【VR-ROCK】Rokid Max用のインサートレンズレビュー|視度調整機能搭載だけど度付きレンズも併用できる

ARグラスを友達に紹介したり、YouTubeでおすすめしたりしていると「メガネなんですけど大丈夫ですか?」という質問をされることがあります。

結論、メガネは外した裸眼の状態ではないとARグラスはフィットして使えません。

じゃあメガネユーザーは全員諦めなくてはならないのか…というとそれもちょっと違う話で。

裸眼ではARグラスの映像が見えないと悩んでいる人におすすめなのがインサートレンズです。

インサートレンズとはARグラスの中に装着する度付きレンズのことで、これがあればメガネを外してもARグラスの映像が小さな文字まで鮮明に見えます。

そこで今回はXREAL Air 2 Pro用のインサートレンズでもお世話になったVR-ROCKというインサートレンズを制作するメーカーに再度お世話になり、Rokid Max用のインサートレンズも作ってもらったので使用感などをレビューしていきます。

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本記事はVR-ROCK様から製品をご提供いただき作成しています。

インサートレンズはなぜ必要?

一般的なARグラスの話からすると、ARグラスのなかには視度を調整する機能がないモデルもあります。

その場合、普段メガネをしている人はメガネを外した状態でARグラスをかけなくてはいけないのに、視力の補正は何もないので映像が見えにくい状態に。

一方で、Rokid Maxのように視度調整機能が搭載されていればメガネを外してもある程度の視力補正が可能です。

ある程度とぼかしましたが、僕の実体験を話すと、視力が0.01に加えて乱視もあるのですが小さな文字まではっきりみえるほど補正をしてくれました。

これだけ聞くと、視度調整機能があればインサートレンズはいらないのでは?と感じますよね。

これは僕がたまたま対応できただけであり、乱視が強かったり、不同視(ガチャ目)の傾向があったりする場合、視度調整機能でも対応できないかもしれません

しかし、インサートレンズであれば処方箋や実際に視力を計測した結果をもとに個別に最適なレンズを作成可能です。結果、視度整理機能では対応できなかった見え方についても合わせられます。

自分に最適な度数で映像を見たい、となると使用すべきはインサートレンズになります。

JUN GINZAの店員さんに聞いてみた

偉そうに視度調整機能とレンズについて話をしましたが、実は上の話はXREALやVITUREのインサートレンズ公式取扱店である「JUN GINZA」の店員さんに話を聞いたときのものです。

話のなかには他にも、目には人それぞれ個性があり、視度調整機能があるからといって一概に視力がきちんと補正されるわけではない。そのため確実な映像視聴を考えるならインサートレンズを作成するのがおすすめ、とのことでした。

VR-ROCKとは

最高のVRアクセサリ製品を、世界中のお客様に最も手頃な価格で提供するよう努めています。(翻訳)

https://www.youtube.com/@vrrock3095

RokidのARグラスのインサートレンズの正規取扱店として指定されているのは Lensology というメーカーですが、正規以外でもインサートレンズを製作している会社というのは複数あるようです。

VR-ROCKもその1つで、RokidのARグラスに限らず、META QuesシリーズやVision Proなど、様々なAR/VRデバイスのインサートレンズを製作・販売しています。

インサートレンズの取り付け方

取り付け方は以下の通り。

  • Rokid Maxのノーズパッド部分を取り外す
  • インサートレンズとノーズパッドを取り付ける
  • ノーズパッドをはめ直す

ノーズパッドの取り外しは意外と簡単にいきました。

ノーズパッド部分を持って下に引っ張れば簡単に抜けます。

インサートレンズをはめこんで戻すときですが、Rokid Maxはノーズパッドの先端がメガネ側にそこまで差し込まれてない状態がデフォルトなようなので、ハマってないと勘違いして無理に押し込まないように。(僕は勘違いしてめちゃくちゃ押し込みました)

VR-ROCK Rokid Max用のインサートレンズレビュー

VR-ROCK Rokid Max用のインサートレンズを使用して感じたことをまとめていきます。

視度調整機能と合わせてより精密に調整できる

僕の視力は裸眼0.01程度に加えて乱視もありますが、標準装備の視度調整機能でも十分きれいに見えるほど補正の効果は感じていました

しかし、自分の視力に合わせて作られているレンズというのは相性が良いもので、視度調整機能を使うだけのときよりもピントがはっきりと合っていて見やすかったです。

わずかに感じていたにじみのようなピントの合わなさも、インサートレンズをかければ完全に解決できました。

また、インサートレンズで補正をしたあとにもともとの視度調整機能で微調整ができるので、より鮮明な映像が見えたと感じています。

視野が狭くなった感覚はあまりない

インサートレンズを取り付けたことによる視野の狭まりはあまり感じませんでした。

XREALのARグラスにインサートレンズを取り付けたときは、内蔵のレンズの縁とインサートレンズが重なりちょっと見えにくさもあったのですが、Rokid Maxはレンズの構造がインサートレンズと相性がよく見やすいです。

