話題のARグラスですが、活用法を思案する毎日。
僕も最近XREAL Air 2 Proを購入してけっこう使っているのですが、機能性も高くエンタメ用にしておくには惜しいくらいの性能があります。
性能が高いので、仕事や作業なんかにもガンガン使っていけるポテンシャルを感じざるを得ません。
特に外出先で仕事をする人にはうってつけのガジェットなのではないかと思っています。
そこで今回は実際に使ってみてわかってきたことを踏まえて仕事で使うメリットや注意点についてまとめていきます。
画面を見られない
電車やカフェでは会社用のPCを使って仕事をしている人を多く見かけます。
移動や隙間の時間にえらいなと思う反面、セキュリティ的に大丈夫?と心配になる場面も。
そんなディスプレイの覗き見を防止できるのがXREAL Air 2 Proの最大の魅力。
画面がグラス内に映っているのでのぞかれる心配がありません。
これは本当に快適で、これまでスマホですら近くの人に見られるのが嫌でしたが、XREAL Air 2 Proであればのぞき見防止用のシールなどを貼る必要もなく、自分だけが快適にディスプレイを見ることができるようになります。
移動が作業時間に
ARグラスはいつ使うのが快適かと聞かれると外出時、特に移動の最中だと考えています。
最適だと思うのは新幹線や飛行機、夜行バスなどの中。
自分の座席はありつつもあまりスペースが広くない。しかし時間はたくさんあって何かしら作業したいみたいな場面。
こんな場面はXREAL Air 2 Proが大活躍です。
スペース的にはキーボードとマウスがあれば良いのであまり場所をとりません。
PCやiPadはコードだけ繋いでカバンの中にしまっておけばOK。
このようにスペースをとっていた機器をしまって、コンパクトなガジェットだけでこれまでと同じような作業環境を構築できるのが魅力です。
電車内は目立つし引かれる
僕は新幹線や飛行機、夜行バスに乗る機会があまりないので基本使用するとしたら電車の中。
膝の上にキーボード置いて作業するのが好きです。
ですがこれには困った課題もあって、それがとにかく目立つこと。
正直ARグラスはまだまだ認知されていないガジェットなので、どこで使っていたとしても目立ちます。
そんなガジェットを電車の中で使うとどうなるかというと、目立つを通り越して人が自分の周りからいなくなることに。
隣に座っていた人がどっか行き、目の前に立っていた人がスッと横にずれる。
いろんな経験をしました。
このデメリットに耐えられるのであれば、使用に関してはとても快適です。
拡張ディスプレイに対応している
今のところAndroidとMacのみの対応なのですが、拡張ディスプレイを使うことができます。
このアプリを使用することで最大3画面の仮想ディスプレイを使って作業することができるように。
実際僕もMacを使って試してみたのですが、目の前にディスプレイが3つ浮いていて本当に驚きました。
首を動かすと左右の画面を見ることができるような仕様で、全ての画面を一度に見渡すことはできません。
これは3DoFという技術で、映像は固定されていて自分の頭の動きに合わせて画面が表示されるという機能。
これによって、視線を動かすことも含めて本当のディスプレイが自分の目の前に3つ浮いているような感覚に。
2枚も選べるけど
拡張ディスプレイは2枚という設定もできるのですが、これはなんだか微妙でした。
3枚のときは普通の映像なのですが、2枚にすると変な3D映像みたいな見え方に変わってしまってとても見にくくて少し酔いました。
なぜ3Dみたいになってしまうのかはあまりわかってないのですが、使うとしたら1枚or3枚での運用が良さそう。
注意点
快適なXREAL Air 2 Proなのですが、仕事で使う上で気をつけて欲しい注意点もいくつかあります。
マウスとキーボードが必須。
画面をただ眺めるだけなのであればいらないのですが、操作するのであればマウスとキーボードが必要。
特にマウスはないと、操作ができないので本当に大変でした。
iPhoneやiPadの場合基本はマウスがないので、操作をしようと思うとグラスの中から思いっきり下を見て手元を見て操作するということになります。
ですがこれかなりキツくて、
- 眼球を思いっきり下に動かすのが気持ち悪い
