持ち運びに関してはホルダーでも不十分だと思っています。
荷物にぶつかると簡単に外れてどこかにいってしまうので、ダサくても一体型の方が個人的には好みです。
さらに言うと新型のiPadにしっかりくっつくペンシルがまだまだ少ない現状を考えると、これまで使用してきた・格安で購入した「使えるけど貼り付かないペンシル」がしっかりと収納できるのがありがたいポイント。
意外と軽視されがちなペンシルの収納スペースが採用されていて個人的には嬉しいです。
気になったポイント
魅力的なNIMASOのiPadケースですが、気になったポイントもあったので共有しておきます。
重さはかなり感じる
カバータイプのケースだけではなく、インナーケースも搭載あることによって、重さは他のケースに比べると感じます。
重量については実測してみたところ約630gで、iPad Air 13インチの617gと合わせると重さが約1.2Kgとなってしまう結果に。
そもそも13インチが重いとはいえ、携帯性が売りのiPadなはずなのに1.2Kgの重量になってしまうのは考えもの。
軽量に持ち運びたいとなると、選びにくいアクセサリーだと感じました。
また、このケースはライバルにOrigami Nudeがいると思うのですが、Origami Nudeの13インチサイズの重量に関しては291gとのことで、NIMASOの約半分の軽さということになります。
もちろんケースが取り外しできないとか、ペンシルの収納スペースがないとか(ホルダーはあります)、違う部分はあるのですが、重さが倍違うというのはどちらを使うかはかなり検討するポイントになる気のではないでしょうか。
ペンシルホルダー必要?
外側のケースにペンシルホルダーがついています。
一見よく見るタイプなので見逃してしまいそうになるのですが、このケースはインナーケースの中にペンシルを収納できるスペースがあるんです。
インナーケースに入れられるということは、このホルダーは何を留めるためのものなのでしょうか。
ペンシル収納部分がないときにホルダーで留めるというのが一般的だと思うのですが、ペンシルの収納スペースがあるのにホルダーがあるというのは不必要なように感じてしまいました。
手帳型カバーのような感じで綴じているのかもしれないですが、個人的にはいちいち外さなければいけない手間が勝ってしまうので、必要ないなら無くして欲しいと感じています。
また、Origami Nudeのようにペンシルホルダーもスタンド機能に取り入れられているわけではなく、純粋に留めるだけの存在というのも不思議なポイント。
本当にあってもなくてもどっちでも良い部分。なのであれば無くした方がスタイリッシュに使えるのでは?というペンシルホルダーでした。
他のアクセサリーもNIMASOでそろえよう
今回はiPad用のケースを紹介しましたが、NIMASOからは他にもいろいろな商品が発売されています。
特におすすめしたいのはバリ楽BOX。
これは一度他の動画でレビューをしたこともあるのですが、革命的な製品です。
iPadを購入したらあわせてフィルムを購入すると思うのですが、フィルムの課題はなんといっても貼る難しさ。
僕は不器用で本当に上手く貼れたことがなく、フィルム貼りには毎回苦戦しています。
しかし、このバリ楽BOXのおかげでフィルム貼りの悩みからは解放されました。
フィルム貼りも年々進化していて、ついてにこのBOXにiPadを入れればフィルムを簡単に取り付けられるように!
手順や詳細な様子については過去動画を参照して欲しいのですが、このBOXの中にiPadを入れて、箱の外に出ているフィルムを引き抜けばフィルム貼り終了です。
めちゃくちゃ簡単なのにきれいに貼れます。
ほとんど失敗することもないのですが、仮に失敗したとしても手厚いサポートによって、新品に交換することができるのも魅力。
気泡や埃の混入に対応しているだけではなく、自然破損なんかにも対応している最強のサポート。
そもそも貼りやすいうえにサポートまで完璧で非常に優秀です。
僕はガラスフィルムタイプを使用していますが、アンチグレアやブルーライトカットといった機能がついたバリ楽BOXもあります。
また、バリ楽BOXに限定しないのであれば、ペーパーライクフィルムや価格が1000円ほどで購入できるガイドタイプのフィルムなど、多数のフィルムを販売中です。
用途や貼り方にあわせて選んでみてください。
まとめ
iPadのアクセサリーも充実していて、フィルムはもちろんケースもすべてNIMASOでそろえることができます!
気になった製品があれば公式のHPをチェックしてみてください。