【外出に最適】iPad×ARグラスを新幹線で使ってみた|持ち物はコンパクトだけど無限の可能性|XREAL・Rokid

普段からiPad×ARグラスを電車で使い込んでる変人なのですが、ついにこれまで相性が良いだろう!と言い続けてきたシュチュエーションでARグラスを試す機会が訪れました!

その待望のシュチュエーションとは「新幹線で使うこと!」

普段滅多に乗ることがないのですが、新幹線に乗る用事ができたので、実際に使用してみどうだったのかレビューしていきます。

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Rokid
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新幹線でこそ最大のポテンシャルを発揮する?

XREAL Air

ARグラスはかけるだけで目の前にディスプレイが見える、次世代型のガジェット。そのため、省スペースでも大迫力の映像が見えるのがメリットだと考えています。

ではそんなARグラスはいつ最大限のポテンシャルを発揮するのか。

そこで考えていたのが、移動で時間はあるもののスペースが狭い新幹線というわけです。

実際にXREALでは製品のプロモーションムービーで新幹線での使用場面を使っていますし、公式的に推奨な使い方であると言えます。

僕は新幹線ではないですがいつも電車で使用していて、狭いスペースでの有用性はARグラスを発信している人の中で誰よりも理解しているつもりです。電車でこれだけ相性がよい!と感じていたARグラスが新幹線で相性が悪いわけないでしょう、という実体験のない根拠だけは持っていました。

使用機材

今回新幹線で使用したガジェットについて紹介しておきます。

iPad mini 6

ここに関してはUSB-Cで繋がるならどの機器でもOKです。

今回僕はスペースの都合でMacBookやiPad Proにしませんでしたが、iPhone15であればminiよりもコンパクトでよいかもしれません。

また、AndroidのスマホであればGalaxyがデックモードという、スマホだけどPCのように使えるモードというのも兼ね備えているので、よりコンパクトを求める人はまだまだ上を目指せます。

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Apple(アップル)

XREAL Air 2 Pro

愛用のARグラス

輝度調光機能というのが搭載されていて、遮光カバーを使わなくても真っ暗な状態を作り出せるのが魅力。

このARグラスに関してのレビューはたくさん出しているので記事動画参照。

Rokid Max

ARグラスを販売製造しているメーカー、Rokidから発売されているRokid Max。

こちらも人気機種で有名。

XREALとの大きな違いとしては視度調整機能が搭載されていて、メガネユーザーでもメガネを外しても度数を調整して鮮明な映像が見えること。

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Rokid

MOKIBO Fusion Keyboard

キーボードの上をなぞるとトラックパッドになるという、キーボードとトラックパッドが別れることなく1つになっている実用性があるおもしろガジェット。

ARグラスには間違いなく1番相性の良いキーボードだと思っています。

というのも、PCにARグラスを接続する場合は問題ないのですが、スマホやiPadでARグラスを使って映像を見ようとするとポインターが現れないのでどこを操作すればよいのかわかりません。

そのため、スマホ・iPadと接続するときはマウスが必要になるのですが、毎回マウスを持っていくのはめんどくさい。

そこで活躍するのがキーボードとマウスが一体になっているFusion Keyboardというわけです。

僕もARグラスを使い出したときからずっとお世話になっているキーボードで、愛用する理由とかメリットについては記事や動画で詳しく解説しているので、こちらをご覧ください。

ケーブル

ARグラスは現在無線ではなく有線で接続する必要があります。

そしてそのケーブルについてですが、普通のケーブルではなく映像出力対応のケーブルが必要です。

もちろん付属の純正ケーブルを使用すれば問題ないのですが、僕は純正ケーブルの断線が怖いので別の気に入ったケーブル使っています。

現在レギュラーになっているのは柔らかいシリコンケーブルとL字になっているケーブルの2種類です。

実際に使用してみたメリット

念願の新幹線利用ができたので、実際に使用してみたメリットに関してまとめていきます。

狭いスペースでも問題なく使える

新幹線の狭いテーブルスペースだけでも問題なく作業ができました。

テーブルにキーボードを置いてもいいですし、折りたたみでないタイプであれば膝の上に乗せてもよいかもしれません。

僕はキーボードを膝の上に置いてしまうと、座席の腕置きが肘にあたってスムーズにタイピングができなかったので、iPad mini 6を膝の上、キーボードをテーブルに置いて使いました。

