手書きノートアプリとして最高の機能性を誇るGoodnotesが大型のアップデートを行いました!
そして手に入れた多数の新機能。
その機能を見てみると手書きだけではなく、テキストの文字入力機能もかなり強化されていました。
流行りのAIにおける文章作成に近い機能やチェックをしてくれる機能が実装されたことで、Goodnotes6でもテキスト中心の活用法が快適に行えるのではないか?と考えたので試してみました。
今回の想定
- AIの機能を使って文法ミスや誤字脱字を見つけてもらいたい
- 短い文を長くして文字数を調整したい
- 長い文は上手に要約してほしい
普段から手書きのノートアプリとして大活躍してもらっているGoodnotes。
だからこそ思うのが、テキストベースの作業内容もGoodnotesで管理したいということ。
手書きもテキストも管理が完璧であれば、思考整理・アウトプットまで全てが1つのアプリで完結するので何かと都合が良いなと考えました。
AI入力機能が魅力的
今回のアップデートで手書きだけではなく、テキストについてかなり期待できるアップデートが入りました!
新しく実装された機能としては
- 文法とスペルを修正
- パラフレーズ
- 語調を変更
- 長くする
- 短くする
この機能を見たときピンときたわけです。
執筆環境をGoodnotes6に持って来れるのではないかと。
文法とスペルを修正
ブログ記事を書いているときにあったらいいなと本当に感じることが記事のチェック。
やはり自分で見返すとけっこう誤字脱字が見つかってしまいます。
他にも言葉遣いや文法ももの凄く自信があるわけではないので、チェックを入れてから記事を公開できるのはかなりメリットに感じました。
長くする
もう一捻り文章に内容を追加したいと思うときがあります。
簡潔なのは良いことなのですが、簡潔すぎて情報が足らなくなってしまう。
けれど良い言い回しは別の表現が出てこない、、、
みたいなときに役に立つのではないかと予想しました。
短くする
記事を紹介する内容や、調べたサイトの言い回しが長いときなど、短く要点をまとめられると素晴らしいのではないかと考えました。
実際短くするの機能を使用すると原文が意味が通じるままある程度短くなって返ってきました。
現実
普段使い慣れたアプリで執筆環境まで!と思いましたが、現実はそう甘くはありませんでした。
やはりGoodnotes6は手書きアプリであり、テキスト入力のアプリでないという問題がありました。
AIの精度がいまいち
これはGoodnotes6が悪いという話とは少し違ってくる気もしますが、文字入力に関してのAI機能はいまいちです。
新しく実装された機能としてなぞって消す、囲んで選択があるのですが、この2つの新機能はかなり精度が良く、自用的です。
ですが、AI入力機能は精度が微妙で、
- 長い文は全てを処理することができない
- 300文字は怪しい
- 原文とほぼ同じ文章が出力される
- 100語程度までしか対応が難しい
- AIの使用回数に制限がある
誤字脱字などをチェックしてほしい場合、僕の記事だとだいたい1記事2000文字くらい。
でも全てを一度に変換できないとなるとかなりの手間で使用が面倒になってしまいます。
また、言い換えや要約もほとんどが原文と同じ言葉になっているだけで、置き換えられていなかいなど、AIの精度についてはまだまだこれからな部分があります。
執筆用のUIではない
手書きアプリなのでしょうがないのですが、執筆メインで行うにしては使い勝手の悪いUIになっています。
特に感じた不満点が下記。
- ノートの追加が手間
- 全選択をしても使用中のノートの中身しか選択できない
ノートの追加が手間
WordやPagesであれば最後の行まで使ってエンターを押すとノートが追加されますが、それがない。
また、ノート1枚に収まりきらない量の文をコピペすると自分でノートを追加しない限り、超過した分の文字が見えない。
ノートを追加すると文字が現れるという使用。
微妙にストレスが続く感じで、なんとも言えない使い勝手の悪さがあります。
全選択をしても使用中のノートの中身しか選択できない
記事を書いたりメモを書いたりすると最後は移動のために全選択のコピーをすることが多いのですが、Goodnotes6では全選択のショートカットを押しても作業しているページのみのコピーになります。
となると、記事全文をWordPressに移動するとなったときなどは全てのページから少しずつコピーを進めなくてはいけないわけで、めちゃくちゃ面倒くさくなります。
これによってテキスト管理の夢は打ち砕かれました。
Notionの代わりになるんじゃないかと思っていた
全然Notionのことは知らないのですが、テキスト系のタスク管理アプリとしては優れているということで噂はかなり聞いています。
が、使用していないし、何度チュートリアル的な動画を見てもハードルが高かったので、使い慣れているGoodnotesが原稿執筆メインにしつつ、あわよくばNotionのような快適さを持って全てのタスク・思考整理・テキスト入力の管理を一括にまとめられないかなー、なんて甘い考えを持っていましたが難しそうでした。
あくまでも手書きで、テキストとテキストに関するAIについてはまだまだこれからの機能ですし、どこまで快適になっていくかは微妙なところだと感じました。
肝心の手書きの方は抜群に性能良いです。
まとめ
これだけできるといろいろなんでもできるのでは!と期待してしまったのですが、やはりノートアプリ。
できることとできないことはしっかり別れていました。