レンズを見てみるとXREALのように別途レンズが挟まっているわけではなく、全体が半透明のレンズになっています。

このため、インサートレンズをつけても遮るものがなく、自然な視界で見ることができました。

まつ毛も当たりにくい

XREALのARグラスでインサートレンズを取り付けたときはまつ毛がけっこう当たってしまって気になったのですが、Rokid Maxではあまり気になりませんでした。

おそらく長めのノーズパッドのおかげです。

改めてしっかり見てみるとけっこう長いノーズパッドなのですが、これのおかげでインサートレンズを取り付けても、レンズと目までの間に一定の間隔を作ってくれます。

おかげで、インサートレンズを中間に挟んだとしても窮屈にならず、まつ毛も当たりにくいくらいの距離を確保できていました。

正規店購入と比較

VR-ROCKと正規取扱店との違いについてまとめてみました。

購入方法:ネット購入のみ

Rokidのインサートレンズ正規取扱店はLensologyというメーカーなのですが、こちらも海外メーカーでした。

そのため購入方法についてネット購入のみ。

この点についてはVR-ROCKも海外メーカーのため店舗で購入はできません。(そもそも店舗なさそう)

LensologyのHPにいって購入しようとするとこのような入力ホームで記入をするようです。

入力についてはVR-ROCKも似たようなものなので、どっちもどっちというところかもしれません。

国内対応で安心したいならJUN GINZA

正規取扱店ではないものの、JUN GINZAでRokid Maxインサートレンズを作成できるようです。

RokidのHPにリンクがあったので見てみたらJUN GINZAに専用のページがありました。

正直海外のメーカーに注文したり、クレジットカードを登録したり、ちょっと不安ですよね。

JUN GINZAはオンラインでの発注も対応しているようですが、対面での販売もしている店舗です。

割高にはなってしまうと思いますが、安心感を優先するなら国内の店舗であるJUN GINZAが良いかもしれません。

価格:VR-ROCKの方が安い

  • Lensology:95ポンド=約18050円
  • VR-ROCK:49ドル=約7050円

どちらも2024年8月時点での換算です。

比較するとVR-ROCKの方が半額以下で安い価格に。

さらにVR_ROCKはクーポンコードを発行してもらっているので、これを適用すると10%オフで購入できます。

価格を見るのであればVR-ROCKがお得感あります。

JUN GINZAと比較すると

気になる国産メーカーJUN GINZAとの比較ですが、こちらについても価格だけならVR-ROCKが安いです。

HPの引用ですが、画像を見ると最低でも7480円であり、さらに乱視が強い場合や薄型レンズにする場合には別途料金が発生します。

クーポンコード込みの値段まで考えるとVR-ROCKの方が1000円は安く購入できそうです。

注文方法

海外メーカーということで注文方法に不安を覚える人も多いかと思うので、購入方法について共有しておきます。

購入はVR-ROCKのHPから注文可能で、トップのところからRokid Maxを選択。

そのあとは自分の度数を入力して注文という流れになります。

送料はなんとVR-ROCK負担!ありがたいですね。

決済方法についてはVISA、MasterCard、AmericanExpress、PayPalに対応しています。

海外サイトでクレカ入力が不安な方はバーチャルカードを各クレジットカード会社とかで発行すると安全に取引ができる、と海外の格安サイトが好きでちょっと買い物にも失敗しことがある僕の妻が言っていました。

クーポンコードあります

VR-ROCKの購入画面にて「999」と入力をすると10%オフになるようなので、ぜひ使用してください!

視力に不安がある人は持っておいて損はない

XREALに続きRokidのインサートレンズを使って見ましたが、やはり自分の視力に合うレンズは持っておくにこしたことはないですね。

ARグラスは特に通常では考えられない距離から映像を視聴するので、目の疲れや映像のにじみなどもテレビやモニターを見ているときより感じやすいと思います。

しかし、インサートレンズがあれば自分に最適な視力で映像を楽しむことが可能に。

もちろんRokid Maxには視度調整機能が搭載しているので不要な人も多いとは思いますが、Rokid Maxのデザインは好きだけど視力の問題で選べない、と感じていた人には心強い味方になると思います。

まとめ

2台目のインサートレンズでしたが、前回同様クオリティ高くしっかりと視力を補正してくれました。

注文までは手間があるかもしれないですが、あったらやはり便利なので、もし視力に不安がある人であればおすすめです。

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