今回僕が使用しているキーボードがMOKIBOのFusion Keyboardという、キーの上をなぞるとトラックパッドになるという変わり種のキーボードなので、マウス分のスペースを使っていないというのも省スペース活用に一役かっています。

テンキーなしの折りたたみキーボードくらいの大きさであれば、マウスに置けそうなので、無理にFusion Keyboardを購入する必要もないでしょう。

ただ、ARグラスをかけてしまうとポインターが見えなくなってしまうので、何かしらのマウス的なデバイスは必須です。

視線を落とさずに作業ができる

これは頭までしっかりと預けられる座席が確保されている新幹線ならではのよさだと感じました。

普通新幹線でPCなどを開いて作業をする、スマホの画面を見るとなると、自然とテーブルや手元を見るために視線が下がります。

しかし、ARグラスであれば目の前に映像が表示されるので、視線を落とすことなく作業ができました。

また、頭を座席に預けたままでも目の前に映像が表示されるので、リクライニングを深めに倒しても首や頭を下げることなく動画を見れるのは便利なポイント。

作業もエンタメも簡単かつリラックスしながら見えました。

映像に没入できる

1人1席しっかり用意されている新幹線だからこそ、スペースや座り心地を気にすることなく使用できたので、目の前の映像に集中できました。

また、ARグラスであれば周りの人に映像を覗かれるという心配もないので、安心して映像に集中できるのもよいところ。

また、普段電車で使用しているときは頭が揺れに連動して映像が大きく揺れてしまうのも気になっていたのですが、新幹線なら後頭部を座席に預けられるので、いつもより揺れが少なく見れたのも嬉しいポイントでした。

気がついたデメリット

使用にメリットだけというのは難しい話で、ちゃんとデメリットもあったので共有しておきます。

新幹線でもさすがに目立つ

ある程度自分のスペースが確保されているとはいえ、さすがに目立ちます。こっそりとは使えません。

当たり前のように隣の人からは凝視されますし、斜め後ろの席からはザワザワと何かこちらを見て話題にしているであろう声が聞こえてきました。

普段電車で使用しているときと比べればもちろん目立ちやすさは抑えられていますが(座席上、見える人が限られているので)、それでも自分のことが見えている人にはばっちり変な人扱いされることでしょう。

いくらサングラスに近いデザインになってきたとはいえ、まだ「近い」であって「見分けがつかない」ほどではありません。

つけていたらそれなりに目立ちます。なにより、画面を見ずに空中に視線を向け、なぜかキーボードを叩いている。

これは十分変な人です。

夢中になりすぎて乗り過ごしが怖い

時間もスペースもある新幹線。そして没入感の高い映像が目の前に表示される。

そうなると作業に没頭してしまったり、映画や動画に没入してしまったり、時間を忘れて目の前の映像に没入してしまうこと間違いなし。

ここで問題になるのが乗り過ごし問題です。

乗り過ごしなんてある?と声が聞こえてきそうですが、余裕かましてると全然考えられます

ARグラスですが、目の前にディスプレイが表示される関係上、前方の視界は著しく悪いです。もっと言ってしまえば目の前の視界はディスプレイのみで通常の視界は0

XREAL Air 2 Proであれば電子調光機能によって視界を暗くし、Rokid Maxについては社交カバーをしてしまうなど、映像の鮮やかさとトレードで視界を犠牲にしています。

そのせいもあり、目の前の視界はなく、ノイキャンの強いイヤホンでもしている場合には視界も音も遮断されている状態で、現在自分がどこにいるのかを意識的に考えないと情報が入ってこない状態になっています。

