【新型】iPad mini(A17 Pro)レビュー|iPad mini 6と何が違って誰におすすめのモデルか解説

ついに発売されました新型iPad mini!

iPad miniユーザー待望の新作で、僕も例に漏れず発売発表後即決で購入していました。

今回は最速でレビューしていくなかで、前モデルiPad mini 6と何が違うのか、互換性はあるのか、実際買いなのか?とったところについて解説していきたいと思います。

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iPad mini 6から進化したポイント・違うポイント

まずはそもそも気になるところ。前モデルのiPad mini 6と何が違うのか、どのようなポイントが進化したのかについて確認していきましょう。

  • A17 Proチップが採用されている
  • 転送速度が10Gbpsになった
  • カラー展開(ピンク× パープルが淡くなった)
  • 最低価格が84800円から78800円に
  • 最低容量が64GBから128GBに
  • アップルインテリジェンス対応
  • Apple intelligence対応
  • Wi-Fi6Eに対応
  • Apple Pencil Proに対応・第2世代に非対応
  • Apple Pencilのホバーに対応
  • 写真のスマートHDR4に対応
  • eSIMのみ対応

今回のアップデートに関してですが、他でも言われている通り、ほぼマイナーアップデートと言ってしまって差し支えないと思います。

仕様変更的にもそうですし、そもそも届いた箱からして前モデルのiPad mini 6と同じデザインの箱なので、疑う余地もないでしょう。

では、優位な差はまったくないかといえばそうでもなく、順当に進化しているところも。

例えば処理性能に関してはiPad mini 6に積まれていたA15チップから順当に進化をし、性能が上がっています。

現在は同様のチップが使われているのはiPhone 15 Proなので、8万円以下で購入できるPro仕様の端末と考えればかなり割安感を感じてしまいました。

また、価格についても大幅な変更。

これまで最低容量64GBで価格が84800円スタートだったのに対し、今回は128GBの78800円。

現行の値段から下がるのはめずらしく、これはユーザーとしてはかなりありがたいところ。

(とは言いつつ、iPad mini 6値上げ前の価格が64GB6万円くらいであると考えるとしっかりとるところはとっていると言えるが…)

性能が向上したことによって、Apple Pencil ProのやApple intelligenceの対応など、上位モデルと同じような仕様を搭載できるようになっていました。

しかし、基本的にはこれくらいのアップデート内容であり、iPhone 16にあったような「カメラコントロールボタン搭載!」のような衝撃的なアップデートはありません。

日常的な操作に関係がありそうな性能が底上げしたことによって、全体的に快適になるのではないかという程度なので、劇的な感動はないと思っています。

iPad mini(A17 Pro)の外観・付属品

iPad mini(A17 Pro)の同梱物やデザインについてチェックします。

同梱物

  • 本体
  • 充電器
  • USB-Cケーブル
  • 説明書

デザイン

今回カラーはスペースグレイを選択。

他にはブルー・パープル・スターライトがあり、全4色展開。

iPad mini 6と比べるとパープルの色味が淡くなりました。

サイズについては事前に発表されていた情報通りですが、iPad mini 6と比べて違うところはなく、縦横高さ重量などすべて同じ。

わかってましたけど、本当に同じなのか、といったところ。

ディスプレイについても何か変わっているかというと特に変更点はなく、同じような見え方をしています。

あまりにも同じすぎて特に言うことがないほどです。

iPad mini(A17 Pro) レビュー

ここからはiPad mini(A17 Pro)の気になるところについてレビューしていきます。

アクセサリーの互換性

気になるのはiPad mini 6とのアクセサリーの互換性ですが、これは互換性を確認できました。

スペックを見てもわかっていたことですが、筐体のサイズに違いはないのでこれまで使用していたアクセサリーは問題なく使用できます。

僕もこれまでiPad mini 6で使用していたアクセサリーはほぼ続投させたいと考えていたので安心しました。

ペンシルに関してだけは注意が必要で、新しくApple Pencil Proに対応になったのはよいことなのですが、これまで使用できていたApple Pencil第2世代には対応していません。

また、新型になったことでマグネットの位置も変わってしまい、既存のペンシルはピッタリ貼り付かなくなりましたし、充電もできていないです。

ペンシル周りだけ注意すれば他は問題なく使用できるでしょう。

ステージマネージャーの使用

これはやはりというべきか、使用はできませんでした。

Mチップがのっていれば期待もできたのですが、残念ながらMチップは非対応。

Mチップ搭載かつステージマネージャーに対応していれば外部ディスプレイに接続した際に拡張ディスプレイの機能を使えるのでさらに効率化が進みそうだったのですが、これはできないということで残念。