- 目の前に映像が視点があっていないと眩しく感じる
- 映像がチラチラ視界に入って酔いそうに
みたいな感じで、映像がついたまま手元の操作をするのが僕はしんどかったです。
ということでXREAL Air 2 Proをつけながら操作するということはマウスは必須だと感じました。
また、合わせて作業するのであれば入力デバイスとしてキーボードは欲しいところ。
なので、PCやiPadなどの出力をする端末+マウス・キーボードまでがセットで持っていかなくてはならない物になるはずです。
視線を集める
上でもふれましたが目立ちます。
本当によく目立ちます。
まだまだ認知度が低いガジェットなので、家の中ならいいですが、外で使うといろんな人の視線を集めることに。
見られるのは嫌ですが使っている自分の責任だということと、これは持ち歩ける大型ディスプレイということもあって、1番使い勝手の良さを感じるのは外出先。
使いたいけど恥ずかしいを乗り越えられたら快適です。
酔いに注意
XREAL Air 2 Pro単体では揺れ防止機能というのが搭載されていないのでかなり揺れます。
そもそもARグラスというガジェットの特性上、目の前のディスプレイの動きは自分の頭の揺れに直結。
そのため自分の呼吸や瞬きなどの小さい体の揺れですら画面が大きく動いたような感覚になってしまいます。
極端な例を挙げるとiPhoneを持ちながら走って撮った上下にブレブレの映像を目の前にで見ているような感覚。
酔いやすい人の使用は注意が必要だと感じています。
おすすめのアクセサリー
ここでは実際にXREAL Air 2 Proを使ってみてあったら便利だと感じたアクセサリーについて紹介していきます。
BEAM
まずは純正オプション製品のBEAM。
これは無線で接続できるようになるという目玉の機能に目がいきがちなのですが、重要なポイントはそこではないです。
XREAL Air 2 ProをBEAMと併用することでブレ抑制機能というのを使えるようになります。
これが本当にすごくて、ものすごく酷かった画面のブレがかなり抑えられて映像の見やすさが段違いになります。
僕自身画面のブレで酔いやすいタイプだったので、XREAL Air 2 Pro単体でつけたときはちょっとしんどかったのですが、BEAMを使ってからは長時間の使用もできるようになりました。
他にも画面サイズの調整や3DoF表示を可能にするなど、さまざまな使用を可能にしてくれるのであるとなにかと便利です。
Fusion Keyboard/mokibo
持ち運ぶものを最小限にしたい人はこれ一択レベルです。
このキーボードは押せばキーボード、なぞるとトラックパッドになるという特徴的な機能を持っています。
本来マウスとキーボードを分けて持ち運ばなくてはならないところ、Fusion Keyboardであれば1つで2つ分の役割を担当。
また、カバー付きなのでカバンにも安心して入れることができますし、折りたたみのキーボードでもないので膝の上でも安定して打鍵することができます。
これ以上ないくらいXREAL Air 2 Protと相性が良いです。
イヤホン
XREAL Air 2 Proにはスピーカー機能があるので、イヤホンがなくても音を聞くことはできるのですが、正直あまり音質は良くないです。
また、音漏れもそこそこしてしまうので、電車内だと2つ隣くらいまではちょっと聞こえてしまうかも。
それくらいの精度なので基本的にはXREAL Air 2 Proは映像だけで音に関してはイヤホンから聞いた方が良いと感じています。
おすすめのイヤホンについては下記。
マウス
何度も説明した通り、マウスがないと操作できません。
とはいえマウスはあまり持ち運ぶ習慣のないガジェットだと思います。
持ち運びだけを考えるのであれば最近Makuakeで話題になっていた薄型の折りたたみマウスなんかが良いかもしれません。
重さをと持ち運び性能を気にしないならマウスはMX Ergoがめちゃくちゃおすすめです。
まとめ
今回は仕事で使うならというところで記事を書いてみました。
画面が見られないというだけでも仕事をしている人にとっては情報保護的な観点から買いなガジェットだと感じています。
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