ワイヤレスでどこでも高音質!|iPhoneやiPadでも手軽に録音可能なマイク「COMICA EJoy Uni Pro」レビュー

通話音質上げたいけど配線がごちゃつくのも嫌だしマイクアームの準備もないし…みたいに考えている人は多いのではないでしょうか。

ゲームをしながら友達との通話、配信に興味がある、歌やギターの録音をしてみたいなど、録音の需要はさまざまです。

しかし、マイクはオーディオインターフェースとかアームとかめんどくさそう…という人におすすめしたいマイク見つけました。

それがCOMICAから発売中の「EJoy Uni Pro」。

音質が良いとされるコンデンサーマイクでありつつ、なんとワイヤレスで使用できます!

そんなEJoy Uni Proを実際にしばらく使ってみて、わかったところや気になるポイントについてレビューしていきます。

メリット!
デメリット…
  • ワイヤレスで接続可能
  • クリアで高音質な収録ができる
  • ノイズキャンセリング機能で環境音を低減
  • XLR端子はない
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提供:COMICA

COMIKCAとは

2012年に設立されたオーディオ機器の研究開発・製造・販売を行う中国のメーカー。

有名な製品だとショットガンマイクがあり、モノグラフの堀口さんやキーボードレビュワーのやまかふぇさんもショットガンマイクのレビューをしていました。

他にもスマホに取り付けられるマイクキットやワイヤレスピンマイクが人気製品。

総じてマイクに特化したメーカーと言えるでしょう。

今回はそんなCOMICAのコンデンサーマイクをレビュー。

EJoy Uni Proの特徴

  • ワイヤレスで使用可能
  • ノイズキャンセリング機能搭載
  • ゲイン調整ダイヤル
  • ワンタッチ操作のミュートボタン
  • 備え付けのポップガード
  • 11060円(税込)Amazon価格

EJoy Uniとの違い

Screenshot

EJoy Uni Proには下位モデルのEJoy Uniがあります。

上位モデルであるEJoy Uni Proとの差はワイヤレスの有無です。

上位モデルのEJoy Uni ProはレシーバーをPCに接続することでワイヤレス化できますが、下位モデルは有線のみ。

ワイヤレスの方がデスク上での省スペースさや配置の自由さはありますが、遅延などの問題を最大限排除するのであれば有線を使った方が安心です。

自分の環境にあわせて選んでみてください。

また、価格についてもEJoy Uniは7670円となっており、EJoy Uni Proより3000円ほど安い価格となっています。

EJoy Uni Proの外観・付属品

EJoy Uni Proの同梱物やデザインについてチェックします。

同梱物

  • マイク本体
  • マイクスタンド
  • レシーバー
  • USB-Cケーブル
  • 変換アダプター(C to A)

変換アダプターが入っているのですが、常用使いして良いものか、判断が難しいところ。(資料

デザイン

カラー展開についてはブラックとホワイトの2色展開。今回はブラックをチョイス。

全体のカラーとしては光沢のある黒といった感じで、鮮やかな印象です。

正面にはポップガードが付いており、破裂音の軽減が期待できます。

本体には電源ボタンを兼ねたノイズキャンセリングの切り替えボタンと、RGBライトのオンオフと光り方を調整するボタンがありました。

左側面にはオーディオジャックがあり、自分の声をリアルタイムでモニタリング可能です。

背面にはUSB-Cのポートがあり、充電や接続ができます。

マイクスタンドは取り外し可能で、付属スタンドをつけても良いですし、自分の好きなマイクアームに取り付けも可能。

マイクアームを使う際はネジ穴のサイズが5/8サイズなので、規格があっているものを選びましょう。僕が現在使用しているオーディオテクニカのマイクアームにはしっかりと接続することができました。

背面のショックマウント部分にレシーバーを収納できるスペースがあります。

これ個人的にはかなり好印象で、レシーバー失くしがちな自分にとって収納できるのはありがたいうえ、ショックマウントに工夫してしまえるようになっている形状がツボです。

さらにこのレシーバーなんとUSB-Cです。USB-Cのレシーバー初めてみたのでちょっと驚き。

底面はゲインの調整ネジとなっていて、左に絞ると最小、右に開くと最大となっています。

マイクスタンドの可変については180度調整できるうえ、固定もしっかり止められるので、好きな角度でマイクを使用できます。

しかし、マイクスタンドも本体も軽量なので、マイク本体を上を向かせるような無茶な角度にすると後ろに倒れてしまうので注意しましょう。

少し触れましたが、本体は軽量で、マイク本体が222g、スタンドと合わせると411gです。

僕のiPhone 13 miniがケースやアクセサリー込みで217gだったので、おおよそ普通のサイズのスマホ1台分の軽さといえるでしょう。

そこまで重さを感じないので、デスクの上でも気軽に場所を変えながら使用できそうです。

EJoy Uni Pro レビュー

EJoy Uni Proの各項目についてレビューしていきます。

音質|クセがなくクリアに聞こえてくる

肝心の音質についてですが、音がこもることもなく、はっきりとクリアに聞こえてきます。

しかも拡散されているようなスカスカ感もあまり感じず、「マイクで録音している」感がちゃんとある音です。

どうしても格安のピンマイクやスマホの録音だと音が拡散してまとまりない音に聞こえてしまったり、音が変にこもってしまって聞けた音質ではなくなってしまったり色々と問題がありますが、EJoy Uni Proはそんなこともなくクリアに聞こえてくれています。

また、ある程度距離が離れてしまってもしっかりと録音可能。

デスクによっては距離があると思いますが、そんなときでも安心です。

また、簡単な音量の調整であれば本体のゲインを調整すれば調節もできるので、感覚的に操作ができると思います。

有線

当たり前ですけど遅延なしで録音可能です。

何も問題なく使用することができました。

無線(レシーバー)