現在僕はM4 iPad Proにモバイルモニターを接続し、2画面で運用をしているので、これがiPad mini 6でもできたらちょっと嬉しいな、なんて思っていましたがこの環境構築はできなさそうです。

データの転送速度が速くなった

個人的にはここがかなり嬉しいアップデートポイント。

A15チップからA17 Proチップになったことにより、データ転送速度が5Gbpsから10Gbpsに変更へ。

僕の使用用途ではminiをカメラで撮った写真の再生端末として持ち出すことが多く、必然的にSDカードからデータを読み込むことも多くありました。

しかし、minidで写真を100枚くらい読み込ませようとするとファイルアプリが落ちてしまったり、読み込みに時間がかかってしまったりすることも。

そんなデータ転送に関係する悩みが、基本性能の向上と、データの転送速度が速くなることで解決されるとしたら非常に嬉しいポイントです。

実際に2.11GBの動画データを読み込ませてみたのですが、iPad mini 6がファイルアプリから写真アプリに読み込むまで、58.27秒かかりました。

新型iPad miniで同様に試したところ、57.24秒という結果に。

時間にしてわずか1秒ですが、一応速くはなっています。

もう少し重い作業をさせてみると違う結果になるかもしれません。

ペンシルに関しては微妙なアップデート

ペンシルについては正直使いにくくなったと感じています。

これまでのApple Pencil 第2世代には対応せず、新型のApple Pencil Proに対応することに。

Proに対応すること自体は嬉しいのですが、新型対応によってマグネットの配置がズレてしまい、これまで使用していたペンシルを使えなくなるのが非常に厳しい。

第2世代はもちろんですが、第2世代を参考に作られていた社外製のモデルについても軒並み使えなくなってしまうので、互換性というところでは優しくない仕様と言えるでしょう。

Apple intelligenceの恩恵は今のところわからない

Apple intelligenceについては日本語対応が2025年からとのことで、実際に使い始められるのはもう少し先。

どれだけ便利になるのかはわかりませんが、使用開始に合わせてこの新型iPad miniでも使用が可能になります。

便利すぎてないと困る!というレベルのものであれば、乗り換えがよりよい選択肢になると思いますが、現状はわかっていません。

新型iPad miniを買うべき人

少しでも性能アップに期待したくてOSのアップデート不安を感じたくない人
iPad mini 6の値段に悩んで購入していなかった人

もしiPad mini 6を持っていて特に不便がなければ今回急いで買い換える必要はないと感じています。

チップが変わったとはいえ、Mチップになっているわけでもなくステージマネージャーが使えるようになっているというわけでもなく、劇的に何かが変わっているわけではありません。

とはいえ、性能のベースアップや細々とアップデートは施されており、特にカメラと合わせて使おうと考えている人や簡単な動画編集をしようとしている人にとっては、データ転送速度や処理性能といった性能の向上がダイレクトに関わってくると思います。

また、これまで価格で購入を躊躇っていたiPad mini 6を持っていない人に関しては、容量が増え値段が下がった今回のモデルはかなりおすすめです。

容量が64GBだとやや不安であるものの、128GBあればおおよそ不安なことはないため、この容量はベストだと考えています。

絶大におすすめできるアップデートはないものの、マイナーアップデートとしてはかなり堅実に性能を向上させたのではないでしょうか。

次回作がいつになるかがわからない

買うべきに人にOSのアップデートを含んだ理由についてです。

iPad miniは発売周期というものが特に決まっておらず、それこそ一度新作がでると4年ほど発売されないことも多くあります。

実際に今回の発売に関しても、iPad mini 6が発売されたのは2021年なので、実に3年ぶりの発売。

もし、3・4年の発売周期でこれからも販売していくのであれば、次回作も当然それくらい後の発売になることでしょう。

そこで頭をよぎるのが、iPad mini 6が今は問題がまったくないけど、あと数年OSのアップデートや故障に耐えられるのかというところ。

毎年発売されるモデルであれば都合の良いときに買い換えるという選択ができるのですが、なかなかそうもいかないのがiPad miniで、だからこそ購入時期を迷ってしまいます。

もし、使用し続けることに不安があるのであれば、定期的なリフレッシュというところで新型を購入し、旧モデルを使い続ける不安を払拭するのも1つの方法ではないでしょうか。

まとめ

進化こそ少ないものの、しっかりと新作が発売されたというところに嬉しさを感じています。

また使い込んでわかったことがあれば記事や動画にしていくので、続報をお待ちください。

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