そのため、あまりにも夢中になりすぎると、無意識下で入る情報が少ないことによって乗り過ごしも容易に考えられる状態のため、気をつけなくてはなりません。

新幹線では乗り過ごしませんでしたが、僕は普段使用の電車の中で視聴中のサマータイムレンダに夢中になっていたら1駅乗り過ごしました。

揺れによる酔い問題

座席で後頭部を支えられるものの、揺れを0におさえられるというわけではないので、画面揺れの酔いはある程度あると思います。

僕は最近ハードに使い込んだおかげもあってだいぶ酔わなくなってきたのですが、初めて使ったときは電車でなくイスに座った状態で5分使っただけでも酔ってしまったほど。

かなり酔いやすいガジェットにはなっているので、使い慣れていない人にとって新幹線とはいえ急に長時間着用すると酔ってしまう可能性が高いので注意が必要です。

新幹線で使う際には揺れのない自宅のイスやベッドなどでARグラスの見え方に十分慣れた状態になってから使い、気持ち悪くなる兆候があった場合にはすぐに使用をやめる、という準備とルールが必要でしょう。

アプリ対応のPC/スマホならさらに可能性が広がる

今回は自分の持っている機材の中で1番コンパクトなiPad mini 6を選びましたが、実は他の機器であればさらに拡張性が高い環境で作業ができた可能性があります。

例えばXREALであれば「Nebula」というアプリがあり、このアプリがインストールされたMacかAndroidスマホがある場合、最大5面の拡張ディスプレイを表示して作業が可能です。

また、Rokidに関してもAndroidで専用のアプリがリリースされており、それを使用することで拡張ディスプレイを表示して作業ができます。

僕がAndroidスマホを持っていないので現状iPad mini 6以上にコンパクトな作業環境にはできないのですが、Androidスマホを持っている人は最小構成かつ最大の機能を発揮して作業ができる可能性があります。

ARグラスを接続するならiPadとMacBookどっちがおすすめ?

AR
  • 外出先で荷物を軽くしたいならiPad
  • 多少重くてもいいから快適に操作したいならMacBook

iPadは軽い装備で大画面も映し出して作業ができるのが魅了なのですが、ポインターがないため必ずマウスが必要になる点がネック。

僕は現在MOKIBO Fusion Keyboardを使用していますが、これもMacBookのトラックパッドと比べてしまうとかなり精度が劣ります。

そのため、あくまでも簡単なポインター操作に留まるのがいいところで、仕事の資料作成など精密な操作が求められる作業には向きません

また、マウスを別途用意すればいい話ではありますが、そこまで準備するならMacBookでもいいのかな、というのが個人的な感想。

外出先での使用において、荷物を少しでも軽くしたいと感じているのであれば操作性を犠牲にしてiPadの方が合ってますし、多少重くてもいいならMacBookの方が数段快適なポインター操作ができます。

XREALとRokidどっちが良かった?

  • 機能性&コンパクトさ重視ならXREAL
  • 鮮明な視界&オプション込みエンタメ重視ならRokid

これはこの2機種の比較記事・動画を作るのでここでは簡単に。

外出先で使用していて感じたのは、XREALの方がアプリの拡張性が高く、MacBookと繋げるのであれば使い勝手がRokidより優れています。

あと映像の色味も個人的にはXREALの方が好み。デメリットとしてはXREALは視度調整機能がない分、もしメガネの人の場合はインサートレンズを作成しなければならないので一手間あるかもしれません。

一方で、Rokid Maxは視度調整機能が付いているため、自分に最適な視度で映像が見え、さらに視野角が50度と広いので大迫力の映像が楽しめました。

さらにオプション製品Rokid Staitionと組み合わせて使用すると手元で動画配信サービスを操作できるので、エンタメの楽しみ方の幅が広がります。

どちらともよいところがあるので、ざっくり何が違うのか・個人的な感想は上記、詳しい差が知りたい人は今後作成予定のXREALとRokidの比較記事・動画をお待ちください。

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Rokid

まとめ

元々新幹線で使うのは相性が良いと感じていましたが、やはり良かったという感想です。

これからも新幹線移動のときは手放せないガジェットになること間違いなし。

夜行バスとか飛行機で使うことがあればまた別途レビューします。

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