レシーバーを取り付けて録音。

挿すだけで他は特に設定がいらないので本当に楽です。

で、録音に関しても遅延は感じられず、有線のような感覚で使用できます。

音質にも差を感じられませんし、遅延についても気にならないので、僕はこれなら無線で使用してしまうな、という感想。

かなりクオリティの高い接続と録音です。

ポップノイズ

ポップガードがついてるおかげでかなり低減できているように感じます。

「ぱ」や「ば」といった、特に前に息が吹きかかる破裂音についても防げているようでした。

ブレスについてももちろん軽減されており、これによってある程度までマイクを近づけて話したとしても息継ぎなども気にしないで収録もできそうです。

ゲイン

ゲインの調整幅はかなり広く、簡易的なボリュームとして使えるほど。

自分の音声が少し小さいと感じたら、ゲインを調整して対応することもできます。

しかし、ゲインを大きく上げすぎると不要な環境音まであわせて大きくなってしまうので、注意が必要です。

パーカッシブノイズ

アームに接続していない、というのもあるのかもしれませんが、マイク付近でマウスを叩きつけるような動作をしても、特に反響音のようなものは聞こえず、叩きつけただけの素直な音が聞こえてきます。

以前レビューしたFIFINEのマイクでは叩きつけるような動作をするとアームから伝わる反響音のような音まで拾ってしまってやや耳障りだったので、これは嬉しいポイント。

マイクから一定の距離をとってマウスを使えばそもそも入る音も調整できますし、入ったとしても不快な反響音はないので、ゲーム目的でも十分使えるのではないでしょうか

ノイズキャンセリング性能

本体正面左側のボタンを押すことでノイズキャンセリングを使用することができます。

青のランプが点灯しているときはノイズキャンセリングなし、緑のランプでノイズキャンセリング適用中、という仕様。

実際にノイズキャンセリングの性能について試してみました。

これは確実に優位差があるように感じる性能。

家の中でエアコンをつけて録音してみましたが、エアコンの起動音がかなり低減されているように感じました。

家の中で静かかと思いきや、意外とエアコンや冷蔵庫などの家電、あとは外からの車の音など、日常は環境音にあふれていて賑やかです。

その音をボタン1つで低減できるのはかなり優秀。

また、ノイズを消すと起きがちな声のこもりというのもそこまで感じないのではないでしょうか。

動画編集ソフトでノイズ除去をすると声が変になるので、補正の大変さはある程度理解しているつもりなのですが、これだけ原音そのままにノイズキャンセリングができるならすごい。

バッテリー

  • RGBライトオフ:50時間
  • RGBライトオン:20時間

使用用途的にゲーム中の通話や配信で使うなどになるのかな、と思うのですが、どちらの用途だとしても十分に耐えられる容量をしているのではないかと思います。

RGBライトをつけながら使用したとしても20時間保つので、1日中友達と通話をしながらゲームをしても使い切るのは困難なくらいでしょう。

ライトをオフにしてしまえば50時間保つので、それこそほとんどバッテリーは気にせずに使用できるのではないでしょうか。

その他気になるところ

携帯性にも優れ魅力の多いEJoy Uni Pro。実際に使ってみて気がついたポイントや気になっている人が口コミでいたポイントについて最後解説します。

Lightning変換器を使うとiPhoneでも使える

口コミで好評だった評価としてはLightningの変換器を使うとiPhoneでも使用できるというところ。

ワイヤレス接続の際はUSB-Cのレシーバーを接続するのですが、これをスマホに接続すればスマホが録音端末になってマイクを使用できます。

それこそLINEやディスコードの通話を手軽にマイクに置き換えられるわけです。

そのときに、USB-Cに対応していないiPhone15よりも前の機種に関しては変換器があれば使えるようになるとのこと。

確かにこれは意外に便利かもといったところで、どこにでも持ち出せる配信用マイクとして、場所や機材を選ばず使えると便利な場面がありそうです。

XLR接続に対応していない

自分の使用環境においてはそこまで関係がない話ではあるのですが、XLR接続には対応していません。

より高音質かつ正確に録音しようと考えるとXLRケーブルによる接続が必要となります。

モデルによってはUSB-C接続に対応しつつ、XRLの接続端子も搭載しているモデルもあるので、どちらも併用したいと考えていたり、少しでも音質を向上させたいと考えている人は注意が必要でしょう。

EJoy Uni Proはこんな人におすすめ

マイクアームもケーブルも使わずにクリアな音質で通話を楽しみたい人

やはり特徴的なのはレシーバーの使用によってワイヤレスで使えるというところ。

コンデンサーマイクの品質を担保しつつ、ワイヤレスで通話や配信などが楽しめるというのは非常に魅力的ではないでしょうか。

僕の場合、デスクにアームをつけるところもないですし、なんとかアームを設置したとしてもディスプレイと重なるのも嫌だしそのときによって置ける場所もちょっと変わるし…みたいなところで、あんまり固定のマイクには乗り気ではありませんでした。

しかし、EJoy Uni Proならワイヤレスでもクリアな音質を担保できるので、これまで機能性を重視して音質を捨てていた自分の環境にもついに高音質が取り入れられそうです。

配線を気にしなくても良いのが魅力で、余計なケーブルを増やさなくて済んだのも非常にありがたい。

この身軽さと音質の両立はEJoy Uni Proの強みだと感じたので、このあたりに魅力を感じている人はおすすめです。

まとめ

きたるべきモンハンに向けてちょうど音周りを改善したいとかんがえていたのでありがたいです。

都合の良い位置に置きながらゲームや通話を楽しみたいと思います。

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