SOUNDPEATSから新作イヤホン「capsule3 pro」が発売されます!
思い返せば初めて買ったワイヤレスイヤホンがSOUNDPEATSで価格の安さと音質の良さに驚いたのを今でもよく覚えています。
SOUNDPEATSと聞くと「コスパが良いのか?」「音質や機能性は充実している?」といったあたりが気になると思いますので、価格や機能性にも触れながらレビューをしていこうと思います。
特徴
- Hi-Res認定されたカナル型完全ワイヤレスイヤホン
- LDACコーデックにも対応、20Hz-40kHzの広範囲拡張された周波数特性
- ハイブリッド アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載、ゲームモードにも対応
- 風ノイズ低減機能&ENCノイズキャンセリング
- 最長52時間も再生できる
- 定価8480円
同梱物
- イヤホン
- ケース
- USB-A to Cケーブル
- イヤーピース
- 説明書
デザイン
音質が素晴らしい
ここ最近のイヤホンの音質のすごさは計り知れない。
1万円以下のイヤホンであってもハイエンドのイヤホンとの差が確実に縮まっているように感じます。
このイヤホンの音質の特徴としては
- かなり高めの解像感
- 低音強めの迫力のあるサウンド
- 厚みを感じる音圧
安いイヤホンだと感じてしまう全体的な音のスカスカ感はもちろん感じることなく、全体的に厚い音で聞くことができます。
音質としては低音に寄っているような印象で、低音から曲の迫力を支えているような感覚。
低音がしっかりしてると音圧が感じられて心地よいサウンドでいいですね。
高音に関してはちょっと弱めに感じました。
高音が弱いと全体の音のきらびやかさが減るのですが、迫力を取るか綺麗さを取るかの違いなので好みでありイヤホンの特性な気もしています。
ノイキャンはかなり強力
音質も褒めましたが、1番注目すべきは正直ノイキャンの強さです。
これは驚くほど強い。
系統としては AirPods Proのようなノイキャンで、AirPods Proの第1世代くらいはあるのではないかというくらいの性能。
かなり強力に生活音などの雑音を排除してくれます。
SONYのWF-1000XM4は自然に雑音を消すような感じなので、AirPods Proに近い方が好きな人は好みな気がします。
外音取り込みは普通
僕が日頃そこまで外音取り込み機能を使わないので、細かいところまで把握することが難しいのですが、外音取り込みは普通だと感じました。
外音取り込みのモードにすればもちろん周囲の音を聞くことができます。
ただ、イヤホン越しの音だなとは感じるような聞こえで、AirPods ProやWF-1000XM4のような、つけているかどうかを忘れてしまうほど自然に聞こえる感じではありません。
イヤホン単体8時間再生可能
バッテリーはかなりの強み。
イヤホン単体で最大8時間、ケース込み最大52時間!
長時間イヤホンを使いたい人にはかなりありがたいイヤホンだと感じます。
充電を忘れてしまってもそうそう電池切れにはならないでしょう。
バッテリー持ちが良いのでケースが重いのかというとそうでもなく、重さでいうとAirPods Proの方が小さいのに重いくらい。
軽量なのに長時間駆動です。
装着感
カナル型のイヤホンで、かなり激しめに動いても落ちることはなさそうな安定感。
全体的にコンパクトな作りになっているので、耳への収まりはいいです。
長時間つけていても痛くなることはありませんでした。
全体的に軽量
上でも少し触れましたが、全体的にかなり軽いです。
イヤホンもそうですが、なによりケースが軽い。
今持っているイヤホンの中では1番軽いです。
サイズ感としてはそこまで小さいというわけではないのですが、重さは軽さと小ささに特化したrealmeのイヤホンくらい。
イヤホンを取り出すときの向き
音質やノイキャンなどの重要なところは気にならなかったのですが、仕様の部分で気になる点が。
それがイヤホンを取り出すときの向き。
このイヤホンを取り出したときの向きがつける向きと逆で、いちいち反転させてから耳につけなくてはいけません。
しまうときも外した手の形そのままケースにしまうのではなく、ちょっと回転させてからしまう仕様。
地味ながらかなり嫌な作業。
取り出し・収納はできる限りスムーズにできるとより良いかなと思いました。
タッチコントロールの精度は微妙
タッチコントロールに関してはハイエンドですら怪しいときが多いので、しょうがないのですがこのイヤホンも例にもれず怪しい。
全く反応しないわけでもないし、コントロールが効かないということでもないけど、反応がシビアで何回か触らないと操作が上手くいきません。
コツが必要だと思います。
マルチペアリング・マルチポイント非対応
8000円台のイヤホンはこれらの機能の搭載は非常に微妙なところなので、なくても及第点。
欲を言えばマルチペアリング・マルチポイントに対応していたら価格帯に対してのコスパが凄まじく、「よくわからない人はとりあえずこれ買っとけ」的なイヤホンとして立場を確立できたかもしれません。
無線充電にも非対応
ここはめちゃくちゃおしい。
マルチペアリングとマルチポイントに対応していないのはしょうがないとしても無線充電には対応して欲しかったところ。
イヤホンはケースの小ささから有線で充電するよりも無線で充電する方が楽だと感じています。
利便性を考えると無線充電の搭載はして欲しかった、、、
各種比較
ハイエンドのイヤホンと同価格帯のイヤホンとの差や勝っているところ、負けているところをまとめていきます。
ハイエンドのイヤホンと比較
まずこのイヤホンはAirPods Proを意識している製品だと感じました。
ケースやイヤホンの形もそうですが、音質やノイキャンに関しても、系統はAirPods Pro。
ざっくりですが、個人的なイヤホンへの見解は
- AirPods Pro:ノイキャン&低音強め
- SONY系:ノイキャン自然、解像度高い
で、意識している(のではないかと予想している)AirPods Proと比較してみると、さすがにノイキャンも音質も機能性も負けています。
ただ、かなり雰囲気は感じることができるし、ノイキャンに関しては第1世代のAirPods Proに近い性能をしているように感じました。
音質に関しても低音に迫力があること、音の厚みを感じることができるところはAirPods Proに似ていると思います。
機能性に関してはさすがにAirPods Proが圧倒していて、マルチポイントや無線充電に対応しているため、機能性で選びたい人には難しいイヤホンです。
同価格帯のイヤホンと比較
定価が8480円。
となるとライバル機種は8000円前後のイヤホンということになります。
そこで、おそらくライバル機になるであろうAnkerのsoundcore life p3と比較をしたいと思います。
基本的な性能はほぼ同じ。
Capsule3 Pro | soundcore life p3 | |
価格 | 8480円 | 7990円 |
音質 | ベース強め 迫力あり | 全体的なバランス○ |
ノイズキャンセリング | かなり強力 | 効きは良い |
外音取り込み | 普通 | 普通 |
バッテリー | 単体8時間 ケース込み52時間 | 単体7時間 ケース込み30時間 |
無線充電 | × | ○ |
マルチペアリング | × | × |
マルチポイント | × | × |
カラーバリエーション | × | 5色展開 |
音質は好み
音質についてはCapsule3 Proが全体的な音圧、特に低音に迫力があるサウンドで、soundcore life p3は全体的にクリア、解像度が高い音質をしています。
大音量で圧を感じたい人はCapsule3 Proが良いと思います。
落ち着いた曲をしっとり聞く、ロックなども全体のバランスを重視して聞きたい方はsoundcore life p3があっていると感じました。
正直ものすごい音質の差を感じることはなかったので、どちらを買っても後悔することはありません。
8000円程度のイヤホンということもあって、両イヤホンとも音質に関して基本的な不満はなく、激しい曲も落ち着いた曲も綺麗に鳴ってくれます。
強みはノイキャンとバッテリー
Capsule3 Proとsoundcore life p3を比べて、Capsule3 Proが勝っていると感じる点はノイズキャンセリングとバッテリー。
Capsule3 Proはかなり強力なノイズキャンセリングで、家の中の環境音などはがっつり消してくれます。
soundcore life p3も弱いわけではないのですが、ノイズの消し方は自然といった感じ。
ここに関しては好みもあるとは思いますが、純粋なノイキャン勝負ならCapsule3 Proが上。
バッテリーに関してはCapsule3 Proの特筆すべき点とも言え、圧倒的な長時間使用ができます。
他製品でも単体6時間くらい、ケース込みで30時間程度なので、イヤホン単体8時間、ケース込み52時間の圧倒的なバッテリー持ちを感じることができると思います。
バッテリー持ちが最大の魅力
上と下、同価格帯を見たとき、このイヤホンが差をつけて勝っている部分はバッテリーだと感じます。
音質もノイキャンも、正直勝負の分かれ目になるほどの差ではない印象。
むしろ無線充電のあるなしで買わない人も増えてしまうのではないでしょうか。
そんなマイナス要素が散らばる中で、際立つ良さはバッテリー。
この長時間使用可能な性能はなかなか優秀。
例えばゲームをワイヤレスイヤホンでやるとき、連続してゲームをしていると4~6時間ほどで充電がなくなってしまう場合があります。(最近ポケモンをやっていて充電切れを起こした)
長時間が想定される場面でも8時間連続使用ができればかなり安心感がありますし、ケース自体のバッテリー容量が大きいのもあり、ゲーム以外でも活躍の場があると予想されます。
長時間使用することが長い人にはかなり合ったイヤホンであると言えるでしょう。
8000円台の厳しさ
価格は8480円。
この価格は正直非常に微妙なところ。
上にも下にも魅力的な製品がある中の微妙な価格帯だと感じます。
まず下の価格帯を見ると、自社商品内で魅力的な商品ラインナップが充実しています。
そこまで音質にこだわらず、ノイキャンがついていたらお得、くらいの感覚でイヤホンを選ぶのであれば5000円くらいでイヤホンを探してしまうのではないでしょうか。
次に上の価格を見ると、最近Ankerがsoundcore liberty 4という15000円程度でマルチポイント対応機という万能イヤホンを出してしまいました。
そうなる8000円台のイヤホンというのは非常に難しく、音質を妥協すれば安く買える、もう少しお金を出せば快適な機能のイヤホンが買える価格帯ということになります。
あえて8000円のイヤホンを選ぶということは
- 格安よりは良い音質で聞きたい
- けれども10000円は出せない
上記のようなかなり限られた層にしか刺さらないのではないかと考えると、非常に微妙。
ただ、早期割引やクーポンなどを適用すると6000円台になることもあります。
6000円であればかなりコスパを感じます!
まとめ
久々に使ったSOUNDPEATSのイヤホンにかなり感動しました!
今後の製品にも期待したいと思います。