唐突ですが僕は大人になった今でも仮面ライダーがかなり好きで、なかでも仮面ライダー555は特に好きなライダーで思い入れが深いです。
そんな仮面ライダー555ですが、実は今年2024年は2月に20周年記念映画である「パラダイス・リゲインド」が公開されていました。
これに伴い様々なイベントあり、グッズが発売されていたわけですが、そのなかに仮面ライダーもガジェットも好きな僕が買うしかないような商品が発売されていました。
それがイヤホンの販売を手がけるメーカー「AVIOT」とのコラボイヤホンである「TE-D01v-555」!
4月には到着して使っていたのですが、バタバタしてレビューしていなかったので時期は遅れましたがレビューします。
特徴
- ファイズギア&カイザギアの音声を多数搭載
- ISSA・半田健人によるサウンドチューニング
- ライダーズギアの魅力を表現した意匠
TE-D01v-555 外観・付属品
TE-D01v-555の同梱物やデザインについてチェックしていきます。
同梱物
- イヤホン本体
- 充電ケース
- USB-Cケーブル
- イヤーピース
- 説明書
デザイン
普段パッケージなんて気にしないんですけど、555イヤホンはパッケージから最高なので見ていただきたい。
外箱のファイズとカイザのビジュアルがかっこよく、イヤホンを取り出す前からすでに買って良かったと思わせてくれます。
そして外箱を外して中を見てみると、正面にはSMART BRAINのロゴが登場。
さらにパッケージを開くとSMART BRAINでお馴染みの蝶のデザインが鮮やかに現れました。
イヤホン登場前から本当に楽しませてくれる設計で感激です。
ようやく登場のイヤホンですが、まずはケースから。
ケース正面にはSMART BRAINのロゴが入っています。かっこいい。
上部にはAVIOTの表記があります。
背面にはUSB-Cの充電口。残念ながらワイヤレス充電には非対応なので、有線で充電しましょう。
筐体サイズとしては厚みはありますが、高さはAir Pods Proよりも小さめ。かなりコンパクトです。
ただ、ポケットに入れるなら薄型の方がありがたいかもしれないですね。
ケースは前面から開くようなタイプ。開き具合は十分。
イヤホンをつまみやすいだけの角度があるので、スムーズに取り出せます。
イヤホン本体にはタッチセンサー部分にSMART BRAINのロゴが記載。大きく刻印されています。
外側と内側で素材が分かれており、外側の指でつまむ方はマットな感触で少し掴みやすくなっており、内側はサラサラとした感触で、耳への感触がよい素材になっていました。
TE-D01v-555 イヤホンレビュー
ここからはTE-D01v-555の各項目についてレビューしていきます。
カスタムボイス|種類も多くて満足
この機種の特徴はなんといっても懐かしのサウンドボイスが多数収録されていること。
ファイズフォンを押し、Standing byからのCompleteの変身音やExceed Chargeの必殺技待機音声など、これまで何度も聞いた音声が高音質で蘇ります。
音声の種類としてはファイズ、ファイズアクセルフォーム、ファイズブラスターフォーム、カイザの4種類あり、アプリで切り替えしながら楽しめる仕様。
電源のオンオフ、接続、ペアリングなど、イヤホンの挙動1つ1つに音声が割り当てられており、何かアクションを起こせばどこからでもボイスが聞けます。
また、右側のタッチセンサーを1.5秒押すとランダムボイスの再生も可能です。
「555が好きだから」の気持ちが強くて買った部分が大きく、正直ボイスについてはあまり期待もしていなかったのですが、思ったより楽しめたというのが素直な感想。
これまでテレビや映画など、さまざまな音に囲まれた状態で聞こえてくるサウンドではなく、変身音だけ取り出して高音質で聞けるというのが、体験として案外良かったです。
懐かしのサウンドが聞こえてきてかなり感動しました。
音質|クリアな音質で音圧を感じられる
カスタムボイスメイン…というところに反論はありませんが、音質を捨てているわけでもないところもこのイヤホンの魅力。
そもそもこのTE-D01v-555は名前の通り、TE-D01vを元としたカスタムモデル。
TE-D01v自体の性能が良いため、もちろんTE-D01v-555の性能が悪いということはありません。
話を元に戻して音質についてですが、クリアでバランスのよい低〜中音域が温かめのイヤホン。
低音が出過ぎてモワっと聞こえることも高音がうるさくてキンキンなるような音もない。
迫力がなくなってしまうほど低音が落ち着いているというわけではなく、曲の迫力は感じさせてくれるレベルの低音が鳴っているので、音圧も十分に感じ取れました。
1万円以下のイヤホンと比べると明らかに全体の音のクリアさに違いがあります。
また、このイヤホンの音についてはISSAと半田健人によるサウンドチューニングがされているとのことで、カスタム元のTE-D01vとは一味違った音質になっているようです。
装着感|耳馴染みよく長時間でも装着しやすい
イヤホンはマメ型の耳にすっぽりとハマる形状。
耳の中に収めて聞きたい人にはぴったり。
イヤホンの素材が内と外で別れており、耳に当たる内側はツルツルとした肌触りのよい素材で、外側は若干滑りにくいマット寄りな素材でつまみやすくなっています。
着脱検知には対応していなさそう。
ノイズキャンセリング|強めの補正がかかる
ノイズキャンセリングの効きについては自室のエアコンの音がかなり小さめになりました。
Air Pods Proだとほぼ聞こえなくなるくらい補正されるので、この辺りの効きが強いとされるイヤホンと比べると効きは甘め。
とはいえ1万円以下のイヤホンと比べるとノイズキャンセリングは強めであり、十分に効果を感じられます。
外音取り込み
人の声やエアコンの音が認識可能なレベルで聞こえてきます。
ですが、どことなく耳に詰め物をしながら聞いている感じから離れることはできず、全体的に耳をふさぎながら聞いたようなモヤっと感がありました。
静かな部屋の中で家族と会話するくらいであれば使用できますが、コンビニの会計などのやり取りになるともう少しクリアに聞きたくなって外してしまいそうです。
バッテリー
- イヤホン単体最大:18時間
- ケース込み最大:60時間
イヤホン単体での駆動時間が長く、1日中聞いていてもバッテリー切れに悩まされることはないでしょう。
長時間の移動での使用などでも軽々耐えます。
ケースもあわせて使用すればさらに長い時間聞けるので、バッテリーに関してはあまり心配することなく使用し続けられるのが魅力です。
操作性
タッチ操作の感度は良好。
タップや長押しなど、数十回繰り返しましたが誤作動なしです。
特に右耳は1.5秒の長押しによってカスタムボイスを聞けるので、この感度については重要。
マルチポイント
2台のマルチポイントの接続に対応。
接続方法もシンプルで、アプリに登録するタイプではなく、1台目の接続機器のBluetoothを切った状態で2台目と接続すればOK。手軽にセッティングできました。
接続切り替えについては音楽再生中でも切り替えると、切り替え先に繋がるのが高評価。
価格安めのイヤホンだと流れている音楽や音声を止めている状態のみマルチポイント対応というイヤホンが多いので、TE-D01v-555のように流れている最中でも切り替えできるのは使い勝手がようくて好印象でした。
そのほか気になったところ
カスタムモデルというところがあるのでしょうがないのですが、元モデルのTE-D01vが11990円に対して、TE-D01v-555は定価19800円。
ファンアイテムなのでとやかく言う気はないのですが、カスタムボイスの有無でけっこう価格が変わります。
価格が変わったとしても買うのがファンですが、ちょっと値段見てしまうと現実を覗いているような感覚になってしまいました。
TE-D01v-555はこんな人におすすめ
仮面ライダー555が好きで、カスタムボイスを楽しみたい人
なんといってもカスタムボイスがすごいです。懐かしのあのボイスを高音質で聞けるなんてファン冥利につきます。
一方で、単純にイヤホンが欲しいだけの人にはまったく向きません。
イヤホンの性能重視なら元モデルを購入しましょう。
あくまでもデザインだったり、ケースだったり、ボイスだったり…変身ベルトを購入するような気持ちで555を大人になっても楽しみたい人向けの商品だと思います。
まとめ
555公開から20年が経ってしまったことに驚きを隠せませんが、小さい頃見ていた仮面ライダーの新商品が大人になった今も発売されているというのはなんだか嬉しいものですね。
日常使いも十分にできるクオリティなので、日常に555を溶け込ませながら使っていきたいと思